募集終了全国対象
やや難しい
準備期間の目安: 約90

令和6年度予算 需要家主導型太陽光発電導入支援事業(第一次公募(単年度事業))

基本情報

補助金額
52.5億円
補助率: 自治体連携型で要件※に当てはまる場合は2/3以内とする。 自治体連携型以外は1/3以内、要件※に当てはまる場合は1/2以内とする。 ※詳細は公募要領をご確認ください。
0円52.5億円
募集期間
2024-09-19 〜 2024-10-25
対象地域日本全国
対象業種電気・ガス・熱供給・水道業
使途エコ・SDGs活動支援がほしい

この補助金のまとめ

需要家主導型太陽光発電導入支援事業は、令和6年度予算として実施されるエネルギー分野の補助金で、JPEA太陽光発電推進センター(JP-PC)が執行します。再生可能エネルギー特措法(FIT/FIP)の認定を受けず、自己託送によらない形で、特定の需要家に長期間にわたり電力を供給する太陽光発電設備を需要地外に新規設置する事業を対象としています。需要家が小売電気事業者および発電事業者と一体となって再エネ導入に取り組む、いわゆる「コーポレートPPA(電力購入契約)」型の事業モデルを支援する仕組みです。補助対象となるのは太陽光発電設備の設置費用および蓄電池の併設費用で、自治体連携型の場合は補助率2/3以内、それ以外は1/3以内(一定の要件を満たす場合は1/2以内)となります。総事業予算は約52億円で、単年度事業として実施されます。地域共生を前提とした地産地消型の再エネ普及を目指す事業者にとって、大規模な初期投資を軽減できる重要な支援制度です。

この補助金の特徴

1

コーポレートPPA型の再エネ導入を直接支援

本事業は、FIT/FIP制度に依存せず、需要家・小売電気事業者・発電事業者が三者一体で取り組むコーポレートPPAモデルを対象とする、国内でも数少ない補助制度です。需要地外に太陽光発電設備を新規設置し、電力網を通じて特定需要家へ長期供給するオフサイトPPA方式を採用することで、再エネ電力の安定調達と脱炭素化目標の達成を同時に実現できます。

2

自治体連携型は補助率2/3以内と高水準

自治体と連携する事業スキームを採用した場合、補助率が最大2/3以内となり、初期投資の大幅な軽減が可能です。自治体連携型以外の場合でも、一定の要件(地域共生要件等)を満たせば補助率が1/2以内に引き上げられます。事業規模や地域との協力体制に応じて最適な補助率を選択できる柔軟な設計になっています。

3

蓄電池の併設も補助対象

太陽光発電設備の設置費用だけでなく、蓄電池の併設に係る費用も補助対象となります。蓄電池を組み合わせることで、発電量の変動を吸収し、需要家への安定した電力供給が可能となります。再エネ電力の自給自足率向上やBCP(事業継続計画)対策としても有効です。

4

総事業費約52億円の大規模支援

令和6年度予算として約52億円が配分されており、大規模な太陽光発電プロジェクトにも対応できる資金規模を持ちます。単年度事業のため、採択された場合は年度内に事業を完結させる必要がありますが、それだけに集中的な支援が受けられる制度です。

5

地域共生・再エネ拡大の両立を重視

本事業は単なる発電設備の導入支援にとどまらず、地域との共生を前提条件としています。地元自治体や地域住民との合意形成、地域経済への貢献などが求められ、地域に根ざした持続可能なエネルギー事業の構築を目指す事業者に適した制度です。

ポイント

本補助金はコーポレートPPA(オフサイト型)を活用した再エネ導入を支援する制度で、自治体連携により最大2/3の補助率が適用されます。蓄電池の併設も対象となり、脱炭素・エネルギー安定調達を同時に実現したい大企業・法人に特に有効な制度です。

対象者・申請資格

申請主体の要件

  • 需要家(電力を消費する企業・法人)であること
  • 小売電気事業者および発電事業者と三者一体で申請すること
  • 国内で事業活動を行う法人格を有すること
  • 反社会的勢力に該当しないこと

事業スキームの要件

  • 再生可能エネルギー特措法(FIT/FIP)の認定を受けない事業であること
  • 自己託送(自社専用線による電力融通)によらない事業であること
  • 特定の需要家に対して長期間(概ね10年以上)電力を供給する契約を締結すること
  • 太陽光発電設備を需要地外の新規立地に設置すること

