募集終了全国対象
普通
準備期間の目安: 約45

令和5年度石油製品販売業環境保全対策事業費補助金(災害時に備えた地域におけるエネルギー供給拠点の整備事業のうち災害対応能力強化事業等に係るもの)(単年度分)(執行団体公募)

基本情報

補助金額
3.9億円
補助率: 定額(10/10)
0円3.9億円
募集期間
2023-02-10 〜 2023-03-01
対象地域日本全国
対象業種分類不能の産業
使途安全・防災対策支援がほしい

この補助金のまとめ

本補助金は、災害時における石油製品の安定供給体制を確保するため、ガソリンスタンド(SS)等の石油製品販売業者が行う設備整備・入換事業を支援する制度です。具体的には、老朽化した地下タンクや配管等の地下埋設物の入換、ベーパー回収設備(ガソリン蒸気の回収装置)の整備、中核SS(災害時に地域の燃料供給拠点となるSS)における自家発電設備の入換が補助対象となります。補助率は定額(10/10)で、最大約3.9億円という大規模な支援が受けられます。災害対応能力の強化を目的としており、地域のエネルギー供給拠点としての機能維持・向上を図る事業者にとって非常に重要な制度です。執行団体の公募を通じて実施されるため、申請手続きの流れが通常の補助金とは異なる点に注意が必要です。

この補助金の特徴

1

定額補助(10/10)で自己負担ゼロ

補助率が定額(10/10)のため、採択されれば事業費の全額が補助されます。設備投資の負担を大幅に軽減でき、老朽化設備の更新を計画的に進められます。

2

最大約3.9億円の大規模支援

1件あたりの補助上限額が約3.9億円と非常に大きく、地下タンク入換や自家発電設備導入など高額な設備投資にも対応可能です。

3

3つの事業類型から選択可能

地下埋設物等の入換等事業、ベーパー回収設備整備事業、中核SSにおける自家発電設備の入換事業の3類型があり、自社の課題に合った事業を選択できます。

4

災害時の事業継続性を強化

自家発電設備や地下タンクの更新により、災害時にも石油製品の供給を継続できる体制を構築。地域のライフラインとしての役割を果たせます。

5

環境保全と防災の両立

ベーパー回収設備の整備により、ガソリン蒸気の大気放出を抑制しつつ、地下埋設物の入換で土壌汚染リスクも低減。環境対策と防災対策を同時に実現できます。

ポイント

補助率10/10(全額補助)で最大約3.9億円。地下タンク入換・ベーパー回収設備・自家発電設備の3事業類型から選択でき、災害時の石油供給体制を強化できます。

対象者・申請資格

事業者要件

  • 揮発油販売業者(ガソリンスタンド運営事業者)であること・石油製品販売業を営んでいること・事業継続の意思があり、災害時の供給体制維持に取り組む意思があること

施設要件

  • 地下埋設物等の入換等事業:老朽化した地下タンク・配管等の入換が必要な施設を有すること・ベーパー回収設備整備事業:ベーパー回収設備の設置が可能な施設であること・自家発電設備入換事業:中核SSに指定されていること(経済産業省指定)

