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準備期間の目安: 約45

令和4年度先進的防災技術実用化支援事業

基本情報

補助金額
1350万円
補助率: 助成対象経費の2/3以内及び1/2以内
0円1350万円
募集期間
2022-06-30 〜 2022-07-06
対象地域東京都
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 公務(他に分類されるものを除く) / 分類不能の産業 / 農業、林業 / 鉱業、採石業、砂利採取業 / 運輸業、郵便業 / 卸売業、小売業 / 金融業、保険業 / 不動産業、物品賃貸業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 宿泊業、飲食サービス業 / 生活関連サービス業、娯楽業 / 教育、学習支援業 / 医療、福祉
使途新たな事業を行いたい / 災害(自然災害、感染症等)支援がほしい / 安全・防災対策支援がほしい

この補助金のまとめ

令和4年度先進的防災技術実用化支援事業は、東京都が実施する中小企業向けの助成制度で、都市防災力の向上に資する技術・製品の実用化を強力に支援します。助成上限額は最大1,350万円(防災製品改良1,000万円+販路開拓350万円)、助成率は対象経費の2/3以内(販路開拓は1/2以内)と、防災関連の助成金としては非常に手厚い水準です。対象となるのは都内に主たる事業所を持つ中小企業者等で、既に開発した防災・減災・避難に関する技術や製品、試作品をさらに改良し、実用化・販路開拓まで一気通貫で取り組む事業が支援対象です。単なる研究開発段階ではなく「実用化」にフォーカスしている点が最大の特徴であり、製品化から市場投入までの資金的ハードルを大きく下げることができます。東京都の防災産業育成という明確な政策目標に基づく事業であるため、採択されれば都の防災関連ネットワークへのアクセスも期待できます。

この補助金の特徴

1

助成上限1,350万円の手厚い支援

防災製品の改良・実用化に最大1,000万円(助成率2/3以内)、販路開拓に最大350万円(助成率1/2以内)の合計1,350万円が上限額です。防災技術の実用化には試験・認証・量産準備など多額の費用がかかりますが、本事業はそれらを幅広くカバーする設計となっており、中小企業の資金負担を大幅に軽減します。

2

「実用化」に特化した珍しい助成制度

一般的な研究開発助成とは異なり、既に基礎的な開発が完了した技術・製品の改良と市場投入を支援する点が際立っています。試作品の性能向上、量産化に向けた設計変更、安全規格への適合試験など、製品を実際に売れる状態にするための費用に重点を置いています。

3

販路開拓まで一気通貫で支援

製品改良だけでなく、展示会出展・カタログ制作・マーケティング調査など販路開拓に係る経費も助成対象です。技術は優れていても販路がないという中小企業の課題を解決し、開発から販売まで切れ目のない支援を実現しています。

4

東京都の防災産業育成ネットワーク

東京都産業労働局が推進する防災産業育成の一環であり、採択企業は都の防災関連イベントや実証実験の機会、自治体・企業とのマッチングなど、助成金以外の支援も期待できます。

ポイント

最大1,350万円(改良1,000万円+販路350万円)の手厚い助成で、既存の防災技術・製品を実用化レベルまで引き上げ、販路開拓まで一貫して支援する東京都独自の制度です。

対象者・申請資格

企業要件

  • 東京都内に主たる事業所(本店または支店)を有する中小企業者等であること
  • 法人の場合は都内で実質的に事業を行っていること(登記のみは不可)
  • 個人事業主も対象(都内で開業届を提出済みであること)
  • 中小企業基本法に定める中小企業者の範囲に該当すること

事業要件

  • 都市の防災力向上に資する技術・製品・試作品を既に有していること
  • 防災・減災・避難に関する分野の製品改良・実用化であること
  • 単なる基礎研究や新規開発ではなく、既存技術の改良・実用化段階であること
  • 助成期間内に製品化・販路開拓まで取り組む計画があること

