募集終了全国対象
やや難しい
準備期間の目安: 約60

令和6年度予算 再生可能エネルギー電源併設型蓄電池導入支援事業(第一次公募(単年度事業))

基本情報

補助金額
52.5億円
補助率: 1/3以内。 ただし、新規技術開発蓄電システム又は電動車の駆動用に使用された蓄電池モジュールを2次利用し組み込まれた蓄電システムである場合及び電力系統側への定格出力が1,000kW以上である場合には1/2以内。 ※詳細は公募要領をご確認ください。
0円52.5億円
募集期間
2024-09-19 〜 2024-10-25
対象地域日本全国
対象業種電気・ガス・熱供給・水道業
使途エコ・SDGs活動支援がほしい

この補助金のまとめ

再生可能エネルギー設備に併設する蓄電池の導入を支援する補助金です。FIP(フィードインプレミアム)認定を受けた再エネ設備の一部として蓄電池を新規取得・設置する事業者を対象としており、再エネの出力変動を蓄電池で吸収することで、電力系統の安定化と再エネ最大限活用を実現します。補助率は設備費等の1/3以内(新規技術開発蓄電システム等の場合は1/2以内)、総事業費の上限は約52億円です。JPEA太陽光発電推進センター(JP-PC)が実施機関となり、全国の電力事業者・発電事業者が対象となります。令和6年度予算の単年度事業として第一次公募が実施されており、脱炭素・SDGs推進の観点からも注目度の高い施策です。

この補助金の特徴

1

FIP認定設備との一体的な蓄電池設置が対象

FIP(フィードインプレミアム)制度の認定を受けた再生可能エネルギー設備の一部として、蓄電池を新規に取得・設置する事業が対象となります。太陽光・風力等の再エネ発電設備に併設することで、余剰電力の蓄電・放電による電力需給調整機能を担い、系統安定化に貢献します。

2

手厚い補助率設定と大規模な事業規模

一般的な蓄電システムの場合、補助対象経費の1/3以内の補助率が適用されます。さらに、新規技術開発蓄電システム等に該当する場合は補助率が1/2以内に引き上げられます。総事業費約52億円規模の大型補助金であり、大規模な蓄電池設備の導入も視野に入れられます。

3

再エネ導入加速化・最大限活用への貢献

本事業は再生可能エネルギーの普及拡大と最大限の活用を目的としています。蓄電池の併設により出力変動を平準化し、太陽光・風力等が発電するタイミングと電力需要のミスマッチを解消します。電力系統への負担を軽減しつつ、再エネ由来電力の自家消費・系統への安定供給を促進します。

4

単年度事業としての事業完了要件

令和6年度予算の単年度事業として位置づけられており、当該年度内での事業完了が求められます。設備の発注・納品・設置・竣工までを年度内に完結させる必要があるため、スケジュール管理が非常に重要です。早期の準備と確実な施工体制の構築が採択後の成功要因となります。

5

JPEA太陽光発電推進センターによる専門的な審査・運営

実施機関はJPEA太陽光発電推進センター(JP-PC)であり、太陽光発電業界の専門知識を持つ機関が審査・運営を行います。太陽光発電設備との連携を中心とした技術的評価が行われるため、発電設備と蓄電池の連携計画を明確に提示することが重要です。

ポイント

FIP認定再エネ設備に蓄電池を併設する事業者向けの大規模補助金です。補助率1/3〜1/2、総額約52億円の規模で、単年度内完結が必須です。電力系統安定化・再エネ最大活用に貢献する計画の策定が採択の鍵となります。

対象者・申請資格

申請主体の要件

  • FIP認定を受けた再生可能エネルギー発電事業者(法人・個人事業主)
  • 蓄電池をFIP認定設備の一部として新規取得・設置する者
  • 電気事業法上の発電事業者として適切な許可・届出を有する者
  • 日本国内で事業を営む者

対象設備の要件

  • FIP認定設備の一部として新規に取得・設置する蓄電池システム
  • 系統連系型の蓄電設備(既設設備の改修は対象外)
  • 補助対象経費が補助率の基準を満たすもの
  • 令和6年度内に導入完了(設置・竣工)が見込まれるもの

