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やや難しい
準備期間の目安: 約60

【令和7年度】中小企業のサプライチェーンにおける脱炭素化促進支援事業

基本情報

補助金額
3000万円
補助率: 2/3以内
0円3000万円
募集期間
2025-10-31 〜 2026-01-16
対象地域東京都
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 分類不能の産業 / 農業、林業 / 鉱業、採石業、砂利採取業 / 運輸業、郵便業 / 卸売業、小売業 / 金融業、保険業 / 不動産業、物品賃貸業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 宿泊業、飲食サービス業 / 生活関連サービス業、娯楽業 / 教育、学習支援業 / 医療、福祉
使途新たな事業を行いたい / 研究開発・実証事業を行いたい / エコ・SDGs活動支援がほしい

この補助金のまとめ

本補助金は、東京都が推進するサプライチェーン全体での脱炭素化を目指す中小企業向けの支援制度です。最大3,000万円・補助率2/3という手厚い支援内容が特徴で、CO2排出量の「見える化」から実際の削減施策まで一貫して取り組む事業が対象となります。ただし、応募には事前のハンズオン支援を受け「CO2排出量削減計画策定支援終了証」の発行を受けていることが必須条件であり、いきなり応募できる補助金ではない点に注意が必要です。サプライチェーン全体でグループとして一体的に取り組む必要があるため、取引先との連携体制の構築が鍵となります。東京都中小企業振興公社多摩支社が窓口となっており、脱炭素経営への転換を本格的に進めたい企業にとって、計画策定から実行まで伴走型で支援を受けられる貴重な制度といえます。

この補助金の特徴

1

最大3,000万円・補助率2/3の手厚い支援

脱炭素化に向けた設備投資やシステム導入に対し、最大3,000万円、補助率2/3以内という高い水準で支援を受けられます。CO2排出量の可視化ツール導入から省エネ設備の更新まで、幅広い経費が対象となる可能性があり、中小企業にとって大きな資金的後押しとなります。

2

サプライチェーン全体でのグループ一体型取組

単独企業ではなく、サプライチェーンを構成する複数企業がグループとして一体的にCO2削減に取り組む点が本事業の最大の特徴です。取引先企業と連携することで、Scope3排出量の削減にもつながり、大企業からのサプライヤー評価向上にも寄与します。

3

ハンズオン支援との連動で実効性を担保

本補助金は、事前にハンズオン支援を受けてCO2排出量削減計画を策定した企業のみが対象です。計画策定段階から専門家の支援を受けているため、補助金活用後の成果が出やすい設計になっています。

4

脱炭素経営への転換で競争力強化

CO2排出量の見える化と削減は、今後の取引条件や企業評価に直結するテーマです。本事業を活用することで、環境対応コストを補助金で賄いながら、中長期的な経営競争力を高めることができます。

ポイント

本補助金は「計画策定→実行」を一気通貫で支援する設計が秀逸です。ハンズオン支援で策定した削減計画を、最大3,000万円の補助で実行に移せるため、脱炭素経営を本気で進めたい中小企業にとって理想的なスキームといえます。サプライチェーン全体での取組が求められるため、取引先との関係強化にもつながります。

対象者・申請資格

企業形態

  • 都内に事業所を有する中小企業者であること
  • 法人・個人事業主いずれも対象(中小企業基本法上の中小企業者)

必須前提条件

  • 「中小企業のサプライチェーンにおける脱炭素化促進支援事業」のハンズオン支援を受けていること
  • CO2排出量削減計画策定支援終了証の発行を受けていること
  • 終了証なしでの応募は不可

取組体制

  • サプライチェーンを構成する複数の中小企業でグループを形成すること
  • グループとしてCO2排出量の見える化・削減に一体的に取り組むこと

業種

  • 全業種対象(製造業、卸売業、小売業、サービス業など業種の制限なし)

ポイント

最大のハードルは「CO2排出量削減計画策定支援終了証」の取得です。本補助金に応募するには、まず東京都のハンズオン支援プログラムに参加し、計画策定を完了する必要があります。現在募集は終了していますが、次年度の募集に備えてハンズオン支援への参加を検討しておくことが重要です。

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申請ガイド

1

ステップ1:ハンズオン支援の修了確認

まず「中小企業のサプライチェーンにおける脱炭素化促進支援事業」のハンズオン支援を受け、CO2排出量削減計画策定支援終了証が発行されていることを確認します。終了証がない場合は応募資格がありません。

