募集終了
普通
準備期間の目安: 約30

伝統的工芸品産業支援補助金(令和5年度災害復興事業)

基本情報

補助金額
1000万円
補助率: 3/4以内
0円1000万円
募集期間
2024-02-01 〜 2024-02-16
対象地域新潟県
対象業種製造業
使途災害(自然災害、感染症等)支援がほしい / 設備整備・IT導入をしたい

この補助金のまとめ

令和6年能登半島地震により被災した北陸4県(石川県、新潟県、富山県、福井県)の伝統的工芸品製造事業者を支援するための補助金です。被災により事業継続が困難になった事業者が、事業再開に向けて必要な生産設備の整備や原材料の確保に要する経費の一部を国が補助します。補助率は補助対象経費の3/4以内で、上限は1,000万円です。伝産法(伝統的工芸品産業の振興に関する法律)に基づき指定された伝統的工芸品の製造事業者、または特定製造協同組合等が対象となります。能登半島地震という大規模災害からの復興を国として後押しし、地域に根ざした伝統工芸の産業基盤を再建することを目的とした制度です。申請にあたっては被災状況の確認や必要書類の準備が必要となります。

この補助金の特徴

1

高い補助率:3/4以内

被災した事業者の経済的負担を最小限に抑えるため、補助率は補助対象経費の3/4以内と非常に高く設定されています。自己負担は原則として1/4程度となるため、資金調達が困難な被災事業者でも活用しやすい設計となっています。

2

上限1,000万円の充実した補助額

1事業者あたりの補助上限は1,000万円と設定されており、生産設備の整備や原材料確保など、事業再開に必要な費用を幅広くカバーできます。設備被害が大きい事業者にとっても、実質的な支援として機能します。

3

伝統的工芸品特化の災害復興支援

一般的な災害復興支援とは異なり、伝産法に基づく指定伝統的工芸品の製造に特化した補助金です。伝統工芸の特性(希少な原材料、専門的な道具・設備など)を踏まえた対象経費の設定が期待されます。

4

北陸4県限定の地域特化型支援

石川県・新潟県・富山県・福井県の4県を対象とした地域限定の補助金です。令和6年能登半島地震の被災地域に集中した支援を実現しており、地域の伝統産業の復興に寄与することを目指しています。

5

事業再開を包括的にサポート

生産設備の整備だけでなく、原材料確保に係る取組も補助対象に含まれます。製造現場の復旧から材料調達まで、事業再開に必要な一連のプロセスを包括的に支援する設計です。

ポイント

本補助金は補助率3/4・上限1,000万円と非常に手厚い支援内容が特徴です。令和6年能登半島地震という特定の災害を契機とした時限的支援であり、北陸4県の伝統工芸事業者にとって事業再建の大きな柱となります。被災証明などの要件確認と早期申請が重要です。

対象者・申請資格

事業者の種別要件

  • 伝産法(伝統的工芸品産業の振興に関する法律)に基づき指定された伝統的工芸品の製造事業者であること
  • 特定製造協同組合等(伝統的工芸品を製造する事業者で構成された協同組合等)であること
  • 個人事業主・法人いずれも対象となる場合があります(一般的には)

地域要件

  • 事業所または製造拠点が北陸4県(石川県・新潟県・富山県・福井県)内に所在すること
  • 令和6年能登半島地震の被災地域であることが前提となります

被災要件

  • 令和6年能登半島地震により被災し、事業継続または事業再開に支障が生じていること
  • 被災の事実を証明できる書類(罹災証明書等)が取得できること

事業要件

  • 補助事業が事業再開を目的とした生産設備の整備または原材料確保に関する取組であること
  • 補助事業の実施期間内に事業を完了できる見込みがあること

ポイント

対象となるのは伝産法指定の伝統的工芸品製造事業者・特定製造協同組合等に限定されます。北陸4県内での事業実施と能登半島地震による被災が前提条件です。まず自社の取り扱う工芸品が伝産法の指定品目かどうか確認することが最初のステップとなります。

