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非常に難しい
準備期間の目安: 約90

デジタル証券(セキュリティトークン)発行支援事業補助金

基本情報

補助金額
500万円
補助率: 1/2
0円500万円
募集期間
2023-05-31 〜 2024-02-28
対象地域東京都
対象業種分類不能の産業 / 金融業、保険業
使途新たな事業を行いたい

この補助金のまとめ

東京都が実施するデジタル証券(セキュリティトークン)の発行支援補助金です。分散型台帳技術(ブロックチェーン等)を活用した有価証券の発行に取り組む事業者に対し、費用の1/2(上限500万円)を補助します。国際金融都市・東京の実現に向けた施策の一環として、金融分野のDXを推進し、発行体・投資家双方に高い付加価値を創出する先進的なプロジェクトを支援するものです。セキュリティトークンは不動産、社債、ファンド持分等の有価証券をブロックチェーン上でトークン化するもので、小口化による投資機会の拡大や、24時間取引、透明性の向上等のメリットが期待されています。金融商品取引法や不動産特定共同事業法等の法令を遵守した上で、革新的な金融サービスの実装を目指す事業者を対象としています。

この補助金の特徴

1

セキュリティトークン発行の実装費用を補助

分散型台帳技術を活用した有価証券等の発行に必要なシステム開発費、コンサルティング費用、法務費用等の1/2(上限500万円)を補助します。実証実験段階ではなく、実際の発行・運用を目指すプロジェクトが対象であり、金融商品としての実装を支援する本格的な補助制度です。

2

高い付加価値を創出する先進的取組が対象

単なるトークン化ではなく、発行体および投資家に対して高い付加価値を創出する先進的な取組であることが求められます。例えば、不動産の小口トークン化による新たな投資機会の創出、スマートコントラクトを活用した配当の自動化、二次流通市場の構築など、イノベーティブなプロジェクトが評価されます。

3

金融商品取引法等の法令遵守が前提

本補助金は法令の枠組み内でのセキュリティトークン発行を支援するものです。金融商品取引法に基づく電子記録移転権利として、または不動産特定共同事業法に基づくトークン化不動産として、適切な法的枠組みの下で実施される取組が対象です。

4

国際金融都市・東京の競争力強化が目的

ロンドン、シンガポール等の国際金融センターとの競争を意識し、東京の金融市場における先進的金融商品・サービスの実装を促進することが政策目的です。グローバル水準の金融イノベーションを東京から発信する事業者を後押しします。

ポイント

分散型台帳技術を活用したセキュリティトークン発行プロジェクトに最大500万円を補助する制度です。法令遵守を前提に、投資家・発行体双方に革新的な価値を提供する先進的な取組が対象であり、国際金融都市・東京の競争力強化を目指しています。

対象者・申請資格

事業者要件

  • 東京都内で事業を営む法人であること
  • 金融商品取引法に基づく適切な登録・届出を行っていること(または取得予定)
  • セキュリティトークンの発行に必要な体制を有すること

事業要件

  • 分散型台帳技術を活用した有価証券等の発行を行う取組であること
  • 発行体及び投資家に対して高い付加価値を創出する先進的な取組であること
  • 金融商品取引法、不動産特定共同事業法等の関連法令を遵守すること

その他

  • 都税の滞納がないこと
  • 過去に本補助金の交付を受けた同一事業でないこと

ポイント

東京都内の法人で、金融関連法令を遵守したセキュリティトークン発行プロジェクトを実施する事業者が対象です。金融商品取引業の登録等の法的要件を満たすことが前提であり、先進性と付加価値の高さが審査のポイントとなります。

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申請ガイド

1

ステップ1:事業計画の策定

セキュリティトークン発行の事業計画を策定します。対象資産(不動産、社債等)、トークン化のスキーム、投資家への付加価値、技術的アプローチ、法的枠組みを明確にします。