2

ステップ2:グループ体制の構築

サプライチェーンを構成する取引先企業と連携し、CO2排出量削減に一体的に取り組むグループを形成します。各社の役割分担や削減目標を明確にしておくことが重要です。

3

ステップ3:事業計画書の作成

ハンズオン支援で策定した削減計画をベースに、具体的な設備投資計画・経費見積もり・CO2削減見込量などを盛り込んだ事業計画書を作成します。

4

ステップ4:申請書類の提出

公益財団法人東京都中小企業振興公社多摩支社に対し、所定の申請書類一式を提出します。申請期間は令和7年10月31日から令和8年1月16日までです。

5

ステップ5:審査・採択

書類審査およびヒアリング審査を経て、採択が決定されます。採択後は交付決定を受けてから事業に着手します。

ポイント

本補助金は「先にハンズオン支援を修了していること」が応募の大前提です。申請自体の難易度は中程度ですが、グループでの申請となるため、参加企業間の調整に時間がかかります。事業計画書はハンズオン支援で策定した計画がベースになるため、ゼロから作成する必要はありません。

審査と成功のコツ

削減計画との整合性を徹底する
ハンズオン支援で策定したCO2排出量削減計画と、補助金申請の事業計画が一貫していることが重要です。審査では計画の実現可能性が問われるため、削減目標と投資内容の因果関係を明確に示しましょう。
グループ全体での相乗効果を訴求する
単独企業の取組ではなく、サプライチェーン全体でどのような相乗効果が生まれるかを具体的に記載します。例えば、上流企業の省エネが下流企業の製品CO2フットプリント削減にどうつながるかなど、チェーン全体の視点で効果を示すことが評価ポイントです。
CO2削減量の定量的な見込みを示す
「見える化」で把握した現状のCO2排出量をベースラインとし、事業実施後の削減見込量を定量的に示します。具体的な数値目標があることで、審査における説得力が大幅に向上します。
設備投資の費用対効果を明確にする
補助対象経費の妥当性を示すために、設備投資によるCO2削減量あたりのコスト(円/t-CO2)を算出し、費用対効果が高いことを示しましょう。複数見積もりの取得も重要です。

ポイント

採択の鍵は「ハンズオン支援で策定した計画の延長線上にある実行計画として、いかに具体的かつ定量的に記載できるか」です。グループ全体でのCO2削減効果を数値で示し、サプライチェーン一体型ならではの相乗効果を訴求することが、他の申請との差別化につながります。

対象経費

対象となる経費

設備費(4件)
  • 省エネルギー設備の導入費
  • CO2排出量計測・可視化システム導入費
  • 高効率空調設備の更新費
  • LED照明等の省エネ機器導入費
工事費(3件)
  • 省エネ設備の設置工事費
  • 断熱改修工事費
  • 設備撤去・処分費
委託費(3件)
  • CO2排出量算定に係るコンサルティング費用
  • LCA(ライフサイクルアセスメント)分析費用
  • システム開発・カスタマイズ費用
その他経費(3件)
  • CO2排出量管理ソフトウェアライセンス費
  • 研修・教育費用
  • 効果測定・報告書作成費用

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 土地・建物の取得費
  • 既存設備の維持・修繕のみを目的とした費用
  • 汎用性の高い事務機器(パソコン、プリンター等)の購入費
  • 人件費(自社従業員の給与・賞与)
  • 交際費・接待費
  • 交付決定前に着手した経費
  • 他の補助金等で補助対象となっている経費
  • 消費税及び地方消費税

よくある質問

Qハンズオン支援を受けていなくても応募できますか?
A

いいえ、応募できません。本補助金は「中小企業のサプライチェーンにおける脱炭素化促進支援事業」のハンズオン支援を受け、CO2排出量削減計画策定支援終了証の発行を受けた企業のみが対象です。ハンズオン支援では、専門家がサプライチェーンのCO2排出量を分析し、削減計画の策定を支援してくれます。本補助金への応募を検討されている場合は、まずハンズオン支援への参加をご検討ください。次年度の募集スケジュールについては、東京都中小企業振興公社多摩支社にお問い合わせいただけます。

Q1社単独で申請できますか?
A

原則として、サプライチェーンを構成する複数の中小企業がグループを形成して申請する制度です。本事業の趣旨がサプライチェーン全体でのCO2排出量削減であるため、取引関係にある企業同士が連携してグループとして一体的に取り組むことが求められます。グループの構成企業数や要件の詳細については、公募要領をご確認いただくか、東京都中小企業振興公社多摩支社にお問い合わせください。

Qどのような経費が補助対象になりますか?
A

CO2排出量の見える化や削減に直接関連する経費が対象です。具体的には、CO2排出量計測・可視化システムの導入費、省エネルギー設備の更新費、LED照明や高効率空調の導入費、設備設置工事費、LCA分析やコンサルティングの委託費などが想定されます。一方、土地・建物の取得費、汎用事務機器の購入費、人件費、交際費、交付決定前に着手した経費、消費税などは対象外です。詳細な経費区分は公募要領でご確認ください。

