募集終了全国対象
やや難しい
準備期間の目安: 約60

【令和7年度】②化石資源由来プラスチックを代替する再生可能資源由来素材 の省CO2型製造設備導入事業(バリューチェーン)

基本情報

補助金額
42.8億円
補助率: 中小企業基本法で定める中小企業1/2、大企業等1/3、(詳細は公募要領に記載。)
0円42.8億円
募集期間
2025-05-20 〜 2025-06-20
対象地域日本全国
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 分類不能の産業 / 農業、林業 / 鉱業、採石業、砂利採取業 / 運輸業、郵便業 / 卸売業、小売業 / 金融業、保険業 / 不動産業、物品賃貸業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 宿泊業、飲食サービス業 / 生活関連サービス業、娯楽業 / 教育、学習支援業 / 医療、福祉
使途新たな事業を行いたい / 設備整備・IT導入をしたい

この補助金のまとめ

本補助金は、環境省が推進する脱炭素社会実現とGX(グリーントランスフォーメーション)の一環として、化石資源由来プラスチックに代わるバイオマスプラスチックやパルプ等の再生可能資源由来素材の製造設備導入を支援する制度です。令和7年度の公募であり、バリューチェーン全体での省CO2化を目指す点が特徴的です。補助上限額が最大42億8,000万円と極めて大規模であり、中小企業は補助率1/2、大企業等は1/3と企業規模に応じた支援が受けられます。製造業を中心に、素材転換による環境負荷低減と事業競争力強化の両立を図る事業者にとって、設備投資の大きな後押しとなる制度です。公益財団法人廃棄物・3R研究財団が執行団体を務めており、国内での素材導入拡大に寄与する事業であることが求められます。

この補助金の特徴

1

補助上限額42億8,000万円の大型支援

本制度は1件あたりの補助上限額が42億8,000万円と、環境系補助金の中でも最大級の規模を誇ります。再生可能資源由来素材の製造設備は初期投資が大きくなりがちですが、この補助金を活用することで設備投資の大幅な負担軽減が可能です。特にバイオマスプラスチック製造ラインの新設や既存ラインの転換など、数億円規模の投資に対応できる制度設計となっています。

2

バリューチェーン型の事業スキーム

単なる設備導入ではなく、素材の製造から利用事業者までのバリューチェーン全体を対象としている点が本制度の大きな特徴です。製造された再生可能資源由来素材を利用する事業者を把握し、報告する義務があるため、サプライチェーン構築まで見据えた事業計画が求められます。これにより、素材転換の社会実装を促進する仕組みとなっています。

3

省CO2型の資源循環高度化に特化

対象設備は「省CO2型の資源循環高度化設備」に限定されており、単に再生可能資源由来素材を製造するだけでなく、事業プロセス全体のエネルギー起源CO2排出を抑制する設備であることが条件です。これは環境省の脱炭素政策の方向性を強く反映しており、製造工程自体のグリーン化が重視されています。

4

全業種横断の幅広い対象

製造業はもちろん、建設業、運輸業、小売業、サービス業など事実上ほぼ全業種が対象となっています。バイオマスプラスチックの利用シーンは包装材から建材まで多岐にわたるため、素材の製造・加工に関わる幅広い事業者にチャンスがあります。

ポイント

この補助金の最大の価値は、単なる設備導入支援を超え、再生可能資源由来素材のサプライチェーン構築を後押しする点にあります。42億円超の補助上限を活かすには、素材の供給先となる利用事業者との連携体制を事前に構築し、バリューチェーン全体での環境貢献を定量的に示せる事業計画が鍵となります。

対象者・申請資格

法人格の要件

  • 民間企業であること(株式会社、合同会社、有限会社等)
  • 一般社団法人・一般財団法人であること
  • 公益社団法人・公益財団法人であること
  • 上記以外でも環境大臣の承認を得て補助事業者が適当と認める者であること

企業規模による区分

  • 中小企業基本法で定める中小企業に該当する場合:補助率1/2
  • 大企業等に該当する場合:補助率1/3
  • 企業規模の判定は中小企業基本法の定義に準拠

事業内容の要件

  • 化石資源由来プラスチックを代替する再生可能資源由来素材等の製造設備を導入する事業であること
  • 対象素材はバイオマスプラスチック(生分解性プラスチック含む)、パルプ等
  • 省CO2型の資源循環高度化設備であること
  • 事業プロセス全体のエネルギー起源CO2排出抑制を図る設備であること

