令和7年度_産油国石油精製技術等対策事業費補助金(石油天然ガス権益・安定供給の確保に向けた資源国との関係強化支援事業のうち産油・産ガス国産業協力等事業に係るもの)_第2回公募
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
大規模な予算規模
令和7年度の政府予算として約32億円が確保されており、採択件数に上限は設けられていません。事業規模に応じた十分な資金支援が期待できる大型補助事業です。
柔軟な補助率設定
事業の内容や性質に応じて、定額補助・2/3補助・1/2補助の3段階から適用されます。直接必要な経費が補助対象となるため、事業計画に合わせた資金計画が立てやすい設計です。
多様な申請形態に対応
単独申請のほか、コンソーシアム形式や日本法人と現地法人の共同申請にも対応しています。海外子会社(日本側出資比率10%以上)や海外孫会社との連携体制で申請可能です。
幅広い事業対象
高度人材育成支援事業と事業環境整備事業の2つの柱があり、技術移転・設備高度化・開発調査など多岐にわたる活動が支援対象です。
全産業横断型の支援
対象業種に制限がほぼなく、製造業・建設業・情報通信業など幅広い産業分野の事業者が申請できます。
ポイント
対象者・申請資格
組織要件
- 日本に拠点を有する民間団体等であること
- 事業を的確に遂行する組織・人員を有すること
- 円滑な事業遂行に必要な経営基盤と資金管理能力を有すること
- 経済産業省からの補助金交付等停止措置を受けていないこと
- EBPMに関する取組に協力すること
共同申請の場合の要件
- 幹事法人は上記の組織要件を全て満たすこと
- 共同申請者は日本に拠点を有するか、現地法人の場合は以下のいずれかに該当すること
- 幹事法人等の海外子会社(日本側出資比率10%以上)
- 幹事法人等の海外孫会社(出資比率50%超の子会社の出資比率50%超)
申請形態
- 単独申請またはコンソーシアム形式での申請が可能
- コンソーシアムの場合は幹事者が事業提案書を提出
- 幹事者が業務の全てを他者に再委託することは不可
補助金の分配
- 共同申請の場合、補助金は幹事法人または日本法人の共同申請者に交付
- 現地法人への分配は可能だが、分配に係る手数料等は補助対象外
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:事業構想の策定
まず、産油・産ガス国との関係強化に資する具体的な事業構想を練ります。高度人材育成支援事業か事業環境整備事業のいずれかに該当する事業内容を明確にし、対象国やパートナーの選定を行います。事業の社会的意義やエネルギー安全保障への貢献度を論理的に整理することが重要です。
ステップ2:申請体制の構築
単独申請かコンソーシアム形式かを決定します。共同申請の場合は幹事法人を決め、各参加者の役割と責任範囲を明確にします。日本法人と現地法人の連携体制、資金の流れ、業務分担を具体化し、出資比率等の資格要件を事前に確認します。
ステップ3:事業提案書の作成
公募要領に基づき、事業の目的・内容・実施体制・スケジュール・経費内訳を詳細に記載した事業提案書を作成します。EBPMへの協力姿勢を示すため、事業効果の測定方法や成果指標も具体的に盛り込むことが求められます。
ステップ4:必要書類の準備と提出
事業提案書のほか、組織の概要・財務諸表・実績資料等の添付書類を準備します。経済産業省資源エネルギー庁の公募ページから様式をダウンロードし、期限内に提出します。野村総合研究所が事務局を担当しているため、不明点は事前に問い合わせることを推奨します。
ステップ5:審査対応と交付決定
提出後は審査が行われ、必要に応じてヒアリングや追加資料の提出を求められることがあります。最終的な実施内容と交付決定額は経済産業省との調整により決定されます。採択後は事業計画に従って着実に実施し、適切な報告を行います。
ポイント
審査と成功のコツ
事業の具体性と実現可能性
資源国との関係強化の明確化
実施体制の充実度
EBPMへの対応力
ポイント
対象経費
対象となる経費
人材育成関連費(5件)
- 研修プログラム開発費
- 講師派遣費
- 研修施設使用料
- 研修教材費
- 渡航費・宿泊費
技術移転関連費(4件)
- 技術指導員派遣費
- 技術文書翻訳費
- 技術研修実施費
- 知的財産関連費用
設備高度化関連費(4件)
- 基盤施設改善費
- 設備導入費
- 設備改良費
- 試運転費用
調査研究関連費(4件)
- 現地調査費
- データ収集・分析費
- 報告書作成費
- 専門家委託費
事業管理費(4件)
- プロジェクト管理費
- 通信・連絡費
- 会議開催費
- 事務局運営費
対象外の経費
対象外の経費一覧(8件)
- 共同申請者間の補助金分配に係る手数料
- 間接経費のうち事業に直接関係しない一般管理費
- 土地の取得費用
- 既存設備の維持管理費(新規性のないもの)
- 飲食・接待に係る費用
- 幹事者から他者への全面的な再委託費用
- 補助事業に直接関係しない人件費
- 予備費・予想外の経費
よくある質問
Q個人事業主でも申請できますか?