Q補助金の上限額と補助率を教えてください。
A

補助上限額は3,000万円、補助率は対象経費の2/3以内です。例えば、対象経費が4,500万円の場合、その2/3にあたる3,000万円が補助上限額となり、全額補助を受けられます。対象経費が3,000万円の場合は、2/3の2,000万円が補助額となります。グループ全体での上限額となるため、参加企業間での経費配分を事前に検討しておくことが重要です。

Q現在からでも応募できますか?
A

残念ながら、本年度の申請期間(令和7年10月31日~令和8年1月16日)は終了しています。次年度も同様の事業が実施される可能性がありますので、来年度の募集に備えてご準備されることをお勧めします。特に、応募の前提条件となるハンズオン支援は事前に受ける必要がありますので、早めに東京都中小企業振興公社多摩支社に問い合わせ、ハンズオン支援のスケジュールを確認されることをお勧めします。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は東京都の事業であるため、同一経費に対して国の補助金(例:省エネルギー投資促進支援事業費補助金、ものづくり補助金等)との併用は原則として認められません。ただし、補助対象経費を明確に区分できる場合は、異なる経費項目について別の補助金を活用できる可能性があります。 具体的な併用検討のポイントとして、CO2可視化システムの導入は本補助金で、別途行う生産設備の更新は国のものづくり補助金で申請するなど、経費の切り分けが重要です。また、東京都の他の環境関連補助金(例:省エネ促進税制、環境設備導入助成)との重複にも注意が必要です。 併用を検討する場合は、必ず事前に東京都中小企業振興公社多摩支社に相談し、補助対象経費の重複がないことを確認してください。なお、本事業はグループでの申請となるため、グループ内の各企業がそれぞれ別の補助金を活用するケースも想定されます。その場合も、同一経費の二重計上にならないよう、グループ全体で経費管理を徹底することが求められます。

詳細説明

事業の背景と目的

近年、気候変動対策としてカーボンニュートラルの実現が世界的な課題となっています。大企業を中心にScope3(サプライチェーン全体のCO2排出量)の把握・削減が求められる中、中小企業においてもサプライチェーンの一員として脱炭素化への対応が急務となっています。

東京都では、中小企業のサプライチェーン全体での脱炭素化を促進するため、本支援事業を実施しています。CO2排出量の「見える化」から具体的な削減施策の実行まで、一貫した支援を提供することで、中小企業の脱炭素経営への転換を後押しします。

支援内容の詳細

本事業では、サプライチェーンを構成する中小企業グループに対し、最大3,000万円、補助率2/3以内の補助金を交付します。対象となるのは、CO2排出量の可視化システムの導入、省エネルギー設備への更新、脱炭素化に向けた各種取組に要する経費です。

  • 補助上限額:3,000万円
  • 補助率:対象経費の2/3以内
  • 対象者:ハンズオン支援を修了し、CO2排出量削減計画策定支援終了証の発行を受けた都内中小企業者

ハンズオン支援との連動

本補助金の大きな特徴は、事前のハンズオン支援プログラムとの連動です。ハンズオン支援では、専門家が中小企業のサプライチェーンにおけるCO2排出量を分析し、削減計画の策定を支援します。この過程で作成された削減計画が、補助金申請における事業計画のベースとなります。

つまり、「現状把握→計画策定→実行支援」という一連の流れが設計されており、補助金だけでは実現しにくい実効性のある脱炭素化が期待できます。

グループ申請のメリットと留意点

サプライチェーンを構成する複数企業でグループを形成して申請する本事業では、以下のメリットがあります。

  • サプライチェーン全体でのCO2削減効果を最大化できる
  • 取引先との連携強化による関係性の深化
  • 大企業からのサプライヤー評価向上
  • Scope3排出量の削減に直接貢献

一方で、グループ内の合意形成や役割分担の明確化、スケジュール調整など、単独申請にはない調整コストが発生する点には留意が必要です。

申請期間と問い合わせ先

申請期間は令和7年10月31日から令和8年1月16日までです。現在は募集期間が終了しています。次年度の募集に備えて、まずはハンズオン支援への参加を検討されることをお勧めします。

問い合わせ先は公益財団法人東京都中小企業振興公社 多摩支社です。ハンズオン支援の申込状況や次年度のスケジュールについても、こちらに確認できます。

脱炭素化がもたらす経営メリット

脱炭素化への取組は、環境対応のコストと捉えられがちですが、実際には多くの経営メリットをもたらします。

  • エネルギーコストの削減:省エネ設備の導入により、光熱費・燃料費を中長期的に削減
  • 取引機会の拡大:大企業のサプライヤー選定基準にESG対応が含まれるケースが増加
  • 企業イメージの向上:環境経営への取組がブランド価値を高め、採用面でもプラスに
  • リスク管理:炭素税導入など将来の規制強化に対する先行的な備え

本補助金を活用し、補助率2/3で設備投資を行うことで、自己負担を抑えながらこれらのメリットを享受できる点は、中小企業にとって大きな好機といえるでしょう。

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