募集終了全国対象
やや難しい
準備期間の目安: 約60

「デコ活」(脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動)推進事業R7

基本情報

補助金額
金額未定
補助率: 公募要領を参照
募集期間
2025-03-14 〜 2025-04-11
対象地域日本全国
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 公務(他に分類されるものを除く) / 分類不能の産業 / 農業、林業 / 鉱業、採石業、砂利採取業 / 運輸業、郵便業 / 卸売業、小売業 / 金融業、保険業 / 不動産業、物品賃貸業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 宿泊業、飲食サービス業 / 生活関連サービス業、娯楽業 / 教育、学習支援業 / 医療、福祉
使途新たな事業を行いたい / イベント・事業運営支援がほしい / まちづくり・地域振興支援がほしい / エコ・SDGs活動支援がほしい

この補助金のまとめ

「デコ活」推進事業は、環境省が実施する脱炭素社会の実現に向けた国民運動を推進するための補助金です。単なる設備投資型の補助金とは異なり、国民の行動変容やライフスタイルの転換を促す「社会実装プロジェクト」を支援する点が最大の特徴です。具体的には、企業・自治体・NPO等が連携し、温室効果ガス削減と暮らしの質向上を両立させる取り組みに対して、マッチングファンド方式で資金を提供します。広域規模事業(二以上の都道府県で効果を発揮)と地域規模事業(一つの都道府県内で効果を発揮)の2種類があり、事業規模やアプローチに応じた柔軟な申請が可能です。CO2削減効果の高い分野への加点措置もあるため、環境インパクトの大きいプロジェクトほど採択されやすい設計になっています。

この補助金の特徴

1

マッチングファンド方式による官民共創モデル

本事業は従来の定額補助とは異なり、マッチングファンド方式を採用しています。申請者側も一定の自己負担を行うことで、官民双方がリスクと成果を共有する仕組みです。これにより、事業の持続可能性が高まり、補助金終了後も自走できるプロジェクト設計が求められます。民間資金を呼び込む力のある事業者にとっては、レバレッジを効かせた大規模な取り組みが可能になります。

2

広域規模と地域規模の2つの事業区分

広域規模事業は二以上の都道府県にまたがる効果が求められ、全国展開を見据えたプラットフォーム型の取り組みに適しています。一方、地域規模事業は一つの都道府県内で完結する取り組みで、地域密着型の行動変容プロジェクトに最適です。自社の事業展開エリアや連携先の広がりに応じて、適切な区分を選択することが重要です。

3

CO2削減効果の高い分野への加点措置

審査においては、CO2削減効果が高い分野に取り組むプロジェクトに加点が設けられています。食・住・移動・エネルギーなど、日常生活における排出量の大きい領域での行動変容プロジェクトは特に評価されやすくなります。定量的なCO2削減見込みを算出し、根拠とともに提示することが採択率向上の鍵となります。

4

連携協働型の社会実装プロジェクト

本事業は単独企業の取り組みではなく、複数の主体が連携・協働して実施する社会実装プロジェクトを対象としています。企業間連携、産学官連携、NPOとの協働など、多様なステークホルダーを巻き込んだ事業設計が求められます。連携先の質と量が審査における重要な評価ポイントとなります。

ポイント

本事業は「行動変容×社会実装」という独自のコンセプトを持ち、設備投資型補助金とは全く異なるアプローチが求められます。マッチングファンド方式により事業の自走性を重視する設計のため、補助金終了後の事業継続計画まで含めた包括的なプロジェクト設計が採択の鍵です。

対象者・申請資格

対象となる事業者

  • 民間企業(業種・規模を問わず)
  • 一般社団法人・一般財団法人
  • 公益社団法人・公益財団法人
  • NPO法人
  • その他環境省が適当と認める法人

対象となる事業

  • 国民の行動変容・ライフスタイル転換を促す社会実装プロジェクト
  • 温室効果ガス削減と暮らしの質向上を両立する取り組み
  • 複数の主体が連携・協働して実施するプロジェクト
  • 広域規模事業:二以上の都道府県で効果が見込めるもの
  • 地域規模事業:一の都道府県内で効果が見込めるもの

