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令和3年度「高等教育機関における共同講座創造支援事業費補助金(中小企業新事業創出促進対策事業)」

基本情報

補助金額
5000万円
補助率: 定額
0円5000万円
募集期間
2022-01-04 〜 2022-01-26
対象地域日本全国
対象業種分類不能の産業
使途人材育成を行いたい

この補助金のまとめ

高等教育機関における共同講座創造支援事業費補助金は、経済産業省が実施する人材育成支援制度です。企業等が大学や高等専門学校といった高等教育機関に、産業界のニーズに即した共同講座・コース・学科等を設置する際の費用を助成します。補助上限額は約5,000万円で、補助率は定額となっています。本事業の特徴は、企業内人材のアップスキリング・リスキリングと、産業界が求める専門人材の輩出を同時に実現できる点にあります。なお、本公募は企業等に直接補助金を交付するものではなく、交付事務等を行う補助事業者(民間団体等)を公募する間接補助スキームである点に注意が必要です。産業構造の変化に対応した実践的な人材育成プログラムの構築を目指す企業にとって、大学等との連携を加速させる有力な支援策です。

この補助金の特徴

1

産学連携による実践的人材育成

企業が大学・高専等に共同講座やコース・学科を設置することで、産業界の最新ニーズを反映したカリキュラムを構築できます。座学だけでなく、企業の実務課題に基づいた実践的な教育プログラムを展開でき、即戦力人材の育成に直結します。企業と教育機関双方の知見を融合させた質の高い人材育成が可能です。

2

アップスキリング・リスキリングの推進

既存社員のスキル向上(アップスキリング)や新たなスキル習得(リスキリング)を、高等教育機関の体系的なカリキュラムを通じて実現します。社内研修では得られない学術的知見と最新の研究成果に触れることで、社員の専門性を飛躍的に高められます。DX人材やGX人材など、今後需要が高まる分野への人材転換にも活用できます。

3

補助上限約5,000万円の手厚い支援

定額補助で最大約5,000万円という大型の支援が受けられるため、本格的な共同講座の設置・運営に必要な費用を幅広くカバーできます。講座の企画設計から教材開発、講師派遣、設備整備まで、包括的な取り組みを推進する資金的裏付けとなります。

4

将来の採用パイプラインの構築

共同講座を通じて当該分野の学生を輩出することで、企業にとっては将来の優秀な人材の採用パイプラインを構築する効果も期待できます。学生が在学中から企業の技術や文化に触れることで、入社後のミスマッチを防ぎ、定着率向上にもつながります。

ポイント

産学連携で実践的な共同講座を設置し、社員のリスキリングと将来人材の輩出を同時に実現できる最大約5,000万円の大型補助金です。間接補助スキームのため、補助事業者を通じた申請となる点を押さえましょう。

対象者・申請資格

対象となる事業者

  • 企業等が高等教育機関(大学・高等専門学校等)に共同講座・コース・学科等を設置する事業であること
  • 本公募は補助事業者(民間団体等)を公募するものであり、最終的に補助を受ける企業等は間接補助事業者となる

事業内容の要件

  • 産業界のニーズに即した人材育成に資する共同講座等であること
  • 間接補助事業者内の人材のアップスキリング・リスキリングに寄与する内容であること
  • 当該分野の学生の輩出につながる教育プログラムであること

補助事業者の要件

  • 企業等への補助金の交付事務等を適切に行える民間団体等であること
  • 事業の進捗管理・成果報告等を適切に実施できる体制を有すること

ポイント

本公募は企業等への直接補助ではなく、交付事務を行う補助事業者(民間団体等)の公募です。最終的な補助対象は高等教育機関に共同講座等を設置する企業等となりますので、申請構造をよく確認してください。

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申請ガイド

1

ステップ1:公募要領の確認と事業計画の策定

経済産業省の公募要領を精読し、補助対象事業・経費・スケジュールを把握します。補助事業者として応募する場合は、交付事務の実施体制や間接補助事業者の選定方法を具体的に計画します。

2

ステップ2:連携先の高等教育機関との協議

共同講座を設置する大学・高専等と、カリキュラム内容・講師体制・受講者数・成果目標等について具体的に協議します。産業界のニーズと教育機関のリソースを擦り合わせ、実効性の高いプログラムを設計します。

3

ステップ3:申請書類の作成と提出

事業計画書、収支予算書、実施体制図等の必要書類を作成します。人材育成の具体的な成果指標(受講者数、スキル習得率、就職・配置転換実績等)を明確に設定し、事業の実現可能性と効果を説得力ある形で記載します。

4

ステップ4:審査・採択後の事業実施

採択後は交付申請を行い、事業計画に沿って共同講座の設置・運営を進めます。補助事業者は間接補助事業者への交付事務を適切に遂行し、進捗管理と経理処理を確実に実施します。