2

ステップ2:法令対応の確認

金融商品取引法上の登録要件(第一種・第二種金融商品取引業等)や不動産特定共同事業法の許可要件を確認し、必要な登録・許可の取得状況を整理します。

3

ステップ3:見積もり・費用計画の作成

システム開発費、ブロックチェーンプラットフォーム利用料、法務コンサルティング費用等の見積もりを取得し、補助対象経費を明確にします。

4

ステップ4:補助金申請書の提出

東京都の所管部門に申請書類を提出します。事業計画書、経費見積書、法令遵守体制の説明資料、事業者の実績等を添付します。

5

ステップ5:採択後の事業実施・報告

採択・交付決定後に事業を実施し、完了後に実績報告書を提出します。セキュリティトークンの発行実績や投資家への効果等を報告します。

ポイント

金融関連法令への対応状況と事業計画の具体性が申請の鍵です。金融商品取引業の登録状況、技術的実装計画、投資家保護の仕組みを明確にし、先進性と実現可能性を両立した申請書を作成しましょう。

審査と成功のコツ

先進性と付加価値を明確に示す
既存のセキュリティトークン事例との差別化ポイントを具体的に説明しましょう。例えば、新しい資産クラスのトークン化、スマートコントラクトによる自動化、二次流通の仕組み等、従来にない価値提供を提案することが重要です。
法令遵守体制を万全にする
金融商品取引法や不動産特定共同事業法等の遵守体制を明確に示すことが審査で重視されます。弁護士・法務アドバイザーとの連携体制や、投資家保護の仕組み(適合性原則の遵守等)を具体的に記載しましょう。
技術的実現可能性を証明する
使用するブロックチェーンプラットフォーム、スマートコントラクトの設計、セキュリティ対策等の技術的側面を具体的に説明し、プロジェクトの実現可能性を示すことが重要です。
国際金融都市・東京への貢献を訴求する
本補助金の政策目的は国際金融都市・東京の競争力強化です。プロジェクトが東京の金融市場の魅力向上にどう貢献するかを明確にアピールしましょう。

ポイント

先進性・法令遵守・技術的実現可能性の3点がバランスよく示された申請が高く評価されます。国際金融都市・東京の発展に貢献する具体的なビジョンを描き、革新性と堅実性を両立させましょう。

対象経費

対象となる経費

システム開発費(4件)
  • ブロックチェーンプラットフォーム開発費
  • スマートコントラクト開発費
  • トークン発行システム構築費
  • ウォレット・管理画面開発費
外部委託費(3件)
  • 技術コンサルティング費用
  • セキュリティ監査費用
  • ブロックチェーン監査費用
法務・コンプライアンス費(3件)
  • 金融法務アドバイザリー費用
  • 法的スキーム構築コンサルティング費
  • 契約書・目論見書等作成費用
インフラ費(3件)
  • ブロックチェーンノード運用費
  • クラウドサーバー利用料
  • API連携開発費

対象外の経費

対象外の経費一覧(6件)
  • トークンの原資産(不動産等)の取得費用
  • 金融商品取引業の登録に係る費用
  • 通常の事業運営に係る人件費・事務所賃料
  • マーケティング・広告宣伝費
  • 投資家への配当・利息等の支払い
  • 交付決定前に支出した費用

よくある質問

Qセキュリティトークンの発行には金融商品取引業の登録が必要ですか?
A

はい、セキュリティトークン(電子記録移転権利)の取扱いには、原則として第一種金融商品取引業の登録が必要です。ただし、一定の要件を満たす場合は第二種金融商品取引業での取扱いも可能です。不動産STの場合は不動産特定共同事業法の許可も別途必要になります。登録・許可の取得には相当の時間と準備が必要ですので、補助金申請と並行して早めに手続きを進めることをお勧めします。なお、登録手続き自体の費用は補助対象外です。

Qブロックチェーンの種類に制限はありますか?
A

ブロックチェーンの種類(パブリック型、コンソーシアム型、プライベート型等)についての明示的な制限はありません。ただし、金融商品としてのセキュリティ要件(秘密鍵の管理、取引の確定性等)を満たす技術基盤であることが求められます。現在の日本のST市場ではコンソーシアム型やプライベート型のブロックチェーンが主流ですが、技術選定の合理性を申請書で説明できれば、パブリックチェーンの活用も排除されません。

Q不動産以外の資産のトークン化も対象ですか?
A

不動産に限らず、社債、株式、ファンド持分、信託受益権等、様々な有価証券のトークン化が補助対象となり得ます。重要なのは、金融商品取引法等の関連法令に基づく適切な枠組みの中で実施されること、そして発行体・投資家に高い付加価値を創出する先進的な取組であることです。新たな資産クラスのトークン化や、革新的なスキームの構築は高く評価される傾向にあります。

