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普通
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令和3年度企業主導型保育施設設置促進助成金

基本情報

補助金額
375万円
補助率: 助成対象経費の3/4、もしくは限度額のいずれか少ない方の額
0円375万円
募集期間
2021-06-01 〜 2022-03-24
対象地域東京都
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 公務(他に分類されるものを除く) / 分類不能の産業 / 農業、林業 / 鉱業、採石業、砂利採取業 / 運輸業、郵便業 / 卸売業、小売業 / 金融業、保険業 / 不動産業、物品賃貸業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 宿泊業、飲食サービス業 / 生活関連サービス業、娯楽業 / 教育、学習支援業 / 医療、福祉
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この補助金のまとめ

東京都が実施する「企業主導型保育施設設置促進助成金」は、国(内閣府)の「企業主導型保育事業」に採択され、都内で保育施設を整備する事業者を対象に、国の助成対象外となる備品等の購入費用を都が上乗せ補助する制度です。補助率は3/4、上限は最大375万円(施設定員による)と、企業負担を大幅に軽減できる手厚い内容です。対象経費は事故防止備品・室内遊具・保育活動備品・多摩産材製備品・保育業務支援システムなど、安全で質の高い保育環境整備に特化しており、企業型保育施設の質向上を促進する目的があります。本制度は令和3年度で申請終了していますが、保育施設整備支援は東京都の継続的な政策であり、類似制度の動向に注目が必要です。コンサルタント視点では、国の企業主導型保育事業の採択が前提条件となるため、まず国の制度への採択を確実にした上で、都の補助金を組み合わせることが重要な戦略です。

この補助金の特徴

1

国の補助対象外経費を都が補填する「上乗せ助成」

本制度は国(内閣府の企業主導型保育事業)の助成では対象外となる備品等を、都が独自に補助するダブル補助の仕組みです。国と都の補助を組み合わせることで、施設整備の自己負担を最小限に抑えられます。国の採択が前提条件であり、まず国への申請を優先することが必要です。

2

補助率3/4・最大375万円の高補助率

補助率は3/4と非常に高く、対象経費の75%を都が負担します。上限は定員規模によって異なりますが最大375万円まで補助を受けられます。初期投資が重い保育施設整備において、この補助率は企業の参入障壁を大幅に下げる効果があります。

3

安全・質向上を目的とした対象経費の設計

補助対象は「事故防止備品」「室内遊具」「保育活動備品」「多摩産材製備品」「保育業務支援システム」と、子どもの安全と保育の質向上に直結するアイテムに限定されています。特に「保育業務支援システム」の補助は、ICT化による保育士の業務負担軽減にも貢献します。

4

多摩産材備品への補助で地域材活用を促進

東京都特有の施策として、多摩産材(東京の多摩地区で産出される木材)を使用した備品への補助が含まれています。環境配慮・地域振興の観点から、多摩産材製の家具・遊具を積極的に導入することで補助対象経費を増やすとともに、環境への取り組みを対外的にアピールできます。

ポイント

本助成金の最大のポイントは「国の企業主導型保育事業との組み合わせ」にあります。国の助成で施設整備の主要経費をカバーし、都の助成で備品等の追加費用を補填する二段構えの活用が最も効果的です。申請にあたっては国の採択スケジュールと都の申請期間の調整が重要な管理ポイントとなります。

対象者・申請資格

基本要件

  • 国の「企業主導型保育事業」の整備助成に採択されていること
  • 東京都内で企業主導型保育施設を新設・増設すること

対象者要件

  • 企業主導型保育施設を整備・運営する事業者であること
  • 保育施設の開設・運営に必要な要件を満たすこと

経費要件

  • 国の企業主導型保育事業の助成対象外となる備品等であること
  • 補助金交付決定後に発注・購入した経費であること
  • 現金決済であること(現金以外の決済方法は対象外)
  • 税抜1万円以上の備品であること(税抜1万円未満は対象外)
  • 消耗品に該当しないこと

ポイント

最も重要な要件は「国の企業主導型保育事業への採択」が前提条件である点です。国の採択なく都の補助のみを申請することはできません。また、「補助金交付決定前の発注は対象外」「他補助金との重複不可」「現金決済のみ」という厳格な経費管理要件があり、これらの違反は補助金返還につながります。

