募集終了全国対象
やや難しい
準備期間の目安: 約45

令和5年度補正予算 再生可能エネルギー電源併設型蓄電池導入支援事業(第一次公募(単年度事業))

基本情報

補助金額
79.6億円
補助率: 1/3以内。新規技術開発蓄電システム又は電動車の駆動用に使用された蓄電池モジュールを2次利用し組み込まれた蓄電システムである場合及び電力系統側への定格出力が1,000kW以上である場合は1/2以内。※詳細は公募要領をご確認ください。
0円79.6億円
募集期間
2024-04-26 〜 2024-05-31
対象地域日本全国
対象業種電気・ガス・熱供給・水道業
使途エコ・SDGs活動支援がほしい

この補助金のまとめ

再生可能エネルギー電源に蓄電池を併設するための大型補助事業です。FIP認定を受けた再エネ設備に新規で蓄電池を導入する法人が対象で、補助率は原則1/3以内(一定条件で1/2以内)、補助上限は約80億円の内数と非常に大規模です。エネルギー危機に強い経済構造への転換と再エネの最大限活用を目的としており、蓄電池導入による再エネの出力制御回避や電力系統の安定化に貢献する事業を支援します。

この補助金の特徴

<ul> <li>FIP認定を受けた再エネ設備への蓄電池新規導入を支援する国の大型補助事業(令和5年度補正予算)</li> <li>補助率は原則1/3以内、新規技術蓄電システム・2次利用蓄電池・定格出力1,000kW以上は1/2以内に引き上げ</li> <li>補助上限額は約79.6億円の内数で、メガソーラー級の大規模蓄電池プロジェクトにも対応可能</li> <li>再エネの出力制御回避・電力系統安定化・FIP制度下での収益最大化を同時に実現</li> <li>新規技術蓄電池や2次利用(リユース)蓄電池の導入を優遇し、技術革新と循環経済を促進</li> </ul>

対象者・申請資格

<section> <h3>申請対象者の要件</h3> <p>本補助金に申請できるのは、以下の要件をすべて満たす法人です。</p> <h4>基本要件</h4> <ul> <li><strong>法人格を有すること</strong>:株式会社、合同会社、一般社団法人など、日本国内に法人登記された事業体が対象です。個人事業主は対象外となります。</li> <li><strong>FIP認定を受けた再エネ発電設備を保有・運営していること</strong>:対象設備はFIT(固定価格買取制度)ではなく、FIP(Feed-in Premium)認定を受けている必要があります。</li> <li><strong>蓄電池を新規に取得・設置すること</strong>:既に設置済みの蓄電池のリプレースや増設ではなく、新規導入が対象です。</li> </ul> <h4>対象となる再エネ電源</h4> <ul> <li>太陽光発電(特別高圧・高圧連系のメガソーラー級が主な想定)</li> <li>陸上風力発電・洋上風力発電</li> <li>バイオマス発電</li> <li>その他FIP認定対象の再生可能エネルギー電源</li> </ul> <h4>補助率引き上げの条件</h4> <p>以下のいずれかに該当する場合、補助率が1/3から1/2に引き上げられます。</p> <ul> <li>新規技術蓄電システム(レドックスフロー電池、NAS電池等)を採用する場合</li> <li>2次利用(リユース)蓄電池を使用する場合</li> <li>定格出力1,000kW(1MW)以上の蓄電池を導入する場合</li> </ul> <h4>対象外となるケース</h4> <ul> <li>FIT認定のみの設備(FIP認定への切替えが必要)</li> <li>個人事業主による申請</li> <li>住宅用・家庭用の小型蓄電池</li> <li>蓄電池のリースのみで所有権を取得しない場合</li> </ul> </section>

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申請ガイド

<section> <h3>申請手続きの流れ</h3> <h4>Step 1:公募要領の確認と事前準備(公募開始前〜)</h4> <p>公募開始前から経済産業省・執行団体のウェブサイトで公募予告を確認し、前年度の公募要領や採択結果を分析しておきましょう。FIP認定証、法人登記簿、直近の決算書類など基本書類は事前に揃えておきます。また、蓄電池メーカーやEPC業者との事前協議を開始し、機器仕様・工事スケジュール・見積もりの概算を固めておくことが重要です。</p> <h4>Step 2:事業計画の策定(公募開始〜1週間以内)</h4> <p>公募要領が公開されたら、速やかに詳細な事業計画を策定します。計画には以下の要素を盛り込みます。</p> <ul> <li>蓄電池システムの技術仕様(容量・出力・方式・メーカー)</li> <li>再エネ発電設備との連携方法と充放電制御の考え方</li> <li>事業収支計画(投資額・補助金額・FIPプレミアム収入・市場売電収入)</li> <li>CO2削減効果の定量的算定</li> <li>出力制御回避量の試算と電力系統への貢献度</li> <li>工事工程表(年度内完了の実現可能性の根拠)</li> </ul> <h4>Step 3:申請書類の作成と提出(〜公募締切)</h4> <p>事業計画に基づき、所定の申請様式に記入します。見積書は複数社から取得し、経費の妥当性を示すことが推奨されます。公募期間は約1ヶ月と短いため、書類作成と社内決裁を並行して進めましょう。電子申請システム(jGrants等)での提出が一般的ですが、公募要領で指定された方法に従ってください。</p> <h4>Step 4:審査・採択(提出後1〜2ヶ月)</h4> <p>外部有識者による審査委員会で書面審査・ヒアリング審査が行われます。技術的妥当性、事業の実現可能性、費用対効果、政策目的への貢献度が総合的に評価されます。採択結果は執行団体のウェブサイトで公表されます。</p> <h4>Step 5:交付申請・交付決定〜事業実施〜実績報告</h4> <p>採択後、正式な交付申請を行い、交付決定通知を受けてから事業に着手します。交付決定前の発注・契約は補助対象外となるため注意が必要です。事業完了後は実績報告書を提出し、確定検査を経て補助金が支払われます。</p> </section>

