募集終了全国対象
非常に難しい
準備期間の目安: 約60

【三次公募】 令和7年度 プラスチック等資源循環システム構築実証事業(代替素材事業・リサイクル事業)

基本情報

補助金額
14.7億円
補助率: 1/2以内、または1/3以内(公募要領参照)
0円14.7億円
募集期間
2025-08-07 〜 2025-09-29
対象地域日本全国
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 公務(他に分類されるものを除く) / 分類不能の産業 / 農業、林業 / 鉱業、採石業、砂利採取業 / 運輸業、郵便業 / 卸売業、小売業 / 金融業、保険業 / 不動産業、物品賃貸業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 宿泊業、飲食サービス業 / 生活関連サービス業、娯楽業 / 教育、学習支援業 / 医療、福祉
使途新たな事業を行いたい / 販路拡大・海外展開をしたい / イベント・事業運営支援がほしい / 事業を引き継ぎたい / 研究開発・実証事業を行いたい / 人材育成を行いたい / 資金繰りを改善したい / 雇用・職場環境を改善したい / 災害(自然災害、感染症等)支援がほしい / 安全・防災対策支援がほしい / まちづくり・地域振興支援がほしい / 設備整備・IT導入をしたい / エコ・SDGs活動支援がほしい / 教育・子育て・少子化支援がほしい / スポーツ・文化支援がほしい

この補助金のまとめ

プラスチック等資源循環システム構築実証事業は、環境省が推進する脱炭素・資源循環政策の中核を担う大型補助金です。化石由来プラスチックからバイオプラスチック等への素材転換(代替素材事業)と、廃プラスチックのリサイクルプロセス高度化(リサイクル事業)の2つのトラックから成り立ちます。 補助上限は約14.7億円と業界最高水準の規模感があり、最大3年間の実証事業費用を国が1/2〜1/3まで支援します。単なる研究開発費の補助にとどまらず、社会実装・市場化を見据えたシステム構築全体を対象とする点が特徴です。 コンサルタント目線では、この補助金は「環境規制強化への先行投資」として捉えるのが重要です。プラスチック資源循環促進法の施行以降、特にB2B製造業・包装材メーカー・食品業界においてサプライチェーン全体での脱プラスチック対応が急務となっており、本事業への採択実績がESG評価・取引先への説明材料として直接活用できます。事業規模が大きいため、コンソーシアム形成による複数社での申請が採択のカギとなります。

この補助金の特徴

1

大規模補助上限:約14.7億円

事業規模に応じて最大約14.7億円まで補助される国内最高水準の資源循環関連補助金です。大型設備投資や長期実証試験を含む事業計画が可能です。

2

2トラック制:代替素材事業 or リサイクル事業

①バイオプラスチック等への素材転換(代替素材事業)と②廃プラスチックリサイクルプロセス構築(リサイクル事業)の2系統から事業特性に合ったトラックを選択できます。

3

最大3年間の継続支援

単年度ではなく最大3年間の事業期間を設定可能で、段階的な実証・社会実装計画を立案できます。スタートアップから大企業まで中長期の技術開発ロードマップに活用できます。

4

コンソーシアム申請による共同研究推奨

複数の民間企業・大学・研究機関が連携したコンソーシアム形成が認められており、技術・資金・設備を補い合いながら事業化リスクを分散できます。

5

省CO2効果の定量的実証を重視

採択・評価の核心はCO2削減量の科学的根拠です。既存プロセスとの比較分析や、ライフサイクルアセスメント(LCA)による省CO2効果の定量化が強く求められます。

ポイント

この補助金の最大の強みは「規模の大きさ」と「実証から社会実装まで一貫支援」にあります。単なる技術開発費の補填ではなく、市場投入を見据えたシステム構築全体をカバーするため、環境規制強化に先手を打ちたい企業や、新素材・リサイクル技術の事業化を目指すプレイヤーに最適な補助金です。

対象者・申請資格

申請主体の法人要件

  • 民間企業(株式会社・合同会社等の法人格を持つ事業者)
  • 独立行政法人
  • 国立・公立・私立大学および研究機関
  • その他実施機関が認める団体
  • 設立から1年以上経過していること(設立1年未満は不可)

GビズID要件

  • GビズIDプライムアカウントを取得済みであること
  • 申請時点でアカウントが有効であること
  • アカウント取得には数週間かかるため、申請準備と並行して早期取得が必要