5

ステップ5:成果報告と実績報告

事業完了後、実績報告書を提出します。人材育成の成果(受講者のスキル向上度、学生の輩出状況等)を定量的に報告し、事業の効果を明確に示します。

ポイント

間接補助スキームのため、補助事業者と間接補助事業者(企業等)で役割が異なります。申請にあたっては、高等教育機関との連携体制の具体性と、人材育成の成果目標の明確さが審査のポイントとなります。

審査と成功のコツ

産業ニーズの具体的な裏付け
申請にあたっては、なぜその分野の人材育成が必要なのかを、産業界の動向データや自社の人材課題を用いて具体的に示すことが重要です。抽象的な必要性の主張ではなく、市場規模・技術トレンド・人材需給ギャップ等の定量データで裏付けましょう。
教育プログラムの実効性と独自性
既存の大学講座の焼き直しではなく、企業の実務知見を活かした独自のカリキュラム設計が求められます。企業からの講師派遣、実データを用いた演習、インターンシップとの連動など、産学連携ならではの付加価値を明確にアピールしてください。
成果指標の具体性と測定可能性
受講者数だけでなく、スキル習得度・資格取得率・配置転換実績・学生の就職率など、多角的かつ測定可能な成果指標を設定します。事業終了後の自走化計画も含めて、持続的な人材育成の仕組みとして提案することが高評価につながります。
実施体制の充実度
企業側のプロジェクト責任者、教育機関側の担当教員、事務局体制など、関係者の役割分担と連携フローを明確に示します。補助事業者として応募する場合は、交付事務の実績や管理体制の信頼性も重要な評価要素です。
波及効果の訴求
自社だけでなく、業界全体や地域経済への波及効果を示すことで、公益性の高い事業として評価されやすくなります。講座の成果物(教材・カリキュラム)の公開・展開計画も盛り込むと効果的です。

ポイント

産業ニーズの定量的裏付け、産学連携ならではの独自カリキュラム、測定可能な成果指標の3点が採択の鍵です。事業終了後の自走化計画と業界への波及効果も忘れずに盛り込みましょう。

対象経費

対象となる経費

講座設置・運営費(4件)
  • 共同講座の企画設計費
  • カリキュラム開発費
  • 教材・テキスト作成費
  • 講座運営に必要な消耗品費
人件費・謝金(4件)
  • 企業側講師の派遣に係る人件費
  • 外部専門家への謝金
  • 事務局スタッフの人件費
  • TA(ティーチングアシスタント)謝金
設備・備品費(3件)
  • 講座実施に必要な機器・設備の購入費
  • ソフトウェアライセンス費
  • 実験・実習用の備品費
旅費・交通費(3件)
  • 講師の旅費・交通費
  • 連携先機関との打合せに係る旅費
  • 視察・調査に係る旅費
委託費・外注費(3件)
  • プログラム評価に係る外部委託費
  • 広報・周知に係る外注費
  • システム開発・運用に係る委託費

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 補助事業に直接関係のない一般管理費・間接経費
  • 土地の取得費および建物の建設費
  • 補助事業の目的外で使用される汎用的な事務機器の購入費
  • 飲食費・接待費・交際費
  • 補助事業者の経常的な運営に係る経費
  • 他の補助金等で手当てされている経費との重複計上
  • 消費税および地方消費税(仕入税額控除が可能な場合)

よくある質問

Qこの補助金は企業が直接申請できますか?
A

本公募は、企業等に直接補助金を交付するものではありません。企業等への補助金の交付事務等を行う「補助事業者」(民間団体等)を公募するものです。企業等は、採択された補助事業者を通じて間接補助事業者として支援を受ける形となります。したがって、企業が共同講座の設置費用の補助を受けたい場合は、採択された補助事業者の公募に応募する必要があります。補助事業者の情報は経済産業省のウェブサイト等で公表されますので、そちらをご確認ください。

Q共同講座はどのような分野が対象ですか?
A

対象分野に厳密な限定はなく、産業界のニーズに即した人材育成に資する分野であれば幅広く対象となります。具体的には、AI・データサイエンス、DX(デジタルトランスフォーメーション)、カーボンニュートラル・GX(グリーントランスフォーメーション)、先端製造技術、サイバーセキュリティなどが想定されます。重要なのは、産業界が実際に必要としている人材の育成に直結する内容であること、そして企業内人材のスキル向上と学生の輩出の両面で成果が見込めることです。

Q補助率が「定額」とはどういう意味ですか?
A

「定額」補助とは、事業経費の一定割合(例:2/3や1/2)を補助する「定率」補助とは異なり、採択された事業計画に基づいて一定の金額が補助されるという方式です。本補助金の場合、上限額は約5,000万円で、審査を通じて事業内容に応じた補助金額が決定されます。定額補助では補助対象経費の全額が補助される可能性がありますが、実際の補助金額は事業規模や内容の審査結果によって決まります。