Q申請期間はどのくらいありますか?
A

本補助金の申請期間は令和5年5月31日から令和6年2月28日までと比較的長期にわたります。ただし、予算の消化状況によっては早期に受付が終了する可能性もあります。セキュリティトークン発行プロジェクトは法的スキームの構築やシステム開発に時間がかかるため、申請準備には十分な期間を確保してください。特に金融法務の専門家との事前協議は必須です。

Q他の自治体や国の補助金と併用できますか?
A

同一の対象経費に対する二重補助は認められません。ただし、経費を明確に区分できる場合は、例えばシステム開発費は本補助金、マーケティング費用は他の支援制度というように使い分けることが可能な場合があります。国のFinTech関連補助金や経済産業省のIT導入補助金等との併用を検討する場合は、事前に東京都の担当部門に確認してください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は東京都の独自事業であり、国のFinTech関連補助金や他の都の補助金との併用可否は個別に確認が必要です。同一経費への二重補助は認められませんが、対象経費を区分できる場合は併用の余地があります。関連する支援制度として、経済産業省の「IT導入補助金」(バックオフィスシステム部分)、東京都の「先端事業普及モデル創出事業」(FinTech実証実験)、金融庁のFinTechサポートデスク(規制相談)等があります。また、ブロックチェーン技術の研究開発段階であれば、NEDOの研究開発補助金やJ-Startup関連の支援策も検討に値します。セキュリティトークン発行後の販売・流通段階では、日本STO協会のガイドラインに準拠した運営体制の構築も重要です。

詳細説明

セキュリティトークンとは

セキュリティトークン(ST)とは、ブロックチェーン等の分散型台帳技術を用いて発行されるデジタル化された有価証券です。2020年の金融商品取引法改正により「電子記録移転権利」として法的位置づけが明確化され、日本でも本格的な発行・流通が始まっています。不動産、社債、ファンド持分等の様々な資産をトークン化することで、小口化による投資機会の拡大取引の透明性向上配当等の自動化等のメリットが期待されています。

補助制度の概要

東京都は、国際金融都市としての競争力を高めるため、セキュリティトークンの発行に取り組む事業者を支援しています。分散型台帳技術を活用した有価証券等の発行にかかる費用の1/2(上限500万円)を補助します。発行体及び投資家に対して高い付加価値を創出する先進的な取組であることが求められます。

対象となる取組の例

  • 不動産セキュリティトークン:商業不動産や住宅をトークン化し、小口投資を可能にする取組
  • 社債のトークン化:企業の社債発行をブロックチェーン上で行い、発行・管理コストを削減する取組
  • ファンド持分のトークン化:投資ファンドの持分をトークン化し、流動性と透明性を向上させる取組
  • スマートコントラクトの活用:配当支払いや権利移転をスマートコントラクトで自動化する仕組みの構築

法的枠組み

セキュリティトークンの発行には、以下の法令に基づく適切な対応が求められます。

  • 金融商品取引法:電子記録移転権利として、第一種または第二種金融商品取引業の登録が必要
  • 不動産特定共同事業法:不動産STの場合、不動産特定共同事業の許可が必要
  • 犯罪収益移転防止法:投資家の本人確認(KYC)の実施が義務
  • 個人情報保護法:投資家情報の適切な管理

東京都の金融DX戦略における位置づけ

本補助金は「国際金融都市・東京」構想の一環として実施されています。東京都はロンドン、ニューヨーク、シンガポール等と並ぶ国際金融センターとしての地位を確立するため、金融分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)を積極的に推進しています。セキュリティトークンは、従来の金融商品の枠組みを超えた新たな投資機会を創出する技術として注目されており、東京から世界に向けた金融イノベーションの発信を目指しています。

申請にあたっての留意点

本補助金は先進性が重視されるため、既存のST発行事例との差別化が重要です。単にトークン化するだけでなく、投資家体験の革新や市場インフラの改善につながる取組を提案しましょう。また、法令遵守は大前提であり、金融庁や関東財務局との事前相談を経て法的リスクを十分に検討した上で申請することが推奨されます。

関連書類・リンク