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準備期間の目安: 約21

令和5年度製品開発着手支援助成事業

基本情報

補助金額
100万円
補助率: 助成対象と認められる経費の1/2以内
0円100万円
募集期間
2023-11-13 〜 2023-11-24
対象地域東京都
対象業種建設業 / 製造業 / 情報通信業 / 運輸業、郵便業 / 卸売業、小売業
使途研究開発・実証事業を行いたい

この補助金のまとめ

本助成事業は、東京都が中小企業の製品・技術開発の初期段階を支援するために設けた制度です。製品開発に着手する前の「技術的課題の検討」段階に特化している点が最大の特徴で、社外の専門機関や企業に技術検討を委託する費用の1/2(上限100万円)を助成します。多くの補助金が開発・実施段階を対象とするのに対し、本事業は「開発前の検討フェーズ」に焦点を当てており、製品化の見通しが立っていない段階でも申請可能です。対象経費は原材料・副資材費と委託・外注費に限定されていますが、逆に言えば技術検討に必要な外部リソースの活用を幅広くカバーしています。最下限が10万円と比較的低く設定されているため、小規模な技術検討からでも活用できる点がコンサルタントとしてお勧めできるポイントです。建設業から情報通信業まで幅広い業種が対象となっており、技術的な課題を抱える多くの中小企業に門戸が開かれた制度といえます。

この補助金の特徴

1

開発前の技術検討に特化した助成制度

製品・技術開発の実施段階ではなく、その前段階である「技術的課題の検討」に特化した珍しい助成事業です。多くの補助金は開発着手後を対象としますが、本事業は「そもそも開発できるのか」という技術的な実現可能性を検討する段階を支援します。これにより、開発リスクを事前に低減でき、本格的な開発投資の判断材料を得ることができます。

2

社外資源の活用を積極的に推奨

大学・研究機関・専門企業など社外の技術リソースを活用して技術検討を行うことが要件となっています。自社だけでは解決できない技術課題に対して、外部の専門知識を取り入れることで、より高度で客観的な技術検討が可能になります。産学連携や異業種連携のきっかけとしても有効です。

3

小規模な検討から申請可能な低い最下限額

助成限度額100万円に対し、最下限が10万円と低く設定されています。つまり、対象経費が20万円以上あれば申請可能です。大規模な開発プロジェクトだけでなく、特定の技術課題に絞った小規模な検討でも活用できるため、中小企業にとって使いやすい制度設計となっています。

4

最長1年間の余裕ある対象期間

対象期間は最長1年間と設定されており、技術検討に十分な時間を確保できます。技術的な課題の検討は試行錯誤を伴うことが多く、短期間では十分な結論が得られないケースもあるため、この期間設定は実務上非常に合理的です。

ポイント

本助成事業の最大の価値は、「開発する前に考える」段階に投資できる点です。技術検討を十分に行わずに開発に着手して失敗するケースは少なくありません。100万円という金額は大きくありませんが、技術的実現可能性の検証という投資対効果の高い用途に使えるため、開発リスクの低減効果は金額以上のものがあります。

対象者・申請資格

企業規模・所在地要件

  • 東京都内に主たる事業所を有する中小企業者であること
  • 中小企業基本法に定める中小企業者に該当すること
  • 個人事業主も対象(開業届を提出済みであること)
  • 大企業の子会社・関連会社は対象外

業種要件

  • 建設業、製造業、情報通信業、運輸業・郵便業、卸売業・小売業が対象
  • 上記業種に該当する事業を営んでいること
  • 複数業種を営む場合は主たる事業が対象業種であること

事業要件

  • 製品・技術開発を実施するにあたり技術的な課題があること
  • 課題検討のために社外資源(外部機関・企業等)を活用すること
  • 自社単独での検討のみは対象外
  • 同一テーマで他の公的助成を受けていないこと

申請要件

  • 申請期間内に所定の書類を提出できること
  • 都税の未納がないこと
  • 過去に同種の助成事業で不正受給等がないこと

ポイント

申請のハードルは比較的低いですが、「社外資源の活用」が必須要件である点に注意が必要です。自社の技術者だけで検討する場合は対象外となります。外部の技術コンサルタントや大学研究室への委託など、社外パートナーとの連携計画を事前に準備しておくことが採択への第一歩です。