その他の条件

  • 同一テーマで国・都の他の助成金を受けていないこと
  • 都税の未納がないこと
  • 過去に本事業で助成を受けた同一テーマでないこと

ポイント

都内中小企業で、防災・減災・避難分野の技術や試作品を既に持っており、それを製品化・販路開拓まで進める計画がある企業が対象です。新規の基礎研究は対象外です。

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申請ガイド

1

ステップ1:事前準備と情報収集

東京都中小企業振興公社のWebサイトで募集要項・申請書類一式を入手します。公募説明会が開催される場合は必ず参加し、審査のポイントや過去の採択傾向を把握しましょう。

2

ステップ2:申請書類の作成

事業計画書が最も重要です。現有技術の概要、改良ポイント、実用化までのスケジュール、販路開拓戦略、期待される防災効果を具体的に記載します。技術的な優位性だけでなく「なぜこの製品が東京の防災に貢献するか」を明確に示すことが鍵です。

3

ステップ3:申請書提出

公募期間内に必要書類を揃えて提出します。法人登記簿謄本、直近の決算書、都税の納税証明書なども必要です。書類の不備は審査対象外となるため、チェックリストで確認を徹底しましょう。

4

ステップ4:審査(書類+面接)

書類審査を通過すると面接審査があります。技術の新規性・優位性、事業化の実現可能性、防災への貢献度などが評価されます。デモや試作品を持参できると効果的です。

5

ステップ5:交付決定後の事業実施

採択後は交付決定通知を受けてから経費の支出を開始します。計画変更がある場合は事前に変更承認を受ける必要があります。中間報告・完了報告の提出も忘れずに行いましょう。

ポイント

募集要項の入手から事業計画書の作成、書類・面接審査を経て交付決定に至ります。「東京の防災力向上への貢献」を軸に、技術の実用化計画と販路戦略を具体的に示すことが採択の鍵です。

審査と成功のコツ

防災課題との明確な紐づけ
単に技術が優れているだけでは不十分です。首都直下地震・豪雨災害・帰宅困難者対策など、東京都が直面する具体的な防災課題と製品の関連性を明確に示しましょう。都の防災計画や地域防災計画を引用して、政策との整合性をアピールすることが効果的です。
実用化の具体的ロードマップ
審査では「本当に実用化できるか」が厳しく問われます。改良のマイルストーン、量産化の見通し、認証取得スケジュール、想定販売先リストなど、絵に描いた餅ではない具体的な計画を提示しましょう。既に引き合いや試験導入の実績があれば強力なアピール材料になります。
費用対効果の定量的提示
助成金の投資対効果を数字で示すことが重要です。改良後の製品の想定売上、導入先での被害軽減効果の定量化、雇用創出効果など、可能な限り数値を用いて説明します。
技術的優位性の証明
競合製品との比較表、特許・実用新案の取得状況、大学・研究機関との連携実績、既存製品の試験データなどを活用し、自社技術の独自性と優位性を客観的に証明しましょう。
販路開拓の実現可能性
展示会出展計画、営業先のリスト、代理店・パートナー候補との交渉状況など、販路開拓の具体的な計画と実現可能性を示します。自治体への納入を目指す場合は、その具体的な戦略も記載すると評価が高まります。

ポイント

東京都の防災課題との明確な紐づけ、実用化の具体的ロードマップ、費用対効果の定量提示が採択の三本柱です。技術力だけでなく「売れる製品にする力」を示すことが重要です。

対象経費

対象となる経費

原材料・副資材費(3件)
  • 改良に必要な原材料の購入費
  • 試作用部品・副資材の購入費
  • サンプル品の製作費
機械装置・工具器具費(3件)
  • 改良に必要な機械装置の購入・リース費
  • 試験用工具・器具の購入費
  • 金型・治具の製作費
委託・外注費(4件)
  • 設計・デザインの外注費
  • 試験・分析の委託費
  • ソフトウェア開発の外注費
  • 認証取得に係る試験費用
産業財産権出願・導入費(3件)
  • 特許・実用新案の出願費用
  • 意匠・商標の出願費用
  • 弁理士への手数料
規格等認証・登録費(3件)
  • JIS・ISO等の規格認証費用
  • 安全規格の試験・認証費
  • 製品認証に係る登録費
販路開拓費(4件)
  • 展示会・見本市の出展費
  • カタログ・パンフレットの制作費
  • 広告宣伝費
  • 市場調査費