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申請ガイド

1

ステップ1:対象品目・事業者要件の確認

自社または自組合が製造する工芸品が伝産法に基づく指定伝統的工芸品に該当するかを確認します。経済産業省または各都道府県の担当窓口に問い合わせると確実です。

2

ステップ2:被災状況の確認と罹災証明書の取得

市区町村の窓口で罹災証明書を取得します。被災した設備・施設の状況を写真や帳簿等で記録しておくと申請書類作成に役立ちます。

3

ステップ3:事業計画の策定

事業再開に向けて必要な設備・原材料の洗い出しを行い、取得・調達にかかる費用の見積もりを取得します。補助対象となる経費と対象外の経費を区分して整理します。

4

ステップ4:申請書類の作成

所定の申請書様式に従い、事業計画書・経費明細・見積書等の書類を作成します。記載内容の正確性と整合性に注意が必要です。

5

ステップ5:申請窓口への提出

経済産業省または委託機関(一般的には伝統的工芸品産業振興協会等)の指定する窓口・方法で申請書類を提出します。締切日を厳守することが重要です。

6

ステップ6:審査・採択通知の受領

提出書類をもとに審査が行われます。採択後は交付決定通知を受けてから事業を開始することが原則です。

7

ステップ7:事業実施・完了報告

補助事業を実施し、完了後に経費の実績報告書を提出します。領収書等の証憑書類を適切に管理しておくことが必要です。

ポイント

被災証明の取得と事業計画の策定が申請準備の核心です。交付決定前に事業を開始すると補助対象外になるリスクがあるため、採択通知を受けてから設備発注・工事に着手することを必ず確認してください。締切日を見落とさないよう早めの行動が肝要です。

審査と成功のコツ

被災状況の客観的・詳細な記録
申請審査では被災の事実と程度が重要な評価要素となります。被災直後から設備・施設・在庫の被害状況を写真や動画で記録し、被害金額の積算根拠を明確に示すことが採択率向上につながります。
事業再開の具体的な計画の提示
補助金を活用してどのように事業を再開するかの具体的なスケジュールと目標を明示します。「○月までに設備を復旧し、△月から製造を再開する」という形で実現可能性の高い計画を示すことが重要です。
伝統工芸品の文化的・経済的意義の強調
単なる事業再建にとどまらず、地域の伝統文化の継承・雇用維持・観光資源としての価値など、地域社会への貢献を申請書に盛り込むと審査員の共感を得やすくなります。
見積書の適正性と複数社比較
補助対象経費の見積もりは適正な市場価格に基づく必要があります。可能であれば複数社から見積もりを取得し、比較検討の上で選定する姿勢を示すことで審査での信頼性が高まります。
専門家(中小企業診断士等)の活用
申請書類の作成に不慣れな場合は、中小企業診断士や商工会議所の支援員に相談することをおすすめします。補助金申請の実績がある専門家のサポートを受けることで、書類の質と採択可能性が向上します。

ポイント

採択のカギは「被災の証明」と「再開計画の具体性」の2点です。写真や罹災証明で被害を客観的に示しつつ、補助金により何をいつ復旧し事業再開に至るかのストーリーを明確に描くことが重要です。地域の商工会や伝統工芸協会への早めの相談も有効です。

対象経費

対象となる経費

生産設備の整備費(4件)
  • 製造機械・工具の購入費
  • 製造設備の修繕・改修費
  • 設備設置に必要な工事費
  • 専用ソフトウェア・システム導入費
原材料確保に係る経費(3件)
  • 伝統的工芸品製造に必要な原材料の購入費
  • 代替原材料の調達・試験費用
  • 原材料在庫の確保・保管費用
施設・設備の復旧費(3件)
  • 工房・製造施設の修繕費
  • 被災した設備の撤去・廃棄費用
  • 仮設製造設備の設置費
事業再開準備費(3件)
  • 技術習得・研修費用
  • 外部専門家への委託費
  • 設備操作マニュアル整備費

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 土地の購入費・賃借料
  • 建物の新築・増築費用(修繕は対象となる場合あり)
  • 人件費(一般的には補助対象外)
  • 消耗品費(単価が少額なもの)
  • 交際費・接待費
  • 補助事業に直接関係しない経費
  • 既に発注・購入済みの設備(交付決定前に契約したもの)
  • 税金・各種保険料

