募集終了全国対象
非常に難しい
準備期間の目安: 約40

先進的な資源循環投資促進事業(第2回公募)

基本情報

補助金額
199.1億円
補助率: 中小企業基本法で定める中小企業1/2、大企業等1/3、(詳細は公募要領に記載。)
0円199.1億円
募集期間
2025-02-04 〜 2025-02-17
対象地域日本全国
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 公務(他に分類されるものを除く) / 分類不能の産業 / 農業、林業 / 鉱業、採石業、砂利採取業 / 運輸業、郵便業 / 卸売業、小売業 / 金融業、保険業 / 不動産業、物品賃貸業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 宿泊業、飲食サービス業 / 生活関連サービス業、娯楽業 / 教育、学習支援業 / 医療、福祉
使途新たな事業を行いたい

この補助金のまとめ

先進的な資源循環投資促進事業(第2回公募)は、経済産業省が実施する超大型補助金で、補助上限額は約199億円に達します。廃プラスチック・金属・廃油などの大規模かつ高度な分離回収設備や再資源化設備の実証・導入を支援する制度で、Hard-to-Abate産業(鉄鋼・化学・セメント等の脱炭素が困難な産業)におけるCO2排出削減やGX(グリーントランスフォーメーション)の実現を目的としています。 第2回公募の対象品目は「廃油」に限定されており、廃油の高度リサイクル技術や再資源化プロセスへの大規模設備投資が対象となります。補助率は中小企業1/2、大企業等1/3で、GXリーグへの加入またはそれに準ずるCO2排出削減の取組が応募の前提要件です。 本事業は、LIB(リチウムイオン電池)等のGX分野における国内製造サプライチェーンの構築も視野に入れた国家戦略レベルの補助金であり、一般的な中小企業向け補助金とは性格が大きく異なります。数十億~百億円規模の設備投資を計画している大企業・コンソーシアムが主な対象です。

この補助金の特徴

1

補助上限額約199億円の国家戦略級補助金

本事業の補助上限額は19,914,667,000円(約199億円)と、国内の補助金制度の中でも最大級の規模です。これは数十億~百億円規模の大規模設備投資を前提としたものであり、廃油の高度リサイクルプラントや大規模再資源化施設の建設・実証に対応できる金額設計となっています。一般的な補助金とは桁が異なるため、事業計画も相応の規模感と精緻さが求められます。

2

第2回公募は「廃油」限定の特化型公募

第2回公募の補助対象品目は「廃油」に限定されています。第1回公募では廃プラスチックや金属なども対象でしたが、今回は廃油のリサイクル・再資源化に特化した公募です。廃食用油のSAF(持続可能な航空燃料)化、廃潤滑油の再生処理、石油化学プロセスでの廃油活用など、廃油の高度処理技術を有する事業者にとって貴重な機会です。

3

GXリーグ加入が応募の前提要件

応募にあたっては、GXリーグへの加入、またはそれに準ずるCO2排出削減への取組実績が必須要件です。GXリーグとは、2050年カーボンニュートラル実現に向けて経済産業省が創設した産業界の枠組みで、参加企業はCO2排出量の自主的な削減目標を設定・公表することが求められます。この要件により、応募可能な事業者は相当程度絞り込まれます。

4

Hard-to-Abate産業のGX実現を直接支援

鉄鋼・化学・セメント・製紙など、製造プロセス上CO2排出の削減が困難とされるHard-to-Abate産業を主な対象としています。これらの産業では、原料や燃料の転換に大規模な設備投資が必要であり、本補助金はその転換コストを国が直接支援するものです。従来の省エネ補助金とは異なり、産業構造そのものの転換を後押しする設計です。

5

国内サプライチェーン構築の戦略的位置づけ

本事業はLIB(リチウムイオン電池)等のGX関連製品における国内製造サプライチェーンの構築も射程に含めています。資源循環を通じて国内で希少資源を回収・再利用する体制を整えることで、経済安全保障上の資源調達リスクの低減にも寄与します。単なる環境対策ではなく、産業政策・経済安全保障政策としての側面を持つ点が特徴的です。

ポイント

補助上限額約199億円の超大型補助金。第2回公募は「廃油」限定。GXリーグ加入が応募の前提要件で、Hard-to-Abate産業の大規模資源循環設備投資を国家戦略として支援。

