令和6年度女性活躍のためのフェムテック開発支援・普及促進事業
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
助成限度額2,000万円・助成率2/3
フェムテック分野の研究開発を手厚く支援する制度です。製品やサービスの開発・改良だけでなく、普及促進にかかる経費も助成対象に含まれるため、開発から市場投入までを一貫してカバーできます。自己負担は総事業費の1/3で済むため、資金面のハードルを大幅に下げることが可能です。
対象テーマが7分野と幅広い
月経、妊娠、不妊、産後ケア、更年期、婦人科系疾患、ヘルスリテラシーの7テーマが対象です。アプリ開発、ウェアラブルデバイス、検査キット、サプリメント、カウンセリングサービスなど、テクノロジーを活用して女性の健康課題を解決するものであれば、幅広い製品・サービスが該当します。
開発から普及促進まで一気通貫で支援
単なる研究開発費の助成にとどまらず、製品・サービスの普及促進に必要な経費も対象です。展示会出展費、マーケティング費用なども助成対象となりうるため、開発した製品を市場に届けるまでのプロセスを総合的に支援してもらえます。
都内中小企業者等が対象
東京都内に主たる事業所を有する中小企業者等が対象です。個人事業主やスタートアップも含まれるため、フェムテック領域で新たに事業を立ち上げたい起業家にとっても活用しやすい制度設計となっています。
ポイント
対象者・申請資格
企業形態の要件
- 都内に主たる事業所を有する中小企業者であること
- 法人・個人事業主いずれも対象
- スタートアップ・ベンチャー企業も申請可能
事業内容の要件
- 女性が抱える健康課題を技術で解決する製品・サービスの開発または改良であること
- 対象テーマ:月経、妊娠、不妊、産後ケア、更年期、婦人科系疾患、ヘルスリテラシーのいずれかに該当すること
- テクノロジーを活用したソリューションであること
申請に関する要件
- 申請期間内(2024年9月6日〜9月30日)に必要書類を提出できること
- 事業計画書、経費明細書等の必要書類を準備できること
- 助成事業の完了後、実績報告を適切に行えること
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:事前確認と準備(申請2ヶ月前〜)
まず自社の事業がフェムテックの7テーマのいずれかに該当するか確認します。公募要領を熟読し、助成対象経費の範囲や提出書類を把握してください。技術的な新規性や市場性を整理し、事業計画の骨子を固めましょう。
ステップ2:事業計画書の作成(申請1ヶ月前〜)
事業計画書には、解決する健康課題の明確化、技術的アプローチの説明、市場規模と事業性の分析、実施スケジュール、経費内訳を盛り込みます。女性の健康課題に対する深い理解と、テクノロジーによる解決策の具体性が審査のポイントです。
ステップ3:必要書類の準備と提出(申請期間中)
事業計画書のほか、会社概要、決算書類、経費見積書等の必要書類を揃えます。申請期間は2024年9月6日〜9月30日と約3週間しかないため、事前に書類を準備しておくことが重要です。jGrants(電子申請システム)を通じて提出します。
ステップ4:審査・採択後の事業実施
書類審査およびプレゼンテーション審査を経て採択が決定されます。採択後は計画に沿って事業を実施し、経費の支出は適正に管理・記録してください。事業完了後に実績報告書を提出し、検査を経て助成金が交付されます。
ポイント
審査と成功のコツ
女性の健康課題への深い理解を示す
技術的な新規性と実現可能性の両立
市場性と社会的インパクトの訴求
普及促進までの一貫した戦略を提示
ポイント
対象経費
対象となる経費
原材料・副資材費(3件)
- 試作品の原材料費
- 部品・素材の購入費
- サンプル作成用資材費
機械装置・工具器具費(3件)
- 開発用機械装置の購入・リース費
- 試験・測定機器の購入費
- ソフトウェアライセンス費
委託・外注費(3件)
- 製品設計の外注費
- 試験・分析の委託費
- アプリ開発の外注費
専門家指導費(2件)
- 技術指導に係る謝金
- 医療専門家へのアドバイザリー費用
産業財産権出願・導入費(2件)
- 特許出願費用
- 意匠・商標登録費用
規格等認証・登録費(2件)
- 製品の認証取得費用
- 各種規格への適合試験費用
展示会等参加費(3件)
- 展示会出展料
- ブース装飾費
- 出展に伴う運搬費
広告・宣伝費(2件)
- 製品PR用のウェブサイト制作費
- パンフレット・チラシ等の制作費
対象外の経費
対象外の経費一覧(8件)
- 土地・建物の購入費および賃借料
- 人件費(自社従業員の給与・賞与)
- 消費税および地方消費税
- 飲食・接待に関する費用
- 汎用性のあるパソコン・タブレット等の購入費
- 事業に直接関係のない物品の購入費
- 他の補助金・助成金で助成を受けている経費
- 交際費・寄付金・租税公課
よくある質問
Qフェムテックとは具体的にどのような製品・サービスが該当しますか?
