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やや難しい
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【環境省】【R8年度】Scope3排出量削減のための企業間連携による省CO2設備投資促進事業

基本情報

補助金額
10000000.0億円
0円10000000.0億円
募集期間
2026-01-13 〜 2026-02-05
対象地域日本全国
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 公務(他に分類されるものを除く) / 分類不能の産業 / 農業、林業 / 鉱業、採石業、砂利採取業 / 運輸業、郵便業 / 卸売業、小売業 / 金融業、保険業 / 不動産業、物品賃貸業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 宿泊業、飲食サービス業 / 生活関連サービス業、娯楽業 / 教育、学習支援業 / 医療、福祉
使途新たな事業を行いたい / 販路拡大・海外展開をしたい / イベント・事業運営支援がほしい / 事業を引き継ぎたい / 研究開発・実証事業を行いたい / 人材育成を行いたい / 資金繰りを改善したい / 雇用・職場環境を改善したい / 災害(自然災害、感染症等)支援がほしい / 安全・防災対策支援がほしい / まちづくり・地域振興支援がほしい / 設備整備・IT導入をしたい / エコ・SDGs活動支援がほしい / 教育・子育て・少子化支援がほしい / スポーツ・文化支援がほしい

この補助金のまとめ

本事業は環境省が実施する、Scope3排出量の削減を目的とした企業間連携による省CO2設備投資促進事業です。自社のサプライチェーン全体(Scope3)のCO2排出量削減に向けて、複数の企業が連携しながら省エネ設備・低炭素設備への投資を行う取り組みを国が補助します。脱炭素経営の推進やカーボンニュートラルへの対応が求められる昨今、取引先・グループ企業と協力してCO2削減目標を達成するための強力な支援制度です。製造業・流通業・サービス業など業種を問わず幅広い企業が対象となり、全国どの地域でも申請可能です。グリーン調達・ESG投資対応・SBT認定取得を検討している企業にとって特に有効な補助金であり、サプライチェーン脱炭素化の実績として取引先・投資家へのアピールにも活用できます。

この補助金の特徴

1

企業間連携によるScope3削減支援

サプライチェーン全体のCO2排出量(Scope3)削減を目的とした、複数企業が連携して取り組む省CO2設備投資が補助対象です。単独企業では実現しにくい大規模な脱炭素化を、取引先・協力会社と共同で推進できます。

2

幅広い業種・全国対応

農業・製造業・小売業・医療福祉など20業種以上が対象で、全47都道府県の企業が申請可能な全国規模の補助金です。業種や地域の制限が少なく、多様なサプライチェーン構成に対応しています。

3

省CO2設備投資への直接補助

CO2排出量を削減するための具体的な設備(省エネ機器・再生可能エネルギー設備・生産工程改善設備等)への投資費用が補助されます。投資コストの削減により、脱炭素化への第一歩が踏み出しやすくなります。

4

環境省直轄の信頼性の高い補助制度

環境省が直接所管する国の補助事業であり、採択実績が公表されるため社外への信頼性が高く、取引先・投資家へのESGアピールにも活用できます。

5

脱炭素経営・SBT対応に直結

Scope3排出量の可視化・削減に取り組む本事業は、SBT(Science Based Targets)認定取得やGHGプロトコル対応にも直結しており、ESG経営推進の実績として対外的にアピールできます。

ポイント

本補助金最大のポイントは「企業間連携」という要件です。自社だけでなくサプライヤーや顧客企業と共同で申請することで、Scope3削減というより大きなインパクトを生み出せます。単独申請が難しい中小企業も、連携相手を見つけることで採択可能性が高まります。

対象者・申請資格

基本要件

  • 日本国内に事業拠点を有する法人または個人事業主であること
  • 複数企業が連携してScope3排出量削減に取り組む体制を構築できること
  • 補助対象設備の導入によりCO2排出量の削減効果が定量的に見込まれること

業種要件

  • 農業・林業、漁業、鉱業、建設業、製造業など幅広い業種が対象
  • 電気・ガス・熱供給・水道業、情報通信業、運輸業、卸売・小売業
  • 金融業、保険業、不動産業、学術研究、宿泊業、医療・福祉等も含む全20業種

連携要件

  • サプライチェーン上の複数企業(取引先・グループ会社等)で共同申請が必要
  • 各連携企業がScope3排出量の現状把握・削減目標を設定していること
  • 連携企業間で役割分担・費用負担について事前に合意していること

設備要件

  • 省CO2効果が定量的に証明できる設備・機器への投資であること
  • 新設・更新を問わず対象(既存設備の高効率化も含む)

