募集終了全国対象
やや難しい
準備期間の目安: 約45

【令和6年度(補正予算)】④リチウム蓄電池リサイクル設備導入事業(バリューチェーン)(第1次公募)

基本情報

補助金額
17億円
補助率: 中小企業基本法で定める中小企業1/2、大企業等1/3、(詳細は公募要領に記載。)
0円17億円
募集期間
2025-03-25 〜 2025-04-25
対象地域日本全国
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 分類不能の産業 / 農業、林業 / 鉱業、採石業、砂利採取業 / 運輸業、郵便業 / 卸売業、小売業 / 金融業、保険業 / 不動産業、物品賃貸業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 宿泊業、飲食サービス業 / 生活関連サービス業、娯楽業 / 教育、学習支援業 / 医療、福祉
使途新たな事業を行いたい / 設備整備・IT導入をしたい

この補助金のまとめ

本補助金は、令和6年度補正予算に基づき、廃リチウム蓄電池のリサイクル設備を導入する事業者に対して、設備投資費用の一部を補助する制度です。EV(電気自動車)の普及や家庭用蓄電池の需要拡大に伴い、今後大量に排出されるリチウム蓄電池の適正処理と有用金属の回収が社会的課題となっています。本事業では、放電・熱処理等の事前処理から破砕・分離・化学処理に至る一連のリサイクル工程において、コバルト・ニッケル・リチウム等の有用金属を高純度で回収するための設備導入を支援します。補助率は中小企業が1/2、大企業等が1/3で、補助上限額は17億円と大規模な設備投資にも対応可能です。資源循環とCO2排出削減を同時に実現し、GX(グリーントランスフォーメーション)に貢献する事業が対象となります。

この補助金の特徴

1

最大17億円の大型設備投資支援

本補助金は補助上限額17億円と、リサイクル設備導入に特化した補助金としては最大級の規模を誇ります。リチウム蓄電池のリサイクルには高度な処理設備が必要となるため、大型の設備投資に対応できる予算規模が確保されています。

2

中小企業に手厚い補助率設定

中小企業基本法に定める中小企業は補助率1/2、大企業等は1/3となっており、中小企業がリサイクル事業に新規参入しやすい設計です。詳細な補助率の条件は公募要領に記載されており、事業規模や内容によって適用される補助率が異なる場合があります。

3

一貫したリサイクル工程を支援対象に

リチウム蓄電池の放電・熱処理等の事前処理から、破砕・分離・化学処理による有用金属の高純度回収まで、リサイクル工程全体にわたる設備導入が対象です。部分的な工程だけでなく、一貫処理体制の構築を後押しする補助金です。

4

脱炭素とGXの同時推進

リサイクルプロセス全体のエネルギー起源CO2排出抑制が求められるため、省エネルギー型の設備を導入することが前提となります。資源循環と脱炭素を両立するバリューチェーン全体の最適化が本事業の目指す方向です。

ポイント

リチウム蓄電池リサイクルは2030年代にEV廃車ラッシュが見込まれるため、今のうちに処理能力を構築した事業者が市場を先取りできます。17億円という補助上限は、商業規模のプラント建設に足りる水準であり、単なる実証ではなく量産体制への移行を意図した設計です。

対象者・申請資格

法人形態の要件

  • 民間企業(株式会社、合同会社等)
  • 一般社団法人・一般財団法人
  • 公益社団法人・公益財団法人
  • 環境大臣の承認を得て補助事業者が適当と認める者

事業内容の要件

  • リチウム蓄電池のリサイクル促進を目的とした設備導入であること
  • リサイクル工程における有用金属の高純度回収設備であること
  • 事業プロセス全体のCO2排出抑制に資する設備であること

設置場所の要件

  • 日本国内の事業所等に設備を設置すること
  • 海外への設備設置は対象外

報告義務

  • 導入設備によるCO2削減効果の把握と報告
  • 再生素材等の国内導入量の把握と報告
  • 交付規程第16条に基づく事業報告書の期日内提出

ポイント

応募資格は幅広い法人形態を受け入れていますが、実質的には既にリサイクル事業の実績や技術基盤を持つ事業者が有利です。CO2削減効果の定量的な報告が義務付けられているため、導入前後のエネルギー消費量を比較できるベースラインデータの準備が採択の鍵を握ります。

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申請ガイド

1

ステップ1:GビズIDの取得

本補助金の申請にはGビズIDが必須です。未取得の場合は早めに申請してください。GビズIDの取得には数週間かかることがあるため、公募開始前に準備を完了させておくことが重要です。

2

ステップ2:公募要領の確認と事業計画の策定

公募要領をよく読み、補助対象要件を満たす事業計画を策定します。特にリサイクル工程全体のCO2削減効果を定量的に示す計画が求められます。導入予定設備の仕様・性能と、既存プロセスとの比較データを整理してください。

3

ステップ3:申請書類の作成と提出

必要書類一式を作成し、公益財団法人廃棄物・3R研究財団宛に提出します。申請期間は2025年3月25日から4月25日までの約1ヶ月間です。提出先住所は東京都墨田区両国3-25-5 JEI両国ビル8階です。

