令和4年度展示会出展助成事業(第10回申請受付)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
助成率2/3・上限150万円の手厚い支援
展示会出展にかかる経費の3分の2を助成してもらえるため、自己負担は実質3分の1で済みます。上限150万円という金額は、中小規模の展示会出展であれば出展料から装飾費まで幅広くカバーできる水準です。100万円の出展費用なら約67万円が助成され、実質33万円の負担で展示会に出展できます。
販路拡大と経営基盤強化を同時実現
本助成金は単なる費用補填ではなく、展示会出展を通じた「販路拡大」と「経営基盤の強化」という2つの目的を持っています。新規顧客の獲得はもちろん、業界内でのプレゼンス向上、競合分析、最新トレンドの把握など、展示会参加で得られるメリットは多岐にわたります。助成金を活用して戦略的に展示会に出展することで、中長期的な事業成長の基盤を築けます。
都内中小企業に特化した使いやすい制度設計
東京都の中小企業振興施策として設計されているため、都内に事業所を持つ中小企業者であれば幅広く活用できます。業種の制限も少なく、製造業からサービス業まで多様な業種の企業が利用可能です。第10回の申請受付という実績があり、制度運用が安定しているため、手続きの透明性も高いのが特徴です。
国内外の展示会が対象
国内の展示会だけでなく、海外で開催される展示会への出展も対象となる可能性があります。海外市場への進出を検討している企業にとっては、国際展示会への出展コストを抑えながら海外販路を開拓できる貴重な機会となります。
ポイント
対象者・申請資格
企業規模要件
- 中小企業基本法に定める中小企業者であること
- 東京都内に本社または主たる事業所を有すること
- 法人の場合は都内に登記があること
- 個人事業主の場合は都内で開業届を提出していること
業種・事業要件
- 製造業、卸売業、小売業、サービス業など幅広い業種が対象
- 大企業が実質的に経営に参画していないこと
- 同一テーマで他の助成金を受けていないこと
申請資格要件
- 税金の滞納がないこと
- 過去に同助成金で不正受給をしていないこと
- 暴力団等の反社会的勢力との関係がないこと
- 申請時点で事業を営んでいること
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:出展計画の策定
まず出展を希望する展示会を決定し、出展の目的・期待する成果を明確にします。展示会の開催要項を確認し、申請スケジュールに間に合うか確認してください。出展によってどのような販路拡大・経営強化が見込めるかを具体的に整理することが重要です。
ステップ2:申請書類の準備
申請書、事業計画書、経費見積書、会社概要、決算書類(直近2期分)、納税証明書などを準備します。事業計画書では、出展の目的、ターゲット顧客、期待される商談件数や売上見込みなど、具体的な数値目標を盛り込むことが審査のポイントになります。
ステップ3:申請書の提出
申請受付期間内に、必要書類一式を提出します。書類に不備がないか事前にチェックリストで確認し、余裕を持って提出しましょう。郵送の場合は期限内の消印が必要です。
ステップ4:審査・交付決定
書類審査が行われ、必要に応じてヒアリングが実施されます。審査を通過すると交付決定通知が届きます。交付決定前に発生した経費は助成対象外となるため、必ず交付決定後に事業を開始してください。
ステップ5:展示会出展・実績報告
交付決定後に展示会に出展し、終了後に実績報告書を提出します。出展中の写真撮影、来場者数の記録、商談記録の作成など、成果を証明する資料を忘れずに収集してください。
ステップ6:助成金の受領
実績報告の審査完了後、確定額が通知され、助成金が振り込まれます。経費の支払いは全て振込で行い、領収書・請求書を適切に保管しておくことが重要です。
ポイント
審査と成功のコツ
出展目的と数値目標の明確化
自社の強みと市場ニーズの結びつけ
展示ブースの戦略的設計
展示会後のフォローアップ計画
経費計画の妥当性確保
ポイント
対象経費
対象となる経費
出展小間料(3件)
- 展示会の出展スペース使用料
- 小間位置指定料
- 出展者登録料
装飾・施工費(4件)
- ブースの設計・施工費
- 看板・サイン制作費
- 電気・照明工事費
- カーペット・パネル等の装飾費
輸送・保管費(3件)
- 展示品の輸送費
- 搬入・搬出費用
- 展示品の一時保管料
印刷・制作物費(4件)
- パンフレット・チラシの印刷費
- ポスター・バナー制作費
- 名刺・配布資料の印刷費
- 製品カタログの制作費
通訳・翻訳費(3件)
- 海外展示会での通訳費用
- パンフレット等の翻訳費用
- 商談時の通訳費用
広告・PR費(2件)
- 展示会公式ガイドブックへの広告掲載費
- 展示会関連の広告宣伝費
対象外の経費
対象外の経費一覧(8件)
- 展示会場までの旅費・交通費
- 宿泊費
- 飲食費・接待交際費
- 自社従業員の人件費
- 展示会出展に直接関係のない備品購入費
- 交付決定前に発生した経費
- 他の補助金・助成金で補填される経費
- 振込以外の方法で支払った経費
よくある質問
Q展示会出展助成事業の助成率と上限額はいくらですか?
