募集終了全国対象
普通
準備期間の目安: 約45

令和5年度災害時の強靱性向上に資する天然ガス利用設備導入支援事業費補助金(執行団体公募)

基本情報

補助金額
14.9億円
補助率: 募集要領参照
0円14.9億円
募集期間
2023-01-26 〜 2023-03-01
対象地域日本全国
対象業種分類不能の産業
使途安全・防災対策支援がほしい

この補助金のまとめ

本補助金は、災害時における天然ガス利用設備の強靱性向上を目的とした支援制度です。地震や台風などの大規模災害発生時にも安定的にエネルギー供給を継続できる体制を構築するため、天然ガス利用設備の新規導入や天然ガスステーション設備の機能維持・強化に要する経費の一部を補助します。対象となるのは、ガスコージェネレーションシステムやGHP(ガスヒートポンプ)空調機、天然ガス自動車用スタンド設備などの導入・更新事業です。災害時のエネルギーセキュリティを高めるだけでなく、平時においてもCO2排出量の削減や省エネルギー化といった環境対策に貢献する設備が対象となります。補助率や補助上限額は募集要領に定められており、執行団体を通じた間接補助方式で交付されます。

この補助金の特徴

1

災害時のエネルギー供給継続を実現

地震・台風・豪雨などの大規模災害発生時にも、天然ガスの特性を活かして安定的なエネルギー供給を維持できる設備の導入を支援します。都市ガスの地下パイプラインは地震に強く、災害時の復旧も早いという特長があり、BCP(事業継続計画)の強化に直結します。避難所や病院、介護施設など地域の防災拠点となる施設への導入が特に期待されています。

2

平時の環境負荷低減との両立

災害対策だけでなく、平時における環境性能も重視されています。天然ガスは化石燃料の中でCO2排出量が最も少なく、SOxやばいじんの排出もほぼゼロです。コージェネレーションシステムの導入により、電気と熱を同時に供給する高効率なエネルギー利用が可能となり、省エネルギーとCO2削減を同時に達成できます。

3

天然ガスステーションの機能強化も対象

天然ガス自動車への燃料供給を行うステーション設備の維持・強化も補助対象です。災害時に緊急車両や物流車両への燃料供給を継続するためのインフラ整備を支援し、地域の防災力と輸送力の維持に貢献します。老朽化した設備の更新や非常用電源の追加設置なども対象となります。

4

執行団体を通じた間接補助方式

本補助金は経済産業省が執行団体を公募し、選定された団体が補助事業者として事業を運営する間接補助方式です。申請手続きや交付決定は執行団体が行うため、申請者は執行団体の募集要領に従って申請を行います。執行団体による技術的なサポートも受けられるため、初めての申請でも安心です。

ポイント

災害時のエネルギー供給継続と平時の環境対策を両立する天然ガス利用設備の導入を支援する補助金です。コージェネレーションやGHP、天然ガスステーションが対象で、執行団体を通じた間接補助方式により手厚いサポートが受けられます。

対象者・申請資格

事業者要件

  • 法人格を有する事業者(民間企業、一般社団法人、公益法人等)
  • 地方公共団体
  • 天然ガスステーションの運営事業者
  • エネルギーサービス事業者(ESCO事業者等)

設備要件

  • 天然ガスを燃料とするコージェネレーションシステム
  • ガスヒートポンプ(GHP)空調機
  • 天然ガス自動車用充填設備(ステーション設備)
  • 災害時に自立運転が可能な機能を有する設備
  • 設備導入により災害時の強靱性向上が見込まれること

事業要件

  • 補助対象設備の導入または機能維持・強化を行う事業であること
  • 事業完了後も継続的に設備を運用する計画があること
  • 他の国庫補助金と重複して交付を受けていないこと
  • 執行団体が定める募集要領の要件を満たすこと