審査と成功のコツ

<section> <h3>採択率を高めるための戦略</h3> <h4>1. 政策目的との整合性を明確に示す</h4> <p>本事業の核心は「再エネの最大限活用」と「エネルギー安全保障の強化」です。申請書では、蓄電池導入により出力制御をどの程度回避できるか、電力系統の安定化にどう貢献するかを具体的な数値で示しましょう。特に、出力制御が頻発するエリア(九州・四国・中国地方等)での事業は政策的意義が高く評価されます。</p> <h4>2. 技術的実現可能性の徹底的な裏付け</h4> <p>蓄電池の選定理由を技術的根拠に基づいて説明し、充放電効率・サイクル寿命・安全性のデータを添付します。EPC業者の施工実績や、系統連系に関する電力会社との事前協議結果を示すことで、事業の確実性をアピールできます。</p> <h4>3. 年度内完了の具体的根拠</h4> <p>単年度事業の最大のリスクは工期遅延です。蓄電池の調達リードタイム、工事期間、系統連系手続きの各段階について、具体的なスケジュールと裏付け資料(メーカーの納期回答書、EPC業者の工程表等)を提示しましょう。</p> <h4>4. 費用対効果の定量的提示</h4> <p>補助金を含めた投資回収計算を行い、kWh単価での蓄電池コスト、FIPプレミアム収入の試算、調整力市場やインバランス収益の見込みを数値で示します。公的資金を投入する意義(市場では採算が取れないが社会的便益が大きい等)も説明してください。</p> <h4>5. 新規技術・リユース蓄電池の積極活用</h4> <p>補助率1/2の優遇を受けられる新規技術蓄電池やリユース蓄電池を採用する場合は、その技術的優位性とコスト削減効果を強調しましょう。ただし、実績が少ない技術の場合は信頼性・安全性の裏付けを十分に行う必要があります。</p> </section>

対象経費

対象となる経費

蓄電池システム本体
パワーコンディショナー(PCS)
付帯設備
工事費
設計費・諸経費

対象外の経費

対象外の経費一覧(5件)
  • {"reason":"本補助金は蓄電池の導入支援が目的であり、太陽光パネルや風力タービン等の発電設備自体の取得・更新費用は対象外です。","category":"再エネ発電設備本体の費用"}
  • {"reason":"蓄電池設置用地の購入費や大規模な土地造成費は補助対象外です。ただし、蓄電池設置に必要な最小限の基礎工事は対象となる場合があります。","category":"土地取得費・造成費"}
  • {"reason":"本事業は新規導入が対象であり、既存設備の撤去・処分にかかる費用は補助対象に含まれません。","category":"既存蓄電池の撤去・廃棄費用"}
  • {"reason":"蓄電池導入後のランニングコスト(電気代、メンテナンス費、保険料等)は補助対象外です。","category":"運転資金・維持管理費"}
  • {"reason":"消費税額は補助対象経費に含まれません。また、一般管理費などの間接経費も原則対象外です。","category":"消費税・間接経費"}

よくある質問

QFIP認定を受けていない再エネ設備でも申請できますか?
A

いいえ、本補助金はFIP(Feed-in Premium)認定を受けた再生可能エネルギー発電設備に蓄電池を併設する事業が対象です。FIT(固定価格買取制度)認定のみの設備は対象外となります。FIP認定への切替えを検討中の場合は、まずFIP認定の取得手続きを進めた上で本補助金に申請する必要があります。

Q補助率が1/2になる「新規技術蓄電システム」とは具体的に何ですか?
A

新規技術蓄電システムとは、従来のリチウムイオン電池以外の革新的な蓄電技術を指します。具体的には、レドックスフロー電池、ナトリウム硫黄(NAS)電池、鉄空気電池、全固体電池など、商用化初期段階にある蓄電技術が該当します。詳細な定義は公募要領で確認してください。

Q既に稼働中の太陽光発電所に蓄電池を後付けする場合も対象ですか?
A

はい、対象となります。既存のFIP認定再エネ設備に対して蓄電池を新規に取得・設置する事業(レトロフィット)も補助対象です。ただし、蓄電池が再エネ設備と電気的に接続され、適切な充放電制御が可能な構成であることが条件となります。

