募集終了全国対象
やや難しい
準備期間の目安: 約30

「我が国におけるディープテック・スタートアップエコシステム構築に向けたオープンイノベーションの推進に係る検討事業」の公募

基本情報

補助金額
金額未定
募集期間
2025-12-26 〜 2026-02-04
対象地域日本全国
対象業種学術研究、専門・技術サービス業
使途研究開発・実証事業を行いたい

この補助金のまとめ

NEDOが公募する本事業は、日本のディープテック・スタートアップエコシステムの構築を目的としたオープンイノベーション推進に関する検討委託事業です。ディープテックとは、AI・量子技術・バイオテクノロジーなど、科学的な深掘りに基づく革新的な技術領域を指します。本事業では、大企業とスタートアップが連携してイノベーションを生み出す仕組みづくりに向けた調査・分析・提言を行います。受託者は、国内外の先進事例調査、連携促進の課題整理、効果的なエコシステム形成に向けた政策提言等を担います。委託費は全額NEDOが負担し、補助率・補助上限の概念はありません。学術研究機関、シンクタンク、コンサルティングファームなど、高度な調査・分析能力を持つ組織が主な応募対象です。ディープテック領域の知見とスタートアップ政策への理解を併せ持つ組織に適した事業です。

この補助金の特徴

1

委託事業の性格

本事業はNEDOが費用を全額負担する「委託事業」です。補助金・助成金とは異なり、受託者はNEDOの指示のもとで特定の業務(調査・検討)を実施します。成果物はNEDOに帰属することが基本であり、応募に際してはNEDOとの業務委託契約を締結します。費用の立替払いが基本となるため、一定の資金繰り能力が必要です。

2

ディープテック・スタートアップ支援の文脈

国はディープテック分野での国際競争力強化を重要政策課題と位置付けており、本事業はその政策推進の一環です。スタートアップの社会実装を加速するためのエコシステム整備、特に大企業との連携促進が中心テーマです。受託者はこの政策文脈を深く理解した上で調査・検討を行うことが求められます。

3

求められる専門性

スタートアップ政策、ベンチャーエコシステム、オープンイノベーション、ディープテック技術動向など複合的な専門知識が求められます。国内外の事例調査能力、ステークホルダーへのヒアリング・ワークショップ設計・運営能力、政策提言を行う文書作成能力が重要です。

4

スケジュールと成果物

NEDOの公募要領に基づき、調査報告書・検討報告書等の成果物を期限内に提出することが義務付けられます。途中の進捗報告やNEDOとのコミュニケーションも重要な業務の一部です。成果物の質がそのまま事業評価に直結します。

5

応募対象組織の特徴

法人格を有する組織(企業・研究機関・一般社団法人等)が対象となります。ディープテック・スタートアップ分野の実績や知見を有することが評価されます。複数機関によるコンソーシアム応募も可能な場合があります。

ポイント

この事業は「補助金」ではなく「委託事業」である点が最重要です。費用はNEDOが全額負担しますが、成果物の帰属や業務管理の義務が伴います。ディープテック・スタートアップ政策への深い理解と高度な調査・分析能力を持つ組織が競争力を持ちます。

対象者・申請資格

応募可能な組織形態

  • 株式会社・合同会社などの営利法人
  • 国立・私立大学、研究機関
  • 一般社団法人・公益社団法人・財団法人
  • シンクタンク・コンサルティングファーム
  • 上記のコンソーシアム(複数機関の共同体)

必要な専門能力・実績

  • ディープテック技術領域(AI・量子・バイオ等)の調査・分析実績
  • スタートアップエコシステムやベンチャーキャピタル動向の知見
  • 大企業とスタートアップの連携事例に関する調査経験
  • 政策立案・提言に関わるレポート作成能力
  • 国内外ステークホルダーへのヒアリング実施能力

応募要件(一般的な委託事業共通)