4

ステップ4:審査・採択後の事業実施

採択された場合、交付決定を受けてから設備導入に着手します。交付決定前に発注・契約した経費は補助対象外となる場合があるため、スケジュール管理に注意してください。

5

ステップ5:事業報告書の提出

設備導入後、CO2削減効果と再生素材の国内導入量を把握し、交付規程第16条に基づく事業報告書を指定期日までに提出します。報告義務は複数年度にわたる場合があります。

ポイント

申請期間が約1ヶ月と短いため、公募開始前から事業計画の骨子を固めておくことが実質的に必須です。CO2削減の定量計算やリサイクル率の試算など、技術的根拠の準備に時間がかかるため、GビズID取得と並行して事業計画の素案作成を進めることを推奨します。

審査と成功のコツ

CO2削減効果の定量的根拠
採択審査において、リサイクルプロセス全体のCO2削減効果を数値で明確に示すことが最も重要です。導入前の処理方法(埋立処分や低品位リサイクル)と比較して、どの程度のCO2削減が実現するか、エネルギー消費量の具体的データを用いて説明してください。
有用金属の回収純度と回収率
コバルト・ニッケル・リチウム等の有用金属をどの程度の純度で、どれだけの回収率で取り出せるかが技術的評価のポイントです。既存技術との差別化や、回収金属の市場価値に基づく事業性の説明も効果的です。
バリューチェーン全体の最適化ビジョン
本事業はバリューチェーン全体での脱炭素を目指しているため、自社のリサイクル設備だけでなく、上流(電池メーカー・自動車メーカー)や下流(再生金属の利用先)との連携体制を示すことが高評価につながります。
事業の継続性と拡張性
補助事業終了後も自立的に事業を継続・拡張できる計画であることが求められます。処理量の段階的拡大計画や、将来的な原料(廃リチウム蓄電池)の安定調達戦略を盛り込んでください。
安全管理体制
リチウム蓄電池は発火リスクがあるため、保管・運搬・解体時の安全管理体制が整備されていることを示す必要があります。消防法や廃棄物処理法の遵守体制も含めて記載してください。

ポイント

審査では「事業者独自の技術的優位性」と「市場成長性の見通し」が差をつけるポイントになります。リチウム蓄電池のリサイクルは国策として推進されている分野であるため、政策的意義よりも、自社の技術がなぜ高純度回収を実現できるのかという具体的メカニズムの説明に紙面を割くべきです。

対象経費

対象となる経費

設備費(5件)
  • 放電処理設備
  • 熱処理設備(焼成炉・乾燥炉等)
  • 破砕設備(シュレッダー・クラッシャー等)
  • 分離・選別設備(磁選機・比重選別機等)
  • 化学処理設備(浸出槽・抽出装置・電解装置等)
付帯設備費(4件)
  • 排ガス処理装置
  • 排水処理装置
  • 粉塵集塵装置
  • 安全装置・防爆設備
工事費(3件)
  • 設備の搬入・据付工事費
  • 配管・配線工事費
  • 基礎工事費
設計費(2件)
  • プラント設計費
  • 施工設計費
その他経費(2件)
  • 計測・分析機器
  • 環境モニタリング機器

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 土地の取得費・造成費
  • 建屋・建物の建設費(設備設置に直接必要な基礎工事を除く)
  • 交付決定前に発注・契約した経費
  • 人件費・旅費・交通費
  • 一般管理費・事務経費
  • リチウム蓄電池の収集・運搬費用
  • 消耗品・原材料の購入費
  • リース・レンタル費用

よくある質問

Qリチウム蓄電池のリサイクル実績がない企業でも申請できますか?
A

応募資格としては民間企業であれば申請可能です。ただし、審査においてはリサイクル技術の実現可能性やCO2削減効果の妥当性が評価されるため、関連する技術基盤や実証データがあることが望ましいです。新規参入の場合は、技術提携先との連携体制を示すことが有効です。

QEV用バッテリーだけでなく、家庭用蓄電池やモバイルバッテリーのリサイクルも対象ですか?
A

補助対象はリチウム蓄電池のリサイクル設備全般です。EV用に限定されておらず、家庭用蓄電池や産業用蓄電池など、リチウム蓄電池であればリサイクル対象の種類は問いません。ただし、事業計画においてどの種類の電池を主な処理対象とするかを明記する必要があります。

Q既存のリサイクル設備の更新(リプレース)も対象になりますか?
A

既存設備の単純な更新は対象外となる可能性があります。本事業は有用金属の高純度リサイクルを実現する設備の導入を目的としているため、既存設備と比較してCO2削減効果やリサイクル効率の向上が認められる設備への更新であれば対象となり得ます。公募要領で詳細をご確認ください。

Q補助金の交付決定前に設備を発注してしまった場合はどうなりますか?
A

原則として、交付決定前に発注・契約した経費は補助対象外となります。設備メーカーへの発注や工事の契約は、必ず交付決定通知を受けてから行ってください。見積もりの取得や仕様の相談は交付決定前でも問題ありません。