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申請ガイド

1

STEP1: 国の企業主導型保育事業への申請・採択

まず内閣府(委託機関:公益財団法人児童育成協会)の企業主導型保育事業の整備助成に申請し、採択を受けます。採択なしには都の補助金は申請できません。

2

STEP2: 都の補助金申請書類の準備

国の採択決定後、東京都福祉保健局の公募要領に従い申請書類を作成します。施設整備計画・購入予定備品リスト・費用見積書等を整備します。

3

STEP3: 申請書類の提出

東京都の申請受付期間内に書類を提出します。

4

STEP4: 交付決定通知の受領

東京都の審査・交付決定通知を受領します。この通知が届くまで備品の発注・購入を開始してはなりません。

5

STEP5: 備品購入・設置

交付決定後に備品を発注・購入・設置します。現金決済・税抜1万円以上の備品であることを確認してください。

6

STEP6: 実績報告・精算

購入後に実績報告書・領収書・備品台帳等を提出し、補助金の精算を受けます。

ポイント

申請上の最大の注意点は「交付決定前の発注・購入が一切対象外」である点です。備品の選定・見積書取得は交付決定前に行えますが、発注・契約・支払いは必ず交付決定後に行ってください。また現金以外の決済(クレジットカード、振替等)も対象外となるため、決済方法にも注意が必要です。

審査と成功のコツ

国の採択と都の申請タイミングを連携させる
国の企業主導型保育事業の採択通知を受けたら、速やかに都の申請準備を開始してください。都の申請期間と備品発注のタイミングを調整しないと、「交付決定前発注」という失敗が起きやすいため、スケジュール管理を徹底してください。
備品は交付決定後にまとめて発注する
備品リストは事前に準備・検討しておき、交付決定通知後に一括発注する方法が効率的です。発注前に見積書を取得し、対象経費・対象外経費の仕分けを明確にしておくことが実績報告の際にスムーズな処理につながります。
多摩産材備品を積極的に活用する
東京都の特色ある補助対象として多摩産材製備品があります。テーブル・椅子・収納棚などの家具類を多摩産材製品で揃えることで、補助対象経費を増やすとともに、「地産地消・環境配慮」という施設のブランド価値向上にもつながります。
保育業務支援システムの導入で業務効率化も同時達成
ICTを活用した保育業務支援システム(登降園管理・保育日誌・請求管理等)の費用も補助対象です。システム導入は保育士の業務負担軽減・ペーパーレス化に直結するため、施設開設と同時に導入することで人材確保・定着率向上にも貢献できます。

ポイント

本補助金成功の鍵は「国採択→都申請→交付決定→発注」という順序の厳守と、対象経費・対象外経費の事前仕分けです。補助対象外とされた経費(助成決定前発注・消耗品・屋外遊具・間接費等)を誤って申請すると審査で減額・却下されるリスクがあります。不明な場合は都担当窓口への事前確認を惜しまないことが採択への最短路です。

対象経費

対象となる経費

事故防止備品(4件)
  • 転落防止柵・ゲート
  • コーナーガード・エッジカバー
  • 扉開閉防止具
  • 窓・ベランダ転落防止ネット
室内遊具(3件)
  • 積み木・ブロック類
  • 室内用すべり台・クライミング器具
  • 絵本・知育玩具(備品扱いのもの)
保育活動備品(4件)
  • お昼寝用コット・マット(備品扱い)
  • 食事用テーブル・椅子
  • 保育用ロッカー・収納棚
  • 楽器・音楽用備品
多摩産材製備品(3件)
  • 多摩産材使用のテーブル・椅子
  • 多摩産材使用の収納棚・棚板
  • 多摩産材使用の玩具・遊具
保育業務支援システム(4件)
  • 登降園管理システム(ICカード・QR等)
  • 保育日誌・連絡帳デジタル化システム
  • 請求・経費管理ソフトウェア
  • 保護者連絡アプリ

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 補助金交付決定前に発注・購入した備品
  • 他の補助金・助成金と重複している経費
  • 現金以外で決済した経費(クレジットカード・口座振替等)
  • 税抜1万円未満の備品・物品
  • 消耗品(文具・衛生用品・食材等)
  • 屋外遊具(ブランコ・砂場等)
  • 施設改修・建築・内装工事費
  • 間接経費(光熱費・家賃・人件費等)

よくある質問

Q国の企業主導型保育事業の採択を受けていれば、都の補助金は必ず受けられますか?
A

国の採択は必要条件ですが十分条件ではありません。都の補助金にも独自の審査・要件があり、対象経費の適合性や申請書類の内容によって採否が決まります。また予算の範囲内での採択となるため、申請件数が多い年度は全件採択にならない場合もあります。

