募集終了
やや難しい
準備期間の目安: 約30

令和7年度 宇宙製品等開発経費助成

基本情報

補助金額
1億円
補助率: 助成対象経費の2/3以内
0円1億円
募集期間
2025-09-18 〜 2025-10-10
対象地域東京都
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 分類不能の産業 / 農業、林業 / 鉱業、採石業、砂利採取業 / 運輸業、郵便業 / 卸売業、小売業 / 金融業、保険業 / 不動産業、物品賃貸業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 宿泊業、飲食サービス業 / 生活関連サービス業、娯楽業 / 教育、学習支援業 / 医療、福祉
使途新たな事業を行いたい / 研究開発・実証事業を行いたい

この補助金のまとめ

本助成金は、東京都が推進する宇宙産業振興策の一環として、都内中小企業の宇宙関連製品・技術開発を強力に後押しする制度です。最大1億円・補助率2/3という手厚い支援内容が最大の特徴であり、ロケットや人工衛星といったハードウェア開発から、宇宙データを活用したソリューション開発まで幅広くカバーしています。近年、宇宙産業は官民ともに急速に拡大しており、民間参入の機運が高まる中で、中小企業にとっては技術力を武器に新市場を開拓する絶好の機会です。ただし、申請期間が約3週間と非常に短く、技術的な実現可能性や事業計画の具体性が厳しく審査されるため、事前準備が成否を分けます。宇宙産業への参入を検討している企業は、自社技術の宇宙分野への応用可能性を棚卸しした上で、早期に申請準備に着手することを強くお勧めします。

この補助金の特徴

1

最大1億円・補助率2/3の手厚い支援

本助成金の最大の魅力は、機器開発助成で最大1億円、補助率2/3以内という破格の支援水準です。宇宙関連の研究開発は高額な試作費や試験費がかかるため、この規模の助成は開発リスクを大幅に軽減します。申請下限額100万円からとなっており、小規模な技術実証から本格的な機器開発まで柔軟に対応できる設計です。

2

「機器開発」と「ソリューション開発」の2類型

助成対象は2つのカテゴリに分かれています。機器開発助成はロケット、人工衛星、探査機、地上施設および関連機器類の開発・改良が対象です。一方、ソリューション開発助成は宇宙データや宇宙技術を活用したサービス・ソフトウェア開発が対象となり、IT企業やデータ分析企業にもチャンスがあります。

3

都内中小企業に特化した支援

応募資格は都内に本店または支店を持ち実質的な事業活動を行っている中小企業者等に限定されています。さらに、都内での創業を具体的に計画している個人も対象となるため、宇宙ベンチャーの立ち上げにも活用可能です。大企業との競合がないため、中小企業にとって採択確率が高い制度といえます。

4

成長市場「宇宙産業」への参入支援

宇宙産業は2040年代に世界で100兆円規模に成長すると予測されています。東京都はこの成長市場への中小企業参入を戦略的に支援しており、本助成金はその中核施策です。単なる資金支援にとどまらず、宇宙産業のエコシステムへの接続機会としても大きな価値があります。

ポイント

最大1億円・2/3補助という国内トップクラスの支援水準に加え、ハードウェアからソフトウェアまで幅広い開発テーマをカバーしている点が際立ちます。宇宙産業への参入を真剣に検討する中小企業にとって、リスクを抑えながら挑戦できる希少な制度です。

対象者・申請資格

企業形態

  • 都内に本店または支店を有する中小企業者(会社・個人事業主)
  • 都内に主たる事務所を持つ中小企業団体
  • 都内での創業を具体的に計画している個人

事業活動要件

  • 都内の本店または支店で実質的な事業活動を行っていること
  • 法人の場合、都税の納税証明書を提出できること
  • 事業の実施場所が原則として都内であること

対象テーマ

  • 「宇宙産業」をテーマとする製品や技術の開発・改良であること
  • 機器開発:ロケット、人工衛星、探査機、地上施設、関連機器類
  • ソリューション開発:宇宙データ・宇宙技術を活用したサービス・ソフトウェア

