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令和5年度「地域経済政策推進事業費補助金(芸術家の中期滞在制作支援事業)」

基本情報

補助金額
9890万円
補助率: 定額
0円9890万円
募集期間
2023-05-02 〜 2023-05-18
対象地域日本全国
対象業種サービス業(他に分類されないもの)
使途イベント・事業運営支援がほしい / まちづくり・地域振興支援がほしい / スポーツ・文化支援がほしい

この補助金のまとめ

本補助金は、東京電力福島第一原子力発電所事故により避難指示等の対象となった福島県12市町村を中心に、芸術家の中期滞在制作を通じた地域の新たな魅力創出を支援する制度です。補助上限額9,890万円・定額補助という大型の支援制度であり、芸術家が福島県に一定期間滞在しながら創作活動を行い、地域住民や来訪者との交流・共創を促進する事業が対象となります。文化芸術を通じた復興まちづくりという政策目的を持ち、アーティスト・イン・レジデンス型の事業を実施する団体にとって極めて有力な資金源です。採択されれば事業運営に必要な経費が定額で補助されるため、自己負担を最小限に抑えた事業設計が可能です。福島の被災地域における関係人口の創出や文化的価値の発信にも直結するため、地域振興と芸術振興の両面で高い社会的意義を持つ補助金といえます。

この補助金の特徴

1

補助上限9,890万円の大型支援

本事業は補助上限額が9,890万円と非常に高額であり、芸術家の滞在費用から制作費、地域との交流イベント費用まで幅広い経費をカバーできます。定額補助のため、採択された場合の資金計画が立てやすく、大規模なアーティスト・イン・レジデンス事業の実施が可能です。

2

福島復興に直結する政策的意義

東日本大震災・原発事故からの復興を目的とした事業であり、福島県12市町村を中心とした地域の新たな魅力創出が求められます。国の復興政策と直結しているため、継続的な支援が期待できる点も大きな特徴です。

3

芸術家の中期滞在による地域共創モデル

単なる短期イベントではなく、芸術家が一定期間福島に滞在して制作活動を行うことが求められます。滞在を通じた地域住民との深い交流・共創が期待されており、持続的な関係構築につながる事業設計が重要です。

4

地域住民・来訪者との交流促進が必須要件

芸術家の個人的な制作活動だけでなく、地域住民や来訪者等との交流・共創を促進する取組が補助要件に含まれています。ワークショップや展示会、オープンスタジオなど、地域に開かれた活動の設計が求められます。

ポイント

補助上限9,890万円の定額補助で、福島県の被災12市町村を中心に芸術家の中期滞在制作と地域住民との交流・共創を支援する大型復興事業です。

対象者・申請資格

対象となる団体

  • 芸術家の滞在制作支援事業を実施できる法人・団体
  • アーティスト・イン・レジデンス事業の運営実績がある団体
  • 福島県内で事業を実施できる体制を有する団体
  • NPO法人、一般社団法人、公益法人等の非営利団体

対象となる事業

  • 福島県12市町村を中心とした地域での芸術家滞在制作支援事業
  • 地域住民や来訪者との交流・共創を促進する事業
  • 福島県の新たな魅力創出に資する文化芸術事業
  • 中期的な滞在(一定期間以上)を伴う制作活動支援事業

対象外となるケース

  • 芸術家の個人的な制作活動のみで地域交流を伴わない事業
  • 福島県外のみで実施される事業
  • 営利を主目的とする事業
  • 既に他の国庫補助金で同一経費が補助されている事業

ポイント

芸術家の滞在制作支援と地域住民との交流・共創を実施できる団体が対象です。福島県12市町村を中心とした地域での事業実施が必須条件となります。

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申請ガイド

1

ステップ1:公募要領の確認と事業計画の策定

経済産業省または委託先機関のウェブサイトで公募要領を入手し、補助対象事業の要件・補助対象経費・審査基準を確認します。福島県12市町村を中心とした具体的な実施地域と滞在芸術家の選定方針を決定します。

