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【農林水産省】令和8年度アジア地域の食料安全保障の確立に向けた農業経営研修及び研修効果実態把握事業

基本情報

補助金額
2711万円
補助率: 定額
0円2711万円
募集期間
2026-02-03 〜 2026-02-20
対象地域日本全国
対象業種農業、林業 / 教育、学習支援業
使途販路拡大・海外展開をしたい / 人材育成を行いたい

この補助金のまとめ

本事業は農林水産省が実施する、アジア地域の開発途上国における食料安全保障の確立を目的とした国際人材育成事業です。日本に拠点を持つ団体が、アジアの青年(18〜30歳程度)を受け入れて農業経営研修を実施し、帰国後のフォローアップまでを一貫して担います。補助上限は約2,710万円(定額補助)と大規模であり、国際農業協力と日本の農業技術の海外展開を両立させる戦略的な事業です。研修の受入体制や帰国後の技術指導、フードバリューチェーン構築まで包括的に支援する点が特徴で、国際農業分野での実績を持つ団体にとって重要な事業機会となります。

この補助金の特徴

1

定額補助で約2,710万円の大型事業

補助率は定額(10/10相当)であり、事業実施に必要な経費がほぼ全額カバーされます。研修生の渡航費、滞在費、研修費用など幅広い経費が対象となるため、自己負担を最小限に抑えながら国際的な農業人材育成事業を実施できます。農業系の補助金としてはかなり大規模な予算規模です。

2

研修から帰国後フォローまで一貫した支援体系

単なる研修受入にとどまらず、帰国後の報告会開催、学識経験者による現地調査・技術指導、研修修了生のネットワーキングまでをカバーする包括的な事業設計です。研修効果の実態把握まで含まれるため、研修成果を定量的に示しやすく、次年度以降の継続採択にもつながります。

3

日本企業の海外展開・販路開拓と連携

研修生の受入と日本企業との連携を通じたフードバリューチェーン構築が事業の柱の一つです。農業機械メーカーや食品加工企業など、アジア市場への進出を目指す日本企業にとっても、現地の農業人材とのネットワーク形成の場として活用できます。

ポイント

この事業の最大の価値は、研修受入→帰国後指導→ネットワーク構築→日本企業との連携という一気通貫の国際農業協力スキームにあります。単年度の研修事業ではなく、修了生との継続的な関係構築が求められるため、既に国際農業協力の実績を持つ団体が圧倒的に有利です。コンソーシアムでの応募も可能なので、実績の補完を検討してください。

対象者・申請資格

法人格要件(以下のいずれか)

  • 民間企業(日本に拠点を有すること)
  • 一般財団法人・一般社団法人・公益財団法人・公益社団法人
  • 協同組合・企業組合
  • 特定非営利活動法人(NPO法人)
  • 国立大学法人・公立大学法人・学校法人
  • 独立行政法人・任意団体
  • 上記の組み合わせによる事業化共同体(コンソーシアム)

組織要件

  • 日本に拠点を有していること
  • 事業を実施する意思・具体的計画・組織管理体制・経理処理能力を有すること
  • 「みどりチェック」チェックシートの最低限の取組を実施すること
  • 特例民法法人かつ国補助金・委託費が収入の2/3超の法人でないこと
  • 役員等が暴力団員でないこと

コンソーシアムの追加要件

  • 代表団体が全ての手続を担うこと
  • 組織規程・経理規程等の規約があること

ポイント

応募資格は幅広い法人形態に開かれていますが、実質的には国際農業協力の実績と研修受入体制が重要な選考基準となります。「みどりチェック」の実施が必須条件に含まれている点は見落としやすいので注意してください。単独での応募が難しい場合は、コンソーシアム形成で実績や体制を補完するのが現実的です。

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申請ガイド

1

ステップ1:公募要領の確認と体制構築(1〜2ヶ月)

農林水産省HPから公募要領をダウンロードし、事業内容・応募要件・審査基準を確認します。コンソーシアムで応募する場合は、共同事業者との役割分担・規約を整備します。

2

ステップ2:課題提案書の作成(1〜2ヶ月)

