令和7年度地熱発電の資源量調査事業費助成金交付事業_第4回
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
ベースロード電源の開発促進
地熱発電は太陽光や風力と異なり24時間安定した発電が可能なベースロード電源です。本助成金は資源量調査段階から支援することで、開発の初期段階におけるリスクを大幅に軽減します。
JOGMEC による専門的な支援体制
石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が実施主体となり、地熱開発に関する豊富な知見とネットワークを活用した技術的サポートも期待できます。
全国対象で地域を限定しない
日本全国の地熱資源が存在する地域が対象となるため、東北・九州をはじめ各地の地熱ポテンシャルを持つ事業者が幅広く申請可能です。
調査費用の経済的負担を軽減
地熱資源量調査には掘削調査など高額な費用が伴いますが、本助成金により事業者の経済的負担が大きく軽減され、調査の実施判断がしやすくなります。
ポイント
対象者・申請資格
事業者要件
- 地熱資源の開発を計画している法人であること
- 地熱資源量調査を実施する能力を有すること
- JOGMECの公募要件に適合する事業計画を策定できること
対象事業
- 地表調査(地質調査、地化学調査、温泉モニタリング等)
- 掘削調査(調査井の掘削、噴気試験等)
- 物理探査(重力探査、電磁探査、地震探査等)
- 上記に付随する資源量評価業務
対象地域
- 日本全国の地熱資源が賦存する地域
- 温泉法等の関連法令に基づく許認可の取得が見込まれること
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:公募要領の確認
JOGMECの公式サイトから公募案内、実施細則、審査基準、マニュアル等の関連書類をダウンロードし、助成要件と申請手続きの全体像を把握します。
ステップ2:事業計画の策定
地熱資源量調査の具体的な計画を策定します。調査対象地域の選定、調査手法の決定、スケジュール、経費見積り等を詳細に取りまとめます。
ステップ3:申請書類の作成
公募要領に基づき、所定の申請書類を作成します。事業計画書、経費内訳書、事業者の実績・体制に関する資料等を漏れなく準備します。
ステップ4:電子申請の提出
JOGMECが指定する公募用アドレス(koubo-h07@jogmec.go.jp)に申請書類を提出します。IE以外の推奨ブラウザを使用し、添付資料が正常にアップロードされることを確認してください。
ステップ5:審査・交付決定
JOGMECの審査基準に基づく審査を経て、交付決定の通知を受けます。審査では事業の技術的妥当性、実施体制、経費の合理性等が評価されます。
ポイント
審査と成功のコツ
調査計画の科学的妥当性
実施体制の充実
地域との合意形成
経費の合理性と詳細な積算
ポイント
対象経費
対象となる経費
地表調査費(4件)
- 地質調査費
- 地化学調査費
- 温泉モニタリング費
- 現地踏査費
掘削調査費(4件)
- 調査井掘削費
- 噴気試験費
- 坑井仕上げ費
- 掘削機材リース費
物理探査費(4件)
- 重力探査費
- 電磁探査費
- 地震探査費
- MT法探査費
技術検討費(4件)
- 資源量評価業務費
- データ解析費
- シミュレーション費
- 専門家委託費
管理費(3件)
- プロジェクト管理費
- 報告書作成費
- 安全管理費
対象外の経費
対象外の経費一覧(7件)
- 地熱発電設備の建設・設置に係る費用
- 土地の取得費用
- 事務所の建設・改修費用
- 既に完了した調査に対する遡及的な費用
- 一般的な企業運営に係る経常的経費
- 交際費・接待費
- 他の補助金・助成金により充当される費用
よくある質問
Q地熱発電の資源量調査事業費助成金はどのような事業者が申請できますか?
地熱資源の開発を計画し、資源量調査を実施する能力を有する法人が対象です。具体的には、地熱発電事業に参入を検討しているエネルギー事業者、地質調査を専門とするコンサルティング企業、地方自治体と連携して地熱開発を進める事業者などが想定されます。JOGMECの公募要件に適合する事業計画を策定できることが前提となりますので、公募案内と実施細則を十分に確認した上で申請してください。
Q助成率や助成金の上限額はどのくらいですか?
具体的な助成率および上限額については、JOGMECの公募案内・実施細則に詳細が記載されています。地熱資源量調査は事業規模や調査内容によって必要経費が大きく異なるため、案件ごとに審査を経て助成額が決定されるのが一般的です。最新の条件を把握するためには、JOGMECの公式サイト(https://www.jogmec.go.jp/)から公募関連書類をダウンロードして確認することを強くお勧めします。
Q申請から交付決定までどのくらいの期間がかかりますか?
