令和5年度第2回ES(社員満足度)向上による若手人材確保・定着事業助成金
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
最大300万円・3年間の手厚い助成
住宅借上200万円、食事提供50万円、健康増進50万円の3分野合計で最大300万円の助成を受けられます。さらに最大3年間にわたって継続的に支援を受けられるため、一時的な取り組みではなく、定着した福利厚生制度の構築が可能です。補助率は1/2で、企業の自己負担を大きく軽減します。
専門家派遣による制度設計サポート
最大3回の専門家派遣が含まれており、福利厚生制度の設計・導入について専門的なアドバイスを受けることができます。自社の課題や従業員ニーズに合った最適な制度を、プロの知見を活かして構築できるため、初めて福利厚生を拡充する企業でも安心して取り組めます。
住宅・食事・健康の3本柱で総合的なES向上
単一分野ではなく、住宅・食事・健康増進という従業員の生活基盤に関わる3分野を網羅的にカバーしています。②食事提供と③健康増進のうち2つ以上の新規導入が条件となっており、複合的な福利厚生の充実により、従業員満足度の大幅な向上が期待できます。
若手人材の採用・定着に直結する施策
福利厚生の充実は、特に若手人材が企業を選ぶ際の重要な判断基準です。住宅補助や食事補助は手取り収入の実質的な増加につながり、健康増進は働きやすい職場環境の証となります。採用時のアピールポイントとしても活用でき、離職率低下にも効果が見込めます。
ポイント
対象者・申請資格
企業規模・所在地
- 東京都内に本社または主たる事業所を有する中小企業であること
- 常用雇用する従業員を有していること
業種・事業内容
- 幅広い業種が対象となります
- 風俗営業等一部業種は対象外となる場合があります
申請要件
- ②食事提供と③健康増進のうち、2つ以上の分野で新規に福利厚生制度を導入すること
- 従業員の住宅・食事・健康に関する福利厚生を拡充する計画を有すること
- 専門家派遣を受け入れる体制があること
その他の条件
- 都税の滞納がないこと
- 過去に同助成金の交付を受けていないこと
- 暴力団等の反社会的勢力に該当しないこと
ポイント
あなたは対象?かんたん診断
8問の質問に答えるだけで、この補助金の対象かどうかを簡易診断できます。
申請ガイド
ステップ1:事前準備と情報収集
まず東京都の公式サイトや公社の窓口で最新の募集要項・申請書類を入手します。自社の福利厚生の現状を棚卸しし、どの分野(住宅・食事・健康増進)で新規導入するかを検討します。②③のうち2つ以上の新規導入が条件であることを念頭に計画を立てましょう。
ステップ2:申請書類の作成
申請書、事業計画書、経費見積書などの必要書類を作成します。福利厚生の導入により若手人材の確保・定着にどうつなげるかを具体的に記載することが重要です。見積書は複数業者から取得し、経費の妥当性を示しましょう。
ステップ3:申請書の提出
募集期間内(2023年9月12日〜10月6日)に申請書類一式を提出します。期限は厳守です。書類に不備がないよう、提出前にチェックリストで最終確認を行いましょう。
ステップ4:審査・専門家派遣
書類審査の後、採択が決定されます。採択後は専門家派遣(最大3回)を受け、自社に適した福利厚生制度の具体的な設計・導入計画を策定します。
ステップ5:事業実施と実績報告
計画に基づき福利厚生制度を導入・運用します。助成対象経費の支出を証拠書類とともに記録し、実績報告書を提出して助成金の交付を受けます。
ポイント
審査と成功のコツ
福利厚生導入の具体性と実現可能性
若手人材確保・定着との明確な関連付け
複数分野の相乗効果を示す
経費の妥当性と費用対効果
ポイント
対象経費
対象となる経費
住宅関連経費(4件)
- 社宅・社員寮の借上費用
- 不動産仲介手数料
- 住宅手当に関する制度設計費用
- 社宅管理に必要な備品・設備費