地域の要件

  • 日本国内の事業所等において設備を設置する事業に限定
  • 製造された素材の国内導入拡大に寄与する事業であること
  • 素材の多くが国外輸出される場合は補助対象外

申請に必要な条件

  • GビズIDを取得済みであること
  • CO2削減効果を定量的に把握できること
  • 製造した素材の利用事業者を把握し報告できること

ポイント

本制度は業種制限がほぼなく、民間企業から公益法人まで幅広い法人格が対象です。ただし見落としやすいのが「国内導入拡大への寄与」という要件で、輸出中心の事業モデルでは対象外となります。また、素材メーカーだけでなく、素材の加工・利用に関わる事業者も環境大臣承認により対象になり得るため、該当するか迷う場合は事務局への事前相談を推奨します。

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申請ガイド

1

ステップ1:GビズID取得と事前準備(申請2-3ヶ月前)

GビズIDをまだ取得していない場合は、まずgBizIDプライムの申請を行います。審査に2-3週間かかるため早めの着手が必要です。同時に、導入予定設備の仕様検討、CO2削減量の試算、バリューチェーンの利用事業者との連携協議を開始します。

2

ステップ2:事業計画書の作成(申請1-2ヶ月前)

公募要領をダウンロードし、事業計画書を作成します。CO2削減効果の定量的な算定、再生可能資源由来素材の国内供給計画、利用事業者リストの整備が求められます。設備メーカーから正式な見積書を取得し、経費の積算根拠を整えます。

3

ステップ3:申請書類の提出(公募期間中)

公募期間は令和7年5月20日から6月20日の約1ヶ月間です。電子申請システム(jGrants等)を通じて申請書類一式を提出します。提出先は公益財団法人廃棄物・3R研究財団です。不備があると審査に進めないため、提出前にチェックリストで確認を行います。

4

ステップ4:審査・採択(提出後1-3ヶ月)

外部有識者を含む審査委員会による書面審査が行われます。必要に応じてヒアリング審査が実施される場合もあります。CO2削減効果の妥当性、事業の実現可能性、バリューチェーンの構築状況が重点的に評価されます。

5

ステップ5:交付決定・事業実施・報告

採択後に交付申請を行い、交付決定を受けてから設備の発注・導入を開始します。交付決定前の発注は補助対象外となるため注意が必要です。事業完了後は実績報告書を提出し、さらに交付規程第16条に基づく事業報告書を継続的に提出する義務があります。

ポイント

公募期間が約1ヶ月と短いため、公募開始前から事業計画の骨子を固めておくことが成否を分けます。特にCO2削減量の試算と利用事業者との連携体制の構築は時間がかかるため、2-3ヶ月前から準備を開始してください。設備メーカーとの連携による正確な見積取得も、審査での評価に直結する重要なステップです。

審査と成功のコツ

CO2削減効果の定量的な根拠提示
審査で最も重視されるのは、事業プロセス全体でのエネルギー起源CO2排出削減効果です。「省CO2型」であることが補助要件の核心であるため、現状の化石資源由来プラスチック製造と比較した際のCO2削減量を、信頼性のある算定方法で定量的に示すことが不可欠です。LCA(ライフサイクルアセスメント)手法に基づく算定が高評価を得やすい傾向にあります。
バリューチェーン構築の具体性
本制度はバリューチェーン型であるため、製造した素材の供給先・利用方法まで含めた事業計画の具体性が求められます。利用事業者との覚書や契約書の提示、素材の需要量予測、供給体制のスケジュール感を明確にすることで、事業の実現可能性をアピールできます。抽象的な計画では採択は困難です。
国内導入拡大への寄与の明示
素材が国外に輸出されるケースでは補助対象外と明記されているため、国内市場への供給計画を具体的に示す必要があります。国内のどの産業・用途に対してどの程度の素材を供給するのか、数値を交えた計画を記載することが重要です。
事業計画の実現可能性
大規模な設備投資を伴う事業であるため、資金調達計画、設備導入スケジュール、技術的な実現可能性を具体的に記述する必要があります。実績のある設備メーカーとの連携体制や、類似素材の製造実績があれば積極的にアピールしてください。過大な計画より、着実に実行できる現実的な計画が評価されます。