対象者・申請資格

必須要件1:GXリーグへの加入

最も重要な前提要件です。GXリーグとは、経済産業省が創設した2050年カーボンニュートラルに向けた産業界の枠組みで、参加企業はCO2排出削減目標の設定・公表と排出量取引への参加が求められます。GXリーグ未加入の場合は、応募前にまず加入手続きを完了させる必要があります。なお、GXリーグに「準ずる取組」でも可とされていますが、審査上の有利性を考えると加入が望ましいです。

必須要件2:廃油に関する事業計画

第2回公募は対象品目が「廃油」に限定されています。廃食用油、廃潤滑油、廃溶剤、石油精製残渣など、廃油の分離回収・再資源化に関する大規模設備投資の計画を有していることが必要です。廃プラスチックや金属等、廃油以外を対象とする事業計画では応募できません。

必須要件3:事業遂行能力

数十億円~百億円規模のプロジェクトを遂行できる技術力・資金力・組織体制が求められます。具体的には、関連技術の研究開発実績、大規模プラント建設の経験、十分な自己資金(補助率は最大1/2であり、残りは自己負担)、プロジェクトマネジメント体制などが審査されます。

必須要件4:CO2排出削減効果の定量的証明

事業実施によるCO2排出削減量を科学的根拠に基づいて定量的に算出し、その効果を説明できることが必要です。LCA(ライフサイクルアセスメント)に基づく評価が求められる場合もあります。

ポイント

GXリーグ加入が最重要の前提要件。第2回は「廃油」限定で、数十億円規模の設備投資を遂行できる技術力・資金力と、CO2削減効果の定量的証明が必須。

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申請ガイド

1

ステップ1:GXリーグ加入確認(申請前必須)

応募の大前提としてGXリーグへの加入(または準ずる取組)が必要です。未加入の場合は、GXリーグ事務局への加入申請を最優先で行ってください。加入にはCO2排出削減目標の設定・公表が必要であり、社内での意思決定プロセスを含めると数週間を要します。

2

ステップ2:事業計画の策定(30~45日)

廃油の分離回収・再資源化に関する大規模設備投資の事業計画を策定します。技術概要、設備仕様、事業スケジュール、収支計画、CO2削減効果の定量評価、リスク分析等を網羅した精緻な計画書が求められます。プラントエンジニアリング会社や技術コンサルタントとの連携が実質的に必須です。

3

ステップ3:コンソーシアム組成(該当する場合)

複数企業で共同申請する場合は、参加企業の選定、役割分担の明確化、コンソーシアム協定書の締結が必要です。大学・研究機関との連携も審査上のプラス要素となります。

4

ステップ4:見積取得・経費積算

設備の設計・製作・据付に関する見積書を取得します。数十億円規模の設備であるため、エンジニアリング会社やプラントメーカーからの詳細見積が必要です。複数社からの相見積もりを取得することで、経費の妥当性を示すことができます。

5

ステップ5:電子申請

公募要領に従い、所定の電子申請システムから申請書類一式を提出します。申請期間が約2週間と短いため、システムへの事前登録や書類のフォーマット確認は公募開始前に完了させておくことを強く推奨します。