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申請ガイド

1

ステップ1:技術課題の整理と社外パートナーの選定

まず自社が抱える技術的課題を明確に整理します。どの技術要素が未解決なのか、なぜ社外資源が必要なのかを論理的に説明できるよう準備します。並行して、課題解決に適した外部機関(大学、公設試験場、専門企業等)を選定し、技術検討の進め方について事前打ち合わせを行います。

2

ステップ2:申請書類の作成

技術検討の目的、内容、スケジュール、期待される成果を具体的に記載した申請書を作成します。特に「なぜこの技術検討が必要か」「検討結果をどう製品開発に活かすか」という点を明確にすることが重要です。経費の見積書も社外パートナーから取得し、添付します。

3

ステップ3:申請期間内に書類提出

申請期間は約2週間と非常に短いため、事前準備が不可欠です。所定の申請書類一式を期間内に提出します。書類に不備があると受理されない可能性があるため、提出前にチェックリストで確認することをお勧めします。

4

ステップ4:審査・採択後の事業実施

審査を経て採択された場合、交付決定後に技術検討を実施します。計画に沿って社外パートナーと連携し、技術的課題の検討を進めます。経費の支出は適正に管理し、証拠書類を保管します。

5

ステップ5:実績報告と助成金受領

技術検討完了後、実績報告書を提出します。検討結果と支出経費の報告を行い、審査を経て助成金が交付されます。後払い方式のため、事業期間中の資金は自社で確保する必要があります。

ポイント

申請期間がわずか約2週間と極めて短いことが本事業の最大の注意点です。公募開始前から技術課題の整理と社外パートナーとの調整を済ませておくことが事実上の必須条件といえます。また後払い方式のため、助成対象経費の全額を一時的に自社負担できる資金計画も必要です。

審査と成功のコツ

技術課題の具体性と解決アプローチの明確化
審査では「技術的課題が明確に定義されているか」が重要な評価ポイントです。漠然とした課題ではなく、「○○材料の耐熱性が△△℃に達しない」「□□工程の精度が要求仕様を満たせない」のように定量的・具体的に課題を記述しましょう。解決アプローチも、なぜその手法が有効なのかを技術的根拠とともに説明することが採択率向上につながります。
社外パートナーの選定理由の説得力
なぜそのパートナーに技術検討を依頼するのか、その機関・企業の専門性や実績を具体的に示すことが重要です。「当該分野で○件の研究実績がある」「類似技術の開発経験がある」など、選定の合理性を明確に伝えましょう。
製品開発への展開ビジョン
技術検討の結果をどのように製品開発に活かすのか、事業化までのロードマップを示すことが評価を高めます。検討結果が良好だった場合の次のステップ、市場規模や想定顧客についても言及すると、事業の将来性を審査員にアピールできます。
経費の妥当性と積算根拠
対象経費が原材料・副資材費と委託・外注費に限定されているため、各経費項目の必要性と金額の妥当性を丁寧に説明しましょう。複数社からの見積比較を行うことで、経費の適正性を客観的に示すことができます。

ポイント

採択のカギは「技術課題の具体性」と「社外パートナーの必然性」の2点です。審査員に「この検討は自社だけではできない」「検討結果が製品開発に直結する」と納得させることが重要です。申請書は技術者だけでなく、非技術者にも理解できる平易な表現を心がけましょう。

対象経費

対象となる経費

原材料費(3件)
  • 試作用原材料の購入費
  • 検討用サンプル材料費
  • 実験用素材の調達費
副資材費(3件)
  • 検討に必要な消耗品費
  • 実験用治具・工具類
  • 測定用資材費
委託費(3件)
  • 外部研究機関への技術検討委託費
  • 大学・公設試への分析・試験委託費
  • 専門企業への技術コンサルティング費
外注費(3件)
  • 試作品の加工外注費
  • 技術検討に伴う設計外注費
  • 専門的な解析・シミュレーション外注費

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 人件費(自社社員の給与・手当等)
  • 設備・機械装置の購入費・リース費
  • 通信費・郵送費等の間接経費
  • 旅費・交通費
  • 事務用品等の一般管理費
  • 本助成事業の対象期間外に発生した経費
  • 他の公的助成金で補填される経費
  • 消費税および地方消費税

