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フィンテック企業等に対するイノベーション支援事業(事業化支援)補助金(第1期)

基本情報

補助金額
300万円
補助率: 2/3
0円300万円
募集期間
2022-05-31 〜 2022-07-15
対象地域東京都
対象業種分類不能の産業 / 金融業、保険業
使途新たな事業を行いたい / 販路拡大・海外展開をしたい / 研究開発・実証事業を行いたい

この補助金のまとめ

フィンテック企業等に対するイノベーション支援事業(事業化支援)補助金は、東京都が実施するフィンテック分野に特化した補助金制度です。革新的な技術やアイデアを持つフィンテック企業が、金融事業者との協働による実証実験を経て事業化を実現することを支援します。補助上限額300万円、補助率2/3という手厚い支援内容が特徴で、クラウドサービス利用費や委託・外注費、専門家への相談経費が対象となります。東京都内に登記簿上の本店または支店を有するフィンテック企業等が対象であり、金融分野でのイノベーション創出と都内フィンテック市場の活性化を目的としています。金融×テクノロジーの領域で新規事業を展開したい企業にとって、資金面だけでなく金融事業者との連携機会も得られる貴重な制度です。

この補助金の特徴

1

補助率2/3・上限300万円の手厚い支援

本補助金は対象経費の2/3、最大300万円までを補助します。フィンテック分野に特化した補助金としては非常に手厚い水準であり、スタートアップ段階の企業にとって事業化に向けた大きな資金的後押しとなります。実証実験から事業化への橋渡しを目的としているため、まさに「死の谷」を越えるためのサポートといえます。

2

金融事業者との協働が前提の実証実験支援

単なる開発費補助ではなく、金融事業者等との協働による実証実験の実施が支援の核となっています。これにより、技術的な検証だけでなく、実際の金融サービスにおける有用性や市場性の確認が可能になります。金融事業者とのパートナーシップ構築という副次的な効果も期待できます。

3

フィンテック領域に完全特化した制度設計

一般的なIT補助金とは異なり、フィンテック分野に完全特化しています。審査においても金融イノベーションの観点から評価されるため、フィンテック企業にとっては自社の強みを最大限アピールできる制度です。東京都の金融施策の一環として位置づけられており、採択後のネットワーキング機会なども期待できます。

4

対象経費がクラウド・外注・専門家相談に限定

対象経費はクラウドサービス利用費、委託・外注費、専門家等への相談経費に絞られています。ハードウェア購入費や人件費は含まれないため、SaaS型・プラットフォーム型のフィンテックサービス開発に特に適した設計となっています。経費区分が明確なため、申請時の計上ミスを防ぎやすいメリットもあります。

ポイント

本補助金は補助率2/3・上限300万円というフィンテック特化型の手厚い支援制度です。金融事業者との協働実証実験を通じた事業化支援が最大の特徴であり、資金面の支援に加えて金融業界とのネットワーク構築も期待できます。対象経費はクラウド・外注・専門家相談に限定されており、SaaS型サービス開発に最適です。

対象者・申請資格

法人格・所在地要件

  • 東京都内に登記簿上の本店または支店があること
  • 法人格を有する企業であること(個人事業主は対象外の可能性あり)

事業内容要件

  • 革新的なアイデアや技術に基づくフィンテック事業を営む企業等であること
  • 金融分野におけるイノベーション創出に資する事業であること
  • 金融事業者等との協働による実証実験を実施する計画があること

事業ステージ要件

  • 実証実験段階から事業化への移行を目指すフェーズにあること
  • 事業化に向けた具体的な計画・ロードマップを有していること

その他要件

  • 東京都税の未納がないこと
  • 過去に同補助金の交付を受けていないこと(重複申請の制限)
  • 暴力団等の反社会的勢力に該当しないこと

ポイント

本補助金の対象者は、東京都内に登記簿上の本店または支店を持つフィンテック企業等です。革新的な技術やアイデアに基づく事業であること、金融事業者等との協働による実証実験の計画があることが重要な要件となります。事業化フェーズにある企業が主なターゲットです。

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申請ガイド

1

ステップ1:公募要領の確認と事前準備

公募要領を精読し、自社が申請要件を満たしているかを確認します。特に法人登記の所在地要件、フィンテック事業の定義への合致、金融事業者との協働実績・計画の有無を重点的に確認してください。不明点があれば事務局に事前相談することをお勧めします。

