令和7年度女性活躍のためのフェムテック開発支援・普及促進事業
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
最大2,000万円・助成率2/3の手厚い支援
本事業の助成限度額は2,000万円、助成率は対象経費の2/3以内です。研究開発には多額の初期投資が必要ですが、自己負担を1/3に抑えられるため、試作品開発や臨床評価など本格的なR&Dに取り組みやすくなります。スタートアップや中小企業が資金面のハードルを大幅に下げられる制度設計です。
7つの対象テーマで幅広い健康課題をカバー
月経・妊娠・不妊・産後ケア・更年期・婦人科系疾患・ヘルスリテラシーの7テーマが対象です。ウェアラブルデバイス、アプリ、医療機器、サプリメント、教育コンテンツなど、ハードウェアからソフトウェアまで多様なアプローチで申請可能です。
開発から普及まで一貫して支援
本助成金は製品・サービスの「開発・改良」だけでなく「普及」に要する経費も対象です。プロトタイプ製作から市場投入後のマーケティング活動まで、事業化の一連のプロセスをカバーできる点が大きな特徴です。
面接審査による質の高い選考プロセス
書類審査に加えて面接審査(12月10日・11日予定)が実施されます。事業計画の実現可能性や社会的インパクトを直接アピールできるため、書類だけでは伝わりにくい技術力やチームの熱意を評価してもらえます。
ポイント
対象者・申請資格
企業形態
- 都内に主たる事業所を有する中小企業者(法人・個人事業主)
- 中小企業団体等も対象
- 大企業の子会社・関連会社は対象外の可能性あり(資本関係を要確認)
業種
- 製造業、情報通信業、サービス業など幅広い業種が対象
- 建設業、運輸業、卸売業・小売業、宿泊業・飲食サービス業、複合サービス事業も対象
- 医療機器製造業やヘルスケアIT企業は特に親和性が高い
事業内容
- 女性の健康課題(月経・妊娠・不妊・産後ケア・更年期・婦人科系疾患・ヘルスリテラシー)を技術で解決する製品・サービスであること
- 開発・改良または普及に関する事業計画を有すること
- 面接審査(12月予定)に参加可能であること
ポイント
あなたは対象?かんたん診断
10問の質問に答えるだけで、この補助金の対象かどうかを簡易診断できます。
申請ガイド
ステップ1:対象テーマの確認と事業計画策定
まず自社の製品・サービスが7つの対象テーマ(月経・妊娠・不妊・産後ケア・更年期・婦人科系疾患・ヘルスリテラシー)のいずれかに該当するか確認します。該当する場合、開発・改良・普及の具体的な計画を策定してください。
ステップ2:必要書類の準備
申請書、事業計画書、経費明細書、会社概要、決算書類など必要書類を準備します。技術的な優位性や市場ニーズの根拠データも整理しておくと審査で有利です。
ステップ3:申請書の提出(9月5日〜9月30日)
申請期間内に東京都中小企業振興公社 助成課 フェムテック事務局へ申請書類を提出します。約1か月の短期間のため、早めの準備が必須です。
ステップ4:面接審査への対応(12月10日・11日予定)
書類審査通過後、面接審査が実施されます。事業の技術的優位性、市場性、実現可能性、社会的インパクトを簡潔に説明できるプレゼン資料を準備してください。
ステップ5:採択・交付決定後の事業実施
採択決定後、交付決定を受けてから助成対象事業を実施します。経費の支出管理と証拠書類の保管を徹底してください。
ポイント
審査と成功のコツ
女性当事者の声を事業計画に反映する
技術的優位性と差別化ポイントを明確にする
市場規模と事業化シナリオを数値で示す
面接審査では簡潔かつ熱意あるプレゼンを
経費計画は根拠を明確に積み上げる
ポイント
対象経費
対象となる経費
原材料・副資材費(3件)
- 試作品製作に必要な原材料費
- 部品・副資材の購入費
- 消耗品費
機械装置・工具器具費(3件)
- 開発に必要な機械装置の購入・リース費
- 試験用工具・器具の購入費
- 計測機器のレンタル費
委託・外注費(4件)
- 試験・分析の外部委託費
- デザイン・設計の外注費
- ソフトウェア開発の外注費
- 臨床評価・ユーザーテストの委託費
専門家指導費(3件)
- 技術指導・コンサルティング費用
- 知的財産に関する専門家費用
- 薬事・法規制に関するアドバイザー費用
普及・販路開拓費(4件)
- 展示会出展費
- パンフレット・カタログ制作費
- PR動画制作費
- Web制作・広告費
産業財産権出願・導入費(3件)
- 特許出願費用
- 商標登録費用
- 実用新案登録費用
対象外の経費
対象外の経費一覧(10件)
- 人件費(自社従業員の給与・賞与)
- 事務所の家賃・光熱水費・通信費
- 汎用性のあるパソコン・タブレット等の購入費
- 交通費・出張旅費
- 飲食費・接待交際費
- 振込手数料・代引手数料
- 税込経理の場合の消費税相当額
- 他の補助金・助成金で助成を受けている経費
- 親会社・子会社・グループ企業間の取引に係る経費
- 事業完了後に発生した経費
よくある質問
Qフェムテックとは何ですか?この助成金ではどのような製品・サービスが対象になりますか?