対象とならないケース

  • 単独企業のみで完結する事業
  • 設備導入のみを目的とした事業
  • 行動変容の要素が含まれない事業
  • 既存事業の単純な延長・継続

ポイント

対象者は幅広い法人形態をカバーしていますが、核心は「連携協働」と「行動変容」の2要素です。単なるハードウェア導入ではなく、人々の暮らしを変えるソフト面の取り組みが不可欠。複数の連携先を確保した上での申請が前提となるため、申請準備段階から連携先との関係構築を進めておくことが重要です。

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申請ガイド

1

ステップ1:公募要領の確認と事業区分の選定

環境省の公式サイトから最新の公募要領をダウンロードし、広域規模事業と地域規模事業のどちらに該当するかを判断します。事業の効果が及ぶ地理的範囲を明確にし、適切な区分を選択してください。

2

ステップ2:連携体制の構築

本事業は連携協働型であるため、共同で事業を実施するパートナーの確保が不可欠です。企業・自治体・NPO・大学等から、プロジェクトの目的に合致する連携先を選定し、役割分担を明確にします。

3

ステップ3:事業計画書の作成

CO2削減効果の定量的な試算、行動変容のロジックモデル、マッチングファンドの資金計画、事業終了後の自走計画などを盛り込んだ事業計画書を作成します。加点項目であるCO2削減効果の高い分野に該当する場合は、その根拠を明確に記載します。

4

ステップ4:申請書類の提出

公募要領に記載された提出書類一式を整え、指定された方法(電子申請システムまたは郵送)で提出します。提出期限には余裕を持って準備を進めてください。

5

ステップ5:審査対応と採択後の手続き

外部有識者による審査が行われ、ヒアリング審査が実施される場合があります。採択された場合は、交付申請手続きを経て事業を開始します。定期的な進捗報告と事業終了後の実績報告が求められます。

ポイント

申請の最大のハードルは連携体制の構築です。公募開始後に連携先を探し始めるのでは間に合いません。日頃から環境・脱炭素分野のネットワークを広げ、公募前の段階で連携候補との協議を進めておくことが成功への近道です。事業計画書ではCO2削減効果の定量化が特に重要です。

審査と成功のコツ

CO2削減効果の定量化と可視化
採択審査において、CO2削減効果の定量的な試算は最も重要な評価ポイントの一つです。排出係数を用いた科学的な算出方法を採用し、ベースラインとの比較で削減量を明確に示してください。環境省の排出原単位データベースや、業界団体の公表データを活用することで、説得力のある数値を提示できます。
行動変容の理論的裏付け
「ナッジ理論」「行動経済学」「社会的マーケティング」などの行動変容に関する理論的フレームワークを活用し、なぜ提案するアプローチで人々の行動が変わるのかを論理的に説明することが重要です。過去の類似事例やパイロット実験の結果があれば、エビデンスとして活用してください。
連携体制の質と役割の明確化
連携先の数だけでなく、各主体がプロジェクトにおいて果たす役割の明確さと、その組み合わせの妥当性が評価されます。それぞれの強みを活かした役割分担を設計し、定期的な連携会議やコミュニケーション体制の計画も含めて提示してください。
補助金終了後の自走計画
マッチングファンド方式の事業であるため、補助金終了後に自立的に事業を継続できる計画が強く求められます。収益モデル、スケールアップ計画、他地域への展開可能性など、持続可能性を具体的に示すことが採択率を高めます。
KPIの設定と効果測定計画
行動変容の度合いやCO2削減効果を定量的に測定するためのKPI設定と、効果測定の具体的な方法論を提示してください。参加者数、行動変容率、CO2削減量など、複数の指標を組み合わせた包括的な評価フレームワークが評価されます。

ポイント

採択のカギは「定量性」と「持続可能性」の2点です。CO2削減効果と行動変容効果を数値で示せるか、そして補助金終了後に自走できるビジネスモデルを描けるかが勝負の分かれ目。環境省の過去採択事例を研究し、成功プロジェクトの共通要素を自社の提案に組み込むことをお勧めします。

対象経費

対象となる経費

人件費(3件)
  • プロジェクト従事者の人件費
  • 専門コンサルタント報酬
  • 技術アドバイザー謝金
事業費(4件)
  • 社会実装に必要な実証実験費
  • 行動変容プログラムの開発費
  • 効果測定・調査分析費
  • 普及啓発イベント開催費
委託費(3件)
  • 外部専門機関への調査委託費
  • システム開発委託費
  • 広報・PR業務委託費
旅費・交通費(2件)
  • 連携先との打合せに係る旅費
  • 現地調査・視察旅費
消耗品費・印刷費(3件)
  • 啓発資材の作成費
  • 報告書・パンフレット印刷費
  • 実証実験に必要な消耗品費
通信・運搬費(2件)
  • 郵送費・配送費
  • 通信回線利用料

