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やや難しい
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令和7年度 コールドチェーンを支える冷凍冷蔵機器の脱フロン・脱炭素化推進事業

基本情報

補助金額
5億円
補助率: 原則1/3以下
0円5億円
募集期間
2025-04-15 〜 2025-05-19
対象地域日本全国
対象業種製造業 / 運輸業、郵便業 / 卸売業、小売業
使途新たな事業を行いたい / 設備整備・IT導入をしたい / エコ・SDGs活動支援がほしい

この補助金のまとめ

令和7年度コールドチェーンを支える冷凍冷蔵機器の脱フロン・脱炭素化推進事業は、一般財団法人日本冷媒・環境保全機構(JRECO)が実施する国庫補助事業です。冷凍冷蔵倉庫・食品製造工場・食品小売店舗において使用されるショーケースや冷凍冷蔵設備を対象に、従来の温室効果ガスであるHFC(ハイドロフルオロカーボン)冷媒から、アンモニア・CO2・空気・水などの自然冷媒を使用する脱炭素型機器への切り替えを支援します。モントリオール議定書のキガリ改正に基づくHFCの段階的削減と、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みの一環として位置づけられています。補助上限額は5億円、補助率は原則1/3以下で、製造業・運輸業・卸売業・小売業など幅広い業種の事業者が対象です。設備の脱フロン化による温暖化防止効果に加え、ランニングコスト低減など経営面のメリットも期待できます。公募期間は令和7年4月15日から5月19日17時までです。

この補助金の特徴

1

自然冷媒機器への転換支援

アンモニア・CO2・空気・水など地球環境に優しい自然冷媒を使用した冷凍冷蔵機器の導入費用を補助します。HFCは二酸化炭素の数百〜数千倍の温暖化係数を持つため、その代替は温暖化防止に大きく貢献します。既存設備の更新や新規設備導入の両方が対象になり得ます。

2

最大5億円の大型補助

補助上限額は1件あたり5億円と、設備投資規模の大きい冷凍冷蔵倉庫や食品製造工場でも活用しやすい水準に設定されています。補助率は原則1/3以下のため、補助対象経費が最大で15億円規模の事業にも対応できます。

3

幅広い施設・業種が対象

冷凍冷蔵倉庫、食品製造工場、食品小売店舗におけるショーケース等が対象施設となっており、製造業・運輸業・郵便業・卸売業・小売業など多様な業種に門戸が開かれています。コールドチェーン全体の脱炭素化を視野に入れた設計です。

4

国の脱炭素政策に沿った取り組み

本事業はカーボンニュートラル2050の実現や、国際条約に基づくHFC削減義務に直結する政策的重要性の高い補助金です。採択されることで、環境省・経産省などの施策とも整合した先進事例として対外的なアピールにもなります。

5

省エネ・コスト削減の長期効果

自然冷媒機器は導入初期コストこそかかりますが、長期的にはランニングコストの削減や設備の安定稼働が期待できます。フロン類使用規制の強化により将来的なコンプライアンスリスクも低減でき、中長期の経営改善にも寄与します。

ポイント

最大5億円・補助率1/3以下の大型補助で、冷凍冷蔵設備をHFCから自然冷媒に切り替えたい食品関連・物流事業者に最適です。国の脱炭素政策に沿った取り組みのため採択優位性が高く、コンプライアンス対応と長期コスト削減を同時に実現できます。

対象者・申請資格

対象事業者

  • 民間企業(法人・個人事業主)
  • 製造業、運輸業・郵便業、卸売業・小売業などの業種
  • 冷凍冷蔵倉庫、食品製造工場、食品小売業者等を運営する事業者
  • 暴力団関係者等の反社会的勢力でないこと

対象施設・設備

  • 冷凍冷蔵倉庫内の冷凍冷蔵設備
  • 食品製造工場内の冷凍冷蔵設備
  • 食品小売店舗内のショーケース等の冷凍冷蔵機器
  • 自然冷媒(アンモニア、CO2、空気、水等)を使用する機器であること

対象となる取り組み

  • HFC冷媒使用機器から自然冷媒機器への更新・新規導入
  • 脱炭素型冷凍冷蔵システムの構築
  • 設置工事を含む一式での導入

要件・制約

  • 補助対象経費の1/3以下が補助額の上限
  • 補助上限5億円
  • 事業実施期間内に完了すること
  • JRECOが定める申請要件・様式に準拠すること

ポイント

冷凍冷蔵設備を保有・運営する食品製造・物流・小売事業者が主な対象です。HFCから自然冷媒への転換が必須条件となるため、既存設備の冷媒種別確認と自然冷媒機器の仕様検討を事前に行うことが重要です。

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申請ガイド

1

Step 1:公募要領の確認と事前準備

JRECOの公式サイトから公募要領・申請様式一式を入手し、補助対象となる設備・経費の範囲を確認します。自社の冷凍冷蔵設備の現状(使用冷媒の種類・機器の仕様)を整理し、導入予定の自然冷媒機器の見積もりを取得します。