  • 法人登記があること(個人は応募不可)
  • 税金の滞納がないこと
  • 反社会的勢力でないこと
  • NEDOとの委託契約を締結できること
  • 成果物の期日内納品が可能な体制を有すること

望ましい要件

  • 過去のNEDO事業やJST事業等の受託実績
  • ディープテック・スタートアップ支援事業への関与実績
  • 産官学連携やオープンイノベーション推進の支援実績

ポイント

個人や任意団体は応募できません。法人格を持つ組織であることが前提です。また、ディープテック・スタートアップ分野での専門知識と調査実績が評価の核心となります。過去のNEDO受託実績がある組織は審査で有利になる傾向があります。

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申請ガイド

1

ステップ1:公募要領の入手と精読

NEDOの公式ウェブサイト(nedo.go.jp)から本事業の公募要領・仕様書を必ずダウンロードし、全文を精読します。事業目的、求める成果物、評価基準、提出書類一覧、スケジュールを正確に把握することが出発点です。

2

ステップ2:事前問い合わせの実施

公募要領の内容で不明な点は、公募期間中にNEDOの担当窓口へ積極的に問い合わせます。応募資格の確認、仕様の解釈、コンソーシアム構成の可否など、確認すべき事項をリストアップして早期に解消します。

3

ステップ3:実施体制の検討と構築

自社単独での応募か、コンソーシアム形成かを検討します。必要な専門知識・調査能力を社内外でアサインし、プロジェクトマネージャーを明確に定めます。外部有識者の活用や、スタートアップ・大企業とのネットワーク活用も検討します。

4

ステップ4:提案書(技術提案書・事業計画書)の作成

調査の目的・方法・スケジュール・実施体制・成果物の構成を具体的に記載した提案書を作成します。NEDOの政策意図に沿った提案内容とし、独自の調査視点や仮説を盛り込むことで差別化を図ります。

5

ステップ5:提出書類の整備と電子申請

提案書のほか、法人登記簿謄本、決算書、組織図、担当者の経歴書など、公募要領で指定された書類一式を準備します。NEDOのシステム(e-Rad等)を通じた電子申請が基本です。期限厳守で余裕を持って提出します。

6

ステップ6:プレゼンテーション・ヒアリング対応

書類審査通過後、プレゼンテーションや審査員からのヒアリングが実施される場合があります。提案内容の深掘り質問に対応できるよう、調査設計の根拠や仮説を明確に言語化しておきます。

ポイント

公募要領の精読と早期の事前問い合わせが成功の第一歩です。提案書では調査手法の具体性と、NEDOの政策意図への理解度が評価の決め手となります。書類準備は余裕を持って進め、電子申請システムの操作確認も事前に行いましょう。

審査と成功のコツ

NEDOの政策意図への深い理解
審査で最も重視されるのは、NEDOがこの事業を通じて何を実現したいかを正確に理解し、それに応える提案ができているかです。ディープテック・スタートアップ政策の国際動向や国内政策文書(スタートアップ育成5か年計画等)を事前に調査し、政策的文脈を踏まえた提案書を作成することが不可欠です。
具体的な調査設計と独自の仮説
「調査します」という抽象的な提案ではなく、具体的な調査対象・方法・スケジュール・仮説を明示した提案が評価されます。「なぜその調査方法が最適か」という根拠と、「調査から何が明らかになるか」という仮説を提案書に組み込みます。
実績と専門性の可視化
過去の類似調査事業の実績、チームメンバーの専門知識・業界ネットワーク、活用できるデータベース・ナレッジ等を具体的に示します。特にスタートアップ・大企業・VCとのネットワークは、ヒアリング調査の質を左右するため積極的にアピールします。
実施体制の信頼性
プロジェクトマネジメント体制、各担当者の役割分担、進捗管理の仕組みを明確に示します。委託事業では期日内の成果物納品が義務であるため、リスク管理の観点からバッファを持ったスケジュール設計も評価されます。
成果物の社会的有用性の提示
調査結果がどのように政策に活用され、スタートアップエコシステムの発展にどう貢献するかを具体的に示します。単なる報告書にとどまらず、政策提言や実践的なガイドライン等の付加価値の高い成果物を提案することで差別化できます。