ポイント

法人格を有する事業者や地方公共団体が対象です。天然ガスコージェネレーション、GHP、ガスステーション設備の導入・強化が補助対象となり、災害時の強靱性向上が見込まれることが条件です。

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申請ガイド

1

ステップ1:執行団体の確認と募集要領の入手

経済産業省のホームページまたは執行団体のウェブサイトで、最新の募集要領・申請様式を入手します。執行団体の公募結果を確認し、申請先となる団体を特定してください。

2

ステップ2:事業計画の策定

導入予定の天然ガス利用設備の仕様、設置場所、期待される効果(災害時の供給継続能力、CO2削減量等)を整理し、事業計画書を作成します。設備メーカーや施工業者から見積書を取得してください。

3

ステップ3:申請書類の作成・提出

募集要領に定められた申請書類一式を作成し、執行団体に提出します。事業の必要性・妥当性、費用対効果、災害時の活用計画などを具体的に記載することが重要です。

4

ステップ4:審査・交付決定

執行団体による書類審査および必要に応じたヒアリング審査が行われます。審査基準に基づき採択が決定され、交付決定通知が届きます。交付決定前の着工は補助対象外となるため注意が必要です。

5

ステップ5:事業実施・完了報告

交付決定後に事業を実施し、設備の導入・設置を行います。事業完了後は実績報告書を提出し、確定検査を経て補助金が交付されます。

ポイント

執行団体の募集要領を確認し、事業計画書と見積書を準備して申請します。交付決定前の着工は対象外となるため、必ず交付決定を受けてから事業に着手してください。完了報告・確定検査後に補助金が交付されます。

審査と成功のコツ

災害時の具体的な活用シナリオを明示する
単に設備のスペックを記載するだけでなく、災害発生時にどのように設備を活用し、地域にどのような貢献ができるかを具体的に示しましょう。避難所への電力・熱供給、医療機関の機能維持、地域住民への情報提供拠点としての活用など、具体的なシナリオが審査で高く評価されます。
平時の環境効果を定量的に示す
CO2削減量、省エネルギー効果、一次エネルギー消費量の削減率などを数値で明示することが重要です。既存設備との比較データや、年間のエネルギーコスト削減見込みなども盛り込むと、事業の妥当性が説得力を持ちます。
地域の防災計画との連携を示す
地方公共団体の地域防災計画や、施設のBCP(事業継続計画)との整合性を示すことで、事業の必要性を強くアピールできます。自治体との防災協定の締結や、地域の防災訓練への参加実績なども有効な材料です。
設備の維持管理体制を明確にする
導入後の保守点検計画、緊急時の運転要員の確保、燃料の安定調達計画など、長期的な運用体制を具体的に記載しましょう。設備導入後も確実に機能を維持できることを示すことが、採択のポイントとなります。

ポイント

災害時の具体的な活用シナリオと平時の環境効果を定量的に示すことが重要です。地域防災計画との連携や長期的な維持管理体制の明確化も採択率を高めるポイントとなります。

対象経費

対象となる経費

設備費(5件)
  • ガスコージェネレーションシステム本体
  • ガスヒートポンプ(GHP)空調機
  • 天然ガスステーション充填設備
  • 非常用自立運転装置
  • 蓄電池・蓄熱槽
工事費(5件)
  • 設備の据付工事費
  • 配管・配線工事費
  • 基礎工事費
  • 既存設備の撤去工事費
  • 試運転調整費
設計費(3件)
  • 設備設計費
  • 施工設計費
  • エネルギー診断費
附帯設備費(4件)
  • 制御システム
  • 監視装置
  • ガス検知器
  • 安全装置

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 土地の取得費・賃借料
  • 建物の建築費(設備設置に直接関係しない部分)
  • 一般管理費・人件費
  • 消費税および地方消費税
  • 交付決定前に発注・契約した経費
  • 他の補助金で交付を受けた経費
  • 予備費・雑費として計上された経費