Q他の補助金との併用は可能ですか?
A

同一の設備・経費に対して他の国庫補助金との重複受給は原則認められません。ただし、補助対象経費が明確に区分できる場合や、自治体独自の補助金・税制優遇措置との併用は可能な場合があります。併用を検討する場合は、事前に補助事業者(廃棄物・3R研究財団)に確認してください。

Q補助事業の実施期間はどのくらいですか?
A

補助事業の実施期間は交付決定日から原則として当該年度末までですが、大型設備の導入には複数年度にわたる事業期間が認められる場合があります。具体的な期間は公募要領および交付決定通知に記載されます。事業報告義務は設備導入後も複数年度続く場合があります。

QGビズIDはどのように取得すればよいですか?
A

GビズIDはデジタル庁が運営する法人向け認証システムです。GビズIDのウェブサイト(https://gbiz-id.go.jp)から申請できます。プライム(書類審査あり)の取得には2〜3週間程度かかることがあるため、公募開始前に取得を完了させておくことをおすすめします。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金はリチウム蓄電池リサイクル設備に特化した環境省の事業であり、同一設備に対して他の国庫補助金との重複受給は原則として認められません。ただし、対象経費が明確に区分できる場合は、関連する別の補助金を組み合わせることが可能な場合があります。例えば、リサイクル設備そのものは本補助金で導入し、設備を運用するための再生可能エネルギー設備(太陽光発電等)は別の環境省補助金や経済産業省の補助金で導入するといった組み合わせが考えられます。また、自治体独自の産業立地補助金や工場誘致助成金は国庫補助金とは財源が異なるため、併用できる可能性があります。さらに、設備投資に係る税制優遇(中小企業投資促進税制、カーボンニュートラル投資促進税制等)は補助金とは別の支援制度であり、補助金の残額部分に対して適用することで実質的な自己負担をさらに軽減できます。申請前に、補助事業者である廃棄物・3R研究財団に併用の可否を必ず確認してください。

詳細説明

リチウム蓄電池リサイクル設備導入事業の概要

本補助金は、環境省の令和6年度補正予算「資源循環高度化設備導入事業」の一環として実施される、リチウム蓄電池のリサイクル設備導入を支援する事業です。EV(電気自動車)やハイブリッド車の普及拡大、家庭用・産業用蓄電池の増加により、今後大量に排出が見込まれるリチウム蓄電池の適正なリサイクル体制の構築が急務となっています。

事業の背景と目的

リチウム蓄電池にはコバルト・ニッケル・リチウム・マンガンなどの有用金属が含まれており、これらの資源は海外依存度が高く、供給リスクが懸念されています。使用済みリチウム蓄電池から有用金属を高純度で回収し、国内で再資源化することは、経済安全保障の観点からも重要な取り組みです。本事業では、リサイクルプロセス全体のエネルギー起源CO2排出を抑制しながら、資源循環を推進することを目的としています。

補助対象となる設備

本事業で補助対象となるのは、リチウム蓄電池のリサイクル工程に必要な以下の設備です。

  • 事前処理設備:残存電力の放電処理や熱処理(焼成・乾燥)を行うための設備
  • 物理処理設備:破砕・粉砕・分離・選別を行い、電極材・セパレータ・外装材等を分離する設備
  • 化学処理設備:酸浸出・溶媒抽出・電解等により、コバルト・ニッケル・リチウム等の有用金属を高純度で回収する設備
  • 安全・環境対策設備:排ガス処理、排水処理、粉塵対策など、リサイクル工程に伴う環境負荷を低減する設備

補助率と補助上限額

補助率は事業者の規模によって異なります。

事業者区分補助率
中小企業(中小企業基本法に定める中小企業)1/2
大企業等1/3

補助上限額は17億円です。詳細な条件は公募要領を確認してください。

応募資格

以下のいずれかに該当する法人が申請可能です。

  • 民間企業(株式会社、合同会社等)
  • 一般社団法人・一般財団法人、公益社団法人・公益財団法人
  • その他環境大臣の承認を得て補助事業者が適当と認める者

申請スケジュール

公募期間は2025年3月25日から2025年4月25日までです。申請にはGビズIDが必要となるため、未取得の場合は早めの準備が推奨されます。

事業実施後の報告義務

採択された事業者には、以下の報告義務が課されます。

  • 導入設備による事業プロセス全体のCO2削減効果の把握・報告
  • 製造された再生素材等の国内導入量の把握・報告
  • 交付規程第16条に基づく事業報告書の期日内提出

申請先・問い合わせ先

申請書類の提出先および問い合わせ先は以下の通りです。

公益財団法人 廃棄物・3R研究財団
〒130-0026 東京都墨田区両国3-25-5 JEI両国ビル8階
担当:金井、福田、久松、岩瀬
TEL:03-5638-7162 / FAX:03-5638-7165
E-mail:r.koudoka-1@jwrf.or.jp

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