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準備期間の目安: 約30

令和6年度製品開発着手支援助成事業

基本情報

補助金額
100万円
補助率: 助成対象と認められる経費の1/2以内
0円100万円
募集期間
2024-11-06 〜 2024-11-20
対象地域東京都
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / サービス業(他に分類されないもの) / 農業、林業 / 鉱業、採石業、砂利採取業 / 運輸業、郵便業 / 卸売業、小売業 / 金融業、保険業 / 不動産業、物品賃貸業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 宿泊業、飲食サービス業 / 生活関連サービス業、娯楽業 / 教育、学習支援業 / 医療、福祉
使途新たな事業を行いたい / 研究開発・実証事業を行いたい

この補助金のまとめ

本助成金は、東京都が実施する製品・技術開発の初期段階を支援する制度です。開発に着手する前の「技術検討フェーズ」に特化している点が最大の特徴で、素材選定・機能検証・手法の比較検討といった、通常は自社負担となりがちな初期コストを最大100万円(助成率1/2)まで助成します。対象経費は原材料・副資材費と委託・外注費に限定されており、社外資源(他企業・大学・試験研究機関等)の活用が必須条件となっています。つまり、自社だけで完結する開発ではなく、外部の知見や技術を取り入れた「オープンイノベーション型」の技術検討を促進する制度設計です。助成対象期間は令和7年3月から令和8年2月までの約1年間。最下限が10万円に設定されているため、20万円以上の技術検討費用が見込まれる案件から申請可能です。製品開発の構想段階にある中小企業にとって、リスクを抑えながら技術的な裏付けを得るための有効な資金調達手段といえます。

この補助金の特徴

1

開発「着手前」の技術検討に特化した助成制度

本助成金は、製品開発そのものではなく、開発に着手する前段階の技術検討を支援する点がユニークです。素材の選定、機能の比較検証、製造手法の検討など、通常は「試行錯誤」として自社負担になりがちなフェーズに公的資金を活用できます。開発リスクを事前に低減できるため、その後の本格開発への移行判断を合理的に行えるようになります。

2

社外資源の活用が必須条件

本助成金では、他企業・大学・試験研究機関等の社外資源を活用することが申請の必須要件です。単なる自社内の検討では対象になりません。これは、外部の専門知識や設備を積極的に取り入れることで、技術検討の質を高めることを意図した制度設計です。産学連携や異業種連携のきっかけとしても活用できます。

3

最大100万円・助成率1/2のコンパクトな支援

助成上限は100万円、助成率は1/2以内と、比較的小規模な助成制度です。しかし、技術検討という限定的なフェーズに対する支援としては十分な金額であり、申請の手間も大型助成金と比べて軽減されています。最下限10万円(対象経費20万円以上)から利用可能で、小さな検討案件にも適用しやすい設計です。

4

対象経費がシンプルで管理しやすい

対象経費は「原材料・副資材費」と「委託・外注費」の2区分に限定されています。人件費や設備投資は対象外ですが、その分だけ経費管理や実績報告がシンプルになります。外部への委託費用や試作に必要な材料費を中心に計画を立てることで、スムーズな申請・精算が可能です。

ポイント

本助成金の最大の価値は、製品開発の「構想段階」という最もリスクの高いフェーズを公的資金で支援する点にあります。社外資源の活用を必須とすることで、技術検討の質を担保しつつ、企業間・産学連携を促進する仕組みになっています。小規模ながら使い勝手の良い制度です。

対象者・申請資格

企業形態の要件

  • 都内に主たる事業所を有する中小企業者であること
  • 個人事業主も対象となる場合がある(要確認)
  • 大企業の子会社・関連会社は対象外となる可能性が高い

事業内容の要件

  • 製品・技術の開発を計画していること
  • 開発着手前の技術検討段階であること(既に開発が完了している案件は対象外)
  • 素材・機能・手法の選定等の技術的な検討を行う計画があること

社外資源の活用要件

  • 他企業、大学、試験研究機関等の社外資源を活用すること
  • 社外資源の活用計画を具体的に示せること
  • 自社内のみで完結する技術検討は対象外

経費の要件

  • 対象経費の合計が最下限10万円(総事業費20万円)以上であること
  • 原材料・副資材費、委託・外注費が明確に区分できること
  • 助成対象期間(令和7年3月〜令和8年2月)内に発生する経費であること