Q単年度事業とのことですが、大型蓄電池の設置は年度内に完了できますか?
A

単年度事業のため、原則として交付決定を受けた年度内に設置工事を完了し、実績報告を提出する必要があります。大型蓄電池は調達から設置まで6ヶ月〜1年程度かかることもあるため、事前にEPC業者や蓄電池メーカーとの調整を済ませ、交付決定後すぐに着工できる体制を整えておくことが極めて重要です。

Q補助上限額が「約80億円の内数」とはどういう意味ですか?
A

本事業の総予算枠(約79億6,250万円)は複数回の公募に分けて配分されるため、第一次公募で使用できる予算は総額の一部(内数)となります。1件あたりの補助上限額が80億円という意味ではなく、全採択案件の補助金合計が予算枠内に収まるよう審査・調整されます。個別案件の補助額は対象経費に補助率を乗じた金額となります。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

<section> <h3>他の補助金・支援制度との組み合わせ</h3> <p>本補助金は国の補助事業のため、同一事業に対して他の国庫補助金との併用は原則できません。ただし、以下のような補完的な制度の活用は検討に値します。</p> <h4>併用可能性のある制度</h4> <ul> <li><strong>固定資産税の特例措置</strong>:一定の再エネ設備・蓄電池に対する固定資産税の軽減措置(地方税)</li> <li><strong>グリーンイノベーション基金</strong>:次世代蓄電池の研究開発フェーズとの棲み分けが可能な場合</li> <li><strong>地方自治体の補助金</strong>:都道府県独自の再エネ・蓄電池補助金は、国庫補助との併用可否を自治体に確認</li> <li><strong>日本政策金融公庫の環境・エネルギー対策資金</strong>:低利融資で自己負担分を調達</li> </ul> <h4>次年度以降の関連補助金</h4> <p>本事業は令和5年度補正予算事業ですが、同様の蓄電池導入支援事業は継続的に実施される傾向にあります。今回不採択でも、次年度の公募に向けた準備を進めることをお勧めします。</p> </section>

詳細説明

事業の背景と目的

本事業は、令和5年度補正予算により措置された「再生可能エネルギー電源併設型蓄電池導入支援事業」の第一次公募(単年度事業)です。近年、再生可能エネルギーの大量導入に伴い、電力系統における出力制御(いわゆる「再エネの捨て電」)が深刻化しています。特に九州エリアを中心に太陽光発電の出力制御量は年々増加しており、せっかく発電した再エネ電力が有効活用されない事態が生じています。

こうした課題を解決するため、本事業ではFIP(Feed-in Premium)認定を受けた再エネ発電設備に蓄電池を併設することで、余剰電力の蓄電・時間シフトを可能にし、再エネの最大限活用とエネルギー安全保障の強化を同時に実現することを目指しています。

補助対象事業の要件

本補助金の対象となるのは、FIP認定を受けた再生可能エネルギー発電設備(太陽光・風力・バイオマス等)に蓄電池システムを新規に取得・設置する事業です。既存の再エネ設備への後付け(レトロフィット)も対象となります。蓄電池は系統用蓄電池として、再エネ発電設備と電気的に接続され、充放電制御が可能な構成であることが求められます。

特に注目すべきは、新規技術を活用した蓄電システムや、電気自動車等から取り出した2次利用(リユース)蓄電池を用いる場合、および定格出力が1,000kW以上の大規模案件については、補助率が通常の1/3から1/2に引き上げられる点です。これにより、技術革新の促進と循環経済への貢献が同時に図られています。

補助金額と補助率

補助率は対象経費の1/3以内が基本ですが、以下の条件に該当する場合は1/2以内に引き上げられます。

  • 新規技術蓄電システムを採用する場合
  • 2次利用(リユース)蓄電池を使用する場合
  • 定格出力1,000kW以上の蓄電池を導入する場合

補助上限額は約79億6,250万円の内数となっており、大型プロジェクトにも十分対応可能な予算規模です。ただし「内数」であるため、他の公募回との予算配分により実際の採択額は変動する可能性があります。

FIP制度との関係性

FIP制度は、再エネ電力を市場価格に連動したプレミアムを上乗せして買い取る制度です。蓄電池を併設することで、電力価格が低い時間帯に蓄電し、高い時間帯に放電(売電)する「アービトラージ」が可能になります。これにより、FIP制度下での収益を最大化しながら、電力系統の需給調整にも貢献できるという、経済性と公益性を両立するビジネスモデルが構築できます。

申請にあたっての注意点

本公募は単年度事業であり、交付決定を受けた年度内に事業を完了する必要があります。大型蓄電池の調達・設置には相当のリードタイムが必要なため、事前の機器選定やEPC業者との調整を十分に進めておくことが重要です。また、公募期間は2024年4月26日から5月31日までと約1ヶ月間と短いため、早期の準備開始が不可欠です。

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