令和7年度_低炭素型ディーゼルトラック普及加速化事業
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
低炭素型ディーゼルトラックの導入支援
国が推進するグリーン物流の一環として、中小トラック事業者の低炭素型ディーゼルトラック導入を直接補助します。1台あたり最大75万円、1事業者あたり4台まで補助を受けられるため、複数台の一括更新にも活用できます。予算総額28億円と規模が大きく、採択件数が多いことが見込まれます。
エコドライブ体制構築の義務付け
補助金受給にあたっては、エコドライブを含む燃費改善のための取り組みを継続的に実施・改善する体制の構築が義務付けられています。単なる車両補助ではなく、事業者全体の環境負荷低減体制の整備を促す設計となっており、CO2排出削減の実効性を高める仕組みです。
中小企業者を対象とした幅広い適用範囲
資本金3億円以下または従業員300人以下の中小企業者である貨物自動車運送事業者が対象です。さらに、これらの事業者にトラックを貸渡す自動車リース事業者も対象に含まれており、リース形態での車両導入を計画している事業者も申請可能です。
令和7年度新規登録車両が対象
補助対象となるのは、令和7年4月1日から令和8年3月31日(登録期限は令和8年1月30日)の間に新車新規登録された車両に限定されます。既存車両の改造や中古車両は対象外となるため、新車購入計画のタイミングに合わせた申請準備が重要です。
ポイント
対象者・申請資格
対象事業者の種別
- 貨物自動車運送事業者(事業用トラックを保有する運送会社)
- 上記事業者にトラックを貸渡す自動車リース事業者
企業規模の要件
- 資本金3億円以下であること、または従業員数300人以下であること
- いずれか一方を満たせば中小企業者として対象となります
- 大企業の子会社等で実質的に大企業が支配している場合は対象外となる可能性があります
対象車両の要件
- 低炭素型ディーゼルトラックとして認定された新車であること
- 令和7年4月1日から令和8年1月30日の間に新車新規登録されること
- 1事業者あたり最大4台まで申請可能
体制整備の要件
- エコドライブを含む燃費改善のための取り組みを継続的に実施・改善する体制を構築すること
- 申請時または交付決定後に体制整備の計画・実績を示す書類の提出が求められる場合があります
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:公募要領の確認と事前準備
公募要領を入手し、対象車両の種類・補助額・申請書類の詳細を確認します。低炭素型ディーゼルトラックとして認定されている車種の一覧を確認し、導入予定車両が対象となるかを事前に確認してください。また、エコドライブ体制構築の要件を理解し、社内の準備計画を立てておくことが重要です。
ステップ2:販売事業者・リース会社との調整
トラックの購入またはリース契約を行う販売店・リース会社に補助金申請の意向を伝え、必要な見積書や仕様書を取得します。補助対象車両であることの確認も販売事業者と連携して行います。
ステップ3:申請書類の作成と提出
補助金申請書、事業計画書(燃費改善体制の構築計画を含む)、見積書、会社概要資料等を準備します。所定の期間内に事務局(一般社団法人日本自動車連盟等が想定される)へ申請書類を提出します。
ステップ4:交付決定後の発注・登録
交付決定通知を受けた後、車両の発注・納車・登録手続きを進めます。令和8年1月30日までに新車新規登録を完了させることが必須です。
ステップ5:実績報告と補助金受領
登録完了後、定められた期限内に実績報告書を提出し、審査を経て補助金が支払われます。エコドライブ体制の構築実績についても報告が必要となる場合があります。
ポイント
審査と成功のコツ
公募要領の徹底確認
エコドライブ体制の具体的な計画策定
スケジュール管理の徹底
複数台申請によるスケールメリットの活用
ポイント
対象経費
対象となる経費
車両本体費(2件)
- 低炭素型ディーゼルトラック本体購入費
- 新車新規登録に係る費用(補助対象範囲は公募要領を参照)
附帯機器費(一般的に想定される範囲)(2件)
- 燃費管理システム導入費(公募要領を参照)
- デジタルタコグラフ等の安全・燃費管理機器(公募要領を参照)
手続き関連費(一般的に想定される範囲)(1件)
- 車両登録手続きに必要な費用(公募要領を参照)
対象外の経費
対象外の経費一覧(7件)
- 中古トラックの購入費
- 既存車両のエンジン等の改造費
- ガソリン・軽油等の燃料費
- トラックの維持管理費(タイヤ・オイル交換等)
- 対象期間外(令和8年1月30日以降)に登録された車両の費用
- 補助対象として認定されていない車種の購入費
- 建物・施設の改修費
よくある質問
Q低炭素型ディーゼルトラックとは具体的にどのような車両ですか?