設備・技術要件

  • 新規設置の太陽光発電設備であること(既設設備の改修・増設は対象外)
  • 電力系統への接続が可能な設備であること
  • 設置予定地の土地利用に係る権利を有すること(または取得見込みがあること)

地域共生要件(自治体連携型)

  • 事業実施地域の自治体と連携協定等を締結すること
  • 地域住民への説明・合意形成を行うこと
  • 地域経済への貢献(地元企業の活用等)が見込まれること

財務要件

  • 補助事業を遂行できる財務基盤を有すること
  • 補助金交付後の事業継続が見込まれること

ポイント

申請には需要家・小売電気事業者・発電事業者の三者が一体となって取り組むことが必須条件です。FIT/FIP非適用のオフサイトPPAモデルに限定されており、自治体連携型を選択すると補助率が大幅に優遇されます。新規設置設備のみが対象で、既設設備の改修は除外されます。

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申請ガイド

1

ステップ1:事業スキームの検討と三者合意

まず需要家・小売電気事業者・発電事業者の三者間でコーポレートPPAの基本条件(供給期間、電力量、単価等)について合意します。自治体連携型を目指す場合は、この段階から対象自治体との協議を開始することが重要です。JP-PCの事前相談窓口を活用し、事業スキームが補助要件を満たすか確認してください。

2

ステップ2:申請書類の準備

公募要領に従い、事業計画書・収支計画書・三者間の契約書(案)・設備仕様書・設置予定地の位置図等を準備します。自治体連携型の場合は自治体との連携協定書(案)も必要です。申請書類は分量が多いため、公募開始と同時に着手することを推奨します。

3

ステップ3:公募への申請

JP-PCが定める公募期間内に、所定の申請フォームまたは電子申請システムを通じて必要書類を提出します。第一次公募(単年度事業)のため、公募期間を事前に確認し、締め切りに余裕をもって提出してください。

4

ステップ4:審査・採択決定

提出書類をもとにJP-PCによる書面審査が行われます。必要に応じてヒアリングが実施される場合があります。採択結果は公募終了後、所定の期間内に通知されます。

5

ステップ5:交付申請・事業実施

採択決定後、正式な交付申請手続きを行います。承認を受けた後、年度内に設備設置工事を完了させ、実績報告書を提出します。単年度事業のため、採択から完工までのスケジュール管理が特に重要です。

ポイント

三者間での事業スキーム合意を最初に固めることが申請成功の鍵です。自治体連携型を選択する場合は自治体との早期協議が必要で、準備期間を含めると申請まで最低60〜90日は見込んでください。単年度事業のため採択後の工事スケジュールも事前に計画しておくことが不可欠です。

審査と成功のコツ

観点1:自治体連携型の選択で補助率を最大化する
補助率は自治体連携型2/3、その他1/3(要件次第で1/2)と大きく差がつきます。事業予定地の自治体に再エネ推進計画や地域脱炭素ロードマップがある場合は連携型の採択可能性が高まります。早期に首長・担当部署へアプローチし、連携協定の締結に向けた合意を取り付けることで補助率と採択率の両方を高められます。
観点2:長期供給契約の実現可能性を具体的に示す
審査では需要家への「長期安定供給」の実現可能性が重視されます。需要家の電力消費実績・将来見通し、PPAの契約期間・条件、電力系統への連系計画など、数値データを用いた具体的な事業計画を作成してください。抽象的な記述は審査で不利になります。
観点3:地域共生要件を丁寧に説明する
本事業は地域共生を前提としており、地元への経済効果・雇用創出・説明会の実施状況等を具体的に記載することで評価が高まります。地域住民への説明会の実施記録や、地元企業の工事参加予定を添付すると説得力が増します。
観点4:三者の役割分担と実施体制を明確にする
需要家・小売電気事業者・発電事業者それぞれの役割、資金調達計画、リスク分担を明確に記載した実施体制図を作成します。三者が連帯して事業を推進できる体制であることを示すことが審査通過の重要なポイントです。
観点5:単年度完工を前提としたスケジュールの精緻化
単年度事業であるため、採択から年度末(3月末)までの工事完工が求められます。設備の調達リードタイム・工事期間・各種許認可取得期間を加味した詳細なガントチャートを添付し、実現可能なスケジュールであることを証明してください。

ポイント

採択率向上の最大のポイントは自治体連携型の選択と早期の合意形成です。加えて長期供給契約の実現可能性を数値で示し、地域共生の取り組みを具体的に記載することが重要です。単年度事業という制約を踏まえた精緻なスケジュールの提示も審査での差別化につながります。