フェムテック(FemTech)とは、Female(女性)とTechnology(技術)を組み合わせた造語で、女性特有の健康課題をテクノロジーで解決する製品・サービスの総称です。本助成金では、月経・妊娠・不妊・産後ケア・更年期・婦人科系疾患・ヘルスリテラシーの7テーマが対象となります。具体例としては、月経管理アプリ、妊活サポートデバイス、産後ケア用ウェアラブル機器、更年期症状管理ツール、女性の健康教育プラットフォームなどが考えられます。ハードウェア・ソフトウェアを問わず、技術的なアプローチで女性の健康課題解決に貢献する事業が幅広く対象です。
Q助成金の上限額と自己負担はどのくらいですか?
助成限度額は2,000万円で、助成率は対象経費の2/3以内です。例えば、助成対象経費が3,000万円の事業計画であれば最大2,000万円の助成を受けられ、自己負担は1,000万円となります。対象経費が1,500万円の場合は、その2/3にあたる1,000万円が助成上限です。なお、助成金は原則として事業完了後の精算払いとなるため、事業実施期間中は自社で資金を立て替える必要があります。資金繰り計画も含めて事前に検討しておくことが重要です。
Q面接審査ではどのようなことを聞かれますか?準備のポイントは?
面接審査は12月10日・11日に予定されており、事業計画の内容について審査委員からの質疑応答が行われます。主に問われるポイントは、①解決しようとしている女性の健康課題の具体性と重要性、②技術的なアプローチの独自性・優位性、③事業の実現可能性(技術力・チーム体制・スケジュール)、④市場性と事業化の見通し、⑤経費計画の妥当性です。準備としては、要点を絞ったプレゼン資料の作成、想定質問への回答準備、ターゲットユーザーの声やニーズ調査データの整理が効果的です。
Q既に開発済みの製品の改良や普及活動だけでも申請できますか?
本助成金は「開発・改良および普及」が対象事業です。したがって、既存製品の機能改良やバージョンアップ、あるいは開発済み製品の市場普及活動も助成対象となる可能性があります。ただし、単なる販売促進活動のみでは採択が難しいと考えられます。改良による技術的な付加価値の向上や、エビデンスに基づく普及戦略など、事業としての発展性を示すことが重要です。具体的な対象範囲については、事前にフェムテック事務局へ相談されることをお勧めします。
Q他の補助金と併用して申請することはできますか?