対象地域・業種

  • 全国(地域制限なし)
  • 電気・ガス・熱供給・水道業を主な対象業種とする再エネ事業者

除外要件

  • FIP認定を受けていない再エネ発電設備への蓄電池設置
  • 既設の蓄電池設備の更新・改修・修繕
  • 単独の蓄電池設置(再エネ設備との併設でない場合)
  • 過去に同種の補助金を受けた設備の再申請

ポイント

FIP認定取得済みの再エネ設備への蓄電池新規設置が必須条件です。既設設備の改修や単独蓄電池設置は対象外となります。電力事業者としての適切な許可・届出を事前に整備しておくことが重要です。

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申請ガイド

1

ステップ1: 公募要領の確認・事前準備

JPEA太陽光発電推進センター(JP-PC)の公式ウェブサイトで公募要領・申請様式を入手します。FIP認定設備との連携計画、蓄電池の仕様・容量・設置場所、単年度内完了スケジュールを事前に検討します。

2

ステップ2: 補助対象経費の整理と見積取得

補助対象となる設備費・工事費・設計費等の見積を複数業者から取得します。新規技術開発蓄電システム等に該当するか確認し、適用される補助率(1/3または1/2)を確定させます。

3

ステップ3: 申請書類の作成

事業計画書、設備仕様書、FIP認定書の写し、法人登記事項証明書、財務諸表等の必要書類を揃えます。蓄電池導入による再エネ活用効果・系統安定化効果を数値で示す計画書を作成します。

4

ステップ4: 申請書の提出

JP-PCが指定する方法(電子申請または郵送)で申請書類一式を提出します。締切日時を厳守し、不備がないよう書類を最終確認した上で提出します。

5

ステップ5: 審査・採択・交付決定

JP-PCによる書類審査・技術審査が実施されます。採択後、補助金交付決定通知を受領してから発注・契約を開始します(交付決定前の発注は原則として補助対象外となります)。

6

ステップ6: 事業実施・実績報告

年度内に設備の発注・設置・竣工を完了させます。事業完了後は実績報告書を提出し、JP-PCの確認を経て補助金が交付されます。

ポイント

交付決定前の発注・契約は補助対象外となるため、採択通知受領後に速やかに発注できる体制を事前に整備することが最重要です。単年度内完了が必須のため、採択後の施工スケジュールを綿密に計画しておきます。

審査と成功のコツ

FIP認定設備との連携計画の明確化
蓄電池が既存または新規のFIP認定設備とどのように連携するかを、技術仕様・運用計画を含めて具体的に示すことが重要です。蓄電池の充放電制御方式、系統連系の方法、需給調整機能の詳細を明記し、審査員が設備の有効性を評価できる計画書を作成します。
再エネ活用効果の定量的な提示
蓄電池導入前後での再エネ自家消費率・系統への安定供給量・カーテルメント(出力制御)削減量等を数値で示すことで、事業の効果を客観的に評価してもらえます。シミュレーション結果や類似事例のデータを活用して説得力のある計画書を作成します。
単年度完了を見越したスケジュール管理
蓄電池システムは納期が長い場合があるため、採択から竣工までの詳細スケジュールを事前に策定します。設備メーカー・施工業者との事前調整を十分に行い、予備日程を確保した実現可能なスケジュールを申請書に明記します。
適切な補助率区分の確認
申請する蓄電池システムが「新規技術開発蓄電システム等」に該当するかどうかを事前にJP-PCに確認します。補助率が1/3か1/2かによって補助金額が大きく変わるため、該当要件の充足を証明する技術資料を準備します。
財務健全性と事業継続性の証明
大規模な設備投資となるため、申請者の財務状況が健全であることを財務諸表で示す必要があります。補助金を除いた自己資金・融資計画も含めた事業の実現可能性を明確に説明します。

ポイント

FIP連携計画の具体性、再エネ活用効果の定量提示、確実な単年度完了スケジュールの3点が採択の鍵です。補助率区分(1/3・1/2)の事前確認と財務健全性の証明も欠かせません。

対象経費

対象となる経費

蓄電池システム設備費(4件)
  • 蓄電池本体(セル・モジュール・パック)
  • 蓄電池管理システム(BMS)
  • 電力変換装置(PCS・インバータ)
  • 架台・筐体
系統連系設備費(4件)
  • 系統連系保護装置
  • 変圧器・開閉器
  • 計量装置・モニタリング機器
  • 通信・制御システム
工事費(4件)
  • 基礎・土木工事費
  • 電気工事費
  • 据付・組立工事費
  • 系統連系工事費
設計・エンジニアリング費(3件)
  • 基本設計費
  • 詳細設計費
  • 施工監理費
試験・検査費(3件)
  • 系統連系試験費
  • 性能検査費
  • 第三者検証費
付帯設備費(3件)
  • 冷却・空調設備費
  • 消火設備費
  • フェンス・セキュリティ設備費