対象経費

対象となる経費

太陽光発電設備費(4件)
  • 太陽光パネル購入費
  • パワーコンディショナー購入費
  • 架台・支持構造物費
  • 接続箱・集電箱費
蓄電池設備費(3件)
  • 蓄電池本体購入費
  • 蓄電池用パワーコンディショナー費
  • 蓄電池管理システム費
系統連系工事費(3件)
  • 受変電設備工事費
  • 電力系統連系のための工事費
  • 保護継電器設置費
設置工事費(4件)
  • 基礎工事費
  • 設備設置・据付工事費
  • 配線工事費
  • 試運転調整費
計測・監視システム費(3件)
  • 発電量計測装置費
  • 遠隔監視システム費
  • データ収集・分析システム費
事業管理費(3件)
  • 補助事業に係る直接人件費
  • 旅費・交通費(補助事業関連)
  • 事務用消耗品費

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 既設の太陽光発電設備の改修・増設に係る費用
  • FIT/FIP認定を受けた設備の設置費用
  • 自己託送スキームに係る設備費用
  • 土地取得費・賃借料(設備設置期間中の地代を除く)
  • 補助事業に直接関係のない一般管理費・間接費
  • 消費税(補助対象外経費として別途処理)
  • 採択決定前に発注・契約した設備・工事費用

よくある質問

QFIT制度で発電している設備も補助対象になりますか?
A

なりません。本補助金はFIT/FIP認定を受けない事業が対象です。既存のFIT認定設備を活用する事業や、新たにFIT認定を取得する予定の事業は対象外となります。コーポレートPPA(市場連動型の長期電力購入契約)モデルの新規設備が対象です。

Q自己託送方式でのオフサイトPPAは対象になりますか?
A

なりません。本補助金は自己託送によらない事業が対象です。自己託送とは送配電事業者の電力網を専用線のように使う方式ですが、本事業では通常の電力系統(託送制度)を活用して需要家に供給する事業のみが対象となります。

Q需要家1社に対して複数の発電事業者が申請することは可能ですか?
A

個々の補助申請ごとに需要家・小売電気事業者・発電事業者の三者がそれぞれ特定されている必要があります。1つの需要家に対して複数の発電事業者がそれぞれ別の事業として申請することは制度上可能ですが、各申請がそれぞれ補助要件を満たしている必要があります。詳細はJP-PCにご確認ください。

Q蓄電池のみの設置は補助対象になりますか?
A

なりません。本補助金は太陽光発電設備の導入が主目的であり、蓄電池は太陽光発電設備と併設する場合に限り補助対象となります。蓄電池単独での設置は補助対象外です。

Q自治体連携型と標準型では、補助率以外に審査基準の違いはありますか?
A

自治体連携型は、自治体との連携協定締結や地域住民への説明・合意形成が必須要件となる点が標準型と異なります。また、審査においても地域共生・地域貢献の観点がより重視されます。一方で補助率が最大2/3と高いため、地域との連携が見込める場合は積極的に自治体連携型を選択することをお勧めします。

Q設備設置予定地の土地を所有していなくても申請できますか?
A

申請時点で土地の所有権は必須ではありませんが、採択決定後に速やかに土地の権利(所有権または賃借権等)を確保できる見通しが必要です。単年度事業のため、採択後の土地確保・工事完了まで短期間で対応する必要があり、申請前から土地確保の交渉を進めておくことを強くお勧めします。

Q現在の公募は終了していますが、次回の公募はありますか?
A

第一次公募(単年度事業)は終了しています。次回の公募については、JP-PCおよび資源エネルギー庁の公式ウェブサイトで情報が公開される予定です。類似の支援事業が継続・拡充される可能性もあるため、定期的に公式サイトを確認するか、JP-PCのメーリングリストへの登録をお勧めします。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金はコーポレートPPA(オフサイト型)モデルに特化した制度であるため、FIT/FIP制度との組み合わせは認められません。ただし、需要家側の省エネ投資や蓄電池以外の設備投資に対しては、他の補助金との組み合わせが可能な場合があります。 省エネルギー投資促進支援事業費補助金(経済産業省)は需要家側の省エネ設備に適用でき、本補助金と目的・設備が異なるため原則として併用可能です。ただし、同一設備への補助金の重複受給は禁止されており、太陽光発電設備・蓄電池については本補助金のみの適用となります。 カーボンニュートラルに向けた投資促進税制(グリーン投資減税)は税額控除制度であり、補助金とは制度が異なることから原則として組み合わせが可能です。ただし、補助金受領後の取得価額から補助金相当額を控除した上で減価償却・税額控除を計算する必要があります。 自治体独自の再エネ導入補助金については、同一設備への重複補助に当たらないかを事前に各自治体および JP-PCに確認が必要です。自治体連携型スキームを採用する場合、連携自治体の補助制度との調整が求められることがあります。申請前に必ずJP-PCの事前相談窓口で確認してください。