2

ステップ2:実施体制の構築と地域連携

福島県内の自治体・文化施設・地域団体等との連携体制を構築します。芸術家の滞在場所・制作場所の確保、地域住民との交流プログラムの設計を行います。

3

ステップ3:申請書類の作成と提出

事業計画書、収支予算書、団体の概要書、実績資料等の申請書類を作成します。事業の目的・内容・実施体制・期待される成果を具体的に記載し、公募期間内に提出します。

4

ステップ4:審査・採択後の事業実施

外部有識者等による審査を経て採択が決定されます。交付決定後は計画に沿って事業を実施し、芸術家の滞在制作と地域交流活動を展開します。

5

ステップ5:実績報告と成果の取りまとめ

事業完了後、実績報告書・収支決算書を提出します。事業成果の記録・発信を行い、地域への継続的な効果を示す報告が求められます。

ポイント

公募要領の確認から事業計画策定、地域連携体制の構築、申請書類の作成・提出、事業実施、実績報告までの5ステップで進めます。福島県内の地域連携が重要です。

審査と成功のコツ

福島県12市町村との具体的な連携体制の提示
審査では、対象地域との実質的な連携がどこまで構築されているかが重視されます。自治体や地元文化団体からの協力承諾書、具体的な連携内容、過去の協働実績などを明示し、地域に根差した事業であることを示しましょう。
芸術家の中期滞在がもたらす地域効果の明確化
単なる芸術作品の制作ではなく、滞在を通じた地域への波及効果を具体的に説明することが重要です。関係人口の増加、地域の魅力発信、住民の文化活動への参画など、定量的・定性的な成果指標を設定しましょう。
地域住民・来訪者との交流プログラムの充実度
交流・共創の具体的なプログラム設計が審査の差別化ポイントになります。ワークショップ、オープンスタジオ、成果展示会など、多様な参加機会を設け、参加見込み人数や広報計画まで含めた実現可能性の高い計画を提示しましょう。
事業の持続可能性と発展性
補助期間終了後も地域に残る成果や、継続的な取組への展望を示すことが重要です。芸術家と地域の関係が一過性で終わらない仕組み、次年度以降の展開計画などを盛り込みましょう。

ポイント

地域との具体的な連携体制、滞在による地域効果の明確化、交流プログラムの充実度、事業の持続可能性の4つの観点が審査突破の鍵となります。

対象経費

対象となる経費

芸術家滞在費(4件)
  • 宿泊費
  • 滞在施設賃借料
  • 生活支援費
  • 渡航費・交通費
制作活動費(4件)
  • 材料費
  • 制作用機材レンタル費
  • 制作スタジオ賃借料
  • 作品制作委託費
交流・共創事業費(4件)
  • ワークショップ開催費
  • 展示会開催費
  • オープンスタジオ運営費
  • 地域イベント参加費
人件費(3件)
  • 事業コーディネーター人件費
  • 事務局スタッフ人件費
  • 通訳・翻訳費
広報・記録費(4件)
  • 広報物制作費
  • ウェブサイト制作・運営費
  • 記録映像制作費
  • 写真撮影費
会場・設備費(4件)
  • 会場借料
  • 設営・撤去費
  • 機材リース費
  • 光熱水費
旅費・交通費(3件)
  • 事業関係者旅費
  • 芸術家国内移動費
  • 視察・打合せ旅費
その他事業費(4件)
  • 保険料
  • 消耗品費
  • 通信運搬費
  • 印刷製本費

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 団体の経常的な運営費・管理費
  • 補助事業に直接関係のない設備投資・備品購入費
  • 他の補助金で既に充当されている経費
  • 飲食費(事業実施に不可欠な場合を除く)
  • 団体構成員への利益配分に該当する支出
  • 不動産の取得費
  • 公租公課(税金・社会保険料等)
  • 補助事業期間外に発生した経費

よくある質問

Q個人の芸術家でも申請できますか?
A

本補助金は、芸術家の滞在制作支援事業を実施する「団体」を対象としています。個人の芸術家が直接申請することはできませんが、NPO法人や一般社団法人等の団体を通じて事業に参加することは可能です。

Q福島県12市町村以外の地域でも事業を実施できますか?
A

事業の中心は福島県12市町村(田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村)ですが、福島県全体の魅力創出が目的であるため、12市町村を中心としつつ福島県内の他地域での関連活動も対象となる可能性があります。詳細は公募要領をご確認ください。

Q「中期滞在」とは具体的にどのくらいの期間ですか?
A

公募要領で具体的な期間が定められますが、一般的にアーティスト・イン・レジデンスにおける「中期滞在」は数週間から数ヶ月程度を指します。短期のイベント参加とは異なり、地域に一定期間滞在して制作活動と地域交流を行うことが求められます。

Q海外の芸術家も滞在対象になりますか?
A

はい、海外の芸術家も滞在制作の対象となることが一般的です。国際的な視点からの作品制作や異文化交流は、地域の新たな魅力創出に寄与するとして高く評価される傾向があります。渡航費・ビザ取得支援費なども補助対象経費に含まれる場合があります。

Q補助率が「定額」とはどういう意味ですか?
A

「定額補助」とは、補助対象経費に対して一定割合(例:1/2、2/3等)を補助する「定率補助」とは異なり、審査で認められた事業経費が定額で補助されるという方式です。採択された場合、承認された金額がそのまま補助されるため、自己負担を最小限に抑えた事業計画が可能です。

Q他の補助金と併用することはできますか?
A

同一経費に対する重複補助は認められませんが、異なる経費区分や事業内容で他の補助金と組み合わせることは可能です。ただし、併用する場合は経費の区分を明確にし、各補助金の担当窓口に事前相談することを推奨します。

