募集終了全国対象
やや難しい
準備期間の目安: 約60

令和5年度技術協力活用型・新興国市場開拓事業費補助金(社会課題解決型国際共同開発事業(製品・サービス開発等支援事業))

基本情報

補助金額
1.2億円
補助率: 募集要項参照
0円1.2億円
募集期間
2023-01-18 〜 2023-02-20
対象地域日本全国
対象業種分類不能の産業
使途新たな事業を行いたい / 販路拡大・海外展開をしたい / イベント・事業運営支援がほしい / 研究開発・実証事業を行いたい / 人材育成を行いたい

この補助金のまとめ

令和5年度技術協力活用型・新興国市場開拓事業費補助金(社会課題解決型国際共同開発事業)は、日本の中堅・中小企業が新興国、特にアフリカ等の市場において経済的プレゼンスを確立するための製品・サービス開発を支援する補助金です。現地の社会課題やニーズに合致した製品・サービスの開発・改良・実証を行う事業が対象となります。新興国への進出を検討しているものの、資金面や人材面の制約から踏み出せない中堅・中小企業にとって、開発費用の一部を補助金で賄いながら海外市場開拓に挑戦できる貴重な機会です。経済産業省が所管し、日本貿易振興機構(JETRO)等の技術協力機関と連携した支援スキームが特徴で、単なる資金援助にとどまらない総合的な海外展開支援を受けることができます。

この補助金の特徴

1

新興国の社会課題をビジネスチャンスに変える支援設計

本補助金は、単なる輸出支援ではなく、新興国が抱える社会課題(インフラ不足、医療アクセス、農業生産性等)の解決と日本企業のビジネス展開を両立させる「社会課題解決型」の設計が最大の特徴です。現地ニーズの調査から製品・サービスの開発・改良・実証まで一貫して支援対象となるため、市場参入の初期段階から活用できます。

2

技術協力機関との連携による総合支援

JETRO等の技術協力機関と連携したスキームにより、補助金による資金支援だけでなく、現地のビジネス環境情報、パートナー企業の紹介、規制・制度面のアドバイスなど、海外展開に必要な総合的なサポートを受けられます。初めて新興国市場に進出する企業にとって、こうした伴走支援は事業成功の確度を大きく高めます。

3

中堅・中小企業の海外展開障壁を低減

新興国市場への進出は大きなビジネスポテンシャルがある一方、資金・人材の不足が障壁となりがちです。本補助金は中堅・中小企業を主な対象とし、製品・サービスの開発・改良に要する費用の一部を補助することで、リスクを抑えた海外市場開拓を可能にします。自社だけでは踏み出せなかった新興国ビジネスへの第一歩を後押しします。

4

アフリカ等の成長市場に特化した戦略的支援

本事業はアフリカをはじめとする成長著しい新興国市場を重点対象としています。アフリカは人口増加と経済成長が続く「最後のフロンティア」として注目されており、日本政府のTICAD(アフリカ開発会議)の方針とも連動した戦略的な支援プログラムです。競合が少ない今のうちに市場ポジションを確立できる好機といえます。

ポイント

新興国の社会課題解決とビジネス展開を両立させる補助金で、JETRO等の技術協力機関との連携による伴走支援が受けられます。中堅・中小企業の資金・人材不足を補い、特にアフリカ等の成長市場への進出リスクを低減する戦略的支援です。

対象者・申請資格

企業規模・形態

  • 日本国内に拠点を有する法人であること・中堅企業または中小企業であること(大企業は単独申請不可の場合あり)・新興国市場での事業展開を目指す明確な事業計画があること

事業要件

  • 新興国における社会課題の解決に資する製品・サービスの開発等であること・現地のニーズ調査や市場分析に基づいた事業計画であること・技術協力機関(JETRO等)との連携体制が構築できること・補助事業期間内に実施可能な具体的な開発計画があること

対象地域

  • 新興国(特にアフリカ、東南アジア、南アジア等の開発途上国)を対象市場とすること・日本政府の外交方針や経済協力政策と整合性があること

ポイント

日本国内に拠点を持つ中堅・中小企業が対象で、新興国(特にアフリカ等)の社会課題解決に資する製品・サービス開発の具体的な計画が必要です。JETRO等の技術協力機関との連携体制の構築も重要な要件となります。