低炭素型ディーゼルトラックとは、国が定める一定の燃費改善基準(燃費改善率等)を達成したとして認定を受けたディーゼルトラックを指します。すべてのディーゼルトラックが対象となるわけではなく、公募要領に掲載される認定車種一覧に含まれる車両のみが補助対象となります。導入を検討している車両が対象かどうかは、必ず公募要領または事務局に事前確認することをお勧めします。販売事業者(ディーラー)も補助対象車種の情報を保有している場合があります。
Qエコドライブ体制の構築とは具体的に何を準備すればよいですか?
エコドライブを含む燃費改善のための取り組みを継続的に実施・改善する体制の構築が求められます。一般的には、ドライバー向けのエコドライブ研修の実施計画、車両ごとの燃費データの記録・管理方法の整備、燃費改善目標の設定と進捗管理の仕組みづくりなどが含まれます。具体的な要件は公募要領に記載されますが、デジタルタコグラフ等の機器の活用が求められる場合もあります。申請書類に体制構築の具体的な計画を詳しく記載することで、審査において有利になる場合があります。
Q自動車リース事業者として申請する場合、貸渡先の運送事業者の規模要件も関係しますか?
申請者であるリース事業者自身が中小企業要件(資本金3億円以下または従業員300人以下)を満たしていることが必要です。貸渡先の運送事業者の規模要件については公募要領をご確認ください。また、貸渡先の運送事業者がエコドライブ体制を構築する主体となる場合、連携した申請・体制整備が必要となる可能性があります。詳細は事務局にご確認ください。
Q交付決定前に車両を発注してしまった場合はどうなりますか?
原則として、交付決定前に発注・契約した車両は補助対象外となります。これは多くの補助金制度に共通するルールで、「事前着工・事前発注の禁止」と呼ばれます。交付決定の通知を受けた後に発注・契約することが必須条件です。ただし、申請の意思表示のための見積書取得や、販売店との事前相談は問題ありません。必ず交付決定通知を受けてから正式な発注手続きを行ってください。
Q1事業者あたり4台の上限は、グループ会社を含む場合はどのように扱われますか?
グループ会社・関連会社が別法人として独立している場合、各法人がそれぞれ独立した事業者として申請できる可能性がありますが、実質的に同一の経営主体とみなされる場合は合算して4台の上限が適用される可能性があります。グループ会社での申請を検討される場合は、事前に事務局に相談することをお勧めします。
Q補助金の交付まで資金の立替が必要ですか?
一般的に、補助金は車両の購入・登録後に実績報告を提出し、審査を経て交付されるため、一時的に車両代金の全額または自己負担分を立替える必要があります。車両代金は高額になるため、補助金交付までの期間(数ヶ月程度)の資金繰りを事前に検討しておくことが重要です。日本政策金融公庫の環境関連融資やつなぎ融資の活用も選択肢の一つです。
Q申請に必要な書類は何ですか?
一般的に必要となる書類として、補助金申請書、事業計画書(燃費改善体制の構築計画を含む)、導入予定車両の見積書・仕様書、会社の登記事項証明書、決算書(直近期分)、貨物自動車運送事業の許可証の写し等が想定されます。正確な提出書類一覧は公募要領に記載されますので、必ず公募要領を入手してご確認ください。書類の漏れや不備は申請受付不可・不採択の原因となるため、チェックリストを作成して確認することをお勧めします。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
低炭素型ディーゼルトラック普及加速化事業と他の補助金・支援制度との併用については、公募要領および各制度の規定を確認する必要があります。一般的な考え方として、以下の制度との関係性を検討することが有用です。 【中小企業向け設備投資支援制度との関係】 ものづくり補助金や事業再構築補助金等の設備投資系補助金は、対象経費が異なれば併用可能な場合があります。ただし、同一の車両購入費に対して複数の補助金を受領することは「重複補助」として禁止されているケースが多いため、各制度の補助対象経費の重複がないかを確認してください。 【税制優遇との併用】 中小企業経営強化税制や省エネ関連の税制優遇措置は、補助金と同一の設備に適用できる場合があります。税理士等の専門家に相談し、補助金受領後の税務処理と合わせて最適な活用方法を検討することを推奨します。 【グリーン物流関連の支援制度との組み合わせ】 国土交通省や環境省が実施するグリーン物流パートナーシップ会議等の支援事業との組み合わせを検討する際は、各事業の目的・対象経費が重複しないよう調整が必要です。 【金融機関の環境関連融資との組み合わせ】 日本政策金融公庫の環境・エネルギー対応資金や民間金融機関のグリーンローン等の融資制度と組み合わせることで、自己負担分をカバーする資金計画を立てることが可能です。補助金は交付まで時間がかかるため、つなぎ融資の活用も検討してください。