2

ステップ2:協働パートナーの確保と実証計画の策定

金融事業者等との協働パートナーを確保し、実証実験の具体的な計画を策定します。実証の目的、手法、期待される成果、事業化までのロードマップを明確にしてください。パートナー金融機関からの協力表明書等が必要になる場合があります。

3

ステップ3:申請書類の作成と経費計画の策定

事業計画書、経費内訳書、その他必要書類を作成します。対象経費(クラウドサービス利用費、委託・外注費、専門家等への相談経費)の見積書を取得し、補助率2/3を踏まえた経費計画を立てます。

4

ステップ4:申請書の提出

公募期間内に必要書類一式を提出します。電子申請の場合はシステムの操作方法を事前に確認し、期限に余裕を持って提出してください。

5

ステップ5:審査・採択後の対応

書類審査およびプレゼンテーション審査を経て採択が決定されます。採択後は交付申請を行い、交付決定後に事業を開始します。実績報告書の提出後に補助金が確定・交付されます。

ポイント

申請の流れは、公募要領の確認から始まり、金融事業者との協働体制の構築、申請書類の作成、提出、審査という段階を踏みます。特に金融事業者との協働計画の具体性と実証実験の実現可能性が重要な評価ポイントとなるため、事前の準備を十分に行うことが採択への近道です。

審査と成功のコツ

金融事業者との協働体制を具体的に示す
採択のカギは金融事業者等との協働関係の具体性です。単なる意向表明ではなく、実証実験の役割分担、データ連携の方法、事業化後の協業ビジョンまで踏み込んだ計画を提示しましょう。可能であれば、金融事業者からの推薦状や協力意向書を添付すると説得力が増します。
技術の革新性と金融分野での有用性を明確化
フィンテックとしての技術的な革新性を具体的に説明するとともに、金融分野における実用的な価値を明示してください。既存の金融サービスと比較して何が優れているのか、市場規模やターゲット顧客を数字で示すことが重要です。
実証実験のKPIと事業化ロードマップの精度
実証実験で検証する仮説とKPIを明確に設定し、実証結果に基づく事業化までのロードマップを具体的に描きましょう。マイルストーンごとの達成基準を設け、進捗管理の仕組みも提示するとより高い評価を得られます。
経費計画の妥当性と費用対効果
300万円の上限に対して、各経費項目の単価や数量が市場相場に照らして妥当であることを示します。見積書の根拠を明確にし、補助金投入による費用対効果(ROI)を数値で説明できると審査員の納得感が高まります。
東京都のフィンテック施策との整合性
東京都が推進するフィンテック施策や国際金融都市構想との整合性をアピールしましょう。都内の金融エコシステムへの貢献、雇用創出効果、将来的な税収貢献なども評価材料となります。

ポイント

採択率を高めるには、金融事業者との具体的な協働体制の構築、技術の革新性と市場性の明示、精度の高い実証計画とKPI設定が不可欠です。経費の妥当性を根拠を持って示し、東京都のフィンテック振興施策との方向性の一致を意識した申請書づくりを心がけましょう。

対象経費

対象となる経費

クラウドサービス利用費(4件)
  • AWS・Azure・GCP等のクラウドインフラ利用料
  • SaaS型開発ツール・テスト環境の利用料
  • データベースサービスの利用料
  • API連携サービスの利用料
委託・外注費(4件)
  • システム開発の外部委託費
  • UI/UXデザインの外注費
  • セキュリティ監査・脆弱性診断の委託費
  • データ分析・AIモデル構築の外注費
専門家等への相談経費(4件)
  • 金融規制・コンプライアンスに関する弁護士相談費
  • 技術アドバイザーへの謝金
  • 事業戦略コンサルティング費用
  • 知的財産に関する弁理士相談費
テスト・検証費(3件)
  • 実証実験に必要な検証環境の構築費
  • ユーザーテスト実施に係る費用
  • パフォーマンステスト・負荷テストの実施費
データ関連費(3件)
  • 金融データの取得・利用ライセンス費
  • テストデータの生成・加工に係る費用
  • データクレンジング・前処理の外注費

