令和6年度中小企業等エネルギー利用最適化推進事業費(地域エネルギー利用最適化取組支援事業)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
エネルギー価格高騰に対応した地域密着型の支援
本事業は特にエネルギー価格高騰等の影響を受ける中小企業を対象としている点が特徴です。電気・ガス料金の上昇で経営を圧迫されている中小企業に対し、地域の事業者等がエネルギー管理状況を診断し、コスト削減に直結する運用改善や設備投資を提案します。緊急性の高いエネルギーコスト削減ニーズに対応した実践的な制度です。
運用改善と設備投資の両面を提案
診断結果に基づいて、すぐに実行可能な運用改善(設定温度の見直し、運転スケジュールの最適化等)と、中長期的な設備投資(高効率機器への更新等)の両面から提案を行います。予算のない中小企業にもすぐに着手できる改善策を提示できる点が実用的です。
定額(10/10)の全額補助で中小企業の負担ゼロ
補助率は定額10/10の全額補助であるため、診断・提案サービスの運営経費が全額カバーされます。結果として、診断を受ける中小企業側の負担を実質ゼロにでき、省エネに関心の薄い企業にも参加を促しやすい設計です。
ポイント
対象者・申請資格
申請主体の要件
- 中小企業等の工場・ビル等のエネルギー管理状況の診断を実施できる民間団体等であること
- 運用改善や設備投資の提案等に係る経費を補助する事業を実施できること
- 事業遂行に必要な組織・人員・経営基盤を有していること
事業内容の要件
- エネルギー価格高騰等の影響を受ける中小企業等を対象とした診断事業であること
- 工場・ビル等のエネルギー管理状況の診断と改善提案を行う内容であること
欠格要件
- 経済産業省からの処分を受けていないこと
- 募集要領のその他要件を満たすこと
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:募集要領の確認と事業構想(公募開始時)
資源エネルギー庁のウェブサイトから募集要領を入手し、対象事業・経費区分・審査基準を確認します。地域の中小企業のエネルギー課題を踏まえた診断事業計画を策定してください。
ステップ2:申請書類の作成(2〜3週間)
事業目的・診断対象地域・対象企業数の見込み・実施体制・予算計画を記載した申請書類を作成します。
ステップ3:申請書類の提出(公募期間内)
指定の方法で提出します。公募期間は約3週間と短いため迅速な対応が必要です。
ステップ4:審査・採択(提出後1〜2ヶ月)
事業の妥当性・地域カバレッジ・コスト効率が審査されます。
ステップ5:交付決定・事業実施・実績報告
交付決定後に地域の中小企業向けエネルギー診断事業を実施し、完了後に実績報告書を提出します。
ポイント
審査と成功のコツ
地域の中小企業のエネルギー課題への深い理解
診断結果の実行率を高める仕組み
費用対効果の定量的な見込み
ポイント
対象経費
対象となる経費
診断実施費(3件)
- エネルギー診断機器のリース・購入費
- 計測・分析に係る経費
- 診断報告書の作成費
人件費(2件)
- 診断員・提案スタッフの人件費
- 事業運営スタッフの人件費
旅費(2件)
- 診断先企業への訪問旅費
- フォローアップ訪問の旅費
広報・周知費(2件)
- 診断サービスの周知に係る経費
- パンフレット・チラシの制作費
一般管理費(3件)
- 事務所経費
- 通信費
- 消耗品費
対象外の経費
対象外の経費一覧(5件)
- 土地・建物の取得費
- 団体の経常的な運営経費
- 食糧費・交際費
- 他の補助金と重複する経費
- 中小企業側の省エネ設備導入費
よくある質問
Qエネルギー利用最適化診断等事業との違いは何ですか?
どちらも中小企業向けの省エネ診断を支援する制度ですが、本事業は「地域密着型」のアプローチを取る点が異なります。地域のエネルギー事情を熟知した事業者が中小企業を巡回し、現場に即した改善提案を行います。診断等事業は全国展開型で、より広範なカバレッジを目指す制度です。
Q中小企業が直接申請できますか?
いいえ、申請主体は中小企業にエネルギー診断を提供する民間団体等です。中小企業の方は、この制度を活用した省エネ診断サービスを受ける立場となります。お住まいの地域の省エネ相談窓口や商工会議所にお問い合わせください。
Q診断を受ける中小企業に費用負担はありますか?
補助率が定額10/10の全額補助のため、診断サービスの提供コストは全額カバーされます。そのため、診断を受ける中小企業側の費用負担は原則として発生しません。
Qどのような中小企業が診断の対象になりますか?
エネルギー価格高騰等の影響を受ける中小企業等の工場・ビル等が対象です。業種の制限はなく、製造業の工場から小売業の店舗、オフィスビルまで幅広い事業所が対象となります。
Q診断後に省エネ設備を導入する場合の補助金はありますか?
はい、診断で改善が必要と判断された設備の更新には、省エネルギー投資促進支援事業費補助金やものづくり補助金、各自治体の省エネ設備導入補助金が活用できます。診断を行う団体から適切な補助金制度を案内してもらえるのが一般的です。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本事業は省エネ診断・提案を行う団体への補助であり、診断を受けた中小企業が実際に設備更新を行う際には別の補助金制度と組み合わせることが想定されています。省エネルギー投資促進支援事業費補助金での高効率設備導入、ものづくり補助金での省エネ型生産設備の導入、各自治体の省エネ設備補助金の活用が効果的です。また、同じ資源エネルギー庁の「エネルギー利用最適化診断等事業」との役割分担も明確にする必要があります。本事業は地域密着型のアプローチ、診断等事業は全国展開型という棲み分けです。
詳細説明
制度の目的
本事業は、エネルギー価格高騰等の影響を受ける中小企業等の工場・ビル等のエネルギー管理状況の診断を実施し、運用改善や設備投資の提案等に係る経費を補助する民間団体等への補助金です。内外の経済的社会環境に応じた安定的かつ適切なエネルギー需給構造の構築を目的としています。
補助金額・補助率
補助上限額は約4億3,600万円、補助率は定額(10/10)の全額補助です。
対象事業の内容
- 中小企業等の工場・ビル等へのエネルギー管理状況の診断
- 運用改善の提案(即実行可能な改善策)
- 設備投資の提案(中長期的な省エネ投資の計画策定支援)
特徴
「エネルギー利用最適化診断等事業」が全国展開型であるのに対し、本事業は地域密着型のアプローチを取ります。地域の実情を熟知した事業者が中小企業の現場を巡回し、きめ細かな診断と改善提案を行う設計です。
問い合わせ先
経済産業省 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部 省エネルギー課。問い合わせは原則電子メール(bzl-shouene-dounyushien@meti.go.jp)で、指定の件名を使用してください。