ポイント

採択の最大のポイントは、CO2削減効果とバリューチェーンの実現可能性を『数字で語る』ことです。特にLCAに基づくCO2削減量の算定と、利用事業者との連携を証明する具体的な合意文書があると、審査員の評価が大きく変わります。環境省案件では「定量性」と「実効性」が常に重視されます。

対象経費

対象となる経費

製造設備費(4件)
  • バイオマスプラスチック製造装置
  • 生分解性プラスチック成形設備
  • パルプ加工設備
  • 資源循環高度化設備
付帯設備費(3件)
  • 省エネルギー型の付帯設備
  • 排熱回収装置
  • 設備制御システム
設備設置工事費(3件)
  • 設備据付工事費
  • 配管・配線工事費
  • 基礎工事費
設計費(3件)
  • 設備設計費
  • プラント設計費
  • 環境影響評価関連費用
測定・分析費(3件)
  • CO2排出量測定機器
  • 品質管理用分析装置
  • 環境モニタリング設備

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 土地の取得費及び造成費
  • 建物の新築・増築費(設備設置に直接関係しないもの)
  • 一般管理費・人件費
  • 消費税及び地方消費税
  • 交付決定前に発注・契約した経費
  • 国外に設置する設備に関する経費
  • 既存設備の修繕・メンテナンス費用

よくある質問

Qバイオマスプラスチック以外の素材も補助対象になりますか?
A

はい、対象となります。本補助金では、バイオマスプラスチック(生分解性プラスチックを含む)に加えて、パルプ等の再生可能資源由来素材も補助対象です。化石資源由来プラスチックを代替する素材であり、省CO2型の製造設備を導入する事業であれば申請が可能です。ただし、対象素材の具体的な範囲については公募要領を確認するか、事務局に問い合わせることをお勧めします。

Q大企業でも申請できますか?補助率はどうなりますか?
A

大企業でも申請可能です。補助率は中小企業基本法で定める中小企業の場合は1/2、大企業等の場合は1/3となっています。企業規模の判定は中小企業基本法の定義に基づいて行われます。大企業であっても補助上限額は最大42億8,000万円と大規模な支援を受けられるため、十分に活用価値のある制度です。詳細な補助率の条件については公募要領をご確認ください。

Q製造した素材を海外に輸出する予定ですが、申請できますか?
A

製造された素材の多くが国外に輸出されるなど、国内導入の拡大に寄与しない場合は補助対象外と明記されています。本補助金の目的は国内での再生可能資源由来素材の導入拡大であるため、国内市場への供給が主たる目的である必要があります。一部輸出がある場合でも、国内供給が主であれば対象となる可能性がありますので、事務局にご確認ください。

QGビズIDはどの種類が必要ですか?取得にどのくらい時間がかかりますか?
A

一般的に補助金申請にはgBizIDプライムが必要です。gBizIDプライムの取得には、オンラインでの申請後に書類審査があり、通常2〜3週間程度かかります。公募期間が令和7年5月20日から6月20日と限られているため、未取得の場合は早めに手続きを開始してください。既にgBizIDエントリーをお持ちの方は、プライムへのアップグレードが必要な場合があります。

Q交付決定前に設備を発注しても補助対象になりますか?
A

一般的に、交付決定前に発注・契約した経費は補助対象外となります。これは補助金の基本ルールであり、本制度でも同様です。採択通知を受けた後、交付申請を行い、交付決定通知を受領してから設備の発注・契約を行う必要があります。スケジュールに余裕を持って計画を立て、設備メーカーとの調整も事前に進めておくことが重要です。

Q事業完了後にどのような報告義務がありますか?
A

本補助金では、事業完了後に実績報告書の提出に加え、交付規程第16条に基づく事業報告書を指定期日までに提出する義務があります。報告内容には、導入設備による二酸化炭素削減効果と、製造された再生可能資源由来素材等を利用する事業者の情報が含まれます。報告期間は一般的に複数年にわたるため、継続的なデータ収集・管理体制の構築が必要です。