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 人件費(自社従業員の給与・賞与・社会保険料等)
  • 事務所の家賃・光熱水費・通信費等の一般管理費
  • 交付決定日より前に発注・契約・支払いを行った経費
  • 他の補助金・助成金で既に助成を受けている経費
  • 汎用性が高く事業以外にも使用できる備品(パソコン・プリンター等)
  • 飲食費・接待費・慶弔費等の交際費
  • 振込手数料・代引手数料等の金融機関手数料
  • 消費税・地方消費税

よくある質問

Qどのような企業が申請できますか?
A

東京都内に主たる事業所を有する中小企業者等が対象です。中小企業基本法に定める中小企業(製造業の場合は資本金3億円以下または従業員300人以下等)に該当する必要があります。個人事業主も申請可能です。ただし、大企業の子会社(みなし大企業)は対象外となります。都内に本店登記があっても実質的に都外で事業を行っている場合は対象外となる可能性がありますので、事前に確認することをお勧めします。

Qまだ試作品がない段階でも申請できますか?
A

本事業は「実用化支援」であるため、既に基礎的な開発が完了し、試作品や技術的な実績がある段階の企業が対象です。アイデア段階や基礎研究段階では申請できません。まだ開発段階にある場合は、東京都中小企業振興公社の「新製品・新技術開発助成事業」など、開発段階向けの助成制度を先に活用し、試作品が完成してから本事業に申請するという流れが推奨されます。

Q助成金はいつ受け取れますか?前払いは可能ですか?
A

本助成金は後払い(精算払い)方式です。事業完了後に実績報告書を提出し、確定検査を経て助成金額が確定した後に支払われます。前払いや概算払いは原則として行われないため、事業期間中の経費は自己資金で立て替える必要があります。資金繰りが懸念される場合は、金融機関のつなぎ融資や東京都の制度融資の活用を検討してください。

Q防災以外の用途にも使える製品は対象になりますか?
A

防災・減災・避難に関する機能を主たる用途とする製品であることが必要です。ただし、防災用途が主であれば、平常時にも使える多用途製品(例:非常時に防災テントになるアウトドア用品等)も対象となり得ます。重要なのは「都市の防災力向上に資する」という本事業の目的に合致しているかどうかです。申請前に事務局に相談し、対象となるか確認することをお勧めします。

Q他の補助金と併用できますか?
A

同一の経費について、国や都の他の助成金・補助金と二重に受給することはできません。ただし、経費の内容を明確に切り分ければ、異なる助成制度を組み合わせて活用することは可能です。例えば、本事業で製品改良を行い、別途「小規模事業者持続化補助金」で追加的な販促活動を行うといった使い分けができます。併用を検討する場合は、各制度の事務局に事前相談することが重要です。

Q面接審査ではどのような点が評価されますか?
A

面接審査では主に以下の点が評価されます。(1)技術の新規性・優位性:競合製品と比較した技術的な独自性、(2)実用化の実現可能性:スケジュール・体制・資金計画の具体性、(3)防災力向上への貢献度:東京都の防災課題解決への寄与、(4)販路開拓の具体性:想定顧客・販売チャネル・売上見込み、(5)経営基盤:事業を遂行できる財務・組織体制。試作品やデモを持参し、製品の実物を見せることで説得力が大きく向上します。