Q上限375万円は全ての施設に適用されますか?
A

上限額は施設の定員規模によって設定されています。定員が少ない小規模施設は上限額も低くなります。具体的な定員区分と上限額の対応については公募要領をご確認いただくか、東京都の担当窓口にお問い合わせください。

Q屋外に設置する遊具(砂場・ブランコ等)は対象になりますか?
A

対象外です。本補助金は室内の安全・保育活動に関する備品が対象であり、屋外遊具は明示的に対象外とされています。屋外環境の整備については別途費用を自己負担するか、他の補助制度を探す必要があります。

Q保育士の制服や事務用品は対象になりますか?
A

制服は消耗品的な性格があり対象外となる可能性があります。事務用品(文具等)は消耗品として対象外です。「備品」として計上できるのは、一般的に耐用年数が1年以上で税抜1万円以上のものです。購入前に担当窓口に確認することをお勧めします。

Q複数の施設を同時に整備する場合、1施設ごとに申請できますか?
A

施設ごとに国の企業主導型保育事業の採択を受けている場合、それぞれの施設について申請できる可能性があります。ただし1事業者当たりの申請上限(施設数・金額)については公募要領を確認してください。

Q令和3年度の制度は終了していますが、今後も同様の助成金はありますか?
A

東京都は保育施設の整備・質向上を継続的な政策課題としており、類似の支援制度が後続で実施される可能性があります。東京都福祉保健局・子育て支援部のウェブサイトや、東京都の補助金ポータルサイトを定期的に確認することをお勧めします。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本助成金は国の「企業主導型保育事業」の上乗せ補助であり、国の助成と都の助成は対象経費が異なるため、両者を組み合わせて受給することが制度設計上の前提です。ただし同一の備品・経費に対して、都の本助成金と他の補助金を重複して受給することは認められません。東京都内の市区町村(特別区・市部)が独自の保育施設整備補助を設けている場合、対象経費が重複しない範囲での活用が可能か確認してください。また、保育業務支援システムについては、IT導入補助金(経済産業省)との関係について担当窓口に確認することをお勧めします。企業主導型保育事業の採択後、施設運営については東京都・国からの運営費補助(委託費)が別途受けられる場合があり、整備費補助と運営費補助の両方を活用する総合的な資金計画を立てることが重要です。

詳細説明

制度の概要と目的

「企業主導型保育施設設置促進助成金」は、東京都が独自に設けた保育施設整備の上乗せ補助制度です。国(内閣府・公益財団法人児童育成協会)の「企業主導型保育事業」で採択された事業者を対象に、国の助成対象外となる備品等の購入費用を補助率3/4(最大375万円)で支援します。

国の制度との関係

本助成金は必ず国の企業主導型保育事業への採択が前提です。企業主導型保育事業は、主に施設の建設・改修費・設備費を対象としています。東京都の本助成金はそこでカバーされない「備品費」を補填する役割を担っており、両制度を組み合わせることで施設整備の自己負担を最小化できます。

対象経費の詳細

  • 事故防止備品: 転落防止柵、コーナーガード等の安全備品
  • 室内遊具: 積み木、室内すべり台等
  • 保育活動備品: コット、食事用テーブル・椅子、収納棚等
  • 多摩産材製備品: 東京産木材を使用した家具・遊具
  • 保育業務支援システム: 登降園管理、保育日誌、請求管理システム等

申請上の厳守事項

  • 補助金交付決定前の発注・購入は一切対象外
  • 現金以外の決済(クレジットカード、口座振替等)は対象外
  • 税抜1万円未満の物品は対象外
  • 消耗品・屋外遊具・間接経費は対象外

多摩産材備品の活用メリット

多摩産材製備品への補助は東京都独自の施策です。東京都の多摩地区は良質な森林資源を有しており、多摩産材を使用した木製家具・遊具は子どもの情操教育にも適しています。取扱業者は東京都産業労働局や多摩木材センターで確認できます。

今後の類似制度に向けた準備

令和3年度の本制度は終了していますが、東京都は保育施設の量的拡充と質の向上を継続的な政策目標としています。企業主導型保育事業への参入を検討している場合は、東京都福祉保健局・子育て支援部の情報を定期的に確認することをお勧めします。

関連書類・リンク