食事提供関連経費(4件)
- 社員食堂の設置・運営費用
- 食事補助サービスの導入費用
- 宅配弁当サービスの契約費用
- 食事補助チケット・カードの導入費用
健康増進関連経費(4件)
- フィットネスジム法人契約費用
- 健康診断の拡充費用(オプション検査等)
- メンタルヘルスケアプログラム導入費用
- 健康管理アプリ・ツールの導入費用
制度設計・導入費用(3件)
- 福利厚生制度の設計に関するコンサルティング費用
- 社内規程の整備費用
- 従業員向け説明会の開催費用
その他関連経費(3件)
- 福利厚生制度の周知に要する費用
- 導入に伴うシステム改修費用
- 効果測定のためのアンケート実施費用
対象外の経費
対象外の経費一覧(8件)
- 人件費(自社従業員の給与・賞与)
- 土地・建物の購入費用
- 既存の福利厚生制度の維持・運営費用(新規導入分のみ対象)
- 飲食を伴う懇親会・レクリエーション費用
- 汎用性の高い備品(パソコン・スマートフォン等)
- 消費税および地方消費税
- 助成事業に直接関係のない経費
- 他の補助金・助成金で補填される経費
よくある質問
QES向上による若手人材確保・定着事業助成金はどのような企業が対象ですか?
東京都内に本社または主たる事業所を有する中小企業が対象です。業種は幅広く対象となりますが、風俗営業等一部業種は除外される場合があります。常用雇用する従業員を有していることが条件で、都税の滞納がないこと、反社会的勢力に該当しないことなどの基本要件も満たす必要があります。個人事業主も中小企業の定義に該当すれば申請可能です。
Q助成金の上限額と補助率を教えてください。
助成金の合計上限額は300万円で、補助率は1/2です。内訳は、①住宅関連が上限200万円、②食事提供が上限50万円、③健康増進が上限50万円となっています。例えば住宅借上げに年間400万円かかる場合、その1/2の200万円が助成されます。助成期間は最大3年間で、毎年度の実績に基づいて助成金が交付されます。
Q②食事提供と③健康増進の2つ以上の新規導入とは、具体的にどういう意味ですか?
申請時点で自社に存在しない福利厚生制度を、②食事提供と③健康増進の両分野、または②③いずれかと①住宅を含む2分野以上で新たに導入することを意味します。既に食事補助制度がある場合、その拡充だけでは「新規導入」とは認められない可能性があります。全く新しい制度として設計・導入する必要がありますので、事前に事務局へ確認することをおすすめします。
Q専門家派遣ではどのようなサポートが受けられますか?
最大3回の専門家派遣では、福利厚生制度の設計・導入に関する専門的なアドバイスを受けることができます。具体的には、自社の課題分析、従業員ニーズの把握方法、最適な福利厚生メニューの選定、導入スケジュールの策定、社内規程の整備、従業員への周知方法などについて、経験豊富な専門家からサポートを受けられます。費用は東京都が負担するため、企業の自己負担はありません。
Q申請から助成金交付までの流れを教えてください。
まず募集期間内(2023年9月12日〜10月6日)に申請書類を提出します。書類審査を経て採択が決定された後、専門家派遣(最大3回)を受けながら福利厚生制度の具体的な設計を行います。制度導入後、対象経費の支出を証拠書類とともに記録し、年度ごとに実績報告書を提出します。審査の上、助成金が交付されます。最大3年間にわたり毎年度この流れを繰り返します。
Q助成期間終了後も福利厚生制度を継続する義務はありますか?
助成金の趣旨は従業員満足度の向上による若手人材の確保・定着ですので、助成期間終了後も制度を継続することが望ましいとされています。申請時にも、助成期間終了後の継続計画を示すことが求められる場合があります。ただし、経営状況の変化等により継続が困難になった場合の取り扱いについては、事前に事務局に確認することをおすすめします。
Q他の助成金・補助金と併用することはできますか?
