募集終了全国対象
普通
準備期間の目安: 約60

令和6年度補正ディマンドリスポンスの拡大に向けたIoT化推進事業

基本情報

補助金額
2500万円
補助率: 1/2以内
0円2500万円
募集期間
2025-03-27 〜 2025-12-05
対象地域日本全国
対象業種電気・ガス・熱供給・水道業
使途新たな事業を行いたい

この補助金のまとめ

令和6年度補正ディマンドリスポンスの拡大に向けたIoT化推進事業は、2050年カーボンニュートラルおよび2040年エネルギーミックスの達成を目的とし、需要家側の分散型エネルギーリソースを活用したディマンドリスポンス(DR)の普及拡大を支援する補助金です。具体的には、まだDRに活用されていない既存設備(空調・冷凍機・照明・蓄電池等)のIoT化を行い、DRアグリゲーターが外部から遠隔監視・制御できる環境の整備を補助します。補助率は補助対象経費の1/2以内、補助上限は2,500万円です。DRアグリゲーターとして経済産業省に登録されていること、または登録申請中であることが条件となります。エネルギー管理の高度化・自動化を図りながら再エネ導入拡大に貢献したい電気・ガス・熱供給事業者や大口需要家にとって、設備投資コストを抑えながらDR市場へ参入できる重要な施策です。

この補助金の特徴

1

補助対象:IoT化設備への手厚い支援

DRにまだ活用されていない既存の需要家側リソース(空調設備、冷凍・冷蔵設備、照明設備、蓄電池など)のIoT化工事・機器購入費用が補助対象となります。補助率1/2以内・上限2,500万円と、設備投資の初期コストを大幅に低減できます。

2

要件:DRアグリゲーター登録との連携

応募にはDRアグリゲーターとしての要件6項目と補助対象事業者要件7項目を満たす必要があります。DRアグリゲーター登録申請の締切は2025年10月31日、交付申請の締切は2025年12月5日です。申請前にアグリゲーター登録の手続きを完了させておくことが必要です。

3

DR契約期間の義務:2027年3月31日まで

補助を受けた設備は少なくとも2027年3月31日まで継続してDR契約を維持することが求められます。設備導入後の運用継続計画を事前に策定しておくことが重要です。

4

支援機関:環境共創イニシアチブ(SII)が窓口

本事業の事務局はSII(環境共創イニシアチブ)が担当しており、問い合わせ先はdr_iot_shinsa@sii.or.jpです。SIIは省エネ・再エネ関連補助金の実績豊富な機関であり、過去の採択事例や審査基準の情報収集にも活用できます。

ポイント

DRアグリゲーター登録と補助申請の二段階手続きが必要な点が最大の特徴です。登録申請(10/31)と交付申請(12/5)の締切が異なるため、スケジュール管理が採択の鍵となります。IoT化設備への補助率1/2・上限2,500万円は、DR市場参入の初期コスト回収を大きく後押しします。

対象者・申請資格

DRアグリゲーター要件(6項目すべてを満たすこと)

  • 経済産業省のDRアグリゲーター登録を受けている、または登録申請中であること
  • 需要家との間でDR契約を締結している、または締結予定であること
  • 需要家のエネルギーリソースを遠隔監視・制御できるシステムを保有または整備予定であること
  • 電力市場や系統運用者との接続・調整能力を有すること
  • DRの実績または実施計画を有すること
  • 法令違反等がなく信用性を有すること

補助対象事業者要件(7項目)

  • 日本国内に本社または事業所を置く法人であること
  • DRアグリゲーターとの間でDR契約を締結している、または締結予定の需要家であること
  • 補助対象設備が設置される施設において電力を使用していること
  • 補助対象設備のIoT化により外部からの遠隔監視・制御が可能となること
  • DR契約期間を2027年3月31日まで維持できること
  • 反社会的勢力等に該当しないこと
  • 過去に補助金の不正受給等がないこと

ポイント

DRアグリゲーター要件と補助対象事業者要件の両方を満たす必要があります。特に「DRアグリゲーター登録」は事前手続きが必要なため、補助申請前に登録申請(締切:2025年10月31日)を完了させることが大前提です。既存のDR事業者でなくても登録申請中でも応募可能な場合があります。

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申請ガイド

1

ステップ1:DRアグリゲーター登録申請(締切:2025年10月31日)

まず経済産業省のDRアグリゲーター登録申請を行います。登録要件6項目を事前に確認し、必要書類(事業計画書、システム構成図、DR契約書案等)を準備してください。登録申請が受理されていることが補助申請の前提条件です。

2

ステップ2:SIIへの事前相談・公募要領の確認

SII(環境共創イニシアチブ)の公募要領を熟読し、補助対象経費・対象外経費の確認を行います。不明点はdr_iot_shinsa@sii.or.jpへ早めに問い合わせることを推奨します。