ポイント

最も注意すべきは「社外資源の活用」が必須条件である点です。自社だけで完結する技術検討では申請できません。大学の研究室への委託、専門機関での試験、他企業との共同検討など、外部連携の計画を事前に具体化しておくことが申請の前提条件となります。

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申請ガイド

1

ステップ1:社外連携先の選定と事前相談

まず、技術検討で連携する社外資源(大学・研究機関・他企業等)を選定します。連携先と技術検討の内容・スケジュール・費用について事前に協議し、見積書を取得しておきましょう。東京都中小企業振興公社の窓口で事前相談を行うことも推奨されます。

2

ステップ2:申請書類の作成

技術検討の目的、具体的な検討内容、社外資源の活用計画、期待される成果、経費の内訳等を申請書にまとめます。技術的な妥当性と事業化への展望を明確に記述することが重要です。見積書、会社概要、決算書等の添付書類も準備します。

3

ステップ3:申請書の提出と審査

募集期間内に申請書類一式を提出します。書類審査および面接審査が行われる場合があります。審査では、技術検討の必要性・実現可能性・事業化への貢献度等が評価されます。

4

ステップ4:交付決定後の事業実施

採択・交付決定後、助成対象期間内に計画に沿って技術検討を実施します。経費の支出は交付決定後に行う必要があります。計画変更が生じた場合は事前に届出が必要です。

5

ステップ5:実績報告と助成金の受領

技術検討完了後、実績報告書を提出します。報告書には検討結果、経費の支出証拠書類(領収書・請求書等)を添付します。検査・確認後、助成金が交付されます。

ポイント

申請準備で最も時間がかかるのは社外連携先との調整です。大学や研究機関との連携は契約手続きに時間を要するため、早めに動き出すことが重要です。また、経費は交付決定後の支出が原則ですので、スケジュール管理を慎重に行いましょう。

審査と成功のコツ

社外連携の具体性を高める
審査で最も重視されるのは、社外資源の活用計画の具体性です。「どの機関と」「何を」「どのように」検討するかを明確に記述しましょう。連携先からの推薦状や共同研究の実績があれば、計画の信頼性が大きく向上します。事前に連携先と十分な打ち合わせを行い、具体的な検討項目とスケジュールを詰めておくことが採択のカギです。
技術検討から事業化への道筋を示す
本助成金は技術検討段階の支援ですが、その先の製品化・事業化への展望を示すことが重要です。技術検討の結果をどのように製品開発に活かすか、市場性やビジネスモデルの概要まで言及することで、審査における評価が高まります。
経費計画の妥当性を確保する
助成率1/2・上限100万円という枠内で、合理的な経費計画を策定しましょう。見積書は複数社から取得し、価格の妥当性を示すことが望ましいです。特に委託・外注費は金額が大きくなりがちなので、作業内容と単価の根拠を明確にしておくことが精算時のトラブル防止につながります。
検討テーマの新規性・独自性をアピール
既存技術の単純な適用ではなく、新しい素材の採用、革新的な製造手法の検討、異分野技術の融合など、技術的な新規性や独自性を打ち出すことで審査評価が向上します。自社の強みと社外資源の専門性を組み合わせた検討計画を策定しましょう。

ポイント

採択率を高めるポイントは3つです。第一に社外連携計画の具体性、第二に技術検討から事業化への明確なロードマップ、第三に経費の妥当性です。特に社外連携先との事前調整を入念に行い、実現可能性の高い計画を提示することが最も重要です。

対象経費

対象となる経費

原材料費(3件)
  • 試作品製作のための素材購入費
  • 性能比較試験用の各種原材料費
  • 機能検証用サンプル材料費
副資材費(3件)
  • 試験・検証に必要な消耗品費
  • 加工用の補助材料費
  • 梱包・運搬用資材費
委託費(3件)
  • 大学・研究機関への技術検討委託費
  • 専門試験機関での分析・試験委託費
  • 外部専門家へのコンサルティング委託費
外注費(3件)
  • 試作品の加工外注費
  • 特殊技術を要する部品の製造外注費
  • 設計・解析業務の外注費