よくある質問

Q天然ガスコージェネレーションシステムの導入を検討していますが、どのような規模の設備が補助対象になりますか?
A

補助対象となる設備の規模は、執行団体の募集要領に具体的に定められています。一般的には、業務用・産業用のガスコージェネレーションシステムが対象となり、家庭用の小型機器(エネファーム等)は対象外となる場合が多いです。導入予定の施設の電力・熱需要に適した容量の設備を選定し、設備メーカーと相談の上で最適な仕様を決定することをお勧めします。具体的な対象範囲は募集要領でご確認ください。

Q既存のガス設備を更新する場合も補助対象になりますか?
A

はい、天然ガスステーション設備の機能維持・強化を行う事業も補助対象に含まれています。老朽化した既存設備の更新や、非常用電源の追加設置、充填能力の強化なども対象となり得ます。ただし、単純な修繕や消耗品の交換は対象外となる場合がありますので、更新内容が「機能維持・強化」に該当するかどうか、事前に執行団体に確認することをお勧めします。

Q交付決定前に設備を発注してしまった場合、補助金は受けられますか?
A

原則として、交付決定前に発注・契約した経費は補助対象外となります。これは多くの国庫補助金に共通するルールです。補助金の活用を検討されている場合は、必ず交付決定通知を受けてから設備の発注・工事の着手を行ってください。やむを得ない事情がある場合は、事前に執行団体に相談し、事前着手届の提出が認められるかどうか確認してください。

Q地方公共団体が申請する場合と民間企業が申請する場合で、補助率に違いはありますか?
A

補助率の詳細は執行団体の募集要領に定められており、申請者の種類(地方公共団体、民間企業等)や事業の内容によって異なる場合があります。一般的に、防災拠点となる公共施設への導入は政策的に重要度が高いため、手厚い支援が設定される傾向があります。具体的な補助率については、募集要領を確認するか、執行団体に直接お問い合わせください。

Q補助金の申請から交付までどのくらいの期間がかかりますか?
A

申請から交付決定までは通常1〜3ヶ月程度ですが、審査の状況や申請件数によって変動します。その後、事業実施期間(設備の導入・設置工事)を経て、完了報告書の提出・確定検査を行い、補助金が交付されます。事業全体のスケジュールとしては、申請から補助金受領まで半年〜1年程度を見込んでおくことをお勧めします。年度内の事業完了が求められる場合が多いため、早めの申請準備が重要です。

Q他の省庁の補助金と併用することは可能ですか?
A

同一の設備・経費に対して、他の国庫補助金と重複して交付を受けることはできません。ただし、補助対象外の経費部分については、地方公共団体の独自補助制度や融資制度を活用することが可能です。また、対象設備が異なる場合は、事業全体で複数の補助制度を組み合わせて活用できる場合もあります。併用の可否については、事前に執行団体にご確認ください。

Q中小企業でも申請できますか?
A

はい、中小企業も申請可能です。法人格を有する事業者であれば、企業規模にかかわらず申請できます。中小企業の場合、本補助金に加えて中小企業投資促進税制や中小企業経営強化税制などの税制優遇措置も併せて活用できる可能性がありますので、総合的な資金計画の中で検討されることをお勧めします。資金調達については日本政策金融公庫の環境・エネルギー対策資金なども選択肢に入れてください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は国庫補助金であるため、同一の設備・経費に対して他の国の補助金との併用はできません。ただし、補助対象外の経費部分については、地方公共団体独自の補助制度や融資制度を活用することが可能です。例えば、設備導入に伴う建物改修費用は本補助金の対象外ですが、自治体の省エネ改修補助や、日本政策金融公庫の環境・エネルギー対策資金を組み合わせることで、事業全体の資金調達を最適化できます。また、経済産業省の「省エネルギー投資促進支援事業費補助金」など、対象設備が異なる補助金であれば、事業全体で複数の補助制度を活用できる場合があります。さらに、中小企業であれば中小企業投資促進税制や中小企業経営強化税制による税制優遇との組み合わせも検討すべきです。資金計画の策定段階で、補助金だけでなく税制優遇・融資制度も含めた総合的な検討をお勧めします。