事業内容の適格要件

  • 代替素材事業:化石由来プラスチックをバイオプラスチック等省CO2型素材へ転換する実証事業
  • リサイクル事業:廃プラスチック等のリサイクルプロセス構築・高度化および省CO2化
  • いずれも「資源循環システムの社会実装」に資する事業であること
  • CO2排出削減効果が定量的に示せること

コンソーシアム参加者の要件

  • 主申請者(幹事機関)が上記要件を満たしていれば、連携機関は要件緩和の場合あり
  • 連携機関の役割・分担を明確に文書化すること

ポイント

申請の前提として「設立1年以上」と「GビズIDプライムアカウント保有」は必須の足切り要件です。特にGビズIDの取得には時間がかかるため、申請準備の最初期に手続きを開始してください。事業内容は省CO2効果の定量的な実証能力があるかどうかが判定の核心となります。

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申請ガイド

1

ステップ1:GビズIDプライムアカウントの取得

申請システムへのアクセスに必須です。登記事項証明書等の書類提出が必要で、取得まで2〜4週間かかります。申請準備の最初に着手してください。

2

ステップ2:事業区分の選択と事業計画の策定

代替素材事業またはリサイクル事業のいずれかを選択し、CO2削減効果・技術的新規性・社会実装計画を盛り込んだ事業計画書を作成します。LCAデータや比較試験設計も含めます。

3

ステップ3:コンソーシアム形成(複数申請の場合)

連携機関との役割分担・費用負担・知財帰属について書面で合意します。コンソーシアム協定書の締結が必要です。

4

ステップ4:補助事業計画書・経費明細の作成

補助対象経費を区分ごとに積算します。見積書・仕様書を揃え、補助金交付要綱に沿った書類一式を準備します。

5

ステップ5:jGrantsによる電子申請

GビズIDでjGrantsシステムにログインし、所定の様式で申請します。申請期間は2025年8月7日〜9月29日です。

6

ステップ6:審査・採択結果の受領

書面審査および必要に応じてヒアリングが実施されます。採択後は交付申請・事業開始の手続きを行います。

ポイント

申請期間(2025年8月〜9月)は約2か月と短めです。事業計画書の質が採否を左右するため、実証設計・CO2削減試算・コンソーシアム調整は申請開始前から着手してください。GビズIDの取得遅れで申請機会を逃すケースが多いため、最優先で対応が必要です。

審査と成功のコツ

CO2削減効果の定量化を徹底する
採択審査で最重視される評価軸です。既存プロセスとのLCA比較、削減量のkg-CO2換算、達成根拠となるデータを科学的に示してください。「環境に優しい」という定性表現では不十分です。
技術的新規性と実現可能性のバランスを取る
あまりにも高いリスクの技術は「実証段階ではない」と判断されます。既存技術の延長線上にある改善型のアプローチに、新規性のある要素を組み合わせることで審査通過率が上がります。
社会実装・事業化計画を具体的に描く
実証後の事業化ロードマップ・市場規模・収益モデルを示してください。「研究のための研究」ではなく、社会課題解決につながる実用化計画を明示することが採択のポイントです。
強みのある連携先とコンソーシアムを組む
技術面・製造面・販売面でそれぞれ強みを持つ連携機関を揃えることで、事業計画の総合力が上がります。大学や研究機関との連携は技術の信頼性を高めます。
補助対象経費の積算を精緻に行う
審査では費用の妥当性も精査されます。見積書・類似事例の相場データを揃え、「なぜその金額が必要か」を根拠立てて説明できる状態にしてください。

ポイント

採択率向上のカギは「CO2削減量の定量的根拠」「社会実装までの具体的ロードマップ」「強みを持つコンソーシアム構成」の3点に集約されます。特にLCAデータの準備は時間がかかるため、事業計画策定と並行して早期に着手することをお勧めします。

対象経費

対象となる経費

機械装置・システム構築費(4件)
  • 実証用製造設備・加工機械の購入費
  • パイロットプラント設備費
  • リサイクル処理システム構築費
  • 計測・分析装置の購入費
労務費(3件)
  • 事業担当者の人件費(直接従事分)
  • コンソーシアム構成員の従事者人件費
  • 研究補助者・アルバイトの賃金
外注費・委託費(4件)
  • LCA分析・環境影響評価の委託
  • 技術開発の一部外注費
  • 試験・検査機関への委託費
  • 専門コンサルタントへの委託費
材料費・消耗品費(3件)
  • 実証試験用原材料費
  • バイオプラスチック原料調達費
  • 試験用消耗品・薬品費
旅費・交通費(2件)
  • 事業関連の国内出張旅費
  • コンソーシアム会議への参加交通費
その他経費(4件)
  • 事務局運営費
  • 印刷・製本費
  • 通信費(事業専用分)
  • クラウドサービス利用料(事業専用分)