3

ステップ3:補助対象設備の選定と見積取得

IoT化する既存設備の選定を行い、IoT機器・通信設備・工事費の見積書を取得します。補助対象経費の詳細を確認しながら、申請予算を精査してください。

4

ステップ4:申請書類の作成・提出(交付申請締切:2025年12月5日)

事業計画書、経費明細書、DR契約書(写し)、DRアグリゲーター登録証(写し)等の必要書類を揃えてSIIの指定する方法で申請します。電子申請システムを利用する場合はアカウント登録も事前に済ませておきましょう。

5

ステップ5:交付決定後の設備導入・実績報告

交付決定を受けてからIoT化設備の導入工事を実施します。工事完了後は実績報告書を提出し、補助金の精算払いを受けます。DR契約を2027年3月31日まで維持し、定期報告にも対応してください。

ポイント

申請の最重要ポイントはDRアグリゲーター登録申請(10/31)と交付申請(12/5)の二段階スケジュールの管理です。登録が間に合わないと補助申請自体ができないため、10月上旬には登録申請の準備を完了させる必要があります。SIIへの事前相談も早期に行うことを強く推奨します。

審査と成功のコツ

観点1:DRアグリゲーター登録の早期完了
DRアグリゲーター登録申請(締切:2025年10月31日)は交付申請の前提条件です。登録要件の確認と必要書類の準備に時間がかかるため、9月中旬には着手することを推奨します。登録申請の遅れが補助申請機会の喪失に直結します。
観点2:DR契約の具体化と実現可能性の担保
審査では需要家とのDR契約内容や、どの程度の需要調整が可能かの実現可能性が重視されます。DR契約書案や需要調整量の試算を事前に準備し、事業計画書に具体的な数値を盛り込むことで採択率が上がります。
観点3:IoT化設備の選定と費用対効果の明示
補助対象となるIoT化設備は「まだDRに活用されていない既存リソース」に限定されます。既存設備のリストアップと費用対効果(DR参加による収益見込みと設備投資額の比較)を明確に示すことが重要です。
観点4:2027年3月31日までの運用継続計画
DR契約の継続義務(〜2027年3月31日)に対して、具体的な運用・保守体制を事業計画書に記載することが審査上のプラス評価につながります。人員体制、システム保守契約の有無、障害対応フローを明記してください。
観点5:カーボンニュートラルへの貢献の定量化
本事業のテーマはエネルギーミックス達成・再エネ最大化です。IoT化によってどれだけのCO2削減・電力需給調整貢献が見込まれるかを定量的に示すと、審査において政策目的との整合性が評価されます。

ポイント

採択の最重要ポイントはDRアグリゲーター登録の早期完了とDR契約の具体化です。「どの設備でどの程度の需要調整ができるか」を数値で示すことが審査通過の鍵となります。カーボンニュートラルへの貢献を定量的に記載することでさらに評価が高まります。

対象経費

対象となる経費

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 設備の更新・リニューアル費用(IoT化以外の目的)
  • 既存のDRシステムの維持・保守費用
  • 土地・建物取得費
  • 汎用的なパソコン・タブレット等の情報機器
  • 人件費(補助事業者の従業員給与)
  • 消費税(課税事業者の場合)
  • 交付決定前に発注・契約した費用

よくある質問

QDRアグリゲーターに登録していなくても申請できますか?
A

登録申請中であれば申請が可能な場合があります。ただし、交付申請(締切:2025年12月5日)の時点でアグリゲーター登録申請(締切:2025年10月31日)が受理されていることが条件となる可能性が高いため、早期に登録申請を行うことを強く推奨します。詳細はSII(dr_iot_shinsa@sii.or.jp)にご確認ください。

Q補助上限2,500万円は1社当たりの上限ですか?
A

はい、補助上限2,500万円は1件(1申請)当たりの上限額です。1社で複数件申請できるかどうかは公募要領でご確認ください。

Qどのような設備がIoT化の補助対象となりますか?
A

まだDRに活用されていない既存の需要家側設備が対象です。具体的には空調設備、冷凍・冷蔵設備、照明設備、蓄電池、工場の生産設備などへのIoTセンサー・コントローラー設置や通信設備の整備が対象となります。新規設備の購入・更新はIoT化目的でない限り対象外となる場合があります。

QDR契約を2027年3月31日まで維持できない場合はどうなりますか?
A

DR契約の維持は補助金の交付条件となっています。期間内に契約を解除した場合、補助金の返還を求められる可能性があります。運用継続が難しいと見込まれる場合は申請前に慎重に検討してください。

Q補助率1/2以内とは、経費の何%が補助されるということですか?
A

補助対象経費の最大50%が補助されるという意味です。例えば補助対象経費が1,000万円の場合、最大500万円が補助されます。ただし上限は2,500万円のため、補助対象経費が5,000万円を超えても補助額は最大2,500万円となります。

