募集終了全国対象
やや難しい
準備期間の目安: 約45

健全な製品エコシステム構築・ルール形成促進事業

基本情報

補助金額
5億円
補助率: 定額
0円5億円
募集期間
2022-04-06 〜 2022-05-06
対象地域日本全国
対象業種製造業
使途新たな事業を行いたい / 研究開発・実証事業を行いたい

この補助金のまとめ

健全な製品エコシステム構築・ルール形成促進事業は、経済産業省が実施する定額補助の事業で、国際的なルール形成を見据えた製品安全や品質管理の高度化を支援します。グローバル市場での日本企業の競争力強化を目的としており、特に製品安全規格の策定・普及活動や、サプライチェーン全体での品質保証体制の構築を促進する取り組みが対象となります。定額補助であるため、採択されれば事業に必要な経費が全額カバーされる可能性があり、資金面での負担を気にせず本質的な事業推進に集中できる点が大きなメリットです。ただし、採択のハードルは高く、国際的なルール形成への貢献という明確なビジョンと実行計画が求められます。業界団体や大学との連携体制を構築し、日本発の国際規格提案に繋がるような提案を行うことが採択の鍵となるでしょう。

この補助金の特徴

1

定額補助で資金面の安心感

本事業は定額補助方式を採用しており、採択された場合は対象経費が全額補助されます。自己負担を気にせず事業に集中できるため、特に新規性の高い取り組みに挑戦しやすい制度設計です。

2

国際ルール形成への戦略的アプローチ

単なる国内市場向けの品質改善ではなく、国際標準化機構(ISO)等での規格策定や、海外市場でのルール形成に日本企業が主体的に関わることを後押しします。

3

製品エコシステム全体の強化

個社の取り組みだけでなく、サプライチェーン全体を巻き込んだ製品安全・品質保証の仕組みづくりを支援対象としており、業界全体の底上げ効果が期待できます。

4

事業化・社会実装までの一貫支援

調査研究フェーズから実証実験、さらには規格提案やルール整備まで、一連のプロセスを通じた支援が受けられるため、成果の社会実装確度が高まります。

ポイント

定額補助という資金的メリットに加え、国際ルール形成という上流工程に関われる稀有な事業です。採択されれば業界でのプレゼンス向上にも直結するため、自社の技術・ノウハウをグローバル標準に反映させたい企業にとっては見逃せない機会です。

対象者・申請資格

対象となる事業者

  • 法人格を有する企業、団体、組合等
  • 製品安全・品質管理に関する知見を有する事業者
  • 国際的なルール形成に取り組む意欲のある事業者

対象となる事業内容

  • 製品安全に関する国際規格の策定・提案活動
  • サプライチェーン全体での品質保証体制の構築
  • 製品エコシステムの健全化に資する調査・実証事業
  • ルール形成に必要な技術開発・検証事業

対象外となるケース

  • 自社製品の品質改善のみを目的とする取り組み
  • 国際的な波及効果が見込めない国内限定の活動
  • 既に他の補助金で支援を受けている同一事業

ポイント

本事業は個社の品質改善ではなく、業界・国際レベルでの製品エコシステム構築が主眼です。申請時には自社だけでなく業界全体や国際市場への波及効果を明確に示すことが重要です。業界団体との連携実績があれば大きなアドバンテージになります。

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申請ガイド

1

ステップ1:公募要領の確認と事業計画策定

公募要領を熟読し、求められるテーマや要件を正確に把握します。特に国際ルール形成との関連性を明確にした事業計画を策定しましょう。

2

ステップ2:連携体制の構築

業界団体、大学、研究機関等との連携体制を構築します。国際規格策定に関わる専門家の参画があると評価が高まります。

3

ステップ3:申請書類の作成・提出

事業計画書、経費明細書、連携先の参画同意書等の必要書類を作成し、電子申請システムまたは郵送で提出します。

4

ステップ4:審査・採択

外部有識者による審査委員会で評価されます。事業の新規性、実現可能性、国際的なインパクトが重要な評価ポイントです。

5

ステップ5:交付決定・事業実施

採択後、交付申請を行い、交付決定を受けてから事業を開始します。定期的な進捗報告が求められます。

ポイント

定額補助のため経費積算の妥当性が厳しく審査されます。過大な経費計上は減額や不採択の要因となるため、根拠のある積算を心がけましょう。また、国際ルール形成への具体的な道筋を示すことが他の申請者との差別化ポイントです。