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申請ガイド

1

ステップ1:事前準備と情報収集

まず経済産業省やJETROのウェブサイトで公募要領を確認し、対象となる新興国・分野を把握します。過去の採択事例も参考に、自社技術と現地ニーズの接点を明確にしましょう。JETROの海外事務所が持つ現地情報の活用も効果的です。

2

ステップ2:現地ニーズの調査・分析

対象国の社会課題や市場ニーズについて、既存の調査レポートやJETROのデータベースを活用して情報を整理します。可能であれば現地パートナーとのコンタクトも開始し、ニーズの具体性を高めましょう。

3

ステップ3:事業計画の策定

調査結果を踏まえ、開発する製品・サービスの概要、開発スケジュール、実施体制、収支計画、事業化の見通しを具体的にまとめます。社会課題の解決とビジネスの持続可能性の両立を示すことが重要です。

4

ステップ4:申請書類の作成と提出

公募要領に沿って申請書類を作成します。技術的な優位性、現地ニーズとの合致度、事業化の実現可能性、社会的インパクトを具体的に記載します。必要に応じてJETRO等の支援機関に相談しながら仕上げましょう。

5

ステップ5:採択後の事業実施と報告

採択された場合は交付決定後に事業を開始します。経費の適正管理、進捗報告の提出、成果報告書の作成を計画的に行い、事業終了後は実績報告と精算手続きを遅滞なく進めます。

ポイント

公募要領の確認から始め、現地ニーズ調査→事業計画策定→申請書作成の順に進めます。JETROの海外事務所や支援機関を積極的に活用し、社会課題解決とビジネスの両立を具体的に示す計画書が採択のポイントです。

審査と成功のコツ

現地ニーズの具体性と根拠の明示
審査では「本当に現地で求められている製品・サービスか」が厳しく問われます。現地調査データ、パートナー企業からのヒアリング結果、市場統計など、客観的な根拠に基づいてニーズの存在を示しましょう。抽象的な記述ではなく、具体的な課題と解決策のマッチングを明確にすることが重要です。
自社技術の優位性と差別化ポイント
新興国市場には先進国企業だけでなく中国・韓国企業も参入しています。自社の技術・製品が現地の既存ソリューションと比較してどのような優位性を持つのか、価格・品質・耐久性・メンテナンス性など具体的な差別化ポイントを提示することが求められます。
実施体制と現地パートナーシップ
中堅・中小企業が単独で新興国事業を成功させるのは困難です。現地の販売代理店、技術パートナー、政府機関等との連携体制を具体的に示し、事業の実行可能性を裏付けましょう。JETROの現地ネットワークの活用計画も有効です。
事業化の持続可能性とスケーラビリティ
補助金終了後も事業として継続・拡大できる見通しを示すことが重要です。収益モデル、価格設定の根拠、販売チャネル、他地域への展開可能性など、中長期的なビジネスプランの具体性が採択率を左右します。
社会課題解決のインパクト測定
「社会課題解決型」を掲げる本事業では、ビジネス成果だけでなく社会的インパクトの大きさも評価されます。受益者数、改善される指標、SDGsとの関連性など、定量的な成果目標を設定しましょう。

ポイント

現地ニーズの具体的根拠、自社技術の差別化、現地パートナーシップ、事業化の持続可能性、社会的インパクトの5つが採択の鍵です。特に客観データに基づくニーズ実証と補助金終了後の自走計画の具体性が重視されます。

対象経費

対象となる経費

人件費(3件)
  • プロジェクトマネージャー人件費
  • 技術者・研究者人件費
  • 現地調査員人件費
旅費・渡航費(3件)
  • 海外渡航費(航空券・宿泊費)
  • 国内出張旅費
  • 現地移動交通費
外注・委託費(4件)
  • 製品設計・開発委託費
  • 現地市場調査委託費
  • 翻訳・通訳費
  • 試験・検査費
設備・機器費(3件)
  • 試作品製作費
  • 実証実験用機器購入費
  • 計測器・試験装置リース費
原材料・消耗品費(3件)
  • 試作品用原材料費
  • 実験用消耗品費
  • サンプル製作費
その他経費(4件)
  • 現地での許認可取得費用
  • 知的財産権関連費用(特許出願等)
  • 展示会・セミナー参加費
  • 印刷・資料作成費