よくある質問

Q伝産法の指定伝統的工芸品かどうか、どうやって確認できますか?
A

経済産業省のウェブサイトに伝産法に基づく指定伝統的工芸品の一覧が掲載されています。また、一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会(伝産協会)のウェブサイトや電話窓口でも確認できます。石川県の輪島塗・九谷焼・加賀友禅、新潟県の越後上布・燕鎚起銅器、富山県の高岡銅器・井波彫刻、福井県の越前漆器・越前和紙など、北陸4県には多数の指定品目があります。自社が製造する品目が指定品目に該当するか不明な場合は、都道府県の産業振興担当部署や商工会議所に相談することをおすすめします。

Q申請できる事業者の規模(従業員数・売上高等)に制限はありますか?
A

本補助金の対象要件として、事業者の規模(従業員数・売上高等)に関する明示的な制限は一般的には設けられていないとみられます。ただし、伝産法に基づく指定伝統的工芸品の製造事業者または特定製造協同組合等であることが前提です。詳細な要件については、経済産業省または伝産協会の公式情報を確認するか、担当窓口に直接お問い合わせください。

Q罹災証明書が取得できていない場合でも申請できますか?
A

罹災証明書は被災の事実を客観的に証明する最も基本的な書類です。申請にあたって必須書類となっている可能性が高いため、まず市区町村の窓口で罹災証明書を取得することをおすすめします。被害が軽微で罹災証明書の対象外となる場合などは、写真・被害状況報告書等の代替書類で対応できるかどうか担当窓口に確認してください。

Q複数の工芸品を製造している場合、それぞれについて申請できますか?
A

申請の単位(1事業者につき1申請か、品目ごとに申請可能か等)については、公募要領の規定によります。一般的には1事業者あたり1申請となり、補助上限額も1事業者あたり1,000万円が上限となります。複数品目を製造している場合はすべての設備・原材料を1つの申請にまとめる形になると考えられますが、詳細は担当窓口に確認してください。

Qすでに自費で設備を修繕・購入した場合は対象になりますか?
A

補助金は原則として「交付決定後に発注・購入した経費」が対象です。交付決定通知を受ける前に発注・契約・購入した設備や工事については、補助対象外となる可能性が高いです。緊急性が高く已む得ず先行して対応した場合でも、補助対象として認められないリスクがあります。申請を検討している場合は、できるだけ交付決定を待ってから発注・購入することを強くおすすめします。

Q申請から補助金の受け取りまで、どのくらいの期間がかかりますか?
A

一般的な補助金の手続きでは、申請から採択決定まで1〜2ヶ月、交付申請から交付決定まで2〜4週間、事業実施期間(設備導入・原材料調達等)、そして完了報告から補助金振込まで1〜2ヶ月程度を要することが多いです。合計で申請から受け取りまで半年〜1年程度かかる場合があります。資金繰りに余裕がない場合は、金融機関(日本政策金融公庫等)の災害復興融資と組み合わせて活用することも検討してください。

Q協同組合として申請する場合と、個々の事業者として申請する場合の違いはありますか?
A

特定製造協同組合等として申請する場合は、組合全体での設備整備や原材料確保を対象とした申請が可能となります。個々の事業者が個別に申請する場合と比較して、組合単位での申請では補助上限額や対象経費の範囲が異なる可能性があります。どちらの形式で申請するかは、被災状況・事業規模・必要な設備投資額等を踏まえて検討し、担当窓口に相談の上で決定することをおすすめします。

