募集終了
普通
準備期間の目安: 約45

オフィスビル等のエネルギー効率化による経営安定事業

基本情報

補助金額
3000万円
補助率: 助成対象経費の2/3以内(千円未満切り捨て)
0円3000万円
募集期間
2023-08-10 〜 2023-10-31
対象地域東京都
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 分類不能の産業 / 農業、林業 / 鉱業、採石業、砂利採取業 / 運輸業、郵便業 / 卸売業、小売業 / 金融業、保険業 / 不動産業、物品賃貸業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 宿泊業、飲食サービス業 / 生活関連サービス業、娯楽業 / 教育、学習支援業 / 医療、福祉
使途資金繰りを改善したい / 設備整備・IT導入をしたい / エコ・SDGs活動支援がほしい

この補助金のまとめ

本事業は、東京都内にオフィスビル等を所有する中小企業者が、省エネルギー診断の結果に基づいて省エネ・創エネ設備を導入する際の費用を最大3,000万円(補助率2/3)まで助成する制度です。単なる設備更新の補助ではなく、必ず事前に省エネルギー診断を受け、その診断報告書に基づく設備導入であることが要件となっています。対象となる診断機関は、東京都中小企業振興公社の専門家派遣、クール・ネット東京の省エネルギー診断、省エネルギーセンターの省エネ最適化診断の3機関に限定されています。ビルオーナーである中小企業にとって、老朽化した空調・照明・電気設備等の更新コストは大きな負担ですが、本助成金を活用することで、エネルギーコストの削減と設備の近代化を同時に実現でき、中長期的な経営基盤の安定化が期待できます。補助率2/3、上限3,000万円という手厚い支援内容は、ビルの省エネ改修を検討している事業者にとって非常に魅力的な制度といえます。

この補助金の特徴

1

補助率2/3・上限3,000万円の手厚い支援

本事業の最大の魅力は、助成対象経費の2/3以内、最大3,000万円という高い補助率と上限額です。省エネ設備の導入は初期投資が大きくなりがちですが、この助成金を活用すれば実質的な自己負担を大幅に軽減できます。例えば、4,500万円の設備更新であれば3,000万円の助成を受けられ、自己負担は1,500万円で済む計算になります。

2

省エネルギー診断が前提の合理的な設備投資

本事業の特徴的な点は、申請の前提として省エネルギー診断の受診が必須であることです。診断報告書に基づく設備導入が要件となっているため、専門家の知見に裏打ちされた合理的な投資判断が可能になります。診断自体も無料または低コストで受けられるため、まずは診断を受けて自社ビルの省エネポテンシャルを把握することから始められます。

3

省エネと創エネの両方をカバー

本事業では、省エネルギー(エネルギー消費の削減)だけでなく、創エネルギー(エネルギーの創出)に資する設備も対象となっています。高効率空調や LED照明といった省エネ設備に加え、太陽光発電設備などの創エネ設備も導入可能です。両方を組み合わせることで、ビル全体のエネルギー効率を最大限に高めることができます。

4

幅広い業種が対象

製造業、建設業、情報通信業、サービス業、医療・福祉など、ほぼ全ての業種の中小企業が対象となっています。業種を問わずオフィスビルを所有している中小企業であれば申請可能なため、多くの事業者にとって活用のチャンスがある制度です。

ポイント

補助率2/3・上限3,000万円という支援水準は、ビルの省エネ改修向け助成金としてトップクラスの手厚さです。省エネ診断が前提条件となっている点は一見ハードルに感じますが、むしろ専門家の分析に基づく最適な設備投資を実現できるメリットと捉えるべきでしょう。

対象者・申請資格

事業者要件

  • 都内に事業所を有する中小企業者であること
  • 都内にオフィスビル等を所有していること(賃借ビルは対象外の可能性があるため要確認)
  • 法人事業税および法人都民税の納税義務を果たしていること

省エネ診断要件

  • 以下のいずれかの省エネルギー診断を受け、診断報告書を受領していること
  • 東京都中小企業振興公社の専門家派遣による診断
  • クール・ネット東京の省エネルギー診断
  • 省エネルギーセンターの省エネ最適化診断
  • 申請日時点で診断実施から3年以内であること

設備要件

  • 診断報告書に導入予定の設備について記載されていること
  • 省エネ化または創エネ化に資する設備であること
  • 設備導入先が都内に所在するオフィスビル等であること