よくある質問

Q技術検討とは具体的にどのような活動が対象になりますか?
A

本助成事業で対象となる技術検討とは、製品・技術開発を実施するにあたって生じる技術的な課題を、社外の専門機関や企業の力を借りて検討する活動です。具体的には、新材料の特性評価、加工方法の実現可能性試験、既存製品の性能改善に向けた技術調査、試作品による機能検証などが含まれます。重要なのは、開発そのものではなく「開発前の技術的な検討」であること、そして社外資源を活用することが要件となっている点です。自社の技術者だけで行う検討は対象外です。

Q助成金はいつ受け取れますか?事業期間中に分割で受け取ることはできますか?
A

本助成事業の助成金は後払い方式です。技術検討が完了し、実績報告書を提出して審査を経た後に一括で交付されます。事業期間中の分割払いや概算払いは原則として行われません。そのため、技術検討にかかる経費(原材料費、委託費等)は、事業期間中は全額自社で負担する必要があります。最大で対象経費200万円(助成額100万円)の立替資金が必要となりますので、資金計画を事前に立てておくことをお勧めします。

Q個人事業主でも申請できますか?
A

はい、個人事業主も申請可能です。ただし、東京都内に主たる事業所を有していること、対象業種(建設業、製造業、情報通信業、運輸業・郵便業、卸売業・小売業)に該当する事業を営んでいること、開業届を税務署に提出済みであることなどの要件を満たす必要があります。法人格の有無は問われませんが、事業の実態があり、技術検討の必要性と実施体制を具体的に示せることが求められます。

Q申請期間が短いですが、どのように準備すればよいですか?
A

申請期間は約2週間と非常に短いため、公募開始前からの事前準備が不可欠です。具体的には、(1)日頃から東京都中小企業振興公社のWebサイトや公募情報をチェックし、公募時期を把握しておく、(2)技術課題の整理と社外パートナーの選定を事前に済ませておく、(3)見積書の取得を事前に依頼しておく、(4)過去の公募要領を参考に申請書のドラフトを準備しておく、の4点をお勧めします。申請書類の完成度が採択率に直結しますので、準備期間を十分に確保しましょう。

Q他の補助金と併用することはできますか?
A

同一の技術検討テーマについて他の公的助成金との重複受給は原則として認められません。ただし、本助成事業で技術検討を行い、その結果を踏まえて別の補助金(例:ものづくり補助金)で本格的な製品開発を行うという「ステップアップ型」の活用は可能です。この場合、各補助金の対象期間と対象経費が重複しないことが条件です。申請時には他の補助金の受給・申請状況を正確に報告する必要があります。

Q対象経費のうち、委託費と外注費の違いは何ですか?
A

一般的に、委託費は技術検討の企画・実施を含めて外部機関に一括して依頼する場合の費用です。例えば、大学研究室に特定の技術課題の調査・分析を一式で依頼する場合が該当します。一方、外注費は自社が主体となって技術検討を進める中で、特定の作業(加工、試験、解析等)を外部に発注する場合の費用です。いずれも社外資源の活用に該当しますが、技術検討の主体がどちらにあるかで区分が異なります。見積書や契約書の記載内容で判断されますので、申請前に確認しておきましょう。

Q不採択だった場合、再申請はできますか?
A

本助成事業の公募は年度ごとに実施されるため、当該年度の公募で不採択となった場合でも、次年度以降の公募に再申請することは可能です。再申請の際は、前回の不採択理由を踏まえて申請内容を改善することが重要です。技術課題の具体性、社外パートナーの選定理由、経費の妥当性など、審査で指摘された点を補強して再度チャレンジしましょう。なお、同一年度内に複数回の公募がある場合は、それぞれ別途申請が可能なケースもあります。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本助成事業は東京都(公益財団法人東京都中小企業振興公社)が実施する制度であり、同一の技術検討テーマについて他の公的助成金との重複受給は原則として認められません。ただし、技術検討(本助成事業)と製品開発(他の補助金)のように、フェーズが明確に異なる場合は、それぞれ別の補助金を活用するステップアップ型の戦略が有効です。 具体的には、本助成事業で技術的実現可能性を確認した後、東京都の「製品開発着手支援助成事業」の上位制度や、国の「ものづくり補助金」「小規模事業者持続化補助金」などを活用して本格的な製品開発に進むことが考えられます。また、技術検討の結果を踏まえて知的財産権の取得が必要になった場合は、東京都の「外国特許出願費用助成事業」なども併用候補となります。 注意点として、申請時に他の補助金の受給状況や申請状況を正確に申告する必要があります。虚偽の申告は不正受給とみなされ、助成金の返還を求められる場合があります。複数の補助金を戦略的に活用する場合は、各制度の対象期間・対象経費が重複しないよう慎重に計画を立てることが重要です。