ポイント

申請期間は約2週間と極めて短い。GXリーグ加入確認→事業計画策定(30-45日)→コンソーシアム組成→見積取得→電子申請の順で、公募開始前からの準備が不可欠。

審査と成功のコツ

採択のカギ1:GX戦略との整合性を明確に示す
本事業は単なる設備投資補助ではなく、日本のGX戦略を推進するための国家プロジェクトです。事業計画において、自社の廃油再資源化事業が日本のGX戦略・カーボンニュートラル目標にどう貢献するのかを、マクロな視点から明確に位置づけることが最重要です。GXリーグでの排出削減目標との連動性も具体的に記述してください。
採択のカギ2:CO2削減効果の定量的・科学的な説明
「どれだけCO2を削減できるか」を定量的に示すことが不可欠です。LCA(ライフサイクルアセスメント)に基づく評価、BAU(Business as Usual)シナリオとの比較、削減量の算出根拠の透明性など、科学的な裏付けのある数値を提示してください。第三者機関による検証があるとさらに強力です。
採択のカギ3:技術的優位性と実現可能性の両立
先進的な技術であることと、実現可能性が高いことの両立が求められます。実証事業の場合は先行研究・パイロット試験のデータ、導入事業の場合は実績データを示し、「先進的だが実現できる」ことを具体的に証明してください。
採択のカギ4:大規模プロジェクトの遂行体制
数十億~百億円規模のプロジェクトを確実に遂行できる体制を示す必要があります。プロジェクトマネージャーの経験・能力、参加企業の技術力・財務基盤、外部専門家(エンジニアリング会社、技術コンサル等)の関与、リスク管理体制などを具体的に記述してください。
採択のカギ5:事業の持続可能性と波及効果
補助金終了後も事業として持続可能であることを示す収支計画と、業界全体への技術波及効果を説明してください。「補助金がなくなったら終わり」ではなく、自立的なビジネスモデルとしての実現性が重視されます。

ポイント

GX戦略との整合性を最上位に置き、CO2削減効果の定量的証明・技術的優位性と実現可能性の両立・大規模プロジェクト遂行体制・事業の持続可能性を総合的に示すことが採択の鍵。

対象経費

対象となる経費

設備製作・購入費

廃油の分離回収設備、再資源化設備、関連プラント設備の製作・購入に要する費用

設備据付・工事費

設備の据付工事、配管工事、電気工事、基礎工事等に要する費用

実証試験費

実証事業における試験運転、性能評価、データ収集・分析に要する費用

設計・エンジニアリング費

プラント設計、プロセス設計、詳細設計等のエンジニアリングに要する費用

技術導入費

国内外の先進技術のライセンス取得や技術移転に要する費用

対象外の経費

対象外の経費一覧(5件)
  • 土地の取得費・賃借料
  • 既存設備の単純更新・修繕費
  • 一般管理費・間接経費
  • 人件費(通常業務分)
  • 消耗品・原材料の運転費用

よくある質問

Q第2回公募で「廃油」以外の品目(廃プラスチックや金属など)は対象になりますか?
A

いいえ、第2回公募の補助対象品目は「廃油」に限定されています。廃プラスチックや金属等は第1回公募で対象となっていましたが、第2回では廃油のリサイクル・再資源化設備のみが対象です。廃食用油のSAF化、廃潤滑油の再生処理、産業廃油の高度分離回収など、廃油に関連する技術・設備が該当します。

QGXリーグに加入していない企業は応募できませんか?
A

GXリーグへの加入、またはそれに準ずるCO2排出削減の取組が応募要件となっています。GXリーグ未加入の場合でも、同等の排出削減目標の設定・公表など、準ずる取組が認められる場合があります。ただし、審査上はGXリーグ加入企業が有利になる可能性が高いため、応募を検討する場合はGXリーグへの参加を先行して進めることを推奨します。

Q中小企業でも応募は可能ですか?
A

制度上は中小企業も補助率1/2で応募可能です。ただし、本事業は数十億円規模の大規模設備投資を前提としており、事業計画の策定・実行体制の構築・技術的な実現可能性の証明など、相当な事業遂行能力が求められます。中小企業が単独で応募するケースは現実的には少なく、大企業とのコンソーシアム形成や、業界団体を通じた共同申請が有効なアプローチです。

Q補助率の「中小企業1/2、大企業等1/3」はどのように適用されますか?
A

補助対象経費に対して、中小企業は2分の1、大企業等は3分の1の補助率が適用されます。コンソーシアムで申請する場合は、参加企業の規模に応じてそれぞれの補助率が適用されます。なお、上限額約199億円は事業全体の上限であり、個別企業の補助額は事業計画の内容と規模に応じて審査されます。

Q申請から採択までどのくらいの期間がかかりますか?
A

申請期間は2025年2月4日から2月17日までの約2週間と非常に短期間です。採択結果の通知は公募要領に記載のスケジュールに従いますが、一般的にこの規模の補助金では申請締切から2~3ヶ月程度で採択結果が公表されます。事業計画の策定には最低でも30~45日は必要なため、公募開始前から準備を進めておくことが不可欠です。

