事業の概要
「令和5年度補正省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業費補助金」は、資源エネルギー庁が所管する国の補助事業です。産業・業務部門等における省エネルギーを推進し、安定的かつ適切なエネルギーの需給構造の構築を図ることを目的としています。
本事業の最も重要な特徴は、省エネ設備を導入する事業者を直接公募するのではなく、支援事業を運営・管理する「執行団体(民間団体等)」を公募する点です。採択された執行団体が、その後に間接補助事業者(省エネ設備導入を行う個別事業者)を自ら公募・選定・管理します。
二段階補助の仕組み
本事業は以下の二段階構造で実施されます。
- 第一段階:資源エネルギー庁 → 執行団体(民間団体等)
執行団体の事業運営経費を補助率10/10で全額補助 - 第二段階:執行団体 → 間接補助事業者(省エネ設備導入事業者)
執行団体が個別事業者の省エネ設備導入経費の一部を補助
この仕組みにより、業界団体等の持つネットワークを活用して、幅広い事業者への省エネ支援を効率的に実施することが可能となっています。
申請資格(執行団体の要件)
本事業の応募者(補助事業者)は民間団体等です。具体的な要件は公募要領に定められていますが、一般的には以下の能力・体制が求められます。
- 間接補助事業者を公募・審査・選定・管理できる組織体制
- 補助金の適正な管理・執行・報告ができる経理・管理体制
- 省エネ効果の計測・検証・報告が可能な技術的知識または外部委託体制
- 補助事業の成果を業界内外に公表・普及できる体制
- 法的要件(反社会的勢力でないこと、税の滞納がないこと等)の充足
対象業種(間接補助事業者)
間接補助事業者として支援を受けられる業種は全業種を対象としています。主な対象業種は以下のとおりです。
- 製造業(工場の設備更新、生産ライン効率化等)
- 建設業(建設機械の省エネ化、事務所設備更新等)
- 情報通信業(データセンター冷却設備、サーバー省エネ化等)
- 運輸業・郵便業(配送車両の電動化、物流施設の省エネ化等)
- 卸売業・小売業(店舗照明・空調設備更新等)
- 宿泊業・飲食サービス業(ボイラー・冷暖房設備更新等)
- 医療・福祉(病院・介護施設の空調・照明設備更新等)
- その他全業種
主な特徴・ポイント
複数年度対応
企業の複数年度にわたる投資計画に対応しており、大規模な設備更新を段階的に進める事業者でも計画全体を通じた支援が可能です。
補助率10/10
執行団体(補助事業者)が実施する事業運営経費は補助率10/10(全額補助)です。これにより民間団体等は実質的な財政負担なしに執行団体として参加できます。
成果公表・普及
採択された執行団体は、補助事業実施後に省エネ取組の成果を公表・普及する活動も担います。業界全体の省エネ意識向上に貢献することが期待されます。
申請手続きの流れ
執行団体として応募する場合
- 資源エネルギー庁の公募ページから公募要領・申請様式を入手
- 事業計画書(間接補助事業者の募集・管理・成果公表計画)を作成
- 収支予算書・組織体制説明書等の添付書類を準備
- 公募要領指定の方法・期限で提出
- 審査・採択通知受領後、交付申請手続きを実施
- 交付決定後に事業開始(間接補助事業者の公募・選定・補助金交付)
- 事業完了後に実績報告・成果公表
間接補助事業者(省エネ設備導入事業者)として参加する場合
本公募(執行団体公募)への直接応募はできません。採択された執行団体が別途実施する公募に応募してください。執行団体・公募情報は資源エネルギー庁ウェブサイトや業界団体等を通じて公表されます。
問い合わせ先
資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部 省エネルギー課
担当:渡邉、田島
E-mail:bzl-shouene-dounyushien@meti.go.jp
TEL:03-3501-1511(内線4541〜6)
現在の状況
本事業の公募受付は終了(closed)しています。令和5年度補正予算で措置された事業であり、現在は過去の採択結果・事業報告等が資源エネルギー庁ウェブサイトで公開されています。類似の後継事業への応募を検討する場合は、経済産業省・資源エネルギー庁の公募情報を定期的に確認することを推奨します。