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普通
準備期間の目安: 約45

フィンテック企業等に対するイノベーション支援事業(マッチングイベント)補助金

基本情報

補助金額
100万円
補助率: 1/2
0円100万円
募集期間
2022-05-31 〜 2022-06-30
対象地域東京都
対象業種サービス業(他に分類されないもの) / 分類不能の産業
使途イベント・事業運営支援がほしい

この補助金のまとめ

本補助金は、東京都が推進する金融分野のイノベーション創出を目的とした、フィンテック企業等と金融事業者等のビジネスマッチング機会の創出を支援する制度です。東京都内に本店または支店を有するフィンテック企業等が対象で、金融事業者との協業や実証実験を促進するマッチングイベントの開催費用を補助します。フィンテック(金融×テクノロジー)は、決済、融資、保険、資産運用、ブロックチェーン等の分野で金融サービスの革新をもたらす成長産業であり、東京都は国際金融都市構想の一環としてフィンテック産業の育成に力を入れています。本補助金は、スタートアップやベンチャー企業が大手金融機関との接点を持ちにくいという課題に対し、組織的なマッチング機会を提供することで、協業・提携・実証実験の実現を後押しする実践的な支援策です。

この補助金の特徴

1

フィンテック×金融機関のマッチング機会を創出

従来、フィンテックスタートアップが大手金融機関との接点を作ることは容易ではありませんでした。本補助金はマッチングイベントの開催を支援することで、組織的・効率的に協業相手を探索する機会を提供します。

2

協業・実証実験の促進が目的

単なる名刺交換イベントではなく、具体的な協業や実証実験(PoC)につながるビジネスマッチングを促進します。金融機関のニーズとフィンテック企業の技術をつなぎ、金融イノベーションの実現を加速させます。

3

東京都の国際金融都市構想と連動

本補助金は東京都の「国際金融都市・東京」構想の一環であり、フィンテック産業の集積と育成を通じた東京の金融センターとしての競争力強化を目指しています。都の政策的バックアップのもとで事業を展開できます。

4

都内に拠点を持つ企業が対象

東京都内に本店または支店を有するフィンテック企業等が対象です。東京に集積する金融機関とのアクセスの良さを活かし、密度の高いマッチングが期待できます。

ポイント

フィンテック産業の成長において最大のボトルネックの一つが「金融機関との接点不足」です。本補助金はこの課題に直接的にアプローチする制度であり、技術力はあるが営業チャネルが乏しいスタートアップにとって、事業拡大の突破口となり得ます。

対象者・申請資格

対象事業者

  • 東京都内に本店または支店を有するフィンテック企業
  • 金融関連のテクノロジーサービスを提供する企業
  • 金融イノベーションに寄与するサービス・技術を有する企業

対象事業

  • フィンテック企業等と金融事業者等のマッチングイベントの企画・運営
  • 協業や実証実験を促進するデモンストレーション・ピッチイベント
  • 金融イノベーション創出を目的としたネットワーキングイベント

フィンテック関連分野の例

  • 決済・送金サービス
  • 融資・クラウドファンディング
  • 保険(インシュアテック)
  • 資産運用・ロボアドバイザー
  • ブロックチェーン・暗号資産
  • RegTech(規制対応技術)
  • セキュリティ・本人認証

ポイント

「フィンテック企業」の定義は広く、決済・融資に限らず、保険、資産運用、ブロックチェーン、RegTech等の幅広い分野が対象です。金融機関向けのBtoB SaaSやAPI提供企業も含まれ得るため、自社サービスが金融イノベーションに寄与する点を明確にすることが重要です。

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申請ガイド

1

ステップ1:マッチングイベントの企画

参加するフィンテック企業と金融事業者の規模・分野、イベントの形式(ピッチ、デモ、1on1面談等)、期待される成果を具体的に企画します。

2

ステップ2:参加企業の募集・調整

マッチングの精度を高めるため、参加する金融機関のニーズとフィンテック企業の提供ソリューションを事前にマッチングし、効果的な組み合わせを設計します。

3

ステップ3:申請書類の作成・提出

イベント企画書、予算書、参加予定企業リスト等を作成し、東京都の所定窓口に提出します。イベントの具体性と期待される協業効果を明記します。

4

ステップ4:交付決定・イベント実施

審査を経て交付決定後、マッチングイベントを実施します。参加企業間の商談記録やフォローアップ体制を整えます。

5

ステップ5:成果報告・精算

イベント終了後、成果報告書(参加企業数、マッチング件数、商談・協業に至った件数等)と経費精算書類を提出します。

ポイント

マッチングイベントの成否は「事前のマッチング設計」で決まります。金融機関が求めるソリューションとフィンテック企業が提供できる技術の相性を事前に分析し、精度の高い面談設定を行うことで、形式的なイベントではなく実質的な協業創出の場にできます。