Q過去に採択された事業の例はありますか?
A

経済産業省のウェブサイトや過去の採択結果公表資料で確認できます。福島県内でのアーティスト・イン・レジデンス事業や、芸術祭・アートプロジェクト等の実績がある団体が採択されている傾向があります。

Q事業の成果はどのように報告する必要がありますか?
A

事業完了後に実績報告書と収支決算書の提出が求められます。事業の成果(参加芸術家数、交流イベント参加者数、メディア掲載実績、制作作品数等)を具体的な数値とともに報告し、事業目的の達成状況を示す必要があります。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は経済産業省による大型の定額補助であるため、同一経費への重複補助は認められませんが、異なる経費区分や事業目的で他の支援制度と組み合わせることが可能です。 文化庁の「文化芸術創造拠点形成事業」は、地域の文化拠点形成を支援する制度であり、本補助金の芸術家滞在制作と異なる切り口で併用を検討できます。また、福島県独自の復興関連助成金(ふくしま復興特別プロジェクト等)は、地域密着型の取組に対する上乗せ支援として活用の余地があります。 総務省の「地域おこし協力隊」制度を活用し、芸術家を協力隊員として受け入れることで、滞在期間の延長や生活基盤の確保につなげる方法もあります。さらに、民間財団の芸術助成(セゾン文化財団、朝日新聞文化財団等)を制作費の一部に充てることで、より充実した制作環境を整備できます。 ただし、いずれの組み合わせにおいても、経費の重複がないことを明確に整理し、各制度の担当窓口に事前相談することが重要です。

詳細説明

事業の背景と目的

令和5年度「地域経済政策推進事業費補助金(芸術家の中期滞在制作支援事業)」は、東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴い避難指示等の対象となった福島県12市町村(田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村)を中心とした福島県の新たな魅力創出を目的としています。

文化芸術の力を活用した復興まちづくりという政策理念のもと、芸術家が福島県に中期的に滞在しながら制作活動を行い、地域住民や来訪者との交流・共創を通じて地域の活性化と新たな価値の創造を推進します。

補助金の概要と特徴

本補助金の最大の特徴は、補助上限額9,890万円の定額補助という大規模な支援内容です。定額補助のため、採択された事業については申請額がそのまま補助されることになり、自己負担を最小限に抑えた事業設計が可能です。

対象となる事業は、いわゆるアーティスト・イン・レジデンス(AIR)型の取組であり、以下の要素を含むことが求められます。

  • 芸術家の福島県における一定期間以上の滞在
  • 滞在期間中の制作活動の実施
  • 地域住民や来訪者等との交流・共創の促進
  • 福島県の新たな魅力創出への貢献

対象地域と実施体制

事業の中心となる福島県12市町村は、原発事故により長期間にわたる避難指示が出された地域です。これらの地域では人口減少や地域コミュニティの再構築が課題となっており、芸術文化を通じた関係人口の創出地域アイデンティティの再構築が期待されています。

事業を実施する団体には、福島県内の自治体、文化施設、地域団体等との連携体制の構築が求められます。地域に根差した活動を展開するためには、現地のニーズを的確に把握し、地域の関係者と信頼関係を築くことが不可欠です。

想定される事業内容

本補助金で実施が想定される事業内容は多岐にわたります。

  • 芸術家招聘・滞在プログラム:国内外の芸術家を福島に招き、数週間から数ヶ月の滞在制作を行うプログラムの企画・運営
  • 地域交流ワークショップ:芸術家と地域住民が協働で作品を制作するワークショップや、芸術を通じた対話の場の創出
  • 成果発表・展示事業:滞在制作の成果を地域内外に発表する展覧会やパフォーマンス公演の開催
  • オープンスタジオ:制作過程を地域住民や来訪者に公開し、芸術家との直接的な交流機会を提供
  • 記録・発信事業:活動の記録映像制作やウェブサイトでの情報発信を通じた福島の魅力発信

申請から採択までの流れ

本補助金は経済産業省が所管し、公募により実施団体を選定します。申請にあたっては、事業計画書において事業の目的・内容・実施体制・期待される成果を具体的に記載することが求められます。

審査においては、福島県12市町村との連携体制の具体性、芸術家の中期滞在がもたらす地域効果、交流プログラムの充実度、事業の持続可能性などが総合的に評価されます。

事業実施における留意点

本事業を成功させるためには、以下の点に留意することが重要です。

  • 地域との信頼関係構築:被災地域での活動には特に丁寧なコミュニケーションが求められます
  • 芸術家と地域のマッチング:地域の課題やニーズに合った芸術家を選定することが事業効果を左右します
  • 成果の可視化:文化芸術の成果は数値化しにくいため、参加者数、メディア掲載、地域住民の声など多角的な成果指標を設定しましょう
  • 安全管理:避難指示が解除された地域での活動には、放射線量の確認や安全対策が不可欠です

関連書類・リンク