Q現在この補助金に申請することはできますか?
A

現在、本補助金の公募は終了しています(ステータス:受付終了)。令和3年度の事業として実施されたものであり、新規の申請は受け付けておりません。ただし、同様の趣旨の事業が後年度に実施される可能性がありますので、経済産業省の補助金・公募情報ページや、産業人材課の発表を定期的にチェックされることをお勧めします。類似の人材育成支援制度として、厚生労働省の人材開発支援助成金なども検討してみてください。

Q中小企業でも活用できますか?
A

本事業の正式名称に「中小企業新事業創出促進対策事業」と含まれている通り、中小企業の人材育成も重要な政策目的の一つです。中小企業が単独で大学等に共同講座を設置することが難しい場合でも、業界団体や複数企業の連携による取り組みとして参画できる可能性があります。間接補助事業者として採択された補助事業者の公募内容を確認し、中小企業としての参加方法を相談されることをお勧めします。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は高等教育機関との共同講座設置に特化した制度ですが、人材育成の取り組みを多面的に推進するために他の支援策との組み合わせも検討しましょう。厚生労働省の「人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)」は、社員が共同講座を受講する際の訓練経費や賃金の一部を助成するもので、本補助金と対象経費が重複しない範囲で併用が可能です。また、経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」も、個人のスキル習得を支援する制度として補完的に活用できます。DX分野の人材育成であれば「デジタル人材育成プラットフォーム」等の無料学習コンテンツを講座の予習教材として活用する方法もあります。地方自治体独自の産学連携支援補助金がある地域もありますので、設置先の自治体の制度も確認してください。ただし、同一経費への二重補助は認められないため、経費の区分けを明確にし、各制度の事務局に併用可否を事前確認することが重要です。

詳細説明

高等教育機関における共同講座創造支援事業費補助金とは

本補助金は、経済産業省が実施する「中小企業新事業創出促進対策事業」の一環として、企業等が大学や高等専門学校等の高等教育機関に人材育成に係る共同講座やコース・学科等を設置する費用を助成する制度です。産業構造の急速な変化に対応するため、産業界のニーズに即した実践的な人材育成を加速させることを目的としています。

事業の背景と目的

デジタル化やグリーン化の進展により、企業が求める人材像は大きく変化しています。しかし、従来の大学教育と産業界のニーズとの間にはギャップが存在し、企業が必要とする専門人材の確保が困難な状況が続いています。本事業は、企業と高等教育機関が連携して共同講座等を設置することで、このギャップを解消し、産業界が真に必要とする人材の育成を推進します。

補助の仕組み(間接補助スキーム)

本公募の重要な特徴として、企業等に直接補助金を交付するものではない点があります。本公募は、企業等への補助金の交付事務等を行う「補助事業者」(民間団体等)を公募するものです。採択された補助事業者が、共同講座を設置する企業等(間接補助事業者)を選定し、補助金の交付事務を行うという二段階の構造になっています。

  • 補助事業者:交付事務等を行う民間団体等(本公募の直接の対象)
  • 間接補助事業者:実際に共同講座等を設置する企業等
  • 連携先:大学・高等専門学校等の高等教育機関

補助金額と補助率

補助上限額は約5,000万円、補助率は定額です。定額補助のため、採択された事業計画の範囲内で補助金額が確定します。大型の支援額により、本格的な共同講座の設置・運営に必要な費用を包括的にカバーすることが可能です。

期待される成果

本事業を通じて、以下の成果が期待されています。

  • 間接補助事業者(企業等)内の人材のアップスキリング・リスキリングの実現
  • 産業界のニーズに即した専門分野の学生の輩出
  • 企業と高等教育機関の持続的な連携関係の構築
  • 産業界全体の人材育成エコシステムの強化

対象となる取り組みの例

  • AI・データサイエンス分野の共同講座設置による社員のDXスキル習得
  • カーボンニュートラル関連技術の専門コース設置によるGX人材育成
  • 先端製造技術に関する学科設置による次世代エンジニアの養成
  • サイバーセキュリティ分野の共同プログラムによる専門人材の育成

申請時の留意事項

申請にあたっては、以下の点に特に留意が必要です。

  • 事業スキームの理解:間接補助の構造を正確に把握し、補助事業者と間接補助事業者それぞれの役割・責任を明確にすること
  • 連携体制の具体性:高等教育機関との連携内容(カリキュラム、講師体制、受講者数等)を具体的に計画すること
  • 成果目標の設定:人材育成の成果を定量的に測定できる指標を設定すること
  • 自走化計画:補助期間終了後も講座を継続する計画を示すこと

問い合わせ先

本事業に関するお問い合わせは、経済産業省 経済産業政策局 産業人材課までご連絡ください。公募要領や申請様式等の詳細情報も同課から入手可能です。

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