助成率は対象経費の2/3以内で、助成限度額は150万円です。例えば、助成対象経費の合計が120万円の場合、その2/3にあたる80万円が助成されます。対象経費が300万円の場合は、2/3の200万円ではなく上限の150万円が助成額となります。なお、実際の助成額は審査の結果や実績報告の内容によって変動する場合があります。
Qどのような展示会が対象になりますか?
自社の製品・商品・サービスのPRを目的とした展示会が対象です。国内で開催される展示会だけでなく、海外の展示会も対象となる場合があります。ただし、自社が主催する展示会や、販売を主目的とした物産展・即売会は対象外となることが一般的です。出展を検討している展示会が対象となるかどうか不明な場合は、事前に事務局に確認することをお勧めします。
Q個人事業主でも申請できますか?
中小企業基本法に定める中小企業者に該当すれば、個人事業主でも申請可能です。ただし、東京都内で開業届を提出していること、都内に主たる事業所があることが条件です。また、確定申告書や開業届出書の控えなど、事業実態を証明する書類の提出が求められます。
Q交付決定前に展示会の申し込みをしてしまったのですが、助成対象になりますか?
原則として、交付決定前に発生した経費は助成対象外となります。展示会への申し込み(出展料の支払い)を交付決定前に行った場合、その出展料は助成対象外となる可能性が高いです。これは多くの助成金に共通するルールです。申請スケジュールと展示会の申込期限を事前に確認し、交付決定後に出展申し込みができるよう計画を立てることが重要です。
Qオンライン展示会も助成対象になりますか?
オンライン展示会(バーチャル展示会)が対象となるかは、募集要項の規定によります。近年はオンライン展示会の重要性が高まっており、対象に含まれるケースも増えています。オンライン展示会の出展料、バーチャルブースの制作費、動画コンテンツの制作費などが対象経費となる可能性があります。詳細は募集要項を確認するか、事務局にお問い合わせください。
Q過去にこの助成金を受けたことがありますが、再度申請できますか?
過去に同助成金を受給した企業でも再申請は可能ですが、一定の制限がある場合があります。例えば、前回の助成事業の完了から一定期間が経過していること、前回と異なる展示会であること、あるいは前回の事業で適切に実績報告が行われていることなどが条件となることがあります。詳細な要件は各回の募集要項で確認してください。
Q申請から助成金が振り込まれるまで、どのくらいの期間がかかりますか?