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 人件費(自社社員の給与・賞与)
  • オフィス賃料・光熱費等の一般管理費
  • ハードウェア・機器の購入費
  • 交通費・宿泊費等の旅費
  • 飲食費・交際費
  • 消耗品費(文房具等)
  • 補助事業に直接関係しない経費
  • 他の補助金等で補填される経費

よくある質問

Qフィンテック企業等の定義は具体的にどのようなものですか?
A

フィンテック企業等とは、革新的なアイデアや技術を活用して金融分野における新しいサービス・仕組みを提供または開発している企業を指します。決済・送金、融資・与信、資産運用、保険(インシュアテック)、規制対応(レグテック)、ブロックチェーン、AI活用の金融データ分析など、幅広い分野が対象となります。重要なのは「革新的」であることで、既存の金融サービスの単なるデジタル化ではなく、新たな価値を生み出す技術やビジネスモデルであることが求められます。

Q金融事業者との協働パートナーがまだ見つかっていない場合でも申請できますか?
A

原則として、金融事業者等との協働による実証実験の計画が申請の重要な要素となります。申請時点で協働パートナーが確定していることが望ましいですが、具体的な交渉段階にある場合や、マッチングの見込みがある場合は申請が可能な場合もあります。ただし、協働体制の具体性は審査の重要な評価ポイントとなるため、できる限り早い段階でパートナーとの関係を構築しておくことを強くお勧めします。事前に事務局へ相談されることをお勧めします。

Q補助率2/3ということは、自己負担はどのくらい必要ですか?
A

対象経費の1/3が自己負担となります。例えば、対象経費の総額が450万円の場合、補助金額は300万円(上限額)、自己負担は150万円となります。対象経費が300万円の場合は、補助金200万円、自己負担100万円です。なお、補助対象外の経費(人件費、旅費等)はすべて自己負担となりますので、事業全体の資金計画を立てる際には補助対象外経費も含めた総額で検討してください。

Q第1期に不採択だった場合、第2期以降に再申請できますか?
A

一般的に、不採択であった場合でも次期公募への再申請は可能です。ただし、再申請にあたっては、前回の申請で不足していた点を改善することが重要です。審査でのフィードバックがある場合はそれを参考に、事業計画の具体性の向上、協働体制の強化、経費計画の精緻化などに取り組んでください。第2期以降の公募スケジュールや申請要件は変更される可能性がありますので、最新の公募情報を必ず確認してください。

Qスタートアップ企業でも申請できますか?設立年数の要件はありますか?
A

東京都内に登記簿上の本店または支店があり、フィンテック分野で革新的な事業を行っている企業であれば、設立年数に関わらず申請が可能です。むしろ本補助金は、革新的なアイデアや技術を持つスタートアップ企業の事業化支援を主な目的としていますので、設立間もない企業も積極的に申請することをお勧めします。ただし、事業を遂行するための体制や資金力(自己負担分)があることが前提となります。

Q実証実験の期間はどのくらいを想定すればよいですか?
A

実証実験の期間は補助事業の実施期間内で設定する必要があります。一般的に、交付決定日から数ヶ月〜最大1年程度が想定されますが、具体的な実施期間は公募要領で定められます。実証計画を策定する際は、準備期間、実証実施期間、結果分析期間、事業化検討期間をバランスよく配分してください。あまりに短期間の計画は実証の信頼性に疑問が生じ、長期すぎると事業化のスピード感に欠けると評価される可能性があります。

Q対象経費の見積書は何社分必要ですか?
A

一般的に、委託・外注費等の高額な経費については2社以上の相見積もりが求められることが多いです。クラウドサービス利用費については、サービスの料金体系が公開されている場合は公開価格の提示で代替できる場合もあります。専門家への相談経費についても、報酬額の妥当性を示す資料(業界相場との比較等)が必要となります。具体的な要件は公募要領に記載されますので、事前に確認してください。見積書の取得には時間がかかることがありますので、早めの準備をお勧めします。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

フィンテック企業等に対するイノベーション支援事業補助金は、東京都が実施する補助金であるため、同一の対象経費について国や他の地方自治体の補助金と重複して受給することはできません。ただし、対象経費が明確に区分できる場合は、異なる経費項目について別の補助金を活用できる可能性があります。例えば、本補助金でクラウドサービス利用費と外注費をカバーし、経済産業省のIT導入補助金で別のITツール導入費をカバーするといった使い分けが考えられます。また、東京都中小企業振興公社が実施する他の支援事業(専門家派遣等)との併用可能性についても事務局に確認することをお勧めします。なお、ものづくり補助金や小規模事業者持続化補助金などの国の主要補助金との併用は、対象経費の重複がない限り制度上は可能ですが、交付決定の時期や実施期間の重なりに注意が必要です。併用を検討する場合は、必ず事前に各補助金の事務局に確認してください。