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 人件費(自社従業員の給与・手当)
  • 設備・機械の購入費やリース料
  • 事務所の賃借料・光熱水費
  • 交通費・出張旅費
  • 通信費・郵送費
  • 既に開発が完了した製品に関する経費
  • 交付決定前に発生した経費

よくある質問

Q個人事業主でも申請できますか?
A

本助成金は都内中小企業者等を対象としており、個人事業主も中小企業者に含まれる場合があります。ただし、製品・技術開発の計画と社外資源の活用体制が求められるため、事業としての実態と開発計画の具体性が重要です。詳細な要件は募集要項で確認し、不明点は東京都中小企業振興公社に事前相談されることをお勧めします。個人事業主であっても、しっかりとした技術検討計画と社外連携体制を示すことができれば、申請のチャンスはあります。

Q社外資源の活用とは具体的に何を指しますか?
A

社外資源の活用とは、自社以外の企業、大学、試験研究機関、公設試験場等の外部組織の知見・技術・設備を活用して技術検討を行うことを指します。具体的には、大学の研究室に素材の分析を委託する、都立産業技術研究センターで強度試験を実施する、専門企業に設計解析を外注する、といった形態が該当します。重要なのは、外部資源を活用することで自社単独では得られない技術的知見を獲得し、検討の質を高めることです。単に外部に丸投げするのではなく、自社の開発目標に沿った計画的な連携であることが求められます。

Q助成金の対象にならない経費は何ですか?
A

本助成金の対象経費は原材料・副資材費と委託・外注費の2区分に限定されています。そのため、以下の経費は対象外となります。自社従業員の人件費(給与・手当・社会保険料等)、機械・設備の購入費やリース料、事務所の賃借料・光熱水費、交通費・出張旅費、通信費・郵送費、会議費・飲食費等です。また、交付決定前に発生した経費や、助成対象期間外に発生した経費も対象外です。経費計画を立てる際は、これらの制約を踏まえ、対象となる経費を明確に区分して計上しましょう。

Q最下限10万円とはどういう意味ですか?
A

最下限10万円とは、助成金の交付額が最低10万円以上である必要があるという意味です。助成率が1/2以内ですので、対象経費の総額が最低20万円以上の技術検討計画であれば申請が可能です。例えば、対象経費が30万円の場合、助成金額は最大15万円(30万円×1/2)となります。逆に、対象経費が15万円の計画では、助成金額が7.5万円となり最下限の10万円を下回るため、申請の対象外となります。小規模な検討でも20万円以上の経費が見込まれる計画であれば活用可能です。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

同一事業・同一経費に対する他の補助金・助成金との重複受給は原則として認められません。ただし、異なるフェーズや異なる経費項目であれば、別の制度と組み合わせることが可能な場合があります。例えば、本助成金で技術検討を行った後、その成果を基にものづくり補助金等で本格的な製品開発を行うという「段階的活用」は有効な戦略です。併用を検討する場合は、必ず事前に東京都中小企業振興公社に確認し、経費の切り分けを明確にしておきましょう。

Q申請から助成金を受け取るまでどのくらいかかりますか?
A

申請から助成金受領までは、概ね1年〜1年半程度を見込む必要があります。流れとしては、申請→審査(1〜2ヶ月程度)→交付決定→事業実施期間(令和7年3月〜令和8年2月の約1年間)→実績報告→検査・確認→助成金交付となります。助成金は事業完了後の精算払いが原則ですので、事業実施期間中は自社で経費を立て替える必要があります。資金繰りの計画を事前に立てておくことが重要です。

Qどのような審査基準で評価されますか?
A

一般的に、技術検討の必要性・妥当性、実現可能性、社外資源の活用計画の具体性、事業化への展望、経費の妥当性等が審査基準となります。特に重視されるのは、なぜこの技術検討が必要なのか(課題の明確性)、社外資源をどのように活用するか(連携計画の具体性)、技術検討の結果をどう製品開発に活かすか(事業化への道筋)の3点です。面接審査がある場合は、経営者自身が技術検討の意義と事業化ビジョンを説得力を持って説明できるよう準備しましょう。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本助成金は東京都中小企業振興公社が実施する制度であり、同一事業に対して国や他の自治体の補助金・助成金と重複して受給することは原則として認められません。ただし、異なるフェーズや異なる経費項目に対する支援であれば、併用が可能な場合があります。 例えば、本助成金で技術検討を行った後、その成果を基に本格的な製品開発に進む際には、東京都の「製品開発着手支援」の上位制度や、中小企業庁の「ものづくり補助金」等を活用するステップアップ戦略が有効です。技術検討段階と製品開発段階で異なる助成制度を段階的に利用することで、開発リスクを分散しながら資金を確保できます。 注意点として、同一の経費項目に対する二重受給は厳禁です。委託費として本助成金で精算した費用を、別の補助金でも計上することはできません。併用を検討する場合は、事前に東京都中小企業振興公社の窓口に確認し、経費の切り分けを明確にしておくことが重要です。