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 既設蓄電池設備の更新・改修・修繕費用
  • 土地取得費・賃貸借費用
  • 建物(蓄電池設置専用でない)の建設・改修費用
  • 消耗品・予備品の購入費用
  • 補助対象外の設備との共通経費
  • 申請者の人件費・管理費
  • 交付決定前に発注・契約した設備・工事費用

よくある質問

QFIP認定を持っていない場合でも申請できますか?
A

申請できません。本事業はFIP認定を受けた再生可能エネルギー設備の一部として蓄電池を設置することが要件です。FIP認定の取得手続きを先に完了させてから申請してください。

Q太陽光以外の再エネ設備(風力・水力等)との併設も対象ですか?
A

FIP認定を受けた再エネ設備であれば、太陽光以外の風力・水力・バイオマス等も対象となり得ます。ただし、公募要領で対象となる電源種を必ず確認してください。

Q既存の蓄電池を交換・増設する場合は対象ですか?
A

既設蓄電池の更新・改修は対象外です。蓄電池を新規に取得・設置する事業のみが対象となります。既設設備がある場合は新規設置分のみが補助対象となる可能性があるため、JP-PCに事前確認することを推奨します。

Q補助金の交付申請前に設備を発注してしまった場合はどうなりますか?
A

交付決定前に発注・契約した費用は補助対象外となります。必ず交付決定通知書を受領してから発注・契約を行ってください。事前相談の段階での見積取得は問題ありません。

Q「新規技術開発蓄電システム等」とはどのような設備ですか?
A

補助率1/2が適用される「新規技術開発蓄電システム等」の具体的な定義は公募要領に記載されています。全固体電池等の次世代蓄電技術や特定の技術要件を満たす蓄電システムが該当する可能性があります。自社設備が該当するかはJP-PCに事前確認することを強く推奨します。

Q単年度事業とは具体的に何を意味しますか?
A

令和6年度内(2024年4月〜2025年3月末)に事業を完了させることが必要です。設備の発注・納品・設置・試運転・竣工検査までをすべて年度内に終了させ、実績報告書を提出できる状態にする必要があります。年度をまたいでの工事継続は認められません。

Q法人格がない個人事業主でも申請できますか?
A

公募要領に個人事業主の申請可否が記載されています。一般的に発電事業者として電気事業法上の届出・許可を有していれば申請資格を得られる場合がありますが、詳細はJP-PCの公募要領および問い合わせ窓口でご確認ください。

Q補助金は全額一括で受け取れますか?
A

実績報告書の提出・審査・確認が完了した後に補助金が交付されます。原則として事業完了後の精算払いとなるため、事業期間中の資金繰りを自己資金または融資で賄う必要があります。概算払い制度が設けられているかはJP-PCにご確認ください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は再エネ電源の蓄電池導入に特化した補助金であり、他の補助金・税制優遇との組み合わせについては以下の点に注意が必要です。 同一設備・工事費用への国の補助金の重複受給は原則として禁止されています。例えば、経済産業省や環境省の他の再エネ・蓄電池関連補助金と同一の設備に対して本補助金を申請することはできません。申請時には他の補助金の受給状況を正確に申告する必要があります。 一方、地方自治体(都道府県・市区町村)が実施する補助金との組み合わせは、各制度の規定に従い認められる場合があります。ただし、補助金の合計額が補助対象経費の総額を超えないよう管理が必要です。 税制面では、中小企業向けの設備投資減税(中小企業経営強化税制等)との組み合わせが検討できる場合があります。ただし、補助金受給額分は取得価額から控除される場合があるため、税理士・税務署への確認を推奨します。 融資制度(日本政策金融公庫の環境・エネルギー対策資金等)との併用は一般的に可能ですが、補助金と融資の合計が自己資金計画に整合していることを確認します。詳細はJP-PCおよび税理士・弁護士等の専門家にご確認ください。