申請期間は2025年11月10日から12月19日までの約40日間です。申請締切後、JOGMECの審査基準に基づく審査が行われ、交付決定に至ります。審査期間は公募回や申請件数によって異なりますが、一般的に数週間から数ヶ月程度を要します。事業開始時期に間に合うよう、できるだけ早期に申請書類を準備し、不明点があればJOGMECの公募用アドレスに事前相談されることをお勧めします。
Q温泉地域でも地熱資源量調査の助成金を申請できますか?
温泉地域での申請も可能ですが、温泉法に基づく許認可の取得見込みが必要です。地熱開発と温泉利用の共存は重要な課題であり、地元温泉事業者や自治体との事前協議が不可欠です。審査においても地域との合意形成状況が評価ポイントとなりますので、地元関係者との対話を丁寧に進めた上で申請してください。JOGMECは地熱と温泉の共生に関する知見も有しており、技術的なアドバイスを得られる可能性もあります。
Q過去に他の助成金を受けていても申請可能ですか?
過去に他の助成金を受けていること自体は、本助成金の申請を妨げるものではありません。ただし、同一の調査事業に対して複数の助成金を二重に受給することは原則として認められません。本助成金と他の制度で対象経費を明確に区分できる場合は併用が検討可能ですが、必ず事前にJOGMECの事務局に相談し、適正な経費区分の確認を行ってください。過去の地熱関連事業の実績は、審査においてむしろプラスの評価要素となる場合があります。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
地熱発電の資源量調査事業費助成金は調査段階に特化した助成金ですが、地熱開発の各段階に応じて他の支援制度と組み合わせることで、事業全体の資金計画を最適化できます。資源量調査後の開発段階では、経済産業省の「地熱発電の導入拡大に向けた技術開発事業」や、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の地熱関連技術開発支援を活用できる可能性があります。また、環境省の「地域共生型地熱利活用に向けた方策等検討事業」は、地域との合意形成や環境アセスメントに関する費用を支援する制度であり、本助成金と目的が異なるため併用の可能性を検討する価値があります。自治体レベルでは、地熱資源が豊富な東北地方や九州地方の自治体が独自の再生可能エネルギー関連補助金を設けているケースもあります。ただし、同一の経費に対する二重受給は原則として認められないため、各制度の対象経費を明確に区分し、JOGMECおよび各制度の事務局に事前確認を行ってください。
詳細説明
地熱発電の資源量調査事業費助成金とは
本助成金は、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が実施する地熱資源開発支援事業の一つです。日本は世界第3位の地熱資源量を有しながら、その開発は十分に進んでいません。資源量調査段階における高いリスクとコストが民間事業者の参入障壁となっている現状を踏まえ、調査費用を助成することで地熱発電の開発促進を図ることが本事業の目的です。
地熱発電の重要性
地熱発電は、太陽光発電や風力発電とは異なり、天候や時間帯に左右されず24時間安定した発電が可能なベースロード電源です。日本のエネルギー基本計画においても再生可能エネルギーの主力電源化が掲げられており、地熱発電は安定供給と脱炭素の両面で重要な位置づけにあります。特に2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、地熱資源の有効活用は国策として推進されています。
助成対象となる調査事業
本助成金の対象は、地熱資源の賦存状況を評価するための各種調査事業です。具体的には、地質調査・地化学調査・温泉モニタリングなどの地表調査、調査井の掘削や噴気試験などの掘削調査、重力探査・電磁探査・地震探査などの物理探査が含まれます。これらの調査データを総合的に分析し、地熱貯留層の規模・温度・透水性などを評価する資源量評価業務も対象となります。
申請の流れと留意事項
申請にあたっては、JOGMECの公式サイトから公募案内、実施細則、審査基準、マニュアル等の関連書類を入手し、要件を十分に確認する必要があります。申請書類の提出は指定のメールアドレス(koubo-h07@jogmec.go.jp)宛てに行います。なお、Internet Explorerでは添付資料が正常にアップロードされない場合があるため、Microsoft Edge、Google Chrome、Firefox、Safari等の推奨ブラウザの最新バージョンを使用してください。
審査のポイント
審査では、調査計画の科学的・技術的妥当性、事業を遂行するための実施体制の充実度、経費の合理性、そして地域との合意形成の状況が重要な評価項目となります。特に地熱開発では温泉事業者との共存が課題となることが多いため、地元関係者との協議状況を具体的に示すことが求められます。また、調査結果が地熱発電所の開発にどのように活用されるかというビジョンを明確に提示することも、高い評価につながります。
地熱開発の今後の展望
日本政府は2030年のエネルギーミックスにおいて地熱発電の導入目標を掲げており、温泉法の運用見直しや環境アセスメントの迅速化など、制度面での環境整備も進められています。JOGMECの助成金制度は資源量調査段階のリスクを軽減する重要なツールであり、本助成金を活用した調査成果が将来の地熱発電所建設につながることが期待されています。地熱資源のポテンシャルを有する地域の事業者は、積極的に本助成金の活用を検討されることをお勧めします。