詳細説明

需要家主導型太陽光発電導入支援事業とは

本事業は、経済産業省・資源エネルギー庁の政策を受け、JPEA太陽光発電推進センター(JP-PC)が執行する令和6年度の補助金事業です。脱炭素社会の実現に向け、企業が自らの電力消費を再生可能エネルギーで賄う「コーポレートPPA(Power Purchase Agreement:電力購入契約)」の普及を促進することを目的としています。

支援対象となる事業モデル

本補助金が対象とするのは、以下の条件をすべて満たすオフサイトPPAモデルです。

  • 再エネ特措法(FIT/FIP制度)の認定を受けない事業
  • 自己託送(専用線による電力融通)によらない事業
  • 特定の需要家(電力消費企業)に対して長期間にわたり電力を供給する契約を締結する事業
  • 太陽光発電設備を需要地外の新規地点に設置する事業

これらの要件を満たす事業スキームでは、需要家・小売電気事業者・発電事業者の三者が一体となって事業を推進します。発電事業者が需要地外に太陽光発電設備を設置し、小売電気事業者を通じて需要家に再エネ電力を長期供給するモデルです。

補助率と予算規模

事業類型補助率
自治体連携型補助対象経費の2/3以内
標準型(要件充足)補助対象経費の1/2以内
標準型(基本)補助対象経費の1/3以内

令和6年度の総事業予算は約52億円です。単年度事業として実施されるため、採択から年度内(令和7年3月末まで)に事業を完了する必要があります。

補助対象経費

主な補助対象経費は以下のとおりです。

  • 太陽光発電設備費:太陽光パネル、パワーコンディショナー、架台・支持構造物、接続箱等の購入費
  • 蓄電池設備費:蓄電池本体、蓄電池用パワーコンディショナー、蓄電池管理システムの購入費
  • 系統連系工事費:電力系統への接続に必要な受変電設備工事費、保護継電器設置費等
  • 設置工事費:基礎工事、設備設置・据付工事、配線工事、試運転調整費
  • 計測・監視システム費:発電量計測装置、遠隔監視システム等の費用

自治体連携型スキームの詳細

本事業では、地域の自治体と連携した事業スキームを採用することで補助率が最大2/3以内に引き上げられます。自治体連携型として認められるためには、以下の要件を満たす必要があります。

  • 事業実施地域の市区町村または都道府県と連携協定等を締結すること
  • 地域住民への説明会を実施し、合意形成を図ること
  • 地元企業の活用や地域への経済波及効果が見込まれること
  • 自治体の再エネ・脱炭素推進計画との整合性があること

自治体との連携を早期に進めることが、補助率最大化と採択率向上の両面で有利に働きます。

申請の流れ

  1. 事前相談:JP-PCの相談窓口に事業スキームを相談し、補助要件への適合性を確認します。
  2. 三者間合意:需要家・小売電気事業者・発電事業者間でPPAの基本条件を合意し、覚書を締結します。
  3. 申請書類作成:事業計画書、収支計画書、設備仕様書、三者間契約書案等を作成します。
  4. 公募申請:公募期間内に所定の申請書類をJP-PCに提出します。
  5. 審査・採択:書面審査(必要に応じてヒアリング)を経て採択が決定されます。
  6. 交付申請・事業実施:正式な交付申請を行い、承認後に設備設置工事を実施します。
  7. 実績報告:年度内に工事を完了させ、実績報告書を提出します。

注意事項

  • 本補助金は単年度事業(第一次公募)であり、採択後は年度内(令和7年3月末)に事業を完了する必要があります。
  • 採択決定前に発注・契約した設備・工事費用は補助対象外となります。
  • FIT/FIP制度との組み合わせは認められません。
  • 補助金の交付は実績報告に基づく精算払いが基本となります。
  • 現在の公募ステータスは終了(closed)のため、次回公募の情報をJP-PCの公式サイトで定期的に確認してください。

関連書類・リンク