詳細説明
事業の概要
令和7年度低炭素型ディーゼルトラック普及加速化事業は、国土交通省が推進するグリーン物流政策の一環として実施される補助事業です。トラック輸送業界におけるCO2排出量削減を加速させるため、中小トラック事業者による低炭素型ディーゼルトラックの導入を直接補助します。
本事業の最大の特徴は、単なる車両購入補助にとどまらず、エコドライブを含む燃費改善の取り組みを継続的に実施・改善する体制の構築を申請要件としている点です。これにより、補助金受給後も継続的なCO2排出削減効果が期待される仕組みとなっています。
補助の規模と対象期間
予算総額は28億円と、環境関連補助事業の中でも規模の大きい事業です。1事業者あたりの補助上限は4台、1台あたりの補助額は最大75万円となっています。補助対象となる車両は、令和7年4月1日から令和8年1月30日の間に新車新規登録された低炭素型ディーゼルトラックに限定されます。
対象者の詳細
本事業の申請対象者は以下の通りです。
- 貨物自動車運送事業者:道路貨物運送事業(一般貨物・特定貨物)を営む事業者で、資本金3億円以下または従業員数300人以下の中小企業者に該当する方
- 自動車リース事業者:上記の貨物自動車運送事業者にトラックを貸渡す自動車リース事業者で、同様の中小企業要件を満たす方
資本金と従業員数の要件はいずれか一方を満たせばよいため、比較的多くの中小運送事業者が対象に該当します。ただし、大企業の子会社等で実質的に大企業の支配下にある事業者は対象外となる場合があります。
低炭素型ディーゼルトラックとは
本事業における「低炭素型ディーゼルトラック」とは、一般的に国が定める燃費基準(燃費改善率等)を一定以上達成したとして認定を受けた車両を指します。すべてのディーゼルトラックが対象となるわけではなく、公募要領に定める認定基準を満たした車種のみが補助対象となります。導入予定の車両が対象か否かについては、公募要領または事務局に事前に確認することを強く推奨します。
燃費改善体制の構築について
申請・受給の要件として、以下のような燃費改善体制の構築が求められます(具体的な要件は公募要領を参照)。
- エコドライブに関するドライバー教育・研修の実施計画
- 燃費データの記録・分析・管理の仕組みの整備
- 燃費改善のためのPDCAサイクルの構築
- デジタルタコグラフ等を活用した運行データ管理(推奨または必須の場合あり)
これらの体制整備は、補助金受給後も継続的に維持することが求められる場合があります。体制構築の計画を文書化し、申請書類に具体的に記載することが採択率向上につながります。
申請から補助金受領までの流れ
- 公募開始・要領入手:事務局のウェブサイトで公募要領を入手し、詳細要件を確認
- 事前準備:対象車両の確認、燃費改善体制の計画策定、申請書類の作成
- 申請書提出:所定の期限内に事務局へ必要書類を提出
- 審査・交付決定:事務局による審査を経て交付決定通知が送付される
- 車両発注・納車・登録:交付決定後に発注し、令和8年1月30日までに新車新規登録を完了
- 実績報告:登録完了後、定められた期限内に実績報告書を提出
- 補助金受領:実績報告審査後、補助金が交付される
重要:交付決定前に車両を発注・契約した場合は補助対象外となります。必ず交付決定通知を受領してから発注してください。
活用のポイントと注意事項
本事業を効果的に活用するためのポイントを以下にまとめます。
- 早期申請の重要性:予算28億円は大規模ですが、申請が集中した場合は予算消化により公募が早期終了する可能性があります。公募開始情報を早めに入手し、速やかに申請準備を進めることが重要です。
- 複数台申請の計画的実施:最大4台まで申請可能なため、更新予定車両をまとめて申請することで手続きの効率化が図れます。ただし、全台が令和8年1月30日までに登録完了できるよう、納車リードタイムを十分考慮してください。
- リース活用の検討:自動車リース事業者も対象となるため、初期費用を抑えたい場合はリースの形態での導入も選択肢となります。リース会社に補助金申請の意向を伝え、連携して手続きを進めてください。