審査と成功のコツ

国際的な視座の明確化
日本国内の課題解決にとどまらず、国際規格やグローバルなルール形成にどう貢献するかを具体的に記載しましょう。ISO/IEC等の国際標準化活動との接続が重要です。
産学官連携体制の充実
単独での申請よりも、業界団体・大学・公的研究機関との連携体制が充実している方が高く評価されます。各参画者の役割分担を明確にしてください。
実現可能性の高い工程計画
壮大なビジョンだけでなく、年度内に達成可能なマイルストーンを設定し、具体的なアウトプット(報告書、規格原案、実証データ等)を明示しましょう。
社会実装への道筋
研究・調査で終わらず、成果がどのように社会実装されるか、規格化やルール化にどう繋がるかのロードマップを示すことが重要です。

ポイント

採択の決め手は『国際ルール形成への貢献度』の説得力です。過去に国際標準化活動に関わった実績や、海外の規格団体とのネットワークがあれば積極的にアピールしましょう。実績がない場合は、具体的な参入戦略と連携パートナーの確保が鍵です。

対象経費

対象となる経費

人件費(3件)
  • 研究員・技術者の人件費
  • プロジェクトマネージャーの人件費
  • 事務局スタッフの人件費
事業費(4件)
  • 調査・分析費用
  • 実証実験費用
  • 試作品製作費
  • 検査・試験費用
旅費(3件)
  • 国際会議への出席旅費
  • 国内出張旅費
  • 海外規格団体との協議渡航費
委託費(3件)
  • 外部機関への調査委託費
  • 翻訳・通訳費
  • 専門家への技術コンサルティング費
会議費・諸経費(3件)
  • 会議室使用料
  • 資料印刷費
  • 通信費

対象外の経費

対象外の経費一覧(6件)
  • 土地・建物の取得費
  • 汎用的な事務機器・備品の購入費
  • 飲食・接待費
  • 自社の通常業務に係る経費
  • 他の補助金で支援を受けている経費
  • 事業期間外に発生した経費

よくある質問

Q定額補助とはどういう意味ですか?自己負担はゼロになりますか?
A

定額補助とは、採択された事業計画に基づき、あらかじめ定められた金額が補助される方式です。補助率方式(経費の〇分の〇を補助)とは異なり、事業の実施に必要な経費として認められた範囲内で定額が支給されます。ただし、補助対象外の経費が発生した場合や、当初計画を超える経費が必要になった場合は自己負担が生じる可能性があります。また、実績が計画を下回った場合は減額される場合もあります。

Q中小企業でも申請できますか?
A

はい、中小企業も申請可能です。ただし、本事業は国際的なルール形成への貢献が求められるため、中小企業単独での申請よりも、業界団体や大学、大企業等との連携体制を構築した上での申請が推奨されます。中小企業ならではの独自技術やノウハウを活かしつつ、連携パートナーのネットワークを活用する形が効果的です。

Q過去に国際標準化活動の経験がなくても申請できますか?
A

経験がなくても申請自体は可能です。ただし、国際ルール形成への貢献が事業の核心であるため、経験がない場合は国際標準化に精通した専門家やコンサルタントの参画、あるいは既に活動実績のある団体との連携を計画に含めることが重要です。具体的にどの国際規格にアプローチするか、参入戦略を明確にすることで経験不足を補えます。

Q事業期間はどのくらいですか?
A

原則として単年度の事業となり、交付決定日から当該年度末(3月31日)までが事業期間です。ただし、国際規格の策定プロセスは通常複数年にわたるため、継続的な取り組みが必要な場合は、翌年度以降も改めて申請・採択を受けることで事業を継続できる場合があります。事業計画には年度内に達成可能な範囲のマイルストーンを設定してください。