詳細説明

製品開発着手支援助成事業とは

本助成事業は、東京都中小企業振興公社が実施する、製品・技術開発の初期段階を支援する制度です。製品開発に着手する前の技術検討フェーズに特化しており、素材の選定、機能の検証、製造手法の比較検討といった、開発の方向性を決定するために必要な経費を助成します。

助成上限額は100万円、助成率は1/2以内で、最下限は10万円に設定されています。対象経費の総額が20万円以上の技術検討計画から申請が可能です。

制度の背景と目的

製品開発において、最もリスクが高いのは初期の技術検討段階です。この段階で適切な素材や手法を選定できなければ、後の開発工程で大幅な手戻りが発生し、時間とコストの浪費につながります。しかし、多くの中小企業にとって、開発着手前の技術検討に十分な予算を割くことは困難です。

本助成事業は、この課題を解決するために設計されています。特に社外資源(他企業・大学・試験研究機関等)の活用を必須条件とすることで、中小企業が自社だけでは得られない専門知識や設備を活用し、技術検討の質を高めることを促進しています。

対象となる技術検討の例

  • 素材選定:新製品に最適な素材を複数候補から比較検証する
  • 機能検証:想定する製品機能が技術的に実現可能かを検証する
  • 手法検討:複数の製造手法を比較し、品質・コスト・量産性の観点から最適な手法を選定する
  • 性能試験:試作材料や部品の強度・耐久性・安全性等を外部機関で試験する
  • 技術コンサルティング:専門家の知見を活用して開発方針を策定する

対象経費の詳細

本助成金の対象経費は、以下の2区分に限定されています。

  • 原材料・副資材費:技術検討に必要な素材、試作材料、消耗品等の購入費用
  • 委託・外注費:大学・研究機関への検討委託、専門機関での試験・分析、外部企業への加工・設計外注等の費用

人件費、設備購入費、旅費、事務経費等は対象外です。経費管理がシンプルなため、初めて助成金を利用する企業にも取り組みやすい制度です。

社外資源の活用について

本助成金の最も重要な要件は、社外資源の活用です。具体的には以下のような連携が想定されています。

  • 大学の研究室との共同研究・技術検討
  • 公設試験研究機関(都立産業技術研究センター等)での試験・分析
  • 専門企業への技術コンサルティング委託
  • 異業種企業との技術連携・共同検討

社外資源の活用は単なる形式的な要件ではなく、技術検討の質を高めるための本質的な取り組みとして計画に組み込む必要があります。

申請から助成金受領までの流れ

本助成金の手続きは以下の流れで進みます。

  • 事前準備:連携先の選定、見積書取得、申請書類作成
  • 申請:募集期間内に申請書類一式を提出
  • 審査:書類審査(必要に応じて面接審査)
  • 交付決定:採択通知、交付決定通知の受領
  • 事業実施:交付決定後、計画に沿って技術検討を実施(令和7年3月〜令和8年2月)
  • 実績報告:検討完了後、実績報告書と証拠書類を提出
  • 助成金交付:検査・確認後、助成金が振り込まれる

活用のポイント

本助成金を最大限に活用するためのポイントは以下の通りです。

  • 早期の連携先確保:大学や研究機関との連携は契約手続きに時間がかかるため、募集開始前から動き出しましょう
  • 段階的な資金調達:本助成金で技術検討を行い、その成果を基に「ものづくり補助金」等の大型支援制度に申請するステップアップ戦略が有効です
  • 知的財産への意識:技術検討の過程で生まれた知見や発明は、特許等の知的財産として保護することも検討しましょう

関連書類・リンク