同一の経費について複数の助成金を重複して受給することはできません。ただし、対象経費を明確に区分すれば、他の助成金との併用は可能です。例えば、本助成金で福利厚生の充実を図りつつ、キャリアアップ助成金で非正規従業員の正社員化に取り組むなど、異なる目的・経費の助成金を組み合わせることで、より効果的な人材戦略を展開できます。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本助成金と組み合わせることで、より効果的な人材確保・定着施策を展開できる制度をご紹介します。 まず、東京都の「働きやすい職場環境づくり推進奨励金」との併用がおすすめです。育児・介護支援やテレワーク制度の整備など、福利厚生以外の職場環境改善にも取り組むことで、総合的な従業員満足度向上が期待できます。 また、厚生労働省の「キャリアアップ助成金」は、非正規従業員の正社員化や処遇改善に活用できます。本助成金で福利厚生を充実させつつ、キャリアアップ助成金で雇用形態の改善にも取り組むことで、より魅力的な職場を構築できます。 さらに、「人材確保等支援助成金(雇用管理制度助成コース)」は、評価・研修制度の整備に活用できる制度です。福利厚生の充実と人事制度の整備を同時に進めることで、若手人材にとって成長と安心の両方が得られる職場となります。 なお、同一経費について複数の助成金を重複して受給することはできませんので、対象経費を明確に区分して申請することが重要です。各制度の申請時期や要件を確認し、計画的に活用しましょう。
詳細説明
ES向上による若手人材確保・定着事業助成金とは
本助成金は、東京都が中小企業の人材確保・定着を支援するために設けた制度です。従業員の住宅・食事・健康に関する福利厚生を充実させることで、ES(Employee Satisfaction:社員満足度)を向上させ、若手人材の採用力強化と離職防止を図ることを目的としています。
助成内容の詳細
本助成金は、専門家派遣と費用助成の2つの支援で構成されています。
- 専門家派遣(最大3回):福利厚生制度の設計について、専門家から具体的なアドバイスを受けることができます。自社の課題に合わせた最適な制度設計をサポートしてもらえます。
- 費用助成(最大3年間、補助率1/2):福利厚生の導入・運用にかかる費用の1/2が助成されます。
助成対象となる3つの分野
助成は以下の3分野に分かれており、それぞれに上限額が設定されています。
- ①住宅関連(上限200万円):社宅・社員寮の借上げ、住宅手当制度の導入などが対象です。若手従業員にとって住居費の負担軽減は大きな魅力となります。
- ②食事提供(上限50万円):社員食堂の設置、食事補助サービスの導入、宅配弁当サービスの契約などが対象です。
- ③健康増進(上限50万円):フィットネスジムの法人契約、健康診断のオプション拡充、メンタルヘルスケアプログラムの導入などが対象です。
重要:②食事提供と③健康増進のうち、2つ以上の分野で新規に福利厚生制度を導入することが申請条件です。
申請のポイント
採択されるためには、以下の点を意識した申請書作成が重要です。
- 現状の課題を明確に:自社の若手採用・定着における課題を具体的なデータとともに示しましょう。
- 導入計画の具体性:どの分野で、いつまでに、どのような制度を導入するかを明確に記載します。
- 費用対効果の提示:福利厚生の充実が採用・定着にどの程度の効果をもたらすか、定量的な目標を設定しましょう。
- 継続性の担保:助成期間終了後も自社で制度を維持できる計画を示すことが大切です。
活用が特に効果的な企業
以下のような課題を抱える中小企業に、本助成金の活用を強くおすすめします。
- 若手人材の採用に苦戦しており、求人の魅力を高めたい企業
- 入社後の早期離職が課題となっている企業
- 福利厚生を充実させたいが、コスト面で踏み切れない企業
- 従業員の健康管理やワークライフバランスの改善に取り組みたい企業
申請スケジュール
本助成金の申請期間は2023年9月12日から2023年10月6日までです。申請期間が約1か月と短いため、早めの準備が不可欠です。募集要項の確認、必要書類の準備、見積書の取得などを計画的に進めましょう。