募集中全国対象
やや難しい
準備期間の目安: 約25

「競争的な水素サプライチェーン構築に向けた技術開発事業/総合調査研究/水素分野に関する国際会議の調査運営業務」の公募

基本情報

補助金額
金額未定
募集期間
2026-03-06 〜 2026-04-06
残り29
対象地域日本全国
対象業種学術研究、専門・技術サービス業
使途研究開発・実証事業を行いたい

この補助金のまとめ

本事業は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が推進する「競争的な水素サプライチェーン構築に向けた技術開発事業」の一環として、水素分野に関する国際会議の調査運営業務を委託するものです。水素エネルギーは2050年カーボンニュートラル実現の鍵を握る技術であり、国際的な技術動向の把握と情報発信は極めて重要な位置づけにあります。受託者は、世界各国の水素関連国際会議における最新技術動向や政策動向を調査・分析し、日本の水素戦略に資する情報を体系的に整理する役割を担います。コンサルタントの視点から見ると、NEDO事業への参画実績は今後の水素関連案件獲得における大きなアドバンテージとなり、水素分野でのプレゼンス確立を目指す研究機関やコンサルティング企業にとって戦略的に重要な案件です。

この補助金の特徴

1

NEDO委託事業としての信頼性と実績価値

NEDOは日本最大級の研究開発マネジメント機関であり、同機構からの委託事業に参画することは、水素分野における技術力と調査能力の証明となります。受託実績は今後の国プロジェクト参画や民間案件獲得において強力な差別化要素となります。

2

水素サプライチェーン全体を俯瞰する調査スコープ

本事業は単なる会議運営にとどまらず、「競争的な水素サプライチェーン構築」という大きなテーマの中の「総合調査研究」に位置づけられています。製造・輸送・貯蔵・利用の各段階における国際的な技術動向を包括的に把握できる機会です。

3

国際会議を通じたグローバルネットワーク構築

水素分野の主要な国際会議の調査運営を通じて、海外の研究機関・企業・政府関係者との人脈構築が可能です。このネットワークは、今後の国際共同研究や技術導入において大きな資産となります。

4

カーボンニュートラル政策との強い連動性

日本政府のGX(グリーントランスフォーメーション)戦略において水素は中核技術と位置づけられており、本事業は国の政策方針と直結しています。政策動向を最前線で把握できる点も大きな特徴です。

ポイント

本事業はNEDO委託による水素国際会議の調査運営という、技術調査力と国際対応力の両方が問われる高付加価値案件です。受託実績そのものが今後の水素ビジネス展開における大きな武器となるため、水素分野への参入・強化を図る組織にとって戦略的に見逃せない機会と言えます。

対象者・申請資格

対象となる組織形態

  • 日本国内に拠点を有する法人格を持つ組織
  • 研究機関、大学、シンクタンク、コンサルティング企業
  • 業界団体、一般社団法人、一般財団法人
  • 複数機関によるコンソーシアム(共同提案)も可能

求められる能力・実績

  • 水素エネルギー分野に関する専門知識と調査実績
  • 国際会議の企画・運営に関する実務経験
  • 英語での調査・レポート作成能力
  • 海外の研究機関・企業とのネットワーク

対象外となるケース

  • 個人事業主(法人格が必要)
  • 反社会的勢力に該当する組織
  • NEDOの契約条件を遵守できない組織
  • 過去にNEDO事業で重大な契約違反があった組織

ポイント

本事業は高度な専門性と国際対応力が求められるため、応募のハードルは比較的高いと言えます。特に水素分野の調査実績と国際会議の運営経験は必須要件に近い位置づけです。自社単独での対応が困難な場合は、専門性を補完し合えるパートナーとのコンソーシアム形成を検討することが現実的な戦略です。

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申請ガイド

1

ステップ1:公募要領の確認と社内体制構築

NEDO公式サイトから公募要領・仕様書をダウンロードし、業務内容・契約条件・評価基準を精査します。社内で実施体制(プロジェクトリーダー・調査担当・国際対応担当)を確定させましょう。

2

ステップ2:提案書の作成

公募要領に定められた様式に従い、調査計画・実施体制・過去の実績・費用見積を記載した提案書を作成します。評価基準を意識し、特に技術的アプローチと実施体制の具体性が審査のポイントとなります。

3

ステップ3:電子申請による応募

NEDO指定の電子申請システムを通じて提案書一式を提出します。締切は2026年4月6日ですが、システムトラブルに備え余裕を持ったスケジュールで準備を進めてください。