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 補助事業と直接関係のない一般管理費・間接経費
  • 土地の購入費・造成費
  • 建物・構築物の建設・改修費(ただし実証専用設備の設置に伴う軽微な工事は除く)
  • 既存事業の維持・運営にかかる費用
  • 補助事業期間外に発生した経費
  • 他の補助金等で既に補助を受けている同一経費
  • 消費税(課税事業者の場合)

よくある質問

Q代替素材事業とリサイクル事業の両方で申請できますか?
A

原則として1申請につき1事業区分の選択となります。ただし、代替素材の製造とそのリサイクルを一体的に実証する場合など、事業の性質上2区分にまたがる場合は事務局(一般社団法人日本有機資源協会)に事前相談することをお勧めします。申請前の段階で事務局に相談することで、適切な区分への整理や申請書の方向性についてアドバイスを受けられます。

Q設立1年未満のスタートアップは申請できませんか?
A

設立から1年以上経過していることが補助対象者の要件となっています。設立1年未満の企業は単独申請が困難ですが、設立1年以上の企業が幹事となるコンソーシアムの構成員として参加する形であれば、一定の条件のもとで関与できる可能性があります。詳細は事務局に事前確認してください。

QGビズIDプライムアカウントの取得にはどのくらい時間がかかりますか?
A

GビズIDプライムアカウントの取得には、書類審査を含めて通常2〜4週間程度かかります。登記事項証明書(発行から3か月以内のもの)等の書類をデジタル庁のGビズIDウェブサイトから申請します。公募期間(8月7日〜9月29日)を考慮すると、7月中旬までには申請手続きを開始することを強く推奨します。

Q補助率1/2と1/3の違いは何で決まりますか?
A

補助率は申請者の企業規模や事業区分によって決まります。一般的に中小企業は1/2以内、大企業は1/3以内となるケースが多いですが、事業の内容・目的によって異なる場合があります。正確な補助率は公募要領を参照するか、事務局への事前相談で確認してください。

Qコンソーシアム申請の場合、補助上限額は各機関に分配されますか?
A

コンソーシアム申請では、幹事機関が代表して補助金を受領し、各構成員への配分は内部の取り決めに基づきます。補助上限額(約14.7億円)はコンソーシアム全体に対する上限です。各構成員の負担経費に応じて補助金が配分される仕組みとなるため、コンソーシアム協定書で資金フローを明確に定めることが重要です。

QLCA分析は自社で実施する必要がありますか?
A

LCA(ライフサイクルアセスメント)分析は外部の専門機関に委託することも可能です。委託費は補助対象経費として計上できます。ただし、分析結果の解釈・説明責任は申請者側にあるため、外部委託する場合でも内容を十分に理解した上で申請書に反映させてください。信頼性の高い第三者機関によるLCA実施は審査評価にプラスになります。

Q採択後に事業計画を変更することはできますか?
A

採択・交付決定後に事業計画を大幅に変更する場合は、事務局への変更申請・承認が必要です。軽微な変更(経費の区分内での流用等)は一定範囲内で認められますが、事業目的・実施内容の本質的な変更は原則として認められません。事業計画は申請時に可能な限り精緻に設計し、不確実性が高い部分については代替案を準備しておくことが重要です。