申請から助成金の振込みまでは、概ね6ヶ月〜1年程度かかるのが一般的です。申請受付後に書類審査(1〜2ヶ月)、交付決定、展示会出展の実施、実績報告書の提出、実績報告の審査(1〜2ヶ月)、助成金の確定・振込みという流れになります。展示会の開催時期によってスケジュールは前後しますので、資金繰り計画には余裕を持たせてください。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
展示会出展助成事業を他の補助金・助成金と併用する際は、いくつかの重要なルールを理解しておく必要があります。まず大原則として、同一の経費に対して複数の公的資金を重複して受給することはできません(二重取りの禁止)。例えば、ブース装飾費50万円に本助成金を充てた場合、同じ50万円に対して国の小規模事業者持続化補助金を申請することはできません。 ただし、経費を明確に区分すれば、異なる補助金を組み合わせて活用することは可能です。例えば、展示会の出展小間料と装飾費には本助成金を活用し、展示会で配布する新商品のプロトタイプ開発費にはものづくり補助金を活用するといった使い分けが考えられます。 東京都の他の助成金との関係では、同一事業・同一テーマでの重複申請は原則不可です。過去に同助成金を受給している場合、一定期間は再申請できない制限がある場合もあるため、募集要項で確認してください。 併用を検討する場合のおすすめの組み合わせとしては、展示会出展前の準備段階で「販路開拓支援」系の補助金を活用し、出展自体には本助成金を使い、出展後のフォロー営業にはIT導入補助金(CRM導入等)を活用するといった、フェーズごとに異なる制度を利用するアプローチが効果的です。
詳細説明
展示会出展助成事業の概要
令和4年度展示会出展助成事業(第10回申請受付)は、東京都が都内中小企業の販路拡大と経営基盤強化を支援するために実施する助成金制度です。展示会への出展にかかる経費の2/3以内、最大150万円までが助成されます。
制度の背景と目的
中小企業にとって、展示会は新規顧客の開拓や自社製品のPR、業界動向の把握など、多くのメリットをもたらす重要なマーケティング手段です。しかし、出展料、ブース装飾費、印刷物の制作費など、展示会出展には多額のコストがかかります。特に資金力に限りがある中小企業にとって、この費用負担は大きなハードルとなっています。
本助成事業は、このような費用面のハードルを下げることで、中小企業が積極的に展示会に出展し、販路拡大や経営基盤の強化につなげることを目的としています。
助成内容の詳細
- 助成率:助成対象と認められる経費の2/3以内
- 助成限度額:150万円
- 対象者:東京都内に主たる事業所を持つ中小企業者
対象となる展示会
国内外で開催される展示会が対象となります。ただし、以下の条件を満たす必要があります。
- 自社の製品・商品・サービスのPRを目的とした展示会であること
- 来場者が広く一般に公開されている展示会であること
- 販路拡大に直結する展示会であること
申請から受給までの流れ
申請受付期間内に必要書類を提出し、書類審査およびヒアリング審査を経て交付決定を受けます。交付決定後に展示会に出展し、終了後に実績報告書を提出することで助成金が交付されます。注意点として、交付決定前に発生した経費は助成対象外となります。
申請時のポイント
事業計画書の作成が審査の重要な評価ポイントとなります。以下の点を明確に記載してください。
- 出展目的:なぜその展示会に出展するのか、事業戦略上の位置づけ
- ターゲット顧客:展示会でどのような顧客層にアプローチするか
- 期待される成果:商談件数、新規顧客数、売上見込みなど具体的な数値
- 出展後の計画:展示会後のフォローアップ活動の内容
経費計画作成時の注意点
助成対象経費は、展示会出展に直接必要な経費に限られます。出展小間料、ブース装飾費、印刷物制作費、輸送費などが対象となりますが、旅費・交通費、宿泊費、飲食費、人件費などは対象外です。
見積書は原則として2社以上から取得し、経費の妥当性を示す必要があります。また、全ての支払いは銀行振込で行い、現金払いは認められません。
実績報告時の注意事項
展示会出展後の実績報告では、以下の書類・資料が求められます。
- 実績報告書(所定様式)
- 経費の支出を証明する書類(請求書、領収書、振込明細等)
- 展示会出展の実施状況がわかる写真
- 来場者数や商談件数などの成果報告
- 配布した印刷物のサンプル
これらの書類を適切に保管し、漏れなく提出することが助成金の確実な受領につながります。