同一の助成対象経費について、他の国・都・区市町村の補助金・助成金と重複して受給することはできません。ただし、事業全体の経費を明確に区分し、本助成金の対象経費と他の補助金の対象経費が重複しない場合は、異なる経費部分について他の制度を活用できる可能性があります。例えば、本助成金で製品開発費を賄い、小規模事業者持続化補助金で別途の販路開拓費を申請するといった組み合わせが考えられます。併用を検討する場合は、必ず双方の事務局に事前確認してください。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本助成金は東京都中小企業振興公社が実施する制度であり、同一の経費について他の国・都・区市町村の補助金・助成金と重複して助成を受けることはできません。ただし、助成対象経費を明確に区分できる場合は、経費の異なる部分について他の制度を活用できる可能性があります。 併用を検討できる制度としては、経済産業省の「ものづくり補助金」(製品開発部分と販路開拓部分を区分)、中小企業庁の「小規模事業者持続化補助金」(普及・販路開拓の別経費)、東京都の「市場開拓助成事業」(海外展開部分)などが挙げられます。また、研究開発税制(試験研究費の税額控除)は補助金との併用が可能です。 併用を検討する際は、各制度の交付要綱で重複受給の禁止規定を必ず確認してください。不明な場合は、フェムテック事務局および併用予定の制度の事務局双方に事前相談することを強く推奨します。意図しない重複受給は助成金の返還を求められるリスクがあります。
詳細説明
フェムテック開発支援・普及促進事業とは
本事業は、東京都が令和7年度に実施する、女性の健康課題をテクノロジーで解決する製品・サービスの開発・改良・普及を支援する助成制度です。「フェムテック(FemTech)」とは、Female(女性)とTechnology(技術)を掛け合わせた造語で、女性特有の健康課題を技術的なアプローチで解決する製品やサービスを指します。
東京都中小企業振興公社が実施主体となり、都内の中小企業者等が取り組むフェムテック関連事業に対して、最大2,000万円(助成率2/3以内)の資金的支援を行います。
対象となる7つのテーマ
- 月経:月経痛の緩和、月経管理アプリ、月経用品の改良など
- 妊娠:妊娠管理、妊婦向けヘルスケア製品、妊娠中の体調管理技術など
- 不妊:不妊治療支援ツール、妊活サポートアプリ、排卵予測技術など
- 産後ケア:産後の身体回復支援、育児と健康管理の両立支援、産後うつ対策など
- 更年期:更年期症状の緩和・管理、ホルモンバランスの可視化技術など
- 婦人科系疾患等:子宮内膜症、子宮筋腫などの早期発見・管理支援技術など
- ヘルスリテラシー:女性の健康に関する教育コンテンツ、啓発ツールなど
助成内容の詳細
助成限度額は2,000万円、助成率は対象経費の2/3以内です。つまり、3,000万円の事業計画であれば最大2,000万円の助成を受けられ、自己負担は1,000万円となります。開発費用だけでなく、製品・サービスの普及に必要な経費も助成対象に含まれる点が特徴的です。
申請から採択までの流れ
申請受付期間は2025年9月5日から9月30日までです。約1か月と短期間のため、事前の準備が不可欠です。
- 申請受付:9月5日〜9月30日に必要書類を提出
- 書類審査:提出された事業計画書等をもとに一次審査を実施
- 面接審査:12月10日・11日(予定)に面接審査を実施。事業内容のプレゼンテーションと質疑応答
- 採択決定:審査結果に基づき採択事業者を決定
- 交付決定・事業実施:交付決定後に助成対象事業を開始
フェムテック市場の成長性
世界のフェムテック市場は急速に拡大しており、国内でも企業の健康経営推進や女性活躍推進の流れを受けて注目度が高まっています。経済産業省も「フェムテック等サポートサービス実証事業」を実施するなど、国を挙げた支援の動きがあります。本助成金を活用して早期に市場参入することで、先行者優位を確立できる可能性があります。
申請時の注意点
- 申請は都内に主たる事業所を有する中小企業者等に限られます
- 同一の経費について他の補助金・助成金との重複受給はできません
- 面接審査への参加が必須です(日程調整不可の場合は辞退扱い)
- 助成金は後払い(精算払い)が原則のため、事業実施中の資金繰りを計画的に行う必要があります
- 助成事業の完了後、実績報告書の提出と検査が必要です
問い合わせ先
東京都中小企業振興公社 助成課 フェムテック事務局が本事業の窓口です。申請要件の詳細や手続きについて不明な点がある場合は、事前に相談することを推奨します。