詳細説明

フィンテック企業等に対するイノベーション支援事業(事業化支援)補助金とは

本補助金は、東京都が実施するフィンテック分野に特化した支援制度です。フィンテック企業等と金融事業者等の協働による実証実験の実施を促進し、革新的な金融サービスの事業化を後押しすることを目的としています。東京都内のフィンテック市場の活性化と金融分野におけるイノベーション創出という、都の重要施策の一環として位置づけられています。

補助金の基本情報

  • 補助上限額:300万円
  • 補助率:対象経費の2/3以内
  • 対象エリア:東京都
  • 公募期:第1期

対象となるフィンテック企業等とは

本補助金における「フィンテック企業等」とは、革新的なアイデアや技術に基づき、金融分野における新しいサービスや仕組みを提供・開発している企業を指します。具体的には、以下のような領域で事業を展開する企業が想定されています。

  • 決済・送金:キャッシュレス決済、国際送金、暗号資産関連サービス
  • 融資・与信:AIを活用した信用スコアリング、オルタナティブレンディング
  • 資産運用:ロボアドバイザー、投資プラットフォーム
  • 保険(インシュアテック):デジタル保険、リスク評価AI
  • 規制対応(レグテック):AML/KYCソリューション、コンプライアンス自動化
  • データ分析:金融データ解析、市場予測AI

金融事業者との協働について

本補助金の特徴的な要件として、金融事業者等との協働による実証実験の実施があります。これは単なる技術開発支援ではなく、実際の金融サービスの現場で技術の有効性を検証し、事業化につなげることを重視しているためです。協働パートナーとなる金融事業者としては、銀行、証券会社、保険会社、信用金庫、ノンバンク等が想定されます。

実証実験では、以下のような点が検証対象となります。

  • 技術的な実現可能性(フィージビリティ)
  • 金融サービスとしての有用性・利便性
  • セキュリティやコンプライアンスへの対応
  • ユーザー受容性と市場ニーズとの合致
  • 事業としてのスケーラビリティ

対象経費の詳細

対象となる経費は以下の3区分に限定されています。それぞれの経費について、実証実験の実施に直接必要であることが求められます。

  • クラウドサービス利用費:実証実験に使用するクラウドインフラ、SaaS、PaaS等の利用料金。AWS、Azure、GCP等の主要クラウドサービスのほか、専門的なFinTech向けSaaSも対象となります。
  • 委託・外注費:システム開発、デザイン、セキュリティ監査等の外部委託費用。自社で対応困難な専門領域を外部リソースで補完するための経費です。
  • 専門家等への相談経費:弁護士、弁理士、技術アドバイザー、経営コンサルタント等の専門家への相談・アドバイス料。金融規制への対応や知的財産戦略の策定等に活用できます。

申請から補助金受領までの流れ

本補助金は、公募→申請→審査→採択→交付申請→交付決定→事業実施→実績報告→確定検査→補助金交付という流れで進みます。特に重要なのは審査段階で、書類審査に加えてプレゼンテーション審査が実施される場合があります。事業の革新性、実現可能性、協働体制の具体性、事業化見通しなどが総合的に評価されます。

事業化に向けたサポート

本補助金は資金面の支援だけでなく、東京都のフィンテック施策全体の中で事業化をサポートする位置づけにあります。採択企業には、ネットワーキングイベントへの参加機会や、都の関連施策との連携など、事業化を加速するためのさまざまな機会が提供される可能性があります。

申請にあたっての注意点

  • 交付決定前に着手した経費は補助対象外となります
  • 経費の支払いは銀行振込等の証跡が残る方法で行う必要があります
  • 実績報告時には経費の支出を証明する書類(請求書、領収書等)の提出が必要です
  • 補助事業の内容を変更する場合は事前に承認を得る必要があります
  • 補助金の目的外使用や不正受給は返還命令の対象となります

関連書類・リンク