Q実証事業と導入事業の違いは何ですか?
A

実証事業は、新技術や新プロセスの実用化に向けた実証実験を行うもので、技術的な不確実性がある段階の取組が対象です。導入事業は、既に実証済みの技術を商用規模で導入するもので、確立された技術の大規模展開が対象です。いずれも廃油の分離回収・再資源化に関する設備が対象ですが、求められるエビデンスや審査の観点が異なります。

Qどのような費用が補助対象になりますか?
A

大規模な分離回収設備や再資源化設備の設計・製作・据付に関する費用が主な補助対象です。具体的には、プラント建設費、設備製作費、実証試験費、技術導入費などが含まれます。一方、土地取得費、既存設備の単純更新、一般的な管理費などは対象外となる場合があります。詳細は公募要領で確認してください。

Q過去の採択実績や採択率はどの程度ですか?
A

先進的な資源循環投資促進事業は比較的新しい制度であり、第1回公募の採択実績が参考になります。この規模の国家プロジェクト型補助金は、一般的な補助金と異なり応募件数自体が限られるため、採択率の数値よりも事業計画の質と実現可能性が重要です。GX戦略との整合性、技術的優位性、CO2削減効果の定量的な説明が採択の鍵となります。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

先進的な資源循環投資促進事業は補助上限額が約199億円と極めて大きいため、通常は他の補助金との併用の必要性は低いですが、関連する制度を知っておくことは有益です。 【関連する支援制度】 ・GX経済移行債を財源とする各種GX関連補助金:GX分野全般を支援する制度群が拡充されています。 ・NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の研究開発助成:本補助金の前段階として、技術開発段階でNEDOの助成を受けることが可能です。 ・環境省の脱炭素関連補助金:資源循環に関連する環境省の補助制度と補完的に活用できる場合があります。 【注意事項】 本補助金と同一の設備・経費に対して他の国庫補助金を重複して受けることはできません。ただし、異なる経費区分であれば、例えば研究開発段階はNEDO助成、商用化段階は本補助金というように段階的に活用することは可能です。 また、地方自治体の補助金は国庫補助金との併用が認められる場合がありますので、事業実施地域の自治体に個別確認してください。

詳細説明

先進的な資源循環投資促進事業(第2回公募)の概要

本事業は、経済産業省が推進するGX(グリーントランスフォーメーション)政策の中核を担う超大型補助金です。廃プラスチック・金属・廃油などの大規模かつ高度な分離回収設備や再資源化設備の実証・導入を支援し、Hard-to-Abate産業(鉄鋼・化学・セメント等)におけるCO2排出削減の加速を目的としています。

第2回公募では対象品目が「廃油」に限定されており、廃食用油のSAF(持続可能な航空燃料)化、廃潤滑油の再生処理、石油化学プロセスにおける廃油の高度活用など、廃油リサイクルに特化した大規模設備投資が対象です。

補助金額・補助率

区分補助率補助上限額
中小企業1/219,914,667,000円(約199億円)
大企業等1/3

応募要件

  • GXリーグ加入またはそれに準ずるCO2排出削減への取組実績が必須
  • 廃油の大規模分離回収・再資源化に関する設備投資計画を有すること
  • 事業遂行に必要な技術力・資金力・組織体制を有すること
  • CO2排出削減効果を定量的に示せること

対象となる事業類型

実証事業

廃油の高度リサイクル技術の実用化に向けた実証実験。新技術・新プロセスの検証が主目的で、技術的な不確実性がある段階の取組が対象です。

導入事業

実証済み技術の商用規模での導入。確立された廃油再資源化技術の大規模展開が対象で、事業の採算性と持続可能性の証明が求められます。

申請スケジュール

  • 公募期間:2025年2月4日~2025年2月17日(約2週間)
  • 申請期間が非常に短いため、公募開始前からの事前準備が不可欠です

GXリーグとは

GXリーグは、2050年カーボンニュートラル実現に向けて経済産業省が創設した産業界の枠組みです。参加企業はCO2排出量の自主的な削減目標を設定・公表し、排出量取引にも参加します。本補助金の応募にはGXリーグへの加入(または準ずる取組)が前提条件となっており、脱炭素経営に真剣にコミットしている企業のみが対象です。

関連書類・リンク