詳細説明

事業の概要

本事業は、再生可能エネルギー(再エネ)設備に蓄電池を併設することで、再エネの導入加速化と最大限の活用を促進することを目的とした補助事業です。JPEA太陽光発電推進センター(JP-PC)が経済産業省の委託を受けて実施しており、令和6年度予算の単年度事業として第一次公募が行われています。

FIP(フィードインプレミアム)認定を受けた再エネ発電設備に蓄電池を新規に設置することで、電力系統の安定化、再エネ出力変動の平準化、余剰電力の有効活用を実現します。日本のエネルギー政策において再エネ主力電源化を推進する観点から、蓄電池の普及拡大は不可欠であり、本補助金はその重要な支援策です。

補助対象となる事業

本補助金の対象となるのは、FIP認定設備の一部として蓄電池を新規に取得・設置する事業です。以下の要件をすべて満たす必要があります。

  • FIP(フィードインプレミアム)認定を受けた再生可能エネルギー発電設備への蓄電池の新規設置
  • 蓄電池がFIP認定設備の構成要素として一体的に運用されること
  • 令和6年度内(2024年度中)に設備の導入が完了すること
  • 系統連系型の蓄電池システムであること

なお、既設蓄電池の更新・改修や、FIP認定を受けていない再エネ設備への蓄電池設置は補助対象外となります。

補助率・補助額

設備区分 補助率
一般的な蓄電システム 補助対象経費の1/3以内
新規技術開発蓄電システム等 補助対象経費の1/2以内

総事業費(補助金交付総額)の上限は約52億円です。大規模な蓄電池設備の導入プロジェクトも視野に入れられる規模感となっています。

補助対象経費

以下の経費が補助対象となります(公募要領で最終確認が必要です)。

  • 蓄電池システム設備費:蓄電池本体、電力変換装置(PCS)、蓄電池管理システム(BMS)、架台等
  • 系統連系設備費:系統連系保護装置、変圧器、計量装置、モニタリング機器等
  • 工事費:基礎・土木工事、電気工事、据付工事、系統連系工事等
  • 設計・エンジニアリング費:基本設計、詳細設計、施工監理等
  • 試験・検査費:系統連系試験、性能検査等
  • 付帯設備費:冷却・空調設備、消火設備等(蓄電池設置に直接必要なもの)

申請の流れ

  1. 事前準備:公募要領の確認、FIP認定書の準備、設備仕様の検討、施工業者との事前調整
  2. 見積取得・補助率確認:設備・工事の見積取得、新規技術開発蓄電システム等への該当可否確認
  3. 申請書類作成:事業計画書、設備仕様書、スケジュール表、財務資料等の準備
  4. 申請書提出:JP-PCが指定する方法・期日までに申請書類を提出
  5. 審査・採択:書類審査・技術審査の実施、採択通知受領
  6. 交付決定後に発注:交付決定通知書受領後に設備・工事を発注(これより前の発注は補助対象外)
  7. 事業実施:設備の製造・納品・設置・竣工を年度内に完了
  8. 実績報告・補助金交付:実績報告書の提出、JP-PCの確認・検査後に補助金交付

審査のポイント

採択に向けて特に重要な評価軸は以下の通りです。

  • 事業の実現可能性:単年度内に確実に完了できるスケジュールと体制が整っているか
  • 再エネ活用効果:蓄電池導入による再エネ出力変動平準化・自家消費率向上等の効果が定量的に示されているか
  • 技術的妥当性:FIP認定設備との連携方式・蓄電池の仕様が適切で安全性が確保されているか
  • 費用対効果:補助金投資に対する再エネ活用効果・CO₂削減量が十分であるか
  • 申請者の事業遂行能力:財務健全性、技術力、実績を有するか

注意事項

  • 交付決定前の発注・契約は補助対象外となるため、必ず採択通知受領後に発注を行ってください
  • 単年度事業のため、令和6年度内(2025年3月末まで)の事業完了が必須です
  • 他の国の補助金との重複受給は原則禁止です
  • 事業完了後も一定期間、設備の適切な管理・運用が求められます
  • 申請書類に虚偽記載があった場合は補助金の返還を求められることがあります

お問い合わせ

本補助金に関するお問い合わせは、実施機関であるJPEA太陽光発電推進センター(JP-PC)の公式窓口までご連絡ください。公募要領・申請様式はJP-PCの公式ウェブサイトよりダウンロードできます。

関連書類・リンク