Q中小企業でなくても申請できますか?
A

本補助金は中小企業に限定されていません。電気・ガス・熱供給・水道業に関連する事業者であり、DRアグリゲーター要件および補助対象事業者要件を満たす法人であれば大企業でも申請可能です。ただし、採択審査において中小企業が優遇される場合がありますので公募要領をご確認ください。

Q既にIoT機器を一部導入済みの設備は対象になりますか?
A

一部IoT化済みの設備でも、追加のIoT化によってDRへの活用が新たに可能となる部分については対象となる可能性があります。ただし「まだDRに活用されていないリソース」という要件があるため、既にDRに活用している設備の追加投資は対象外となる可能性があります。詳細はSIIへお問い合わせください。

Q申請はどこに対して行えばよいですか?
A

本事業の事務局は一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII)です。申請方法や提出先はSIIが発表する公募要領に従ってください。不明点はdr_iot_shinsa@sii.or.jpへお問い合わせください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は電力・エネルギー関連の他の支援制度と組み合わせることで、設備投資の実質負担をさらに軽減できます。 **省エネルギー投資促進支援事業費補助金(経産省・SII)**との組み合わせは、同一設備への重複適用は原則不可ですが、省エネ設備更新とIoT化工事を分けて申請できる場合があります。事前にSIIへ確認することを推奨します。 **中小企業省エネ・省CO2加速化支援補助金**は中小規模の需要家を対象としており、本補助金で補えないシステム整備費用に活用できる可能性があります。 **脱炭素化推進のための省エネ・再エネ導入支援(環境省)**は建物全体のエネルギー管理システム(BEMS/FEMS)導入に適用できる場合があり、本補助金と対象設備を区分することで併用が可能なケースがあります。 **税制優遇(カーボンニュートラル投資促進税制)**はIoT化設備が対象となる可能性があり、補助金と税制優遇の組み合わせで実質負担をさらに圧縮できます。 いずれも重複補助の制限があるため、各事務局への事前相談が不可欠です。

詳細説明

事業の背景と目的

2050年カーボンニュートラルおよび2040年エネルギーミックスの実現に向け、再生可能エネルギーの最大限の導入・活用が国家的課題となっています。再エネの変動性に対応するためには、電力需要側(需要家側)のリソースを活用したディマンドリスポンス(DR)の普及拡大が不可欠です。

本事業は、まだDRに活用されていない既存の需要家側設備のIoT化を支援し、DRアグリゲーターが外部から遠隔監視・制御できる環境を整備することを目的としています。

補助金の概要

補助率補助対象経費の1/2以内
補助上限額2,500万円
対象地域全国
対象業種電気・ガス・熱供給・水道業(需要家側も含む)
事務局一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII)
お問い合わせdr_iot_shinsa@sii.or.jp

ディマンドリスポンス(DR)とは

DRとは、電力需給の逼迫時や余剰時に、需要家(工場・ビル・施設等)が電力使用量を増減させることで電力系統の安定化に貢献する仕組みです。DRアグリゲーターは、複数の需要家のエネルギーリソースをまとめて管理・制御し、電力市場や系統運用者と取引を行う事業者です。

補助対象となるIoT化設備の例

  • 空調設備(業務用エアコン、チラー等)へのIoTセンサー・コントローラー設置
  • 冷凍・冷蔵設備(冷凍倉庫、冷蔵ショーケース等)の遠隔制御化
  • 照明設備のスマート化(調光・消灯の遠隔制御)
  • 蓄電池・EV充放電設備の遠隔管理システム導入
  • 工場の生産設備・コンプレッサー等への遠隔監視機器取付
  • 通信ゲートウェイ・クラウドシステム等の情報通信インフラ整備

応募要件

DRアグリゲーター要件(6項目)

本補助金に応募するには、DRアグリゲーターとして経済産業省への登録を受けていること(または申請中であること)を含む6つの要件を満たす必要があります。

補助対象事業者要件(7項目)

需要家側の補助対象事業者についても7項目の要件があります。DR契約の締結(または締結予定)、設備の遠隔制御可能性、2027年3月31日までのDR契約継続が主な要件です。

申請スケジュール

手続き締切
DRアグリゲーター登録申請2025年10月31日
補助金交付申請2025年12月5日
DR契約維持義務期間少なくとも2027年3月31日まで

採択のポイント

  1. DRアグリゲーター登録の早期完了:登録申請(10/31締切)が補助申請の前提条件のため、9月中旬には準備を開始することが必要です。
  2. DR契約の具体性:需要家との契約内容・調整量の実現可能性を数値で示すことが審査評価につながります。
  3. IoT化設備の費用対効果:DR参加による収益見込みと補助対象経費の対比を明確にします。
  4. カーボンニュートラルへの貢献度:CO2削減量・電力調整貢献量の定量的な試算を事業計画書に記載します。
  5. 2027年3月31日までの運用継続体制:保守・運営体制を具体的に示します。

お問い合わせ先

一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII)DR-IoT審査担当
メールアドレス:dr_iot_shinsa@sii.or.jp

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