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 補助事業に直接関係のない一般管理費・間接経費
  • 土地・建物の取得費用
  • 既存設備の維持・修繕費用
  • 交際費・接待費・飲食費
  • 補助事業期間外に発生した経費
  • 他の補助金・助成金と重複する経費
  • 消費税および地方消費税
  • 自社の通常業務に係る経費(補助事業と明確に区分できないもの)

よくある質問

Qどのような企業が申請できますか?
A

日本国内に拠点を有する中堅企業・中小企業が主な対象です。新興国市場での製品・サービス展開を目指す具体的な事業計画を有していることが前提となります。業種の制限は特にありませんが、「社会課題解決型」の趣旨に合致する事業内容であることが求められます。大企業については単独申請が制限される場合がありますので、募集要項をご確認ください。コンソーシアム形式での申請も検討に値します。

Q対象となる新興国はどの地域ですか?
A

アフリカ、東南アジア、南アジアなどの開発途上国・新興国が主な対象地域です。特にアフリカ地域は日本政府のTICAD(アフリカ開発会議)の方針とも連動しており、重点的な支援対象となっています。ただし、具体的な対象国リストは年度の募集要項で確認が必要です。日本政府の外交・経済協力政策と整合性のある地域が優先される傾向にあります。

Q補助率と補助上限額はどのくらいですか?
A

補助率・補助上限額は募集要項に記載されます。年度や事業類型によって異なる場合があるため、必ず最新の募集要項をご確認ください。一般的にこの種の補助金では補助率2/3以内、補助上限額は数千万円程度が目安ですが、確定的な金額は公募時の要項に従ってください。経費の適正性は審査で厳しくチェックされるため、見積もり根拠を明確にしましょう。

Q申請から採択までどのくらいの期間がかかりますか?
A

一般的に公募期間は1〜2ヶ月程度で、申請締切後の審査には1〜2ヶ月程度を要します。採択結果は経済産業省のウェブサイト等で公表されます。採択後は交付申請・交付決定の手続きが必要で、実際に事業を開始できるのは交付決定後となります。全体のスケジュールを逆算し、余裕を持った準備をお勧めします。特に現地調査やパートナー候補との調整は時間がかかるため、早めに着手しましょう。

Q海外展開の経験がない企業でも申請できますか?
A

海外展開の経験がなくても申請は可能です。むしろ本補助金は、資金や人材の不足から海外展開に踏み出せない中堅・中小企業の支援を目的としています。ただし、事業の実現可能性を示す必要があるため、JETROの「新輸出大国コンソーシアム」等の支援を事前に活用し、海外展開の基礎知識や現地情報を得ておくことを強く推奨します。現地パートナーの確保や支援機関との連携体制の構築も、審査において有利に働きます。

QJETROとの連携は必須ですか?
A

「技術協力活用型」という事業名が示すとおり、技術協力機関との連携は本事業の重要な要素です。JETROとの連携が必須かどうかは募集要項の記載によりますが、採択の可能性を高める上では、JETROの海外事務所や専門家のネットワークを積極的に活用することが強く推奨されます。JETROは無料相談窓口も設けており、申請前の段階から気軽に相談できます。

Q補助金で開発した製品の知的財産権はどうなりますか?
A

補助事業で得られた知的財産権(特許権、実用新案権、意匠権等)は、原則として補助事業者に帰属します。ただし、一定期間は経済産業大臣の承認なく第三者に譲渡・専用実施権の設定ができない等の制約が課される場合があります。また、収益が一定額を超えた場合には補助金の一部返還が求められることもあります。知的財産戦略は事業計画策定時から検討し、必要に応じて弁理士等の専門家に相談することをお勧めします。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金と併用を検討すべき支援制度として、まずJETROの「新輸出大国コンソーシアム」があります。海外展開の専門家によるハンズオン支援が無料で受けられ、本補助金の事前準備段階から活用できます。また、中小企業庁の「JAPANブランド育成支援事業」は海外市場でのブランディングや販路開拓を支援しており、製品開発後の市場投入フェーズで補完的に活用可能です。資金面では、日本政策金融公庫の「海外展開・事業再編資金」による低利融資や、NEXI(日本貿易保険)の貿易保険を組み合わせることで、新興国ビジネス特有のカントリーリスクへの備えも強化できます。なお、同一事業・同一経費に対する他の国庫補助金との重複受給はできないため、支援制度ごとにフェーズや対象経費を明確に分けて申請計画を立てることが重要です。JICA(国際協力機構)の民間連携事業との連携も、現地での事業基盤構築に有効です。