除外要件

  • 大企業が実質的に経営に参画している企業(みなし大企業)は対象外
  • 同一テーマで他の公的助成金を受けている場合は対象外の可能性あり
  • 反社会的勢力との関係がある場合は対象外

ポイント

都内で実質的な事業活動を行う中小企業者が主な対象です。創業予定の個人も対象に含まれるため、宇宙ベンチャーの起業にも活用できます。ただし、みなし大企業は除外されるため、大企業グループの子会社は注意が必要です。

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申請ガイド

1

ステップ1:募集要項の確認と自社適格性チェック

まず公益財団法人東京都中小企業振興公社のウェブサイトから最新の募集要項を入手し、自社が応募資格を満たしているか確認します。特に「宇宙産業」テーマとの関連性が重要な判断ポイントです。

2

ステップ2:事業計画書の作成

助成対象事業の内容、技術的な実現可能性、事業化の見通し、スケジュール、経費内訳などを記載した事業計画書を作成します。技術の新規性・優位性を客観的に説明できるよう、特許情報や技術文献の調査も行いましょう。

3

ステップ3:必要書類の準備

事業計画書のほか、登記簿謄本、決算書(直近2期分)、都税の納税証明書、会社概要など必要書類を揃えます。申請期間が約3週間と短いため、事前に書類リストを確認し、早めに取得手続きを進めてください。

4

ステップ4:申請書の提出

所定の申請書に必要事項を記入し、添付書類とともに提出します。提出方法(電子申請・郵送・持参)は募集要項で確認してください。提出期限は厳守です。

5

ステップ5:審査・面接対応

書類審査を通過した場合、面接審査(プレゼンテーション)が実施されます。技術の独自性、市場性、実現可能性を簡潔かつ説得力を持って説明できるよう準備しましょう。

ポイント

申請期間が約3週間と極めて短いのが本助成金の特徴です。募集開始前から事業計画書の骨子を作成し、必要書類の取得を並行して進めることが不可欠です。面接審査では技術の新規性と事業化シナリオの具体性が問われます。

審査と成功のコツ

技術の新規性・優位性を明確に打ち出す
宇宙産業は高い技術水準が求められる分野です。自社技術がなぜ宇宙分野で有効なのか、既存技術と比較した優位性は何かを客観的データや特許情報を用いて説明しましょう。「地上で培った技術の宇宙転用」というストーリーは審査員に響きやすいアプローチです。
市場性と事業化シナリオを具体的に示す
助成金終了後の自立的な事業展開の見通しを具体的に示すことが重要です。想定顧客(JAXA、防衛省、民間宇宙企業など)との接点や、市場規模の推計、売上計画を盛り込み、「助成金を活用した先の成長イメージ」を描きましょう。
開発スケジュールと経費の妥当性を担保する
助成期間内に成果を出せる現実的なスケジュールを策定し、各経費項目の積算根拠を明確にしてください。見積書の取得や、類似開発事例のコストデータを用意しておくと、経費の妥当性を裏付けられます。
宇宙産業のエコシステムとの連携を示す
大学・研究機関との共同研究体制や、宇宙関連企業との連携計画があれば、採択可能性が高まります。東京都が推進する宇宙産業クラスター構想との整合性を意識した計画づくりが効果的です。
過去の採択事例を研究し差別化ポイントを見つける
過去の採択案件を調査し、どのような技術テーマが評価されているかを把握しましょう。その上で、自社の提案が既存採択案件とどう差別化されるかを明確にすると、審査での評価が高まります。

ポイント

宇宙産業という特殊性から、技術の新規性と事業化の実現性を両立させた計画が求められます。「地上技術の宇宙転用」という切り口と、宇宙産業エコシステムとの連携体制の構築が、採択率を高める二大ポイントです。