本補助金は「民間団体等」が対象です。個人事業主は直接の申請対象とはなりにくく、法人格を有する企業や団体が主な対象です。ただし、コンソーシアムの構成員として参加することは可能な場合があります。詳細は事務局にお問い合わせください。
Q対象となる資源国はどこですか?
公募要領では特定の国名は限定されていませんが、日本が石油・天然ガスを輸入している産油・産ガス国が対象です。中東諸国、東南アジア、中央アジア、アフリカなどの産油・産ガス国との関係強化に資する事業が該当します。
Q補助率はどのように決まりますか?
定額・2/3・1/2の3段階があり、事業の性質や内容に応じて決定されます。最終的な補助率と交付決定額は経済産業省との調整により決まるため、申請時に希望する補助率を記載した上で、審査・調整プロセスを経て確定します。
Qコンソーシアム形式とは何ですか?
複数の法人が共同で一つの事業を実施する形態です。幹事法人を決めて事業提案書を提出し、各参加者が役割分担して事業を遂行します。ただし、幹事者が業務の全てを他者に再委託することは認められません。
Q海外現地法人だけで申請できますか?
現地法人のみでの申請はできません。日本法人が幹事法人または共同申請者として参加することが必須です。現地法人が参加する場合は、日本法人の海外子会社(出資比率10%以上)または海外孫会社である必要があります。
Q申請から採択までどのくらいかかりますか?
公募期間は約3週間です。提出後の審査期間は公表されていませんが、予算の範囲内で採択が行われ、最終的な実施内容と交付決定額は経済産業省との調整を経て決定されます。
Q過去に不採択だった場合、再申請は可能ですか?
過去の不採択が再申請を妨げるものではありません。ただし、前回の申請内容を改善し、指摘事項を反映した事業計画で臨むことが重要です。事務局に事前相談を行い、改善点を確認することを推奨します。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金は経済産業省の資源エネルギー政策に基づく事業であるため、同省が実施する他のエネルギー関連補助金との併用には注意が必要です。同一の事業・経費に対して二重に補助を受けることはできませんが、事業内容が明確に区分される場合は他の補助金との組み合わせが検討可能です。例えば、JOGMEC(独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)の技術開発支援や、JICA(国際協力機構)の技術協力プロジェクトとの連携により、より包括的な資源国支援体制を構築することが考えられます。また、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の国際実証事業との相乗効果も期待できます。ただし、併用を検討する場合は必ず事前に各制度の事務局に確認し、経費の重複がないよう明確に区分することが重要です。
詳細説明
産油国石油精製技術等対策事業費補助金の概要
本補助金は、経済産業省資源エネルギー庁が実施する、産油・産ガス国との関係強化を目的とした大型補助事業です。令和7年度の政府予算として約32億円が確保されており、日本のエネルギー安全保障政策の重要な柱の一つとして位置づけられています。
事業の背景と目的
日本はエネルギー資源の大部分を海外からの輸入に依存しており、産油・産ガス国との良好な関係維持は国家的な課題です。本事業は、単なる資源調達にとどまらず、技術移転や人材育成を通じた互恵的な関係構築を目指しています。これにより、石油及び可燃性天然ガスの安定的かつ低廉な供給の確保を図ることが最終的な目的です。
対象となる事業の種類
本補助金では、大きく分けて2つの事業類型が対象となります。
1. 産油・産ガス国高度人材育成支援事業
資源国において、日本と相手国の関係強化に資する多様な人材を育成する事業です。エネルギー分野の技術者育成、管理人材の教育プログラム、研修制度の構築などが含まれます。
2. 産油・産ガス国事業環境整備事業
日本が有する先端技術の移転、石油産業等の基盤施設・設備の高度化、石油及び可燃性天然ガス開発に係る調査等を実施する事業です。技術面での協力を通じて、資源国の産業基盤強化と日本との経済的紐帯の深化を目指します。
補助率と予算規模
補助率は事業内容に応じて以下の3段階が設定されています。
- 定額補助:事業の性質上、全額補助が適当と認められる場合
- 2/3補助:事業費の3分の2を補助
- 1/2補助:事業費の2分の1を補助
予算額は約32億円(令和7年度政府予算)で、採択件数に上限は設けられていません。最終的な実施内容と交付決定額は経済産業省との調整により決定されます。
申請資格と申請方法
申請者は日本に拠点を有する民間団体等で、事業遂行能力と経営基盤を有することが求められます。単独申請のほか、コンソーシアム形式や日本法人と現地法人の共同申請も認められています。
共同申請の場合、現地法人は幹事法人等の海外子会社(日本側出資比率10%以上)または海外孫会社(出資比率要件あり)である必要があります。補助金は日本法人に交付され、現地法人への分配は可能ですが、分配手数料は補助対象外です。
事務局と問い合わせ先
本事業の事務局は株式会社野村総合研究所が担当しており、申請に関する問い合わせを受け付けています。また、経済産業省資源エネルギー庁資源・燃料部資源開発課が所管官庁として事業を管轄しています。
申請にあたっての注意点
申請書類に虚偽や疑義が認められた場合、採択後であっても取り消しとなる可能性があります。また、EBPMへの協力が求められるため、事業効果の測定・報告体制を整えておくことが重要です。本事業は単年度事業として実施されますが、資源国との関係構築という長期的視野に立った事業計画が求められます。