公募要領の様式に従い、課題提案書を作成します。研修計画(研修生の受入国・人数・期間・内容)、研修効果実態把握の方法、実施体制、事業費の内訳等を具体的に記載します。過去の国際農業協力実績も重要な記載事項です。

3

ステップ3:申請書の提出

農林水産省輸出・国際局の指定する方法で申請書類を提出します。本事業はjGrantsでの電子申請には対応していないため、HP記載の手続きに従ってください。

4

ステップ4:審査・選定

課題提案書等の審査を経て補助金交付候補者が選定されます。研修の具体性、実施体制の充実度、過去の実績が主な審査ポイントとなります。

5

ステップ5:事業実施・報告

交付決定後、農業経営研修(集団研修・農家研修・企業訪問)と研修効果実態把握事業を実施し、事業完了後に実績報告書を提出します。

ポイント

本事業はjGrantsでの電子申請に対応しておらず、農林水産省HPからの手続きとなります。課題提案書の作成が最も時間を要するステップで、研修プログラムの具体的な設計と受入農家の確保が鍵です。コンソーシアムの場合は規約の整備も必要なため、公募開始前から準備を始めることを強くお勧めします。

審査と成功のコツ

国際農業協力の実績を具体的に示す
審査では、過去の国際研修受入実績や海外農業支援の経験が重視されます。受入研修生の人数、帰国後の活動成果、構築したネットワークなど、定量的な実績を提案書に盛り込んでください。初参入の場合はコンソーシアムでの応募が現実的です。
研修プログラムの具体性と実現可能性
集団研修(日本語・安全管理・農業機械操作)、農家研修(ホームステイ型の実践研修)、企業訪問の各パートについて、カリキュラム・スケジュール・受入先を具体的に示すことが重要です。特に中核的な農家での受入体制と、研修内容のアジア各国への適用可能性が問われます。
研修効果の測定・フォローアップ体制
帰国後のフォローアップ計画が審査の差別化ポイントです。研修修了生の営農状況の追跡方法、現地での報告会の運営体制、ネットワーキング活動の具体案を提示してください。研修効果を定量的に把握する仕組みがあると評価が高まります。
フードバリューチェーン構築への貢献
日本企業の海外展開支援が事業目的に含まれるため、研修を通じた日本企業とアジアの農業者との連携スキームを提案に含めると効果的です。具体的な企業名や連携の形を示せるとなお良いでしょう。

ポイント

採択の分かれ目は「研修の質と継続性」です。単年度の受入計画だけでなく、修了生が母国でどのように農業経営を改善し、フードバリューチェーンにどう貢献するかまで描ける提案が強い。受入農家との事前調整と、帰国後のフォロー体制の具体化に最も時間をかけてください。

対象経費

対象となる経費

研修実施費(4件)
  • 集団研修費(講師謝金、教材費、会場費)
  • 農家研修費(ホームステイ先への謝金)
  • 企業訪問費
  • 日本語教育費
旅費・滞在費(4件)
  • 研修生の国際渡航費
  • 国内移動費
  • 宿泊費・滞在費
  • 保険料
フォローアップ費(4件)
  • 帰国後報告会の開催費
  • 学識経験者の現地調査旅費
  • 技術指導に係る費用
  • 名簿作成・ネットワーキング費
事務管理費(4件)
  • 事業管理人件費
  • 通信運搬費
  • 消耗品費
  • 会議費

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 土地・建物の取得費
  • 恒久的な施設の建設費
  • 汎用性のある備品(パソコン等)の購入費
  • 団体の経常的な運営経費
  • 飲食を主目的とした費用
  • 研修内容と直接関係のない経費
  • 他の国庫補助金と重複する経費
  • 消費税(仕入税額控除できる場合)

よくある質問

Qどのような団体が応募できますか?
A

日本に拠点を有する民間企業、一般・公益財団法人、社団法人、NPO法人、大学法人、独立行政法人、協同組合等が対象です。複数団体によるコンソーシアムでの応募も可能で、代表団体が全ての手続を担う形となります。国際農業協力の実績は必須ではありませんが、審査では重要な評価ポイントとなります。