詳細説明

事業の背景と目的

新興国、特にアフリカ、東南アジア、南アジアなどの地域は、急速な人口増加と経済成長を背景に巨大な市場ポテンシャルを有しています。一方で、インフラ整備の遅れ、医療・教育アクセスの不足、農業生産性の課題など、多くの社会課題を抱えています。日本企業の優れた技術力はこうした課題の解決に大きく貢献できるものの、中堅・中小企業にとっては資金面・人材面の制約が新興国市場への参入障壁となっていました。

本補助金は、経済産業省が所管する「技術協力活用型・新興国市場開拓事業」の一環として、日本の中堅・中小企業が新興国の社会課題解決に資する製品・サービスを開発・改良し、現地市場に投入することを支援する制度です。

支援の特徴と仕組み

本事業の最大の特徴は、「技術協力活用型」という名称が示すとおり、JETRO(日本貿易振興機構)をはじめとする技術協力機関との連携が組み込まれている点です。単なる補助金交付にとどまらず、以下のような総合的な支援を受けることができます。

  • 現地市場情報の提供:JETROの海外事務所ネットワークを通じた最新の市場動向・規制情報
  • パートナーマッチング:現地の販売代理店、技術パートナー、政府機関等とのマッチング支援
  • ビジネス環境アドバイス:進出先国の商習慣、法制度、税制等に関する専門的アドバイス
  • 実証フィールドの確保:現地での製品・サービスの実証実験環境の確保支援

対象となる事業内容

補助対象となるのは、新興国における社会課題の解決に資する製品・サービスの開発、改良、実証に関する事業です。具体的には以下のような活動が想定されます。

  • 現地の気候・インフラ環境に適合させるための製品改良
  • 現地ニーズに合わせた新製品・新サービスの開発
  • 現地での実証実験・パイロット事業の実施
  • 現地規格・認証への適合対応
  • 現地パートナーとの共同開発

想定される対象分野

社会課題解決型という性質上、以下のような分野が特に親和性が高いとされています。

  • 医療・ヘルスケア:遠隔医療、簡易診断機器、衛生用品
  • 農業・食品:灌漑技術、収穫後処理技術、食品加工機器
  • エネルギー・環境:太陽光発電、浄水装置、廃棄物処理
  • 教育・ICT:eラーニング、モバイルソリューション、決済システム
  • インフラ・防災:簡易住宅、防災技術、交通システム

申請にあたっての重要ポイント

採択を目指す上で、以下の点を押さえた申請書作成が求められます。

  • 社会課題の明確化:対象国・地域が抱える具体的な社会課題を特定し、その深刻度と解決の必要性を客観データで示すこと
  • ソリューションの適合性:自社の技術・製品がなぜその課題解決に適しているのか、技術的根拠を明確に説明すること
  • 市場性の実証:現地での需要規模、競合状況、価格受容性などを調査・分析し、ビジネスとしての成立可能性を示すこと
  • 実施体制の具体性:社内体制、現地パートナー、支援機関との役割分担を明確にし、実行可能性を裏付けること
  • 出口戦略:補助期間終了後の事業化計画、収益化の道筋、スケールアップの方針を具体的に示すこと

過去の採択傾向と注意事項

過去の採択事例を分析すると、現地ニーズの具体性事業化の実現可能性が高く評価される傾向にあります。技術的に優れていても現地ニーズとの接点が曖昧な提案や、補助金終了後の自走計画が不明確な提案は採択されにくい傾向があります。また、既に現地とのコネクションや事前調査の実績がある企業は、計画の実現可能性が高いと評価されやすくなります。

申請にあたっては、補助率や補助上限額は募集要項で必ず確認してください。年度によって条件が変更される場合があります。また、交付決定前に着手した事業は補助対象外となるため、スケジュール管理には十分ご注意ください。

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