ポイント

最大のポイントは、申請前に指定3機関のいずれかで省エネルギー診断を受けておく必要がある点です。診断から3年以内という期限があるため、過去に診断を受けた事業者は早めに申請を検討しましょう。まだ診断を受けていない場合は、まず診断の申し込みから始める必要があります。

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申請ガイド

1

ステップ1:省エネルギー診断の受診

まず、指定3機関(東京都中小企業振興公社、クール・ネット東京、省エネルギーセンター)のいずれかで省エネルギー診断を受けます。診断は無料または低コストで受けられます。診断報告書には、導入を推奨する設備が具体的に記載されるため、これが申請の根拠資料となります。

2

ステップ2:設備導入計画の策定

診断報告書の内容を踏まえ、導入する設備の種類・仕様・数量・概算費用を整理します。複数の設備メーカーや施工業者から見積もりを取得し、費用の妥当性を確認しましょう。助成対象経費の範囲を事前に確認し、対象外の経費を切り分けておくことが重要です。

3

ステップ3:申請書類の準備と提出

申請書、事業計画書、省エネ診断報告書、見積書、会社概要資料、納税証明書等の必要書類を準備し、募集期間内に提出します。書類の不備は審査の遅延や不採択の原因となるため、記載内容の正確性と整合性を十分に確認してください。

4

ステップ4:交付決定後の設備導入

審査を経て交付決定通知を受領した後、設備の発注・導入工事を実施します。交付決定前に着手した経費は対象外となるため、必ず交付決定を待ってから発注してください。助成対象期間は交付決定日の翌日から1年間です。

5

ステップ5:実績報告と助成金受領

設備導入完了後、実績報告書を提出します。導入した設備の写真、支払い証拠書類(請求書・領収書・振込明細等)を添付します。検査・確認を経て、助成金が交付されます。

ポイント

申請前に省エネルギー診断を受けている必要があるため、未受診の場合は早めに診断を申し込みましょう。また、交付決定前の着手は助成対象外となるため、設備の発注タイミングには細心の注意が必要です。助成対象期間が1年間と限られているため、施工スケジュールも含めた綿密な計画が求められます。

審査と成功のコツ

省エネ診断結果を最大限活用する
診断報告書は単なる申請要件ではなく、自社ビルのエネルギー課題を客観的に把握できる貴重な資料です。報告書に記載された優先度の高い設備更新から着手し、投資対効果の高い省エネ改修計画を策定しましょう。診断機関の専門家に追加相談できる場合は、積極的に活用することをお勧めします。
費用対効果を明確に示す
審査では、設備導入によるエネルギー削減効果やCO2削減量が重要な評価ポイントとなります。現状のエネルギー使用量と導入後の想定削減量を具体的な数値で示し、投資回収年数も算出しておくと、説得力のある申請になります。メーカーのカタログ値だけでなく、実際の使用条件に基づく試算を準備しましょう。
複数設備の組み合わせで効果を最大化する
空調設備の更新だけでなく、照明のLED化、窓の断熱改修、太陽光発電の導入など、複数の省エネ・創エネ設備を組み合わせることで、ビル全体のエネルギー効率を大幅に向上させることができます。上限3,000万円を有効活用するためにも、総合的な改修計画を検討しましょう。
スケジュール管理を徹底する
助成対象期間は交付決定日の翌日から1年間と限られています。大規模な設備工事は予想以上に時間がかかることがあるため、設備の納期確認、施工業者のスケジュール確保、天候リスクなどを考慮した余裕のある工程計画を立てましょう。期間内に完了できないと助成金を受け取れなくなるリスクがあります。
実績報告に備えた記録管理
設備導入の過程で発生する全ての書類(契約書、発注書、納品書、請求書、領収書、振込明細)を整理・保管し、工事前後の写真記録も確実に残しましょう。実績報告時にスムーズに書類を提出できるよう、導入段階から記録管理を徹底することが重要です。

ポイント

採択のカギは、省エネ診断報告書と連動した具体的かつ数値に基づく事業計画の策定です。エネルギー削減効果を定量的に示し、投資回収の見通しを明確にすることで、審査での評価を高めることができます。また、1年間という助成対象期間を踏まえたスケジュール管理が不可欠です。