ポイント

最も重要な要件は「企業間連携」です。単独申請は原則不可のため、まずサプライチェーン上の取引先・協力会社と連携協議を始めることが採択への第一歩です。Scope3排出量の現状把握ができていない場合は、事前にGHG排出量算定ツールの活用を推奨します。

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申請ガイド

1

ステップ1:連携企業の選定・協議

サプライチェーン上の取引先・グループ企業にアプローチし、共同申請の意向を確認します。連携企業の選定は採択審査の重要な評価軸となるため、CO2削減効果が大きい取引関係(購買・物流・製造委託等)を優先しましょう。

2

ステップ2:Scope3排出量の現状把握

GHGプロトコルに基づくScope3排出量を算定します。サプライヤーから購入した製品・サービスのCO2排出量(カテゴリ1)や輸送・配送(カテゴリ4・9)などを中心に現状値を把握し、削減目標を設定します。

3

ステップ3:導入設備の検討・見積取得

省CO2効果のある設備(高効率製造設備、省エネ空調・照明、再生可能エネルギー設備、EV・FCV等)を選定し、複数メーカーから見積を取得します。設備のCO2削減効果を数値で示せる資料を準備します。

4

ステップ4:事業計画書の作成

連携体制・役割分担・CO2削減目標・費用対効果・スケジュールを具体的に記載した事業計画書を作成します。環境省の公募要領に沿ったフォーマットで作成することが重要です。

5

ステップ5:jGrantsでの申請

申請はjGrants(電子申請システム)を通じて行います。添付ファイルが30MBを超える場合は事前に環境省担当課(TOKUKAI@env.go.jp)へ連絡が必要です。

6

ステップ6:審査・採択・交付申請

書面審査・必要に応じてヒアリングを経て採択が決定します。採択後は交付申請を行い、設備発注・工事・完了報告の順で進めます。

ポイント

申請の成否を分けるのは「Scope3削減効果の定量的根拠」です。削減量をCO2-t換算で具体的に示せるかどうかが審査の核心です。計算根拠となるデータ収集(電力使用量、燃料消費量、輸送量等)を早期に開始してください。

審査と成功のコツ

採択事例の研究
過去の採択事例を環境省ウェブサイトで確認し、連携構成・設備種類・削減目標の水準を把握します。審査員が重視する要素を理解することで、より説得力のある計画書が作成できます。
CO2削減効果の最大化
審査では投資額あたりのCO2削減量(費用対効果)が重視されます。複数の設備導入シナリオを比較し、最も効率的な削減が実現できる組み合わせを選択しましょう。
連携の深さと広さ
2社間の連携より、サプライチェーン全体を巻き込んだ多層的な連携体制が高く評価されます。Tier1だけでなくTier2・Tier3のサプライヤーも含めた計画を検討してください。
専門家の活用
GHG排出量算定やカーボンフットプリント計算には専門知識が必要です。中小企業診断士、環境コンサルタント、またはJ-クレジット制度の登録機関などの専門家への相談を推奨します。
報告義務への備え
採択後は事業完了報告・効果測定報告が義務付けられます。設備導入前後のCO2排出量を正確に計測・記録できる体制を事前に整備しておくことが重要です。

ポイント

採択率を高める最大のコツは「Scope3削減の具体性と連携の必然性」を計画書に落とし込むことです。なぜその企業と連携するのか、なぜその設備でなければならないのかを、データで裏付けた論理的な計画書が採択への近道です。

対象経費

対象となる経費

省CO2設備費(5件)
  • 高効率製造設備
  • 省エネ空調・冷凍冷蔵設備
  • LED照明設備
  • 高効率ボイラー・コンプレッサー
  • インバーター制御設備
再生可能エネルギー設備費(4件)
  • 太陽光発電設備
  • 太陽熱利用設備
  • バイオマスエネルギー設備
  • 蓄電池システム
輸送・物流改善設備費(3件)
  • 電気自動車(EV)・燃料電池車(FCV)
  • 電動フォークリフト
  • 荷積み効率化設備
計測・管理システム費(3件)
  • エネルギー管理システム(BEMS/FEMS)
  • CO2排出量モニタリングシステム
  • スマートメーター
工事費・付帯費(3件)
  • 設備設置工事費
  • 既存設備撤去費(新設に伴うもの)
  • 試運転費用

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 土地・建物の取得・建設費
  • 汎用性の高いパソコン・タブレット等のIT機器
  • 補助事業に直接関係しない備品・消耗品
  • 人件費(補助事業に係る直接人件費を除く)
  • 接待・交際費
  • 税金・各種保険料
  • 借入金の利子・返済費用
  • 他の補助金との重複受給部分