詳細説明

製品開発着手支援助成事業とは

本助成事業は、東京都の公益財団法人東京都中小企業振興公社が実施する、中小企業の製品・技術開発を支援する助成制度です。最大の特徴は、製品開発そのものではなく、開発に着手する前段階の「技術的課題の検討」に焦点を当てている点にあります。

多くの中小企業は、新製品や新技術の開発に挑戦したいと考えていても、技術的な実現可能性が不明なまま開発に着手することにリスクを感じています。本助成事業は、そうした企業が社外の専門機関や企業の力を借りて技術的課題を事前に検討するための費用を助成することで、開発リスクの低減と開発成功率の向上を目指しています。

助成内容の詳細

助成限度額は100万円で、対象経費の1/2以内が助成されます。最下限額は10万円に設定されており、対象経費が20万円以上の技術検討であれば申請が可能です。対象期間は令和6年3月1日から令和7年2月28日までの最長1年間です。

  • 助成限度額:100万円(最下限10万円)
  • 助成率:対象経費の1/2以内
  • 対象期間:最長1年間

対象となる経費

対象経費は以下の2区分に限定されています。

  • 原材料・副資材費:技術検討に必要な試作材料、実験用素材、消耗品等
  • 委託・外注費:外部研究機関への技術検討委託、大学・公設試への分析依頼、専門企業への技術コンサルティング等

人件費や設備購入費、旅費などは対象外です。あくまで技術検討に直接必要な経費に限定されている点に注意が必要です。

対象となる企業

東京都内に主たる事業所を有する中小企業者が対象です。対象業種は建設業、製造業、情報通信業、運輸業・郵便業、卸売業・小売業と幅広く設定されています。個人事業主も申請可能です。

重要な要件として、技術検討において社外資源を活用することが求められます。自社の技術者だけで完結する検討は対象外となりますので、外部パートナーとの連携計画が必要です。

申請から助成金受領までの流れ

申請期間は令和5年11月13日から11月24日までの約2週間と短期間です。以下の流れで進行します。

  • 事前準備:技術課題の整理、社外パートナーの選定、見積取得
  • 申請書提出:申請期間内に所定の書類を提出
  • 審査・採択:書類審査および必要に応じて面接審査
  • 事業実施:交付決定後、計画に沿って技術検討を実施
  • 実績報告:技術検討完了後、実績報告書を提出
  • 助成金交付:報告内容の確認後、助成金が交付(後払い)

活用のポイント

本助成事業を最大限に活用するためのポイントは以下の通りです。

  • 技術課題を具体的に定義する:「何がわからないのか」「何を検証したいのか」を定量的に明確にしましょう
  • 適切な社外パートナーを選ぶ:課題解決に最適な専門性を持つ機関・企業を選定し、その理由を説明できるようにしましょう
  • 製品開発へのロードマップを示す:技術検討の結果をどう製品開発に活かすか、中長期的なビジョンを持ちましょう
  • ステップアップ型の補助金活用を計画する:本助成事業での技術検討結果を踏まえ、次のフェーズでは「ものづくり補助金」等のより大型の支援制度の活用を検討しましょう

注意事項

助成金は後払い方式のため、事業期間中の経費は自社で負担する必要があります。また、申請期間が約2週間と非常に短いため、公募情報を常にチェックし、事前準備を怠らないことが重要です。交付決定前に着手した事業や、対象期間外の経費は助成対象外となりますのでご注意ください。

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