Q補助金を受け取った後に何か義務はありますか?
A

補助金の交付を受けた後は、一定期間(通常3〜5年程度)、補助事業により取得した設備等を補助目的に従って使用する義務があります。また、設備の売却・廃棄・担保提供等を行う場合は事前に担当窓口への届出または承認取得が必要です。さらに、補助事業に関する帳簿・証憑書類を一定期間保管し、求めに応じて報告・検査を受ける義務があります。これらの義務に違反した場合は補助金の返還を求められることがあります。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は伝統的工芸品産業に特化した災害復興支援であるため、他の補助金・支援制度と組み合わせることで、より手厚い支援を受けられる可能性があります。 まず、中小企業庁が所管する「中小企業等グループ施設等復旧整備補助事業」(グループ補助金)は、同じく災害復興を目的とした補助金ですが、業種を問わず幅広い事業者が対象です。ただし、同一経費への重複申請は原則として認められないため、経費の区分を明確にする必要があります。 次に、「ものづくり補助金」は設備投資を対象とした補助金ですが、本補助金との同一経費への重複は避ける必要があります。一方、本補助金で生産設備の復旧を行い、ものづくり補助金で新たな設備投資(高度化・IT化等)を行うという形で、時期や対象を分けて活用することは一般的には可能です。 また、各都道府県・市区町村が独自に設けている災害復興支援補助金や伝統工芸支援補助金との併用も検討に値します。地元の商工会議所や中小企業支援センターに相談することで、地域独自の支援制度を把握できます。 なお、国・地方自治体の補助金の重複受給については厳格なルールがあります。申請前に必ず担当窓口に対して他の補助金との関係を確認し、適切な申請を行うことが重要です。

詳細説明

補助金の概要

令和6年能登半島地震により甚大な被害を受けた北陸4県(石川県・新潟県・富山県・福井県)において、伝統的工芸品の製造事業者等が事業を再開するために必要な支援を行う国の補助金です。地域に根ざした伝統工芸産業は、文化的価値のみならず地域雇用・観光・輸出などの経済的側面でも重要な役割を担っており、その復興を国として後押しすることを目的としています。

対象となる事業者

  • 伝産法指定の伝統的工芸品製造事業者:伝統的工芸品産業の振興に関する法律(伝産法)に基づいて経済産業大臣が指定した伝統的工芸品を製造する事業者
  • 特定製造協同組合等:伝統的工芸品を製造する事業者で構成された協同組合や組合連合会等
  • 事業所または製造拠点が北陸4県内に所在し、令和6年能登半島地震の影響を受けていることが要件です

補助の内容

補助率は補助対象経費の3/4以内で、補助上限額は1,000万円です。補助対象となる経費は以下の通りです。

  • 被災により破損・喪失した生産設備の整備(購入・修繕・更新等)に要する経費
  • 原材料の確保に係る取組(調達・保管等)に要する経費
  • 事業再開に直接必要と認められるその他の経費(一般的には)

申請にあたっての注意点

本補助金を活用するにあたっては、以下の点に留意してください。

  • 交付決定前の事業着手は不可:補助金の交付決定通知を受領する前に設備の発注・購入・工事を開始した場合は、原則として補助対象外となります
  • 証憑書類の適切な保管:領収書・請求書・納品書等の証憑書類は補助事業の期間中および終了後も一定期間保管する義務があります
  • 他補助金との重複申請に注意:同一経費について他の補助金等から補助を受けることは原則として認められません
  • 変更が生じた場合の届出:承認された事業計画に変更が生じた場合は、事前に担当窓口へ変更承認申請を行う必要があります

北陸の伝統的工芸品について

北陸4県には多数の伝産法指定伝統的工芸品が存在します。代表的なものとして以下が挙げられます。

  • 石川県:輪島塗、九谷焼、加賀友禅、山中漆器、金沢箔、牛首紬など
  • 新潟県:越後上布、小千谷縮、燕鎚起銅器、村上木彫堆朱など
  • 富山県:高岡銅器、井波彫刻、越中和紙、庄川挽物木地など
  • 福井県:越前漆器、越前和紙、越前打刃物、若狭塗など

これらの工芸品は数百年にわたる歴史を持ち、地域の職人技術と文化を今日に伝える貴重な産業です。能登半島地震による被災からの復興は、単なる事業再建にとどまらず、日本の伝統文化の継承という側面を持ちます。

支援窓口・相談先

本補助金に関する詳細や申請手続きについては、以下の機関に相談することをおすすめします。

  • 経済産業省 製造産業局 伝統的工芸品産業室
  • 一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会(伝産協会)
  • 各都道府県の産業振興担当課・商工労働部門
  • 地元の商工会議所・商工会

関連書類・リンク