その他要件

  • 執行団体を通じた申請が可能であること・補助事業の適正な遂行に必要な体制を有すること・反社会的勢力に該当しないこと

ポイント

揮発油販売業者(ガソリンスタンド事業者)が主な対象。自家発電設備入換は中核SS指定が必要です。執行団体を通じた申請となるため、公募要領の確認が必須です。

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申請ガイド

1

執行団体の公募確認

まず経済産業省の公募情報を確認し、本事業の執行団体(事務局)がどの団体かを把握します。執行団体が決定した後に、個別事業者の申請受付が開始されます。

2

事前準備・要件確認

執行団体が公表する交付規程・公募要領を入手し、対象事業・補助率・申請要件を詳細に確認します。自社の施設が対象要件に該当するか事前にチェックしてください。

3

申請書類の作成

事業計画書、設備の見積書、施設の現況写真、図面等の必要書類を作成します。地下タンクの場合は設置年数や劣化状況の記録も準備が必要です。

4

執行団体への申請提出

所定の期日までに執行団体へ申請書類一式を提出します。不備があると審査に影響するため、提出前にチェックリストで漏れがないか確認してください。

5

審査・採択・事業実施

審査を経て採択が決定した後、交付決定通知を受けてから事業に着手します。事業完了後に実績報告を行い、補助金が交付されます。

ポイント

執行団体公募方式のため、まず執行団体の決定を待ち、その後の個別申請受付に応募する流れです。事前に設備の現況調査と見積取得を進めておくとスムーズです。

審査と成功のコツ

設備劣化の客観的データ提示
地下タンクや配管の設置年数、漏洩検査結果、劣化診断レポート等の客観的データを揃え、入換の緊急性・必要性を明確に示すことが採択のカギとなります。
地域防災計画との連携
自治体の地域防災計画における自社SSの位置づけや、災害時の燃料供給協定の締結状況を示すことで、事業の公益性をアピールできます。
コスト積算の妥当性
複数業者からの見積りを取得し、工事費用の妥当性を証明してください。過大な見積りは減額査定の対象となるため、適正価格での積算が重要です。
事業完了後の維持管理計画
設備導入後の定期点検計画や維持管理体制を具体的に記載し、補助事業の成果が長期的に活用されることを示してください。
過去の災害対応実績の活用
過去の災害時に燃料供給を行った実績があれば、具体的なデータとともに記載することで、事業の実効性を裏付けられます。

ポイント

設備劣化の客観的データと地域防災計画との連携が重要。複数見積りによるコスト妥当性の証明と、事業完了後の維持管理計画の具体性が採択率を高めます。

対象経費

対象となる経費

地下埋設物入換工事費(4件)
  • 地下タンクの撤去・新設費用
  • 地下配管の撤去・敷設費用
  • タンク基礎工事費
  • 掘削・埋戻し工事費
ベーパー回収設備費(4件)
  • Stage I型ベーパー回収設備
  • Stage II型ベーパー回収設備
  • 回収設備設置工事費
  • 配管接続工事費
自家発電設備費(4件)
  • 自家発電機本体
  • 発電機設置工事費
  • 燃料タンク設置費
  • 電気配線工事費
付帯設備費(4件)
  • 計量機の移設・入換費用
  • 防火設備の更新費用
  • 漏洩検知装置の設置費用
  • 通気管・油水分離装置
設計・監理費(4件)
  • 設備設計費
  • 工事監理費
  • 各種申請手続き費用
  • 完成検査費用
撤去・処分費(4件)
  • 既存設備の撤去費
  • 産業廃棄物処分費
  • 土壌調査費
  • 汚染土壌処理費

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 通常の営業活動に伴う運転資金・人件費
  • 土地の取得費用・賃借料
  • 建物本体の建築・改築費用(設備設置に直接関係しない部分)
  • 交付決定前に着手した工事の費用
  • 他の補助金等で既に補助を受けている経費
  • 消費税及び地方消費税相当額
  • 備品・什器等の購入費(補助対象設備に該当しないもの)
  • 販売促進費・広告宣伝費

よくある質問

Q個人経営のガソリンスタンドでも申請できますか?
A

はい、揮発油販売業の登録を受けていれば、個人事業主・法人を問わず申請可能です。ただし、事業の適正な遂行に必要な体制を有していることが求められます。

Q補助率10/10ということは、自己負担は本当にゼロですか?
A

補助対象経費については全額補助されますが、消費税相当額や補助対象外の経費は自己負担となります。また、補助上限額(約3.9億円)を超える部分も自己負担です。

Q中核SSの指定を受けていない場合、自家発電設備の補助は受けられませんか?
A

自家発電設備の入換事業は中核SS指定が要件です。ただし、地下埋設物の入換やベーパー回収設備の整備については中核SS指定は不要ですので、そちらの事業類型での申請をご検討ください。

Q地下タンクの設置年数に制限はありますか?
A

具体的な設置年数の要件は執行団体の交付規程で定められます。一般的には、設置から相当年数が経過し老朽化が認められる設備が対象となります。詳細は執行団体にお問い合わせください。

Q複数のSSを運営していますが、複数拠点で同時に申請できますか?
A

原則として複数拠点での申請は可能ですが、予算の範囲内での採択となるため、優先度の高い拠点から申請することをお勧めします。詳細は執行団体の公募要領をご確認ください。

Q工事期間はどのくらいを見込めばよいですか?
A

地下タンク入換の場合は一般的に2〜4ヶ月程度、ベーパー回収設備や自家発電設備の設置は1〜2ヶ月程度が目安です。ただし、施設の規模や工事内容により異なります。補助事業の完了期限にも注意してください。