対象経費

対象となる経費

空調設備(4件)
  • 高効率エアコンの導入
  • 全熱交換器の設置
  • 空調制御システムの更新
  • ヒートポンプ式空調への切替
照明設備(3件)
  • LED照明への更新
  • 照明制御システムの導入
  • 人感センサー付き照明の設置
電気設備(3件)
  • 高効率変圧器の導入
  • デマンド監視装置の設置
  • 力率改善コンデンサの導入
創エネルギー設備(3件)
  • 太陽光発電設備の設置
  • 蓄電池システムの導入
  • コージェネレーションシステムの導入
断熱・遮熱設備(3件)
  • 窓ガラスの高断熱化
  • 外壁断熱改修
  • 屋上遮熱塗装
給排水・衛生設備(2件)
  • 高効率給湯器の導入
  • 節水型衛生器具への更新
エネルギー管理設備(3件)
  • BEMSの導入
  • エネルギー計測機器の設置
  • 自動制御システムの更新

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 省エネルギー診断の受診費用
  • 設備の維持管理・メンテナンス費用
  • 交付決定前に着手した設備の導入費用
  • 土地の取得や賃借に関する費用
  • 自社ビル以外の建物に導入する設備費用
  • 消耗品・事務用品等の購入費用
  • 人件費・旅費交通費等の間接経費

よくある質問

Q省エネルギー診断をまだ受けていませんが、申請できますか?
A

申請には、指定3機関(東京都中小企業振興公社の専門家派遣、クール・ネット東京の省エネルギー診断、省エネルギーセンターの省エネ最適化診断)のいずれかで省エネルギー診断を受け、診断報告書を受領していることが前提条件です。診断を受けていない場合は、まず診断の申し込みから始める必要があります。クール・ネット東京の省エネ診断は無料で受診できるため、まずはこちらに相談されることをお勧めします。ただし、診断には一定の期間がかかるため、募集期間に間に合うよう早めに申し込みましょう。

Q賃借しているオフィスビルの設備更新にも使えますか?
A

本事業は、都内にオフィスビル等を「所有」している中小企業者を対象としています。賃借しているビルの設備更新については、原則として対象外となる可能性が高いです。ただし、区分所有等の形態によっては対象となるケースもあり得ますので、詳細はエネルギー対策支援事務局(TEL:03-4431-3761)に確認されることをお勧めします。テナントとしてビルに入居している場合は、ビルオーナーに本助成金の活用を提案するのも一つの方法です。

Q助成対象となる設備の範囲はどこまでですか?
A

省エネルギー診断の報告書に基づく、省エネ化・創エネ化に資する設備導入が対象です。具体的には、高効率空調設備、LED照明、太陽光発電設備、蓄電池、BEMS(ビルエネルギー管理システム)、断熱改修、高効率変圧器などが典型的な対象設備です。ただし、診断報告書に記載のない設備は対象外となるため、診断時に導入を検討している設備について専門家に相談しておくことが重要です。対象設備の詳細は事務局に確認してください。

Q交付決定前に設備を発注してしまった場合はどうなりますか?
A

交付決定前に着手(発注・契約・工事開始等)した経費は、助成対象外となります。これは補助金・助成金制度に共通するルールであり、例外は基本的に認められません。既に発注してしまった設備については、残念ながら本助成金の対象とすることはできません。申請から交付決定までには一定の審査期間がかかるため、その間に設備の仕様検討や施工業者の選定など、発注前の準備作業を進めておくことをお勧めします。

Q助成対象期間の1年間で工事が完了しない場合はどうなりますか?
A

助成対象期間は交付決定日の翌日から1年間と定められており、この期間内に設備導入を完了し、実績報告を行う必要があります。期間内に完了できない場合、助成金を受け取れなくなるリスクがあります。大規模な設備工事は天候や資材調達の影響を受けることがあるため、余裕を持ったスケジュールで計画することが重要です。やむを得ない事情で期間延長が必要な場合は、早めに事務局に相談してください。

Q国の省エネ補助金と併用することは可能ですか?
A

同一の設備・経費に対して、国と都の補助金を二重に受給することは原則としてできません。ただし、対象経費を明確に区分できる場合(例:空調設備は都の助成金、照明設備は国の補助金)は、併用が認められる可能性があります。国の「先進的省エネルギー投資促進支援事業費補助金」など、類似の省エネ補助金と対象範囲が重なる場合がありますので、申請前に必ずエネルギー対策支援事務局に併用の可否を確認してください。