Q研修生はどの国から受け入れますか?
A

アジア地域の開発途上国の青年(18歳〜概ね30歳以下)が対象です。具体的な対象国は公募要領で指定される場合があります。研修生の選抜方法や受入人数は、課題提案書で提案する形となります。

Q補助金で研修生の渡航費もカバーされますか?
A

定額補助(10/10相当)のため、一般的に研修生の国際渡航費、国内移動費、滞在費等の研修実施に必要な経費が補助対象に含まれます。具体的な対象経費の範囲は公募要領をご確認ください。

QjGrantsから申請できますか?
A

いいえ、本事業はjGrantsでの申請受付を行っていません。農林水産省のHP(https://www.maff.go.jp/j/supply/hozyo/yusyutu_kokusai/)で公開される手続きに従って申請してください。

Qみどりチェックとは何ですか?
A

農業及び食品産業における環境への負荷の低減に向けた取組を確認するチェックシートです。本事業の応募要件として、チェックシートに記載の最低限行うべき取組を実施する必要があります。詳細は農林水産省のみどりの食料システム戦略のページをご参照ください。

Qコンソーシアムで応募する場合の注意点は?
A

代表団体を選定し、全ての補助金交付手続を代表団体が担う必要があります。また、組織規程・経理規程等の規約を整備する必要があります(交付決定日までに定めればよい場合もあります)。代表団体は応募要件(1)〜(5)を全て満たす必要があります。

Q現在のステータスは受付中ですか?
A

本事業の公募は現在終了しています(ステータス:受付終了)。次年度の公募については、農林水産省のHPで情報が公開されますので、定期的にご確認ください。例年、年度初めに公募が行われる傾向があります。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本事業は農林水産省の国際協力関連事業であり、同一経費に対する他の国庫補助金との併用は認められません。ただし、異なる経費項目や事業内容であれば、JICAの技術協力プロジェクトやODA関連事業との連携は可能です。例えば、本事業で研修受入を行い、JICA事業で帰国後の現地プロジェクトを支援するといった役割分担が考えられます。また、民間企業がコンソーシアムに参画する場合、自社の海外展開に関する経費はJETROの支援事業等と組み合わせることも一案です。いずれの場合も、経費の重複がないよう明確に区分する必要があります。

詳細説明

制度の目的と背景

本事業は、アジア地域の開発途上国における持続可能な食料生産力の向上経営思考を持った農業人材の育成を目的とした農林水産省の国際協力事業です。同地域の食料安全保障の確立に貢献するとともに、日本企業の海外展開や販路開拓にも資することを目指しています。

事業内容の詳細

本事業は大きく2つの柱で構成されています。

  • 農業経営研修事業:アジアの開発途上国の青年(18歳〜概ね30歳以下)を日本に受け入れ、集団研修(日本語、安全管理、農業機械操作等)、農家研修(中核的な農家でのホームステイによる実践的な農業経営指導)、企業・研究機関訪問を実施します。
  • 研修効果実態把握事業:派遣元国での報告会開催、学識経験者による現地調査・技術指導、日本の中核的農家による技術指導、研修修了生の営農状況把握、ネットワーキング支援を行います。

補助率・上限額

補助率は定額(10/10相当)、補助上限額は約2,710万円です。事業実施に必要な経費がほぼ全額補助される設計となっています。

応募資格

日本に拠点を有する民間企業、財団法人、社団法人、NPO法人、大学法人、独立行政法人等、または複数団体によるコンソーシアムが対象です。農業・食品産業における環境負荷低減の取組(「みどりチェック」)の実施が求められます。

申請・選定プロセス

公募要領に基づく課題提案書の提出・審査により補助金交付候補者が選定されます。jGrantsでの電子申請には対応していないため、農林水産省HPで公開される手続きに従って申請します。

問い合わせ先

農林水産省 輸出・国際局 新興地域グループ 技術協力・交流研修班
電話:03-3502-5930

関連書類・リンク