2

Step 2:事業計画の作成

導入する自然冷媒機器の機種選定、導入スケジュール、期待される温暖化ガス削減効果(CO2換算)を明確にした事業計画書を作成します。補助対象経費の算定根拠となる見積書も複数社から取得することが推奨されます。

3

Step 3:申請書類の作成・提出

事業計画書、補助対象経費一覧、会社概要、登記事項証明書などの必要書類を揃え、JRECOの定める様式に沿って申請書を作成します。令和7年5月19日17時の締切に間に合うよう余裕を持って準備します。

4

Step 4:審査・採択通知

JRECOによる書類審査・ヒアリングを経て採択通知が届きます。採択後は交付申請を行い、補助金交付決定を受けてから事業を開始します。

5

Step 5:事業実施・完了報告

採択後に機器の発注・設置工事を実施し、事業完了後は実績報告書・証拠書類を提出します。確定検査を経て補助金が交付されます。

ポイント

公募期間は4月15日〜5月19日と約1か月と短いため、公募開始前から見積もり取得・事業計画の骨子作成を進めることが重要です。交付決定前の発注・着工は補助対象外となるため、タイミング管理に注意が必要です。

審査と成功のコツ

削減効果の定量化
温暖化ガス削減量をCO2換算で具体的に算出・提示することが採択の鍵です。現行設備のGWP(地球温暖化係数)と新設備の比較データ、冷媒充填量などから試算し、環境貢献の大きさを数値で示します。
機器選定の適切性
導入予定の自然冷媒機器が補助対象の要件(冷媒種別・安全基準・性能要件)を満たしているか事前に確認します。メーカーや専門業者と連携して、JRECOの認定・推奨要件に合致した機器を選定することが重要です。
実現可能な事業スケジュール
申請から事業完了まで現実的なスケジュールを組むことが審査で評価されます。設備の納期・設置工事期間・試運転期間を含めた詳細スケジュールを明示し、確実に実施できる計画であることを示します。
費用の合理性・見積もりの精度
補助対象経費の積算が合理的で根拠が明確であることが求められます。複数社から相見積もりを取得し、単価の妥当性を説明できるよう準備します。工事費・設備費の内訳を詳細に記載することが重要です。
既存設備の廃棄・処理計画
HFC冷媒機器の適切な廃棄・フロン回収処理計画を示すことで、コンプライアンス面の信頼性が高まります。フロン回収業者との連携や処理費用の算定も事前に行っておくと申請書の説得力が増します。

ポイント

温暖化ガス削減効果の定量的な提示と、要件適合機器の適切な選定が最重要ポイントです。補助金交付決定前の着工を避けるタイムライン管理と、複数見積もりによる費用合理性の担保も採択率向上につながります。

対象経費

対象となる経費

機器費(3件)
  • 自然冷媒冷凍冷蔵機器本体(圧縮機・凝縮器・蒸発器等)
  • ショーケース本体
  • コントローラー・制御盤
工事費(4件)
  • 機器設置・据付工事費
  • 配管工事費
  • 電気工事費
  • 断熱工事費
撤去・処分費(3件)
  • 既存HFC機器の撤去費
  • フロン冷媒回収・処理費
  • 廃機器処分費
付帯設備費(3件)
  • 冷媒漏洩検知センサー
  • 安全装置・換気設備
  • モニタリング設備
設計費(2件)
  • 設備設計費
  • 施工管理費
試験・検査費(3件)
  • 完成検査費
  • 性能試験費
  • 法定検査費

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 土地・建物の購入費・改修費
  • 補助事業に直接関係しない一般管理費・人件費
  • HFC冷媒機器の新規購入費(自然冷媒機器以外)
  • 中古機器の購入費
  • 消耗品・備品費
  • 交付決定前に発注・契約した経費
  • 補助事業期間外に発生した経費

よくある質問

QHFC冷媒を使用した既存機器を更新する場合、更新前の機器の撤去費用も補助されますか?
A

既存HFC機器の撤去費用およびフロン冷媒の回収・処理費用は補助対象経費に含まれる可能性があります。詳細は公募要領で確認し、見積もり段階で撤去・処分費を明示した上で申請書に計上してください。

Q補助率1/3以下とはどういう意味ですか?
A

補助対象経費の合計額の1/3が補助金の上限となります。例えば補助対象経費が3,000万円の場合、補助金は最大1,000万円となります。補助上限5億円は1件あたりの上限額です。

QCO₂冷媒を使用したショーケースへの入れ替えは補助対象になりますか?
A

CO₂は自然冷媒の一つであり、食品小売店舗のショーケースへの導入は本事業の補助対象となる可能性があります。ただし、機器の仕様や施設の条件が公募要領の要件を満たしているかを事前に確認することが必要です。

Q個人事業主でも申請できますか?
A

法人・個人事業主ともに申請可能な場合があります。対象業種(製造業・運輸業・卸売業・小売業等)に該当し、補助対象施設を運営していることが要件となります。詳細は公募要領をご確認ください。