フェムテック(FemTech)とは、Female(女性)とTechnology(テクノロジー)を組み合わせた造語で、女性特有の健康課題をテクノロジーで解決する製品やサービスの総称です。具体的には、月経管理アプリ、排卵日予測ツール、産後ケア用デバイス、更年期症状管理サービス、婦人科疾患の早期発見技術などが該当します。ハードウェア(デバイス、キット等)、ソフトウェア(アプリ、プラットフォーム等)、サービスのいずれも対象となりえます。重要なのは「テクノロジーを活用」している点で、単純な健康食品や化粧品のみでは対象外となる可能性があります。
Q個人事業主やスタートアップでも申請できますか?
はい、都内に主たる事業所を有する中小企業者等であれば、個人事業主やスタートアップも申請可能です。中小企業基本法に定める中小企業者の定義を満たしていれば対象となります。創業間もないスタートアップの場合、事業計画の実現可能性や技術力を示す資料をしっかり準備することが重要です。なお、大企業や大企業の子会社は対象外となりますのでご注意ください。
Q助成金はいつ受け取れますか?前払いは可能ですか?
本助成金は原則として精算払い(後払い)です。事業完了後に実績報告書を提出し、東京都の検査を経て助成金が交付されます。そのため、事業実施期間中は自己資金で経費を立て替える必要があります。2,000万円規模の事業を実施する場合、相応の運転資金が必要となるため、事前に金融機関からの融資やつなぎ資金の確保を検討しておくことをお勧めします。
Q既に販売中の製品の改良も助成対象になりますか?
はい、既存製品の改良も助成対象です。本事業は「開発・改良および普及」を対象としているため、新規開発だけでなく、既存のフェムテック製品・サービスの機能向上や品質改善も申請可能です。改良の場合は、現行製品の課題点と改良による具体的な効果を明確に示すことが重要です。単なるマイナーアップデートではなく、技術的に意義のある改良であることを計画書で説明しましょう。
Q申請に必要なGビズIDとは何ですか?取得にどのくらいかかりますか?
GビズIDは、政府の電子申請システム(jGrants等)を利用するために必要な法人・個人事業主向けのアカウントです。GビズIDプライムの取得には、申請書類の郵送から発行まで通常2〜3週間程度かかります。本助成金の申請期間は約3週間と短いため、GビズIDを未取得の場合は早急に申請手続きを開始してください。GビズIDの取得自体は無料で、経済産業省のGビズIDサイトから申請できます。
Q他の補助金と併用することはできますか?
同一の経費について、国や他の自治体の補助金・助成金と重複して受給することはできません。ただし、事業全体の中で経費を明確に区分し、異なる経費項目について別の補助金を活用することは可能な場合があります。例えば、開発費を本助成金で、販路開拓費を別の補助金で賄うといった組み合わせです。併用を検討する場合は、必ず事前に事務局に確認してください。
Q審査ではどのような点が重視されますか?