Qどのような審査基準で採択が決まりますか?
A

詳細な審査基準は公募要領に記載されていますが、一般的に、省エネルギー診断報告書との整合性、設備導入によるエネルギー削減効果の大きさ、事業計画の実現可能性、費用の妥当性などが重要な評価ポイントとなります。採択の可能性を高めるためには、診断報告書の内容を踏まえた具体的な数値目標(エネルギー削減率、CO2削減量等)を設定し、実現可能な導入スケジュールと適正な見積もりを提示することが効果的です。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本事業は東京都の助成制度であるため、国の補助金との併用については注意が必要です。一般的に、同一の設備・経費に対して国と都の補助金を二重に受給することはできません。ただし、対象経費が明確に区分できる場合や、制度ごとに異なる設備を対象とする場合は、併用が認められる可能性があります。 国の「先進的省エネルギー投資促進支援事業費補助金」や「省エネルギー設備投資に係る利子補給金」などの省エネ関連補助金と対象範囲が重なる場合があるため、申請前に事務局に確認することを強くお勧めします。 また、東京都の他の省エネ関連助成制度(地産地消型再エネ増強プロジェクト等)との併用制限がある場合もあります。複数の助成制度を検討している場合は、それぞれの事務局に併用可否を確認した上で、最も有利な組み合わせを選択してください。 省エネ診断については、クール・ネット東京の無料省エネ診断を活用することで、診断コストをゼロに抑えつつ申請要件を満たすことができます。

詳細説明

事業の背景と目的

東京都は、2050年のCO2排出実質ゼロを目指す「ゼロエミッション東京戦略」を推進しています。都内のオフィスビル等は業務部門のエネルギー消費の大きな割合を占めており、その省エネ化は重要な課題です。本事業は、中小企業が所有するオフィスビル等の省エネ化・創エネ化を支援することで、エネルギーコストの削減と温室効果ガスの排出削減を同時に実現し、中小企業の経営基盤の安定化を図ることを目的としています。

助成内容の詳細

助成対象経費の2/3以内上限3,000万円が助成されます。助成対象期間は交付決定日の翌日から1年間です。対象となるのは、省エネルギー診断の報告書に基づく省エネ化・創エネ化に必要な設備更新費等です。

  • 高効率空調設備への更新(ヒートポンプ式空調、全熱交換器等)
  • LED照明や照明制御システムの導入
  • 太陽光発電設備や蓄電池システムの設置
  • 窓ガラスの高断熱化や外壁断熱改修
  • BEMS(ビルエネルギー管理システム)の導入
  • 高効率変圧器やデマンド監視装置の導入

省エネルギー診断の重要性

本事業の最大の特徴は、省エネルギー診断の受診が申請の前提条件となっている点です。以下の3機関のいずれかで診断を受け、申請日時点で実施から3年以内の診断報告書が必要です。

  • 東京都中小企業振興公社の専門家派遣
  • クール・ネット東京の省エネルギー診断
  • 省エネルギーセンターの省エネ最適化診断

診断報告書には、ビルのエネルギー使用状況の分析結果と、推奨される省エネ・創エネ設備が具体的に記載されます。この報告書が助成金申請の根拠資料となるため、診断時に導入を検討している設備について相談しておくことが重要です。

対象となる事業者

都内にオフィスビル等を所有する中小企業者が対象です。業種による制限はほとんどなく、製造業、建設業、情報通信業、サービス業、医療・福祉など幅広い業種の中小企業が申請可能です。ただし、以下の点に注意が必要です。

  • 対象は「所有」しているビルであり、賃借しているビルは対象外となる可能性があります
  • 中小企業基本法に定める中小企業者の要件を満たす必要があります
  • 東京都内に所在するビルが対象です

申請のスケジュール

募集期間は2023年8月10日から2023年10月31日までです。申請の流れは以下の通りです。

  • 事前準備:省エネルギー診断の受診(まだ受けていない場合)、見積書の取得
  • 申請書提出:募集期間内に必要書類を揃えて提出
  • 審査・交付決定:書類審査を経て交付決定通知を受領
  • 設備導入:交付決定日の翌日から1年以内に完了
  • 実績報告:設備導入完了後に実績報告書を提出
  • 助成金交付:検査・確認後に助成金が交付

期待される効果

本事業を活用した省エネ改修により、以下の効果が期待できます。

  • エネルギーコストの削減:省エネ設備の導入により、月々の電気代・ガス代を大幅に削減
  • ビルの資産価値向上:最新の省エネ設備を備えたビルは、テナント誘致力が向上
  • CO2排出量の削減:環境負荷の低減による企業のCSR・ESG評価の向上
  • 設備の長寿命化:老朽化設備の更新により、突発的な故障リスクを低減

問い合わせ先

申請に関する詳細やご不明点は、エネルギー対策支援事務局(TEL:03-4431-3761)までお問い合わせください。省エネルギー診断の受診方法や、助成対象となる設備の範囲など、申請前の相談にも対応しています。

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