Q助成期間はどのくらいですか?
A

助成期間は交付決定日から最長で約1年〜1年半程度が一般的です(具体的な期間は募集年度の要項で確認が必要です)。この期間内に製品改良から販路開拓までの計画を完了させる必要があります。期間延長は原則として認められないため、実現可能なスケジュールを策定することが重要です。特に認証取得や量産準備には想定以上の時間がかかることがあるため、余裕を持った計画を心がけましょう。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本事業は東京都の防災産業育成施策の一つですが、製品開発の段階や目的に応じて他の支援制度と組み合わせることで、より効果的に事業を推進できます。ただし同一経費の二重受給は認められないため、経費の切り分けが必要です。 基礎的な研究開発段階がまだ残っている場合は、国の「ものづくり補助金(一般型)」で先行開発を行い、実用化段階で本事業を活用する時間軸での組み合わせが有効です。また、東京都中小企業振興公社の「新製品・新技術開発助成事業」は開発段階に特化しているため、本事業の前段階として活用できます。 販路開拓をさらに強化したい場合は、中小企業庁の「小規模事業者持続化補助金」を活用して追加的な販促活動を行うことも可能です。展示会出展については、JETROの海外展示会支援なども視野に入れると海外市場への展開も見えてきます。 また、製品の信頼性向上には「東京都トライアル発注認定制度」への申請も検討すべきです。都が認定した新製品は都の機関での試験的導入が可能となり、実績づくりに大きく貢献します。BCP関連であれば「BCP実践促進助成金」との時期をずらした活用も効果的です。

詳細説明

事業の背景と目的

東京都は首都直下地震をはじめとする大規模災害への備えを最重要課題の一つと位置づけており、都市防災力の強化には民間企業の優れた技術・製品の活用が不可欠です。本事業は、都内中小企業が持つ防災関連の技術や試作品を実用化レベルまで引き上げ、市場に投入するまでを一貫して支援することで、東京の防災産業の育成と都市防災力の向上を同時に実現することを目的としています。

助成内容の詳細

本事業の助成は「改良・実用化」「販路開拓」の2つの区分で構成されています。

  • 改良・実用化:助成限度額1,000万円、助成率は対象経費の2/3以内。防災・減災・避難に関する製品・技術の改良、性能向上、量産化準備、認証取得等に要する経費が対象です。
  • 販路開拓:助成限度額350万円、助成率は対象経費の1/2以内。展示会出展、カタログ制作、広告宣伝、市場調査等の販路開拓に要する経費が対象です。

合計で最大1,350万円の助成を受けることが可能であり、防災分野の助成制度としては全国的に見ても手厚い水準です。

対象となる防災技術・製品の分野

本事業が対象とする防災技術・製品は幅広く、以下のような分野が想定されます。

  • 地震対策:耐震補強技術、家具転倒防止装置、構造物の損傷検知センサー等
  • 風水害対策:止水板、浸水センサー、排水ポンプシステム等
  • 火災対策:初期消火装置、防火素材、火災検知システム等
  • 避難支援:避難誘導システム、非常用通信装置、避難所用設備等
  • 帰宅困難者対策:位置情報システム、携帯型防災用品、群衆制御技術等
  • 情報伝達:災害情報共有プラットフォーム、安否確認システム等

申請から交付までの流れ

申請は東京都中小企業振興公社を通じて行います。募集期間は年度ごとに設定され、公募説明会への参加が推奨されます。審査は書類審査面接審査の二段階で実施され、技術の新規性・優位性、事業の実現可能性、防災力向上への貢献度、経営基盤の安定性などが総合的に評価されます。

交付決定後は、決定日以降に発生した経費のみが助成対象となります。事業期間中は中間報告の提出が求められ、事業完了後に実績報告書を提出して確定検査を受けた上で、助成金が支払われる後払い方式です。

申請時の注意点

本事業は「実用化支援」であるため、まだアイデア段階や基礎研究段階の技術は対象外です。既に試作品レベル以上の開発実績があることが前提条件となります。また、助成事業の成果物(改良された製品)は原則として東京都内での活用が期待されます。

面接審査では、実際の試作品やデモンストレーションの提示が効果的です。技術的な説明だけでなく、市場ニーズの裏付け販売戦略の具体性も重視されるため、マーケティング面の準備も怠らないようにしましょう。

助成金活用のポイント

本助成金を最大限活用するためには、改良・実用化と販路開拓を並行して進める計画が重要です。製品改良に注力しすぎて販路開拓が手薄になるケースが多いため、事業開始当初から展示会出展や見込み客へのアプローチを計画に組み込みましょう。また、東京都が主催する防災関連イベント(防災展、ビジネスマッチング等)への参加も、採択企業として積極的に活用すべきです。

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