4

ステップ4:審査・ヒアリング対応

書面審査を通過した場合、ヒアリング(プレゼンテーション審査)が実施される可能性があります。提案内容の要点を簡潔に説明できるよう準備しておきましょう。

5

ステップ5:契約締結と業務開始

採択決定後、NEDOとの委託契約を締結し業務を開始します。契約条件(知的財産権の取扱い、報告義務等)を事前に確認しておくことが重要です。

ポイント

NEDO事業への応募は提案書の質が採否を決定づけます。特に「なぜ自組織が本業務を遂行するのに最適か」を客観的な実績データで示すことが最重要ポイントです。応募期間は約1ヶ月と限られているため、公募開始と同時に準備に着手し、社内レビューの時間を確保してください。

審査と成功のコツ

水素分野の国際動向に関する深い知見を示す
提案書では、主要な国際会議(WHEC、Hydrogen Americas Summit等)や各国の水素戦略に関する最新知見を具体的に記載し、調査能力の高さを示しましょう。表面的な情報の羅列ではなく、独自の分析視点を盛り込むことが差別化のポイントです。
過去の類似業務実績を具体的にアピール
NEDO審査では過去実績が重要な評価項目です。国際会議の運営実績、エネルギー分野の調査報告書作成実績、政府機関からの受託実績などを、件名・期間・成果物を明示して記載してください。
実施体制の具体性と人材の専門性を明確にする
プロジェクトリーダーの経歴・専門性、各担当者の役割分担と具体的な稼働計画を提示します。「誰が」「何を」「いつまでに」行うかが明確な提案は評価が高くなります。
費用対効果を意識した合理的な見積もり
過大な見積もりは審査でマイナス評価となります。各費目の根拠を明確にし、業務内容に対して合理的なコスト構造であることを示しましょう。
国際ネットワークの活用方針を具体的に提案する
自組織が有する海外の研究機関・企業とのネットワークをどのように本業務に活用するかを具体的に記述します。既存の人脈を活かした情報収集の優位性は、大きなアピールポイントとなります。

ポイント

NEDO委託事業の採択率を高めるには、「この組織に任せれば最も質の高い成果が得られる」と審査委員に確信させることが鍵です。具体的な実績、専門人材の配置、独自のネットワークの3点を軸に、提案の説得力を最大化してください。

対象経費

対象となる経費

人件費(4件)
  • プロジェクトリーダー人件費
  • 調査研究員人件費
  • 国際会議対応スタッフ人件費
  • 事務管理スタッフ人件費
旅費(3件)
  • 国際会議出席のための海外渡航費
  • 国内出張旅費
  • 現地調査のための交通費
外注費・委託費(3件)
  • 翻訳・通訳業務委託費
  • 会議運営業務の外注費
  • 専門家への調査委託費
消耗品費(2件)
  • 調査用資料・書籍購入費
  • 事務用消耗品費
その他経費(4件)
  • 国際会議参加登録費
  • 通信・郵送費
  • 報告書印刷費
  • 会議室使用料
一般管理費(1件)
  • 間接経費(NEDO規定の率による)

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 本業務に直接関連しない研究開発費
  • 設備・備品の購入費(資産計上されるもの)
  • 受託者の既存設備の維持管理費
  • 交際費・接待費
  • 本業務と無関係な学会・セミナー参加費
  • 受託者の社内研修・教育訓練費
  • 訴訟費用・弁護士費用
  • 保険料(NEDO指定のものを除く)

よくある質問

Qこの公募はどのような組織が応募できますか?
A

日本国内に拠点を有する法人格を持つ組織が応募可能です。研究機関、大学、シンクタンク、コンサルティング企業、業界団体などが主な対象となります。複数機関によるコンソーシアム(共同提案)での応募も可能ですので、単独での対応が難しい場合はパートナーとの連携も検討してください。個人事業主は対象外となります。

Q補助金額や補助率はどの程度ですか?
A

本件は補助金ではなくNEDOからの「委託事業」です。委託事業では、業務遂行に必要な経費がNEDOから委託費として支払われます。具体的な委託費の上限額や予算規模については、NEDO公式サイトの公募要領に記載されていますので、応募前に必ず確認してください。委託事業のため、自己負担は原則発生しません。

Q応募の締め切りはいつですか?
A

応募期間は2026年3月6日から2026年4月6日までです。NEDO電子申請システムを通じて提案書を提出する必要があります。締切直前はシステムが混雑する可能性がありますので、余裕を持ったスケジュールで準備・提出されることをお勧めします。提案書の作成には2〜3週間程度を見込んでおくと安心です。

Q水素分野の実績がなくても応募できますか?
A

公募要領上、水素分野の実績が絶対的な要件として明記されていない場合は応募自体は可能です。ただし、審査においては水素エネルギー分野の専門知識や類似業務の実績が重要な評価項目となるため、実績がない場合は採択のハードルが高くなります。水素分野に知見のある研究者や組織とコンソーシアムを組んで応募することで、この課題を補完することが可能です。