Q執行団体公募とはどういう意味ですか?
A

経済産業省が補助事業の事務局となる団体を公募する方式です。選定された執行団体が個別事業者への補助金交付事務を担います。事業者は執行団体の公募開始後に申請を行います。

Q過去にこの補助金を利用したことがある場合、再度申請できますか?
A

過去に補助を受けた設備とは異なる設備・拠点であれば、再度の申請は可能です。ただし、同一設備の再度の入換については、法定耐用年数等を考慮した上での判断となります。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は経済産業省(資源エネルギー庁)所管の補助金であり、同一事業・同一経費に対して他の国庫補助金との併用は原則として認められません。ただし、補助対象経費が明確に区分できる場合は、異なる設備・工事について別の補助金を活用できる可能性があります。例えば、地下タンク入換は本補助金で実施し、店舗のバリアフリー化は別の補助金を活用するといった使い分けが考えられます。また、自治体独自の石油販売業支援制度や、中小企業向けの設備投資支援制度(ものづくり補助金等)との組み合わせも検討に値しますが、補助対象経費の重複がないことが前提条件です。税制面では、中小企業経営強化税制や中小企業投資促進税制による即時償却・税額控除との併用が有効です。補助金で賄えない自己負担分については、日本政策金融公庫の環境・エネルギー対策資金等の低利融資の活用も検討してください。

詳細説明

補助金の概要と背景

本補助金は、経済産業省が所管する「石油製品販売業環境保全対策事業費補助金」の一環として実施される事業です。近年の自然災害の頻発化・激甚化を受け、災害時における石油製品の安定供給体制の確保が喫緊の課題となっています。ガソリンスタンド(SS:サービスステーション)は、自動車燃料の供給だけでなく、暖房用灯油や非常用発電機の燃料供給など、地域のエネルギー供給拠点として重要な役割を担っています。

3つの補助対象事業

本補助金では、以下の3つの事業類型が設定されています。

  • 地下埋設物等の入換等事業:老朽化した地下タンクや地下配管等を新しいものに入れ換える事業。設置から一定年数が経過し、漏洩リスクが高まった設備の更新を支援します。
  • ベーパー回収設備整備事業:ガソリンの荷卸し時や給油時に発生する蒸気(ベーパー)を回収する設備を整備する事業。大気汚染防止と安全性向上の両面で効果があります。
  • 中核SSにおける自家発電設備の入換事業:経済産業省が指定する中核SS(災害時の燃料供給拠点)において、停電時にも給油を継続するための自家発電設備を更新する事業です。

補助率と補助上限額

本補助金の最大の特徴は、補助率が定額(10/10)である点です。つまり、採択された場合は対象経費の全額が補助されるため、事業者の自己負担は実質ゼロとなります。補助上限額は最大約3.9億円と非常に大きく、大規模な設備更新にも対応可能です。

執行団体公募方式について

本事業は「執行団体公募」方式で実施されます。これは、経済産業省が直接事業者に補助金を交付するのではなく、まず事業の執行を担う団体(執行団体)を公募・選定し、その執行団体を通じて個別の事業者への補助が行われる仕組みです。

  • 経済産業省が執行団体を公募・選定
  • 選定された執行団体が交付規程を策定
  • 執行団体が個別事業者からの申請を受付・審査
  • 採択された事業者が事業を実施し、執行団体に実績報告
  • 執行団体が補助金を事業者に交付

対象となる事業者

主な対象者は揮発油販売業者(ガソリンスタンドの運営事業者)です。揮発油等の品質の確保等に関する法律に基づく登録を受けた事業者が該当します。中核SSの自家発電設備入換事業については、経済産業省から中核SSの指定を受けていることが追加要件となります。

申請にあたっての注意点

申請にあたっては、以下の点に特に注意してください。

  • 交付決定前の着手禁止:交付決定通知を受ける前に工事に着手した場合、補助対象外となります。
  • 財産処分の制限:補助金で取得した設備は、一定期間(法定耐用年数等)の間、処分(売却・廃棄等)が制限されます。
  • 経理の区分:補助事業に係る経費は、他の事業と明確に区分して経理する必要があります。
  • 完了検査への対応:事業完了後に現地検査が行われる場合がありますので、工事記録や写真等を適切に保管してください。

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