対象経費

対象となる経費

原材料・副資材費(3件)
  • 試作品製造に必要な原材料
  • 部品・資材の購入費
  • 特殊素材・宇宙用部材の調達費
機械装置・工具器具費(3件)
  • 開発に必要な機械装置の購入・リース費
  • 試験用計測機器の購入・レンタル費
  • 治工具・金型の製作費
委託・外注費(3件)
  • 試験・分析の外部委託費
  • 設計・製造の外注加工費
  • 専門機関への技術評価委託費
産業財産権出願・導入費(3件)
  • 特許出願にかかる費用
  • 実用新案登録出願費
  • 他者特許のライセンス導入費
技術指導受入れ費(3件)
  • 外部専門家からの技術指導費
  • コンサルティング費用
  • 技術研修受講費
直接人件費(2件)
  • 開発担当者の人件費
  • 研究員の給与・手当

対象外の経費

対象外の経費一覧(10件)
  • 一般管理費・間接経費(事務所家賃、光熱水費、通信費など)
  • 既存事業の運転資金や通常業務に係る経費
  • 飲食費・接待交際費
  • 不動産の取得費・建設費
  • 汎用性のある備品(パソコン、プリンター等)の購入費
  • 消費税・地方消費税
  • 振込手数料・代引手数料
  • 助成事業と直接関係のない出張旅費
  • 他の助成金で補填される経費
  • 助成対象期間外に発生した経費

よくある質問

Q宇宙産業に直接関係のない技術でも応募できますか?
A

本助成金は「宇宙産業」をテーマとする製品・技術開発が対象です。ただし、必ずしも現時点で宇宙分野の実績がある必要はありません。例えば、地上で培った精密加工技術、耐熱素材技術、センサー技術などを宇宙用途に転用・応用する開発であれば対象になり得ます。重要なのは、開発成果が宇宙産業に貢献することを事業計画で明確に示すことです。自社技術の宇宙分野への応用可能性について不明な場合は、事前に東京都中小企業振興公社に相談されることをお勧めします。

Q申請下限額100万円とは何を意味しますか?
A

機器開発助成の申請下限額100万円とは、助成金申請額(助成対象経費に補助率2/3を乗じた金額)が100万円以上である必要があるということです。つまり、助成対象経費の総額が最低150万円程度は必要になります。これは、ある程度の規模感をもった研究開発を対象とするための基準です。小規模な試作や調査のみの場合は下限額を下回る可能性がありますので、経費計画をしっかり策定してください。

Q創業予定の個人でも応募できますか?
A

はい、都内での創業を具体的に計画している個人も応募資格があります。ただし「具体的に計画している」ことが要件ですので、事業計画書、創業予定地、法人設立の見通しなどを明確に示す必要があります。採択された場合、助成事業の開始までに法人設立を求められる可能性が高いため、並行して会社設立の準備も進めておくことをお勧めします。宇宙ベンチャーとして起業を考えている方にとっては、初期の研究開発費を大幅に軽減できる有力な選択肢です。

Q機器開発助成とソリューション開発助成の両方に同時応募できますか?
A

原則として、同一企業が同一年度に両方の類型に応募できるかどうかは、その年度の募集要項で確認する必要があります。一般的に、開発テーマが異なれば複数応募が認められるケースもありますが、同一の技術・製品に関して両方に応募することは難しい場合が多いです。自社の開発テーマがどちらの類型に適合するかを検討し、より適切な方に応募することをお勧めします。判断に迷う場合は、事前相談の段階で公社にご確認ください。

Q助成金はいつ受け取れますか?
A

本助成金は「後払い(精算払い)」方式です。つまり、開発事業を完了し、実績報告書を提出した後に検査が行われ、適正と認められた経費に対して助成金が交付されます。事業実施中に助成金が先に支払われるわけではないため、開発期間中の資金繰りは自社で手当てする必要があります。最大1億円規模の開発を行う場合、つなぎ資金の確保が重要なポイントとなりますので、金融機関との事前相談も併せて進めることをお勧めします。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本助成金は東京都中小企業振興公社が運営する制度であり、同一テーマ・同一経費での他の公的助成金との重複受給は原則として認められません。ただし、対象経費が明確に区分できる場合や、異なるフェーズの開発であれば、以下のような併用戦略が考えられます。 国の「中小企業技術革新制度(SBIR)」や経済産業省の「ものづくり補助金」は、対象経費を切り分けることで併用の可能性があります。例えば、基礎研究フェーズを本助成金でカバーし、量産化・事業化フェーズをものづくり補助金で対応するといった段階的な活用が有効です。 また、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の共同研究制度や、NEDOの技術開発支援事業との連携も検討に値します。これらは助成金というより共同研究の枠組みですが、本助成金と組み合わせることで、技術開発の幅と深さを拡げられます。 東京都の他の助成金(新製品・新技術開発助成、成長産業等設備投資特別償却など)についても、対象事業が異なれば併願可能な場合があります。事前に公社の窓口に確認することをお勧めします。