Q国際会議への渡航費用は委託費に含まれますか?
A

はい、業務遂行に必要な海外渡航費は委託費の対象経費として計上可能です。ただし、NEDOの旅費規程に基づいた合理的な金額であることが求められます。航空運賃のクラス、宿泊費の上限額など、NEDOの規定に従った見積もりを提案書に記載してください。なお、業務と無関係な渡航や私的な旅行は対象外です。

Q採択後の報告義務はありますか?
A

NEDO委託事業では、定期的な進捗報告と業務完了時の成果報告が義務づけられています。具体的には、四半期ごとの進捗状況報告、年度末の実績報告書提出、業務完了時の最終成果報告書提出が一般的です。また、経費の使途についても詳細な報告と証憑書類の保管が求められます。NEDOの担当者による現地調査が実施される場合もあります。

Q知的財産権はどのように扱われますか?
A

NEDO委託事業で得られた知的財産権については、日本版バイ・ドール制度(産業技術力強化法)に基づき、一定の条件を満たす場合は受託者に帰属させることが可能です。ただし、NEDOへの報告義務や、国の施策として利用する場合の実施許諾義務などが条件として付されます。詳細は契約書および公募要領の知的財産権条項を確認してください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本事業はNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)からの委託事業であり、補助金とは性質が異なります。委託事業では業務遂行に必要な経費がNEDOから支払われるため、同一業務に対して他の公的資金を重複して受け取ることは原則として認められません。ただし、受託組織が別のテーマ・別の業務範囲で他の補助金・委託事業を実施することは可能です。例えば、水素関連の自社研究開発に対してNEDO助成金やJST研究費を活用しつつ、本委託業務を並行して遂行するといった形態は問題ありません。重要なのは、経費の按分が明確であり、二重計上が発生しないことです。また、本事業で得られた知見を活用して、経済産業省の水素関連補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金等)の申請支援コンサルティングを展開するなど、事業シナジーを生み出す戦略も検討に値します。併用を検討する場合は、必ずNEDO担当者に事前確認を行ってください。

詳細説明

事業の背景と目的

日本政府は2050年カーボンニュートラルの実現に向け、水素エネルギーを脱炭素社会の基盤技術と位置づけています。2023年に改定された「水素基本戦略」では、2040年までに水素供給量を年間1,200万トンに拡大する目標が掲げられ、その実現には国際的な技術協力と情報共有が不可欠とされています。本事業は、こうした政策背景のもと、NEDOが推進する「競争的な水素サプライチェーン構築に向けた技術開発事業」の一環として、水素分野における国際会議の調査運営業務を担う実施者を公募するものです。

業務の概要

受託者は、水素分野に関する国際会議の調査および運営業務を包括的に実施します。具体的には、世界各地で開催される水素関連の主要国際会議への参加・情報収集、各国の水素技術開発動向や政策動向の調査分析、調査結果の報告書作成等が主な業務内容となります。

  • 国際会議の動向調査:世界主要国の水素関連国際会議(WHEC、Hydrogen Americas Summit、World Hydrogen Congress等)における技術発表・政策議論の動向把握
  • 技術動向分析:水素の製造(グリーン水素・ブルー水素)、輸送・貯蔵、利活用に関する最新技術の分析
  • 政策動向調査:EU・米国・豪州・中東等の水素戦略および支援制度の比較分析
  • 運営支援業務:NEDO主催または関連する国際会議の企画・運営支援
  • 報告書作成:調査結果の体系的な整理と報告書の作成

応募要件と手続き

本公募は2026年3月6日から4月6日までの約1ヶ月間受け付けています。応募にあたっては、NEDO公式サイトに掲載されている公募要領および仕様書を確認の上、所定の様式に従って提案書を作成・提出する必要があります。

  • 応募期間:2026年3月6日~2026年4月6日
  • 応募方法:NEDO電子申請システム経由
  • 対象地域:全国(日本国内に拠点を有する法人)
  • 対象業種:学術研究、専門・技術サービス業

審査のポイント

NEDO委託事業の審査では、以下の点が重点的に評価されます。提案書作成にあたっては、これらの項目を意識した記述を心がけてください。

  • 技術的能力:水素分野に関する専門知識と調査分析能力
  • 実施体制:業務遂行に必要な人材・組織体制の適切性
  • 過去実績:類似業務の実施実績と成果
  • 国際対応力:英語での調査・コミュニケーション能力、海外ネットワーク
  • 費用の妥当性:業務内容に対する見積もりの合理性

水素サプライチェーンの将来展望

世界の水素市場は急速に拡大しており、2030年には市場規模が数兆円に達すると予測されています。特に、再生可能エネルギー由来のグリーン水素や、CCS(CO2回収・貯留)と組み合わせたブルー水素の製造技術が注目を集めています。本事業を通じて得られる国際的な技術・政策動向の知見は、日本の水素産業競争力強化に直接貢献するものであり、受託者にとっても水素分野における専門性とプレゼンスを大きく高める機会となります。