詳細説明

制度の背景と目的

近年、日本では大規模な自然災害が頻発しており、災害時のエネルギー供給の安定確保が喫緊の課題となっています。2011年の東日本大震災、2018年の北海道胆振東部地震によるブラックアウト、2019年の台風15号・19号による長期停電など、災害時のエネルギー途絶は人命や経済活動に深刻な影響を及ぼします。

天然ガスは、地下の導管ネットワークで供給されるため地震に強く、復旧も早いという特性があります。また、化石燃料の中でCO2排出量が最も少なく、環境負荷が小さいエネルギー源です。本補助金は、こうした天然ガスの特性を活かし、災害時の強靱性向上と平時の環境対策を同時に実現することを目的としています。

対象となる設備と事業

本補助金の対象となる主な設備は以下の通りです。

  • ガスコージェネレーションシステム:天然ガスを燃料として電気と熱を同時に発生させるシステムです。災害時には自立運転により電力供給を継続でき、排熱を利用した暖房・給湯も可能です。総合エネルギー効率は70〜90%に達し、平時の省エネにも大きく貢献します。
  • ガスヒートポンプ(GHP)空調機:ガスエンジンで駆動するヒートポンプ方式の空調機です。停電時にもガスが供給されていれば空調運転を継続でき、避難所や医療施設での活用が期待されます。発電機能付きのGHPであれば、照明や通信機器への電力供給も可能です。
  • 天然ガスステーション設備:天然ガス自動車への燃料供給を行う充填設備です。災害時の緊急車両や物流車両への燃料供給を継続するためのインフラとして重要な役割を果たします。老朽化した設備の更新や、非常用電源の追加設置も対象となります。

補助金の仕組み

本補助金は間接補助方式を採用しています。経済産業省が執行団体を公募・選定し、選定された執行団体が補助事業者として事業を運営します。補助金の申請・交付は執行団体を通じて行われるため、申請者は執行団体が定める募集要領に従って手続きを進めます。

補助率や補助上限額は募集要領に定められています。一般的に、設備費・工事費・設計費の一部が補助対象となりますが、具体的な補助率は事業の種類や規模によって異なる場合があります。詳細は執行団体の募集要領をご確認ください。

申請から交付までの流れ

申請から補助金交付までは、おおむね以下の流れで進みます。

  • 事前準備:導入する設備の選定、設置場所の確認、事業計画の策定を行います。設備メーカーや施工業者からの見積取得も必要です。
  • 申請書類の作成・提出:執行団体の募集要領に従い、申請書類一式を作成・提出します。事業の必要性、設備の仕様、期待される効果、資金計画などを具体的に記載します。
  • 審査・交付決定:執行団体による審査が行われ、採択された事業に対して交付決定がなされます。
  • 事業実施:交付決定後に設備の発注・設置工事を行います。交付決定前の着工は補助対象外となるため注意が必要です。
  • 完了報告・補助金交付:事業完了後に実績報告書を提出し、確定検査を経て補助金が交付されます。

活用のポイント

本補助金を効果的に活用するためには、以下のポイントを押さえることが重要です。

  • 防災と環境の両面から効果を整理する:災害時のエネルギー供給継続効果と、平時のCO2削減・省エネ効果の両方を定量的に示すことで、事業の妥当性を説得力を持って訴えられます。
  • 地域との連携を重視する:地方公共団体の防災計画との連携や、地域住民への防災貢献を示すことが評価のポイントとなります。防災協定の締結も有効です。
  • 長期的な運用計画を策定する:設備導入後の保守点検計画や運転要員の確保など、長期にわたり設備を確実に運用できる体制を示すことが重要です。

関連書類・リンク