審査では、女性の健康課題に対する深い理解、技術的な新規性・独自性、市場性と事業の持続可能性、実施体制の適切性、社会的インパクトなどが総合的に評価されます。特にフェムテック特有の観点として、当事者(女性)の声をどれだけ反映しているか、医療専門家との連携体制があるかといった点も重要です。プレゼンテーション審査があるため、事業の意義と実現可能性を簡潔かつ説得力のある形で伝える準備をしましょう。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本助成金は東京都の事業であるため、同一の経費について国や他の自治体の補助金・助成金と重複して受給することはできません。ただし、事業全体の中で経費を明確に区分できる場合は、異なる経費項目について別の補助金を活用する「経費の棲み分け」が可能なケースがあります。 例えば、製品開発費を本助成金で賄い、販路開拓費を別の補助金(小規模事業者持続化補助金等)で賄うといった組み合わせが考えられます。ただし、申請時に他の補助金の受給状況を正確に申告する必要があります。 フェムテック分野では、経済産業省の「ものづくり補助金」や中小企業庁の「事業再構築補助金」なども関連しますが、同一経費での重複受給は不可です。また、東京都の他の助成金(創業助成事業等)との併用についても、事前に事務局に確認することをお勧めします。 併用を検討する際は、各補助金の交付要綱における併用禁止条項を必ず確認し、不明点は事務局に問い合わせてください。不正受給と判断された場合は助成金の返還を求められるリスクがあります。
詳細説明
フェムテック開発支援・普及促進事業とは
本事業は、東京都が令和6年度に実施する「女性活躍のためのフェムテック開発支援・普及促進事業」です。フェムテック(FemTech)とは、Female(女性)とTechnology(テクノロジー)を組み合わせた造語で、女性特有の健康課題をテクノロジーで解決する製品やサービスを指します。
東京都では、女性が健康で活躍できる社会の実現を目指し、都内の中小企業者等が行うフェムテック製品・サービスの開発・改良および普及促進を支援しています。助成限度額は2,000万円、助成率は2/3以内と、手厚い支援内容が特徴です。
対象となるテーマと製品・サービス例
本事業で対象となるテーマは以下の7分野です。
- 月経:月経管理アプリ、月経痛緩和デバイス、吸水ショーツなど
- 妊娠:妊娠管理アプリ、胎児モニタリング機器、妊婦向けウェアラブルデバイスなど
- 不妊:排卵日予測アプリ、精子・卵子の質検査キット、不妊治療支援サービスなど
- 産後ケア:産後うつスクリーニングアプリ、骨盤底筋トレーニングデバイスなど
- 更年期:更年期症状管理アプリ、ホルモンバランス検査キットなど
- 婦人科系疾患等:子宮内膜症や乳がんの早期発見技術、セルフチェックツールなど
- ヘルスリテラシー:女性の健康教育プラットフォーム、啓発コンテンツ制作など
助成内容の詳細
助成限度額は2,000万円で、助成率は対象経費の2/3以内です。つまり、3,000万円の事業であれば最大2,000万円の助成を受けられ、自己負担は1,000万円となります。
助成対象経費には、原材料費、機械装置費、委託費、専門家指導費、産業財産権出願費、認証取得費、展示会参加費、広告宣伝費などが含まれます。開発段階から市場投入後の普及促進段階まで、幅広い経費が対象となっている点が大きな特徴です。
申請の流れとスケジュール
申請はjGrants(電子申請システム)を通じて行います。申請にはGビズIDが必要ですので、未取得の方は早めに準備してください。
- 申請期間:2024年9月6日〜2024年9月30日
- 審査方法:書類審査およびプレゼンテーション審査
- 採択決定:審査終了後に通知
- 事業実施:交付決定日から所定の期間内
- 実績報告:事業完了後に実績報告書を提出
審査のポイント
審査では以下の観点が重視されると考えられます。
- 女性の健康課題に対する深い理解と、課題解決への明確なビジョン
- 製品・サービスの技術的な新規性・独自性
- 市場性と事業の持続可能性
- 実施体制の適切性とスケジュールの妥当性
- 社会的インパクトと女性活躍への貢献度
申請時の注意事項
申請にあたっては、以下の点に特に注意してください。
- 申請期間が約3週間と短いため、事前準備が極めて重要です
- 経費の見積書は複数社から取得することが望ましいです
- 他の補助金・助成金との重複受給は認められません
- 採択後の計画変更には事前承認が必要です
- 助成金は後払い(精算払い)のため、事業実施中の資金繰りを計画しておく必要があります