Q新規設備の導入のみが対象ですか?既存設備の改修も含まれますか?
A

原則として自然冷媒機器への更新(既存機器の置き換え)および新規導入が対象です。既存機器の部分的な改修が対象となるかは公募要領の対象経費の定義によりますので、詳細はJRECOにお問い合わせください。

Q申請から採択通知まで、どの程度の期間がかかりますか?
A

公募締切(5月19日)から審査・採択通知まで、一般的に数か月程度かかることが多いです。採択後の交付申請・審査を経て交付決定となるため、事業着手は夏〜秋以降となることを見込んでスケジュールを組むことを推奨します。

Qアンモニア冷媒は毒性があると聞きましたが、安全基準は何かありますか?
A

アンモニアは高圧ガス保安法の規制対象であり、設備の設計・施工・管理に関する法定基準を遵守する必要があります。導入に際しては、資格を持つ専門業者・メーカーと連携し、安全管理計画も申請書類に含めることを推奨します。

Q複数の施設への導入をまとめて1件の申請として出すことはできますか?
A

複数施設をまとめて申請できるかどうかは公募要領の規定によります。事業単位の定義や1申請あたりの施設数制限について、公募要領および募集説明会等でJRECOに確認することをお勧めします。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本事業は経済産業省や環境省が実施する他の脱炭素・省エネ補助金との併用について、公募要領で定める条件に従う必要があります。一般的に、同一設備・同一経費に対して複数の国の補助金を重複して受給することは禁止されています。ただし、異なる設備や異なる経費部分については、他の補助金との組み合わせが認められる場合があります。例えば、冷凍冷蔵機器本体には本補助金を活用し、建屋の断熱改修には別の補助金(省エネルギー投資促進支援事業費補助金等)を適用するといった使い方が考えられます。また、自治体の補助金や融資制度(日本政策金融公庫の環境・エネルギー対策資金等)との組み合わせも検討に値します。補助率の合計が適切な範囲に収まるよう、各補助金の要件を事前に確認し、申請時には他の補助金の申請・受給状況を正直に申告することが必要です。詳細はJRECOおよび各支援機関に確認することを推奨します。

詳細説明

事業の背景と目的

冷凍冷蔵機器に使用されてきたHFC(ハイドロフルオロカーボン)は、二酸化炭素の数百〜数千倍の地球温暖化係数(GWP)を持つ強力な温室効果ガスです。モントリオール議定書のキガリ改正により、HFCの段階的削減が国際的な義務となっており、日本でも「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律(フロン排出抑制法)」に基づく規制が強化されています。

本事業は、コールドチェーン(低温物流・保管)を支える冷凍冷蔵設備の脱フロン・脱炭素化を加速するため、一般財団法人日本冷媒・環境保全機構(JRECO)が国からの委託を受けて実施する補助事業です。

補助対象となる設備・施設

  • 冷凍冷蔵倉庫:倉庫内の冷凍冷蔵システム全体(圧縮機・凝縮器・蒸発器・配管等)
  • 食品製造工場:製造ライン上の冷凍冷蔵設備、プロセス冷却設備
  • 食品小売店舗:スーパー・コンビニ等の冷蔵・冷凍ショーケース

いずれの施設においても、自然冷媒(アンモニア:NH₃、二酸化炭素:CO₂、空気、水等)を使用する機器が補助対象となります。

補助金の概要

項目内容
補助率補助対象経費の1/3以下
補助上限額5億円/件
公募期間令和7年4月15日〜5月19日17時
実施機関一般財団法人日本冷媒・環境保全機構(JRECO)
対象地域全国

自然冷媒の種類と特徴

アンモニア(NH₃)

優れた冷凍能力を持ち、大型冷凍冷蔵倉庫や食品工場で広く活用されています。GWPはほぼゼロで、エネルギー効率も高い反面、毒性・可燃性があるため適切な安全管理が必要です。

二酸化炭素(CO₂)

GWP=1と極めて低く、安全性が高い(無毒・不燃)ため、食品小売のショーケースや中小規模施設に適しています。近年は技術革新により大型施設への適用も進んでいます。

空気・水

特定の用途や条件下で活用される自然冷媒で、GWPは実質ゼロです。特殊な冷凍システムへの適用が中心となります。

申請の流れ

  1. 公募要領・申請様式の入手(JRECOウェブサイト)
  2. 導入機器の選定・見積もり取得
  3. 事業計画書・申請書の作成
  4. 申請書類の提出(令和7年5月19日17時締切)
  5. 書類審査・ヒアリング
  6. 採択通知・交付申請
  7. 補助金交付決定
  8. 事業実施(機器発注・設置工事)
  9. 完了報告・確定検査
  10. 補助金交付

注意事項

  • 補助金の交付決定前に発注・着工した経費は補助対象外となります。
  • フロン排出抑制法に基づく既存HFC機器のフロン回収・破壊処理が必要です。
  • 事業完了後は一定期間、設備の管理・報告義務が生じる場合があります。
  • 同一経費に対する他の国庫補助金との重複受給は原則禁止です。

問い合わせ先

一般財団法人 日本冷媒・環境保全機構(JRECO)
詳細は公式ウェブサイトの公募情報ページをご参照ください。