よくある質問

QScope3排出量を算定していないと申請できませんか?
A

申請時点でScope3排出量の詳細な算定が完了していなくても申請は可能ですが、補助対象設備によるCO2削減効果を定量的に示すことが求められます。少なくとも削減対象となる排出カテゴリの現状値把握は必要です。環境省が公開しているGHG排出量算定支援ツールや、サプライチェーンCO2見える化ツールを活用することを推奨します。

Q何社以上の連携が必要ですか?
A

公募要領に具体的な最低連携企業数が定められていますが、基本的に2社以上の連携が必要です。ただし、連携の規模・深さ・サプライチェーン上の位置関係も審査で評価されるため、可能な限り多くの企業を巻き込んだ計画が採択に有利です。

Q中小企業でも申請できますか?
A

はい、中小企業も申請可能です。むしろ大企業のサプライヤーである中小企業が参画することで、サプライチェーン全体のScope3削減につながるため、中小企業の参加は積極的に推奨されています。大企業と中小企業の混合チームでの申請も可能です。

Q補助率・補助上限額はいくらですか?
A

補助率・補助上限額は公募要領で詳細が定められますが、過去の採択事例では補助率1/2〜2/3、補助上限額は数千万円〜数億円規模のプロジェクトも採択されています。最新の公募要領をご確認ください。

Q採択後に設備を変更することはできますか?
A

採択後の設備変更は原則として認められていませんが、軽微な変更については交付決定機関への変更申請により認められる場合があります。大幅な変更は採択取り消しの原因となるため、申請前に設備選定を慎重に行うことが重要です。

QjGrantsでの申請で30MBを超えるファイルはどうすればよいですか?
A

添付ファイルが30MBを超える場合は、jGrantsでの受付ができない可能性があります。その場合は事前に環境省地球環境局地球温暖化対策課特別会計執行係(TOKUKAI@env.go.jp)にご連絡ください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本事業はScope3削減に特化した補助金であるため、他の脱炭素・省エネ関連補助金との組み合わせで相乗効果が期待できます。経済産業省・NEDO所管の「省エネルギー投資促進支援事業費補助金」は同一設備への重複申請は不可ですが、異なる設備・フェーズへの活用が可能です。中小企業が対象の「ものづくり補助金(グリーン枠)」や「事業再構築補助金(グリーン成長枠)」と組み合わせることで、設備投資の自己負担をさらに軽減できます。また、J-クレジット制度への登録と組み合わせることで、CO2削減量をクレジット化して追加収益を得ることも可能です。なお、同一設備・同一事業への国費の重複申請は禁止されているため、事前に各事業の対象経費・採択時期を整理し、補助金コーディネーターや専門家に相談することを推奨します。

詳細説明

事業概要

本事業は、環境省が推進するカーボンニュートラル実現に向けた取り組みの一環として、企業間のサプライチェーンにおけるScope3排出量の削減を目的としています。複数の企業が連携して省CO2設備への投資を行うことで、個社単独では達成困難な大規模なCO2削減を実現する画期的な補助制度です。

Scope3排出量とは

GHGプロトコルでは、企業のCO2排出量をScope1・2・3に分類しています。

  • Scope1:自社の事業活動による直接排出(燃料燃焼等)
  • Scope2:他社から供給されたエネルギーの使用による間接排出(購入電力等)
  • Scope3:サプライチェーン全体での間接排出(原材料調達・製品使用・廃棄等)

多くの企業においてScope3は総排出量の70〜90%を占めるとされており、本格的なカーボンニュートラル達成にはScope3削減が不可欠です。

補助対象となる主な設備

  • 高効率製造設備・生産設備の更新
  • 省エネ空調・冷凍冷蔵設備
  • LED照明・高効率ボイラー・コンプレッサー
  • 太陽光発電・蓄電池システム
  • 電気自動車(EV)・燃料電池車(FCV)への転換
  • エネルギー管理システム(BEMS/FEMS)

申請にあたっての重要事項

申請はjGrants(電子申請システム)を通じて行います。提出ファイルが30MBを超える場合は、事前に環境省担当課へご連絡ください。

問い合わせ先:環境省地球環境局地球温暖化対策課特別会計執行係
E-Mail:TOKUKAI@env.go.jp

次回公募に向けた準備

本事業(R8年度)は現在募集終了となっていますが、毎年度継続して公募が実施されています。次回公募に備えて以下の準備を進めることを推奨します。

  1. Scope3排出量の現状把握と算定体制の整備
  2. 連携候補企業との事前協議
  3. 導入設備の検討と見積取得
  4. 省CO2設備投資計画の策定

関連書類・リンク