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 土地の取得費・造成費
  • 建物の新築・増改築費
  • 汎用性の高い備品(パソコン、プリンター等)の購入費
  • 飲食・接待に係る経費
  • 団体の経常的な運営費・管理費
  • 他の補助金等で手当てされている経費
  • 間接経費の上限を超える部分

よくある質問

Q「デコ活」推進事業の補助率はどのくらいですか?
A

本事業はマッチングファンド方式を採用しており、従来の定率補助とは異なる資金提供の仕組みです。国の補助金と民間資金(申請者の自己負担等)を組み合わせて事業を実施します。具体的な補助率や上限額は公募年度の要領によって異なりますので、最新の公募要領で確認してください。マッチングファンド方式のため、民間側の資金確保計画をしっかり立てておくことが申請のポイントとなります。

Q個人事業主や中小企業でも申請できますか?
A

対象は「民間事業者等」とされており、法人格を持つ事業者が主な対象です。個人事業主単独での申請は難しい場合が多いですが、法人と連携する形での参画は可能です。中小企業については、連携協働型のプロジェクトに参画する形であれば十分に対象となります。むしろ、地域密着型の中小企業ならではの強みを活かした行動変容プロジェクトは、地域規模事業で高く評価される可能性があります。

Q広域規模事業と地域規模事業、どちらを選べばよいですか?
A

選択の基準は「事業の効果が及ぶ地理的範囲」です。二以上の都道府県にまたがる効果が見込める場合は広域規模事業、一つの都道府県内で完結する場合は地域規模事業を選択します。全国チェーンやオンラインプラットフォームを活用した事業は広域規模、特定地域の生活者をターゲットにした事業は地域規模が適しています。迷う場合は、事務局への事前相談をお勧めします。事業区分によって求められる体制や評価基準が異なる場合があります。

Q「行動変容」とは具体的にどのような取り組みが該当しますか?
A

行動変容とは、国民のライフスタイルや消費行動を脱炭素型に転換することを指します。具体例としては、マイバッグ・マイボトルの利用促進、公共交通機関やシェアリングサービスの利用促進、食品ロス削減の取り組み、省エネ行動の習慣化、再生可能エネルギーの選択促進などが挙げられます。重要なのは、単なる啓発活動ではなく、実際に人々の行動を変える「仕組み」を構築することです。ポイント付与、ゲーミフィケーション、ナッジなど、行動科学に基づいたアプローチが評価されます。

Qマッチングファンド方式とは何ですか?通常の補助金と何が違いますか?
A

マッチングファンド方式とは、国の補助金に対して申請者側も一定の自己資金を拠出し、両者の資金を合わせて事業を実施する方式です。通常の定率補助(補助対象経費の1/2や2/3を補助)とは異なり、官民が対等にリスクと成果を共有する仕組みです。この方式のメリットは、事業の持続可能性が高まること、民間のコミットメントが担保されること、そして補助金終了後の自走が前提となるため、ビジネスとしての自立性が求められる点です。

QCO2削減効果はどのように算出すればよいですか?
A

CO2削減効果の算出には、まずベースライン(現状の排出量)を設定し、プロジェクト実施後の想定排出量との差分を計算します。環境省の排出原単位データベースや、各業界団体が公表している排出係数を活用してください。行動変容型のプロジェクトでは、対象者数×一人当たりの行動変容による削減量×実施期間で試算するのが一般的です。行動変容率(何割の人が実際に行動を変えるか)は、先行研究やパイロット実験のデータに基づく保守的な見積もりが信頼性を高めます。

Q申請から採択までどのくらいの期間がかかりますか?
A

公募期間は通常1〜2ヶ月程度で、その後外部有識者による審査が行われます。書面審査に加え、ヒアリング審査が実施される場合もあります。公募開始から採択結果の公表まで、概ね2〜3ヶ月程度を見込んでおくとよいでしょう。ただし、申請前の準備期間(連携体制の構築、事業計画の策定等)を含めると、公募開始の3〜6ヶ月前から準備を始めることをお勧めします。特に連携先との調整は時間がかかるため、早めの着手が重要です。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