詳細説明

宇宙製品等開発経費助成の概要

本助成金は、東京都が宇宙産業の振興を目的として設けた支援制度です。公益財団法人東京都中小企業振興公社を通じて、都内中小企業者等が行う宇宙関連の製品・技術開発に対し、最大1億円(補助率2/3以内)の助成を行います。

助成対象事業の2つの類型

本助成金には「機器開発助成」と「ソリューション開発助成」の2つの類型があります。

  • 機器開発助成:ロケット、人工衛星、探査機、地上施設および関連機器類の開発・改良。助成限度額は1億円、申請下限額は100万円です。宇宙空間で使用される機器だけでなく、地上支援設備も対象に含まれます。
  • ソリューション開発助成:衛星データの解析技術、宇宙通信技術を活用したサービス、宇宙環境を利用した新素材開発など、宇宙技術を応用したソリューションの開発が対象です。

応募資格の詳細

応募できるのは、以下の要件を満たす事業者です。

  • 都内に本店または支店を有し、実質的な事業活動を行っている中小企業者等
  • 都内での創業を具体的に計画している個人
  • 法人税・事業税等の滞納がないこと

ここでいう「中小企業者等」には、中小企業基本法に定める中小企業者のほか、個人事業主、中小企業団体が含まれます。ただし、大企業が実質的に経営に参画しているいわゆる「みなし大企業」は対象外となります。

宇宙産業の市場動向と本助成金の位置づけ

世界の宇宙産業市場は急速に拡大しており、2040年代には100兆円規模に達すると予測されています。日本政府も「宇宙基本計画」を策定し、民間企業の宇宙産業参入を積極的に促進しています。

東京都は国内有数の宇宙関連企業・研究機関が集積する地域であり、本助成金はその産業集積を活かした中小企業支援策として重要な役割を担っています。単なる資金支援にとどまらず、宇宙産業のサプライチェーンに参入するためのきっかけとしても活用できます。

申請から採択までの流れ

申請から助成金交付までの一般的な流れは以下の通りです。

  • 募集期間:2025年9月18日〜10月10日(約3週間)
  • 書類審査:提出された事業計画書等に基づき、技術の新規性・実現可能性・事業化の見通し等を審査
  • 面接審査:書類審査通過者に対し、プレゼンテーション形式の面接審査を実施
  • 採択決定:審査結果に基づき採択事業者を決定
  • 助成事業の実施:採択後、所定の期間内に研究開発を実施
  • 完了報告・助成金交付:事業完了後、実績報告書を提出し、検査を経て助成金が交付

申請時の注意点

本助成金の申請にあたっては、以下の点に特に注意してください。

  • 申請期間の短さ:募集期間は約3週間と非常に短いため、事前準備が不可欠です
  • 宇宙産業との関連性:開発テーマが「宇宙産業」に明確に関連していることが前提条件です
  • 経費の適正性:助成対象経費の積算根拠を明確にし、見積書等の証拠書類を整備してください
  • 実施体制:開発を遂行できる技術力・人材・設備を有していることを示す必要があります

活用のポイント

本助成金を最大限に活用するためには、自社の既存技術と宇宙分野のニーズを結びつける「技術のブリッジング」がカギとなります。例えば、精密加工技術を持つ企業であれば人工衛星部品への展開、画像処理技術を持つ企業であれば衛星画像解析サービスの開発など、自社の強みを宇宙という新市場で活かす発想が重要です。

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