Q他の補助金と併用できますか?
A

同一事業・同一経費での他の国庫補助金との重複受給はできません。ただし、事業内容や経費が明確に区分できる場合は、異なる補助金を活用することが可能です。例えば、本事業で国際規格策定の調査を行い、別の補助金で関連する技術開発を行うといった使い分けは認められる場合があります。地方自治体の独自補助金については個別に確認が必要です。

Q採択後に事業計画を変更することはできますか?
A

軽微な変更であれば事務局への報告で対応可能ですが、事業内容の大幅な変更や経費配分の大きな変更については、変更承認申請が必要です。特に、経費の増額や新たな経費項目の追加は原則として認められません。事業環境の変化に対応するため、当初計画の段階である程度の柔軟性を持たせた計画策定が推奨されます。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本事業は経済産業省の定額補助事業であるため、同一の事業内容・経費について他の国庫補助金との重複受給はできません。ただし、異なる事業内容・経費であれば、他省庁の補助金(例:総務省の情報通信関連事業、文部科学省の研究開発事業等)との併用が可能な場合があります。併用を検討する際は、各補助金の交付要綱を確認し、経費の明確な区分経理が必要です。また、地方自治体の独自補助金については、国庫補助との併用を認めているケースもあるため、所在地の自治体窓口に確認することをお勧めします。なお、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)や JETRO の支援事業とは対象領域が重なる可能性があるため、重複がないよう事前に整理しておくことが重要です。

詳細説明

事業の背景と目的

グローバル化が進む現代において、製品安全や品質管理に関する国際ルールは、企業の競争力を左右する重要な要素です。本事業『健全な製品エコシステム構築・ルール形成促進事業』は、経済産業省が推進する施策であり、日本企業が国際的なルール形成に主体的に参画し、グローバル市場での競争優位性を確保することを目的としています。

事業の特徴

本事業の最大の特徴は定額補助である点です。通常の補助金が補助率方式(経費の1/2や2/3を補助)であるのに対し、本事業では採択された事業計画に基づく経費が定額で補助されます。これにより、事業者は自己負担を最小限に抑えながら、本質的な活動に集中することができます。

また、単なる個社の技術開発支援ではなく、製品エコシステム全体の健全化を目指している点も重要です。サプライチェーン上の複数企業、業界団体、大学・研究機関が連携して取り組むプロジェクトが高く評価されます。

対象となる活動

  • 国際規格の策定・提案活動:ISO、IEC等の国際標準化機関での規格提案に向けた調査研究、原案作成、会議参加等
  • 製品安全体制の構築:サプライチェーン全体での品質保証・トレーサビリティシステムの構築
  • 実証事業:新たな製品安全技術や品質管理手法の実証実験
  • ルール形成に向けた調査:海外の規制動向調査、ベストプラクティスの収集と分析

申請のポイント

本事業で採択されるためには、以下の要素が重要です。

  • 国際的なインパクト:日本国内にとどまらず、グローバルなルール形成にどう貢献するかの明確なビジョン
  • 連携体制:産学官の多様なステークホルダーとの連携体制の充実度
  • 実現可能性:年度内に達成可能な具体的なマイルストーンとアウトプットの設定
  • 社会実装への道筋:研究成果が実際のルール・規格としてどう社会に実装されるかのロードマップ

補助金活用のメリット

本事業を活用することで、企業は以下のメリットを享受できます。

  • 国際規格策定への参画を通じた業界でのプレゼンス向上
  • グローバル市場での競争優位性の確保
  • 産学官連携ネットワークの構築・強化
  • 自社の技術・ノウハウの国際標準への反映

注意事項

本事業は公募制であり、全ての申請が採択されるわけではありません。外部有識者による審査委員会での厳正な評価が行われます。また、採択後も定期的な進捗報告や成果報告が義務付けられており、適切な事業管理が求められます。経費の使途についても厳格な管理が必要で、交付要綱に定められた経費区分に従った支出と証拠書類の保管が不可欠です。

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