ポイント

採択の鍵は「NEDOの政策意図への共鳴」と「具体的な調査設計」です。抽象的な提案ではなく、独自の仮説と実績に裏付けられた具体的な方法論を示すことで、競合提案との差別化を図りましょう。

対象経費

対象となる経費

人件費

本事業に従事する研究者・調査担当者・プロジェクトマネージャー等の人件費。タイムシートによる工数管理が必要。

外注費・再委託費

事業の一部を外部機関・専門家に再委託する費用。NEDO事前承認が必要な場合あり。

旅費・交通費

調査・ヒアリング・報告会等に伴う国内外の移動費用。NEDO規程に基づく精算が必要。

会議費・イベント費

ワークショップ・有識者会議・シンポジウム等の開催に係る費用。

調査・情報収集費

データベース利用料、資料購入費、アンケート調査費等。

一般管理費

事業実施に伴う間接経費。NEDOの規程に基づき、直接費の一定割合として計上。

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 委託事業目的外の研究開発費
  • 不必要に豪華な会議・接待費
  • NEDO承認なしの再委託費
  • 事業期間外の費用
  • 領収書等証拠書類のない費用
  • 役員報酬・配当
  • 消費税(仕入税額控除対象分)

よくある質問

Q委託事業と補助金の違いは何ですか?
A

委託事業はNEDO(国)が費用を全額負担し、成果物もNEDOに帰属します。受託者はNEDOの指示のもとで業務を実施します。一方、補助金は事業者が主体的に事業を行い、費用の一部を国が補助する仕組みです。本事業は委託事業のため、自己負担は基本的にありません。

Q個人やフリーランスでも応募できますか?
A

いいえ、応募できません。NEDO委託事業は法人格を持つ組織(株式会社、一般社団法人、大学等)が対象です。個人事業主やフリーランスは応募資格がありません。

Q採択後、費用はいつ支払われますか?
A

一般的に委託事業では「実費精算方式」が採用されます。受託者が費用を立て替えて業務を実施し、NEDOの検査・承認後に委託費が支払われます。四半期ごとや中間・最終の精算が多いため、一定の運転資金が必要です。

Qコンソーシアム(複数機関の共同体)での応募は可能ですか?
A

NEDO事業ではコンソーシアム応募が認められるケースがあります。ただし、主契約者(幹事機関)を1機関に定め、NEDOとの契約は幹事機関が行います。公募要領でコンソーシアムに関する規定を確認してください。

Q本事業はどのような成果物が求められますか?
A

一般的に、調査報告書・検討報告書・政策提言書等の文書成果物が求められます。また、ヒアリング調査記録、有識者会議の議事録、中間・最終報告会でのプレゼンテーション資料なども成果物に含まれます。詳細は仕様書で確認してください。

Q現在公募中ですか?
A

現在の公募状況は「closed(公募終了)」です。本事業の最新情報や次回公募の有無はNEDOの公式ウェブサイト(nedo.go.jp)で確認してください。類似事業が別途公募される場合もあります。

Q採択率はどのくらいですか?
A

NEDOの委託事業の採択率は事業によって異なりますが、調査・検討系の事業は研究開発系と比べると応募数が少なく、採択率が相対的に高い傾向があります。ただし、専門性の高い提案が求められるため、質の高い提案書の作成が不可欠です。

Q知的財産権は受託者に帰属しますか?
A

原則としてNEDO委託事業で生まれた知的財産権はNEDOに帰属しますが、NEDO委託事業約款によっては受託者への帰属や共有が認められる場合があります。公募要領・委託契約約款の知的財産権条項を必ず事前に確認することを強くお勧めします。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