審査と成功のコツ

金融機関のペインポイントを起点に企画する
マッチングイベントの価値は、金融機関の具体的な課題解決につながるかどうかで決まります。事前に金融機関へのヒアリングを行い、DX推進、コスト削減、顧客体験向上等の具体的なニーズを把握した上でイベントを設計しましょう。
デモンストレーションの質にこだわる
フィンテック企業のピッチやデモが金融機関の意思決定者の心に刺さるかが重要です。技術説明だけでなく、金融機関にとっての具体的なメリット(コスト削減額、業務効率化の度合い等)を定量的に示せるデモを準備しましょう。
意思決定者レベルの参加を確保する
金融機関のイノベーション推進部門やDX推進部門の意思決定者が参加しないと、イベント後の具体的なアクションにつながりにくくなります。事前の招待活動で適切なレベルの参加者を確保することが成功の鍵です。
イベント後のフォローアップ体制を構築する
マッチングイベントは出会いの場に過ぎません。イベント後2週間以内にフォローアップミーティングを設定し、具体的な協業検討(NDA締結、PoC計画の策定等)に進める体制を事前に整えておきましょう。

ポイント

マッチングイベントの真の成功指標は「参加者数」ではなく「協業実現数」です。100社が参加して0件の協業より、20社が参加して5件のPoCが始まる方が圧倒的に価値があります。量より質を重視したマッチング設計で、実質的な成果創出を目指してください。

対象経費

対象となる経費

会場費(3件)
  • イベント会場のレンタル費
  • 会場設営・撤去費
  • 音響・映像設備レンタル費
運営費(3件)
  • イベント運営スタッフの人件費
  • 司会・モデレーター費用
  • 受付・案内業務費
広報・集客費(3件)
  • 参加者募集の広告宣伝費
  • Webサイト制作費
  • 招待状・パンフレット制作費
システム・ツール費(3件)
  • マッチングシステム利用料
  • オンライン配信プラットフォーム費
  • 商談予約システム費
その他イベント費(3件)
  • 通訳・翻訳費
  • 登壇者への謝金
  • 記録・撮影費

対象外の経費

対象外の経費一覧(6件)
  • 飲食費・ケータリング費
  • 参加者への記念品・ノベルティ費
  • イベントに関連しない一般管理費
  • 自社の製品開発・サービス改善に係る費用
  • 旅費・交通費・宿泊費
  • 参加企業の出展ブース設営費(主催者負担分を除く)

よくある質問

Qフィンテック企業の定義は何ですか?
A

フィンテック企業の明確な定義は法律上ありませんが、一般的にはテクノロジーを活用して金融サービスの革新や効率化を行う企業を指します。具体的には、決済・送金、融資・与信、保険、資産運用、ブロックチェーン、RegTech(規制対応技術)、セキュリティ・認証など、金融分野のテクノロジーサービスを提供する企業が該当します。金融機関向けのBtoB SaaS企業やAPI提供企業も含まれ得ます。

Q金融事業者とはどのような企業を指しますか?
A

金融事業者とは、銀行、証券会社、保険会社、クレジットカード会社、消費者金融、リース会社など、金融サービスを提供する企業全般を指します。また、金融持株会社やその子会社、金融関連の業界団体なども含まれます。近年は、金融業以外の事業会社がフィンテックを活用して金融サービスに参入する「エンベデッドファイナンス」も増えており、そうした企業もマッチングの対象となり得ます。

Qオンラインでのマッチングイベントも対象ですか?
A

はい、オンラインまたはハイブリッド形式のマッチングイベントも対象となり得ます。コロナ禍以降、オンラインでのビジネスマッチングは一般化しており、地理的制約を超えた幅広い参加者との接点構築が可能です。オンラインの場合、配信プラットフォーム費用やマッチングシステム費用が対象経費となります。ただし、詳細は公募要領をご確認ください。