「デコ活」推進事業は環境省の補助金であるため、同一経費に対して他の国庫補助金との重複受給はできません。ただし、プロジェクト全体の中で経費を明確に区分できる場合は、異なる経費項目について他の補助金を活用することが可能な場合があります。 環境省関連では、「地域脱炭素移行・再エネ推進交付金」や「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金」など、ハードウェア導入を支援する補助金と組み合わせることで、ソフト面(行動変容)とハード面(設備導入)を包括的にカバーする戦略が考えられます。ただし、申請前に各補助金の事務局に併用の可否を必ず確認してください。 地方自治体の独自補助金や助成金との併用は、自治体側のルールにもよりますが比較的柔軟に対応できるケースが多いです。特に地域規模事業の場合、自治体の環境政策関連予算との連携により、プロジェクトの実効性を高めることができます。 また、民間財団の助成金やCSR関連の資金は、マッチングファンドの民間負担分として活用できる可能性があります。資金計画を立てる際は、複数の資金源を組み合わせたファンディングミックスを検討することをお勧めします。

詳細説明

「デコ活」推進事業とは

「デコ活」推進事業は、環境省が推進する「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動(デコ活)」の一環として実施される補助事業です。2050年カーボンニュートラルの実現に向け、国民一人ひとりの行動変容とライフスタイルの転換を社会全体で推進するプロジェクトを支援します。

事業の目的と背景

日本の温室効果ガス排出量の約6割は、衣食住や移動といった国民のライフスタイルに起因するとされています。設備投資による省エネだけでなく、国民の暮らし方そのものを脱炭素型に転換することが、カーボンニュートラル達成には不可欠です。本事業は、こうした行動変容を社会実装レベルで推進するプロジェクトに対し、マッチングファンド方式で支援を行います。

2つの事業区分

  • 広域規模事業:二以上の都道府県にまたがる効果が見込まれる事業。全国的なプラットフォーム構築や、複数地域での同時展開型プロジェクトに適しています。
  • 地域規模事業:一の都道府県内で効果が見込まれる事業。地域の特性を活かした密着型の行動変容プロジェクトに最適です。

マッチングファンド方式の仕組み

本事業はマッチングファンド方式を採用しており、国の補助金と民間資金を組み合わせて事業を実施します。この方式により、事業者の主体性と責任感が担保され、補助金終了後の事業継続性も高まります。申請者は、自己負担分の資金計画を明確に示す必要があります。

対象となるプロジェクトの特徴

採択されるプロジェクトには以下の要素が求められます。

  • 連携協働:複数の主体(企業・自治体・NPO・大学等)が連携して実施すること
  • 行動変容:国民のライフスタイル転換を促す具体的な仕組みがあること
  • 環境効果:温室効果ガス削減効果が定量的に見込めること
  • 暮らしの改善:脱炭素と同時に暮らしの質が向上すること
  • 社会実装:実験段階ではなく、社会に実装可能なレベルであること

CO2削減効果による加点

審査においては、CO2削減効果の高い分野に取り組むプロジェクトに加点措置が設けられています。特に以下の分野は排出削減ポテンシャルが大きく、高い評価が期待できます。

  • 住まいの脱炭素化(断熱・省エネ行動の普及)
  • 移動の脱炭素化(公共交通・シェアリング・EV普及促進)
  • 食の脱炭素化(フードロス削減・地産地消)
  • エネルギーの脱炭素化(再エネ選択・省エネ行動)

申請にあたっての重要ポイント

本事業の申請で最も重要なのは、行動変容のメカニズムを論理的に説明できるかという点です。なぜ提案するアプローチで人々の行動が変わるのか、行動科学や社会心理学の知見を踏まえたロジックモデルの提示が求められます。

また、事業の持続可能性も重要な審査ポイントです。補助金終了後にどのように事業を継続・拡大するのか、収益モデルやスケールアップ計画を具体的に示す必要があります。

過去の採択傾向と対策

過去の採択事例を分析すると、以下の傾向が見られます。

  • デジタル技術を活用した行動変容プラットフォームが高く評価される傾向
  • 地域の課題解決と脱炭素を結びつけたプロジェクトが好まれる
  • 効果測定の方法論が明確なプロジェクトが採択されやすい
  • 多様なステークホルダーが参画する体制が評価される

申請を検討される事業者は、これらのポイントを踏まえた事業計画の策定をお勧めします。環境省の「デコ活」公式サイトで公開されている過去の採択事例も参考にしてください。

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