Q複数の事業所に設備を導入する場合、一括で申請できますか?
A

公募要領に具体的な記載がない場合、一般的には一つの事業計画として複数拠点への設備導入を含めることが可能な場合があります。ただし、各事業所が日本国内に所在し、それぞれの設備導入がバリューチェーンとして一体の事業を構成していることが前提となります。具体的な申請方法については、事務局(公益財団法人廃棄物・3R研究財団 TEL:03-5638-7162)に事前にご相談ください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は環境省の脱炭素関連事業であるため、同一事業・同一経費に対して国の他の補助金との二重受給は原則として認められません。ただし、補助対象経費が明確に区分される場合や、異なるフェーズの事業であれば併用の余地があります。例えば、研究開発フェーズではNEDOのグリーンイノベーション基金事業やものづくり補助金(デジタル枠・グリーン枠)を活用し、製造設備導入フェーズで本補助金を利用するといった段階的な活用が考えられます。また、都道府県や市区町村が独自に実施するGX関連の補助金・融資制度との併用は、各自治体の規定に従って可能な場合があります。日本政策金融公庫の環境・エネルギー対策資金(融資)は補助金ではないため併用が可能です。併用を検討する場合は、必ず事前に公益財団法人廃棄物・3R研究財団に確認し、交付規程に抵触しないことを確認してください。

詳細説明

制度の目的と背景

本補助金は、環境省が推進する脱炭素社会の実現とGX(グリーントランスフォーメーション)への貢献を目的としています。従来の化石資源由来プラスチックに代わる再生可能資源由来素材(バイオマスプラスチック、生分解性プラスチック、パルプ等)の国内製造・導入を拡大させることで、循環経済への移行を加速させる狙いがあります。

令和7年度の公募として実施され、「バリューチェーン」という名称が示す通り、素材の製造から利用までのサプライチェーン全体を通じた省CO2化を推進する事業が対象です。世界的なプラスチック問題への対応と、日本国内のGX投資促進という政策的背景のもとに設計された制度です。

対象となる事業の詳細

対象事業は、化石資源由来プラスチックを代替する再生可能資源由来素材等の省CO2型製造設備を導入する事業です。具体的には以下のような素材の製造が対象となります。

  • バイオマスプラスチック:植物由来の原料から製造されるプラスチック素材
  • 生分解性プラスチック:自然環境下で微生物により分解されるプラスチック素材
  • パルプ等:プラスチック代替として利用可能な植物繊維由来素材

事業プロセス全体においてエネルギー起源二酸化炭素の排出抑制を図る「省CO2型の資源循環高度化設備」であることが必須条件です。単に再生可能資源由来素材を製造するだけでなく、製造工程自体の環境負荷低減が求められます。

補助率と補助上限額

本補助金の補助率は企業規模に応じて以下のとおり設定されています。

  • 中小企業(中小企業基本法に定める中小企業):補助対象経費の1/2
  • 大企業等:補助対象経費の1/3

補助上限額は42億8,000万円と非常に大きく、大規模な製造設備の導入にも対応可能な制度設計となっています。なお、補助率の詳細は公募要領に記載されており、事業内容によって異なる場合があります。

応募資格と地理的要件

応募資格は民間企業、一般社団法人・一般財団法人、公益社団法人・公益財団法人のほか、環境大臣の承認を得て補助事業者が適当と認める者にも門戸が開かれています。対象業種は製造業を中心に、建設業、運輸業、小売業、サービス業など幅広い業種が含まれます。

地理的要件として、日本国内の事業所等において設備を設置する事業に限定されています。さらに、製造された素材の多くが国外に輸出される場合など、国内導入の拡大に寄与しないと判断される場合は補助対象外となる点に注意が必要です。

採択後の義務と報告要件

採択された事業者には、以下の義務が課されます。

  • CO2削減効果の把握:導入した設備による二酸化炭素削減効果を定量的に測定・把握すること
  • 利用事業者の把握:製造された再生可能資源由来素材等を利用する事業者を把握すること
  • 事業報告書の提出:交付規程第16条に基づく事業報告書を、指定する期日までに提出すること

これらの報告義務は事業完了後も一定期間継続するため、長期的な管理体制の整備が必要です。設備の目的外使用や譲渡には制限がかかる場合があり、財産管理についても交付規程に従う必要があります。

申請手続きについて

申請にはGビズIDが必要です。公募期間は令和7年5月20日から6月20日までの約1ヶ月間です。申請書類は公益財団法人廃棄物・3R研究財団に提出します。公募要領を十分に確認し、必要書類を漏れなく準備した上で申請を行ってください。不明点は事務局(TEL:03-5638-7162、E-mail:r.koudoka-1@jwrf.or.jp)に問い合わせることが可能です。

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