Q海外のフィンテック企業も参加できますか?
A

マッチングイベント自体への参加は、国内外問わず可能な場合があります。ただし、本補助金の申請者は東京都内に本店または支店を有する企業に限られます。海外フィンテック企業をゲストとして招聘し、国内金融機関とのマッチングを行うことは、東京のフィンテックエコシステムの国際化に寄与するため、好意的に評価される可能性があります。

Q実証実験(PoC)の費用も補助対象ですか?
A

本補助金はマッチングイベントの開催費用を対象としており、マッチング後の実証実験(PoC)の実施費用自体は対象外です。ただし、イベント内でのデモンストレーションや小規模な技術検証は、イベント運営費の一部として対象となる場合があります。PoCの実施費用については、東京都のアクセラレーションプログラムや経産省のスタートアップ支援事業等、別の支援制度の活用を検討してください。

Qマッチングイベントの規模に制限はありますか?
A

イベントの規模(参加企業数、開催日数等)について厳密な制限は一般的にはありませんが、補助金額の範囲内で実施する必要があります。重要なのは規模の大きさではなく、マッチングの質と協業実現の見込みです。10社程度の小規模で密度の高いマッチングイベントでも、100社規模の大規模イベントでも、それぞれの形式に応じた効果的な設計が求められます。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は東京都の金融イノベーション支援策の一環です。東京都の「アクセラレーションプログラム」や「スタートアップ支援事業」との連携により、マッチングで出会った金融機関との協業をさらに深化させることができます。経済産業省の「J-Startup」認定企業は金融機関からの注目度が高く、マッチングの成功確率が上がります。また、金融庁の「FinTech実証実験ハブ」制度を活用すれば、規制上のグレーゾーンにある革新的サービスの実証が可能です。NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)のスタートアップ支援や、中小企業基盤整備機構のインキュベーション支援と組み合わせることで、技術開発からマッチング、協業実現まで一気通貫の支援を受けられます。同一経費への重複補助は不可ですが、異なるフェーズ・目的の支援を組み合わせる戦略的活用が有効です。

詳細説明

事業の背景

フィンテック(FinTech)は、Finance(金融)とTechnology(技術)を組み合わせた造語で、テクノロジーを活用して金融サービスに革新をもたらす産業分野です。世界的にフィンテック産業は急速に成長しており、東京都は「国際金融都市・東京」構想のもと、フィンテック産業の集積と育成に取り組んでいます。

事業の目的

本補助金は、フィンテック企業等と金融事業者等のビジネスマッチング機会を創出し、両者の協業や実証実験を促進することを目的としています。フィンテックスタートアップが持つ革新的な技術やサービスと、金融機関が持つ顧客基盤やライセンス、業務知見を組み合わせることで、新たな金融サービスの創出を加速させます。

フィンテックの主要分野

  • 決済・送金:モバイル決済、QRコード決済、国際送金の効率化
  • 融資・与信:オンラインレンディング、AI与信審査、クラウドファンディング
  • 保険(インシュアテック):オンデマンド保険、AI査定、テレマティクス保険
  • 資産運用:ロボアドバイザー、少額投資プラットフォーム
  • ブロックチェーン:分散型金融(DeFi)、NFT、デジタル資産管理
  • RegTech:規制対応の自動化、KYC/AML、コンプライアンステック
  • セキュリティ:生体認証、不正検知AI、サイバーセキュリティ

マッチングイベントの形式例

本補助金で支援されるマッチングイベントには、以下のような形式が想定されます:

  • ピッチイベント:フィンテック企業が金融機関の前でサービスをプレゼンテーション
  • デモデイ:実際のプロダクトを操作しながらの技術デモンストレーション
  • 1on1ミーティング:事前マッチングに基づく個別商談会
  • パネルディスカッション:業界課題をテーマにした議論と交流
  • ハッカソン:金融機関の課題をフィンテック技術で解決するアイデアソン

期待される効果

マッチングイベントを通じて、以下の効果が期待されます:

  • フィンテック企業の事業機会の拡大(大手金融機関との接点構築)
  • 金融機関のDX推進・イノベーション加速
  • 実証実験(PoC)の実施を通じた新サービスの市場投入
  • 東京のフィンテックエコシステムの活性化

申請にあたってのポイント

申請にあたっては、イベントの具体的な企画内容と期待される協業効果を明確に示すことが重要です。過去のマッチング実績がある場合は、具体的な成果(協業件数、PoC実施件数等)を示すと説得力が増します。金融機関側のニーズを事前に把握し、マッチングの精度を高める工夫を盛り込むことで、審査での評価が高まります。

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