ディープテック・スタートアップ支援の文脈では、本NEDO委託事業を単独で活用するだけでなく、関連する補助金・支援策との組み合わせを検討することで、組織としての総合的な収益・専門性向上が期待できます。まず、本事業の受託によって蓄積したディープテック・スタートアップエコシステムに関する知見・ネットワークを活用し、JST(科学技術振興機構)の「スタートアップ・エコシステム共創プログラム」や中小企業庁の「大企業×スタートアップ連携促進事業」等の関連施策の受託・応募にも挑戦できます。また、調査事業の遂行と並行して、自社組織のDX推進やデジタル化を支援する「IT導入補助金」や「業務改善助成金」を活用することで、調査業務の効率化に向けた設備投資を行うことも可能です。コンサルティングファームや研究機関が本事業を受託する場合、同時期に内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)や経産省のスタートアップ関連調査事業を複数受託・応募するケースも見られます。ただし、NEDOは二重計上を厳しく禁止しているため、費用の按分管理と事業の明確な切り分けが不可欠です。スタートアップ自身が関与する場合は、NEDOの「NEDO TCP(Technology Commercialization Program)」やSBIR(Small Business Innovation Research)制度との連携も有効です。

詳細説明

事業の概要と背景

本事業は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募する委託事業であり、日本のディープテック・スタートアップエコシステム構築に向けたオープンイノベーション推進に関する調査・検討を目的としています。

ディープテックとは、AI・量子コンピュータ・バイオテクノロジー・先端素材・宇宙技術など、深い科学的知見に基づく技術革新を指します。これらの分野では、技術の社会実装までに長い時間と多額の投資が必要なため、大企業・スタートアップ・大学・政府が連携したエコシステム形成が不可欠とされています。

日本政府は「スタートアップ育成5か年計画」(2022年)においてディープテック分野の強化を重点項目に掲げており、本事業はその政策を推進する一環として位置づけられています。

委託事業とは何か

補助金との違い

項目委託事業(本事業)補助金事業
費用負担NEDO(国)が全額負担事業者と国が分担
成果物の帰属原則NEDOに帰属事業者に帰属
事業の主体NEDOの指示に従い実施事業者が自律的に実施
自己負担基本的になし補助率に応じた自己負担あり

受託者に求められる業務内容

国内外の事例調査

米国・欧州・イスラエル等のディープテックエコシステム先進事例と日本の現状を比較分析し、日本への示唆を抽出します。

ステークホルダーヒアリング

大企業のCVC担当者、ディープテックスタートアップ経営者、VCパートナー、大学TLOなどへのヒアリング調査を実施します。

課題の整理と分析

大企業とスタートアップの連携における制度的・文化的・資金的障壁を整理し、解決策の方向性を検討します。

政策提言の取りまとめ

調査結果に基づき、NEDOおよび経産省への政策提言を含む報告書を作成します。実践的なガイドライン策定も含まれる場合があります。

応募にあたっての重要事項

公募期間の確認

本事業はステータスが「closed」(公募終了)となっています。次回公募の情報はNEDOの公式ウェブサイトで随時確認してください。

費用の立替払い

委託事業では一般的に、費用を先に支出してから後日NEDOに請求する「実費精算方式」が採用されます。一定の運転資金が必要です。

知的財産権の取り扱い

委託事業で生じた成果物・知的財産権の帰属については、NEDO委託契約約款に従います。詳細は公募要領で必ず確認してください。

類似・関連事業

  • NEDO「TCP(Technology Commercialization Program)」 - スタートアップの技術事業化支援
  • JST「START(大学発新産業創出基金事業)」 - 大学発スタートアップ支援
  • 経産省「大企業×スタートアップ連携促進事業」 - オープンイノベーション推進
  • 内閣府「SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)」 - 分野横断的な技術開発