Q第一次・第二次公募で不採択だった場合、再申請は可能ですか?
A

過去の公募で不採択となった場合でも、第三次公募への再申請は可能です。ただし、不採択の理由を十分に分析し、事業計画・申請書の内容を見直した上で申請することが重要です。可能であれば事務局に不採択理由を問い合わせ、改善点を把握してから再申請書の作成を進めてください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本事業は環境省系の補助金ですが、他の補助金との併用については慎重な確認が必要です。 【原則:同一経費への重複補助は禁止】補助対象として計上した同一の経費項目に対して、本事業と他の補助金を重複適用することは認められません。事業全体を複数の補助金で分担する「経費分割型」の組み合わせを検討してください。 【併用可能性が高い組み合わせ例】 ・NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の研究開発助成:技術開発フェーズと社会実装フェーズで役割分担が可能な場合があります。ただし同一経費への適用は不可。 ・中小企業省力化投資補助金:製造ラインの省力化設備導入と本事業の実証設備が別経費であれば、同時活用の余地があります。 ・J-クレジット制度:補助事業で削減したCO2をクレジット化することで、補助終了後の収益化につながります。直接的な補助金の組み合わせではありませんが、事業の経済的持続性を高めます。 【申請前の確認事項】補助金の申請・採択時には、他の補助金の受給状況を申告する義務があります。申請書類に「他の補助金との関係」を記載する欄が設けられている場合が多いため、必ず正確に申告してください。事務局(一般社団法人日本有機資源協会)への事前相談を強く推奨します。

詳細説明

事業の背景と目的

プラスチック等資源循環システム構築実証事業は、プラスチック資源循環促進法(2022年4月施行)と2050年カーボンニュートラル目標を踏まえ、環境省が推進する脱炭素・資源循環政策の柱となる補助事業です。化石由来プラスチックの生産・廃棄に伴うCO2排出を抜本的に削減するため、代替素材への転換とリサイクルシステムの社会実装を一体的に支援します。

2つの事業トラック

本事業は性質の異なる2つのトラックで構成されています。事業者は自社の技術・事業特性に合わせて選択します。

  • ①代替素材事業:化石由来プラスチックをバイオプラスチック・バイオマス複合材料等の省CO2型素材に転換するシステムの実証を行います。素材の製造プロセス開発から、最終製品への応用・市場投入までを一貫してカバーします。
  • ②リサイクル事業:廃プラスチックおよびその他プラスチック等のリサイクルプロセスを構築または高度化し、リサイクル率の向上とCO2排出削減を同時に達成する実証を行います。メカニカルリサイクル・ケミカルリサイクルの双方が対象となります。

補助条件の詳細

補助率は事業の区分・申請者属性により1/2以内または1/3以内が適用されます。補助上限額は約14.7億円と国内の資源循環関連補助金としては最大級の水準です。事業期間は最大3年間で、段階的な実証計画を策定できます。

  • 補助率:1/2以内(中小企業等)または1/3以内(大企業等)
  • 補助上限額:約14.7億円
  • 事業期間:最大3年間
  • 申請受付:jGrantsによる電子申請(GビズIDプライムアカウント必須)

対象事業者

本事業の補助対象者は幅広く設定されています。民間企業・独立行政法人・大学・研究機関等が対象で、設立から1年以上経過していることが条件です。コンソーシアム(複数機関の連合体)での申請も可能で、技術・製造・流通の各工程を担う多様なプレイヤーが連携することが推奨されています。

対象となる業種・分野

プラスチックの製造・加工・利用・廃棄に関わる広範な業種が対象です。

  • 製造業(プラスチック製品製造、化学工業、食品包装材製造など)
  • 建設業(建設資材の代替素材活用)
  • 運輸業(梱包材・包装資材のエコ転換)
  • 卸売業(流通包装のプラスチック削減)
  • 学術研究・専門技術サービス(バイオプラスチック研究、LCA分析)

申請スケジュール(令和7年度第三次公募)

  • 公募期間:2025年8月7日〜2025年9月29日
  • 審査期間:公募締切後2〜3か月程度
  • 採択発表:2025年末〜2026年初頭の予定
  • 事業開始:採択・交付決定後

審査のポイント

審査では以下の観点が重視されます。補助金申請書の作成にあたっては、これらを意識した構成を心がけてください。

  • CO2削減効果の科学的根拠:LCAによる定量分析、既存プロセスとの比較データ
  • 技術的新規性と優位性:既存技術との差別化ポイント、特許・知財の状況
  • 社会実装の実現可能性:市場規模・商業化計画・事業化後の収益モデル
  • コンソーシアムの実施体制:各機関の強みと役割分担の明確さ
  • 資源循環システムとしての完結性:部分最適ではなくシステム全体での循環設計

注意事項

本公募は令和7年度の「第三次公募」であり、過去に第一次・第二次公募が実施されています。既に採択実績のある事業者が再申請する場合は、前回申請との差異・進捗を明確に示す必要があります。また、事務局は一般社団法人日本有機資源協会が担当しており、公募要領・Q&Aは同協会のウェブサイトで確認してください。

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