令和6年度障害者向け製品等の販路開拓支援事業
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
助成率2/3・最大150万円の手厚い支援
本助成金は助成率2/3以内、助成限度額150万円と、販路開拓系の助成金としては比較的手厚い内容です。たとえば225万円の経費をかけた場合、150万円が助成されるため、実質75万円の自己負担で大規模な販路開拓活動が可能になります。中小企業にとって展示会出展や販促活動のコストは大きな負担ですが、この助成率であれば積極的な投資判断がしやすくなります。
オンラインからリアルまで多角的な販路をカバー
展示会出展(国内外)はもちろん、ECサイト出店初期登録料、自社Webサイト制作・改修費、PR動画制作費、広告費まで対象経費に含まれています。リアルとオンラインの両面から販路開拓を進められるため、コロナ後の販売チャネル多角化戦略に適しています。一つの助成金で複数のマーケティング施策を同時に実行できる点は大きな魅力です。
福祉4分野に特化した専門助成金
対象は「パラスポーツ関連」「福祉用具」「共生社会の実現」「障害のある方への合理的配慮」の4分野に限定されています。一般的な販路開拓助成金と異なり、福祉分野に特化しているため競合する申請者が絞られ、採択率が比較的高い傾向にあります。社会的意義の高い製品を開発している企業にとっては、狙い目の助成金です。
最長1年1か月の長い助成対象期間
助成対象期間が令和6年11月1日から令和7年11月30日までの最長1年1か月と、十分な活動期間が確保されています。年間を通じて複数の展示会に出展したり、段階的にオンライン販路を構築するなど、計画的な販路開拓戦略を立てやすい設計となっています。
ポイント
対象者・申請資格
企業形態
- 中小企業者(法人または個人事業者)
- 中小企業団体
- 特定非営利活動法人(NPO法人)
- 一般財団法人
- 一般社団法人
所在地要件
- 東京都内に本店または支店を有すること
- 当該拠点で実質的な事業活動を引き続き1年以上行っていること
対象製品の要件
- 自らが企画した製品であること
- 自社製品として単独で販売する権利を有していること
- 以下の4分野のいずれかに該当すること:
- パラスポーツ関連の製品・技術・サービス
- 福祉用具
- 共生社会の実現に資する製品
- 障害のある方への合理的配慮に関する製品
その他の注意事項
- OEM製品や代理販売品は対象外
- 申請にはエントリーが必要(公社HPより事前手続き)
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:エントリー手続き
東京都中小企業振興公社の公式ホームページからエントリーを行います。エントリーは申請の前提条件であり、これを完了しないと申請書類の提出ができません。募集期間内に忘れずに手続きしましょう。
ステップ2:募集要項・事務の手引きの確認
公社HPから募集要項と事務の手引きをダウンロードし、助成対象経費の詳細や申請書類の記載方法を確認します。特に経費区分ごとの助成限度額(出展小間料・資材費・輸送費は上限なし、オンライン出展基本料20万円など)を把握しておくことが重要です。
ステップ3:事業計画の策定
販路開拓の具体的な計画を策定します。出展予定の展示会名・時期・規模、ECサイトの出店先、Webサイトの改修内容、販促物の仕様など、具体性のある計画を立てましょう。販売促進費のみの申請は不可のため、必ず展示会参加費やECサイト費用と組み合わせてください。
ステップ4:申請書類の作成・提出
事業計画書、経費明細書、会社概要、製品カタログなどの必要書類を作成し、指定の方法で提出します。製品が4分野のどれに該当するかを具体的に説明できる資料を添付しましょう。
ステップ5:審査・交付決定
書類審査を経て交付決定通知を受領します。交付決定前に着手した経費は助成対象外となるため、必ず交付決定を待ってから経費の支出を開始してください。
ステップ6:事業実施・実績報告
助成対象期間内に計画に沿って事業を実施し、完了後に実績報告書を提出します。経費の支出に関する証拠書類(見積書・契約書・請求書・領収書・成果物等)を漏れなく保管してください。
ポイント
審査と成功のコツ
展示会と販促の組み合わせ戦略を練る
経費区分ごとの上限を意識した予算設計
製品の社会的意義を前面に出す
国内外の展示会を視野に入れる
EC・Webとリアル展示会のシナジーを最大化する
ポイント
対象経費
対象となる経費
展示会等参加費(出展小間料)(2件)
- 展示会・見本市への出展小間料
- 展示スペースの装飾・ブース設営費
展示会等参加費(資材費)(3件)
- 展示用パネル・ディスプレイの制作費
- 展示用什器・備品のレンタル費
- 展示サンプル・デモ機の輸送梱包資材費
展示会等参加費(輸送費)(2件)
- 展示物の会場への輸送費
- 展示物の返送費
オンライン出展基本料(2件)
- オンライン展示会の出展基本料(上限20万円)
- バーチャルブースの基本設定費用
ECサイト出店初期登録料(2件)
- ECモール(楽天・Amazon等)への出店初期登録料(上限20万円)
- ECプラットフォームの初期設定費用
自社Webサイト制作・改修費(3件)
- 自社ホームページの新規制作費(上限20万円)
- 既存Webサイトの改修・リニューアル費
- 製品紹介ページの追加制作費
販売促進費(印刷物制作費)(3件)
- 製品カタログ・パンフレットの制作費(上限50万円)
- チラシ・フライヤーの制作・印刷費
- 展示会用ポスターの制作費
販売促進費(PR動画・広告費)(2件)
- 製品紹介PR動画の企画・撮影・編集費(上限20万円)
- Web広告・SNS広告等の広告出稿費(上限20万円)
対象外の経費
対象外の経費一覧(8件)
- 販売促進費のみでの申請(展示会参加費またはECサイト費用との組み合わせが必須)
- 交付決定日より前に支出した経費
- 自社製品ではない他社製品・OEM製品に関する費用
- 展示会・ECサイトに関連しない一般的な営業活動費
- 人件費・旅費・交通費・宿泊費
- 汎用性のある備品・機器の購入費(パソコン・カメラ等)
- 助成対象期間外に実施した事業の経費
- 消費税及び地方消費税
よくある質問
Q個人事業主でも申請できますか?
はい、申請可能です。本助成金の対象者は「中小企業者(法人又は個人事業者)」と明記されており、個人事業主も含まれます。ただし、東京都内に事業所を有し、実質的な事業活動を引き続き1年以上行っていることが条件です。開業届を提出して1年未満の場合は申請できませんのでご注意ください。また、自社で企画した障害者向け製品を持っていることが前提となります。
Q販売促進費だけで申請することはできますか?
いいえ、販売促進費(印刷物制作費・PR動画制作費・広告費)のみでの申請はできません。必ず展示会等参加費、ECサイト出店初期登録料、自社Webサイト制作・改修費のいずれかと組み合わせて申請する必要があります。これは、本助成金が販路開拓の「場」を確保した上での販促活動を支援する趣旨であるためです。たとえば、展示会出展費+PR動画制作費や、ECサイト出店+カタログ制作費といった組み合わせで申請してください。
Q海外の展示会にも使えますか?
はい、本助成金は国内外の展示会等への出展が対象です。海外で開催される福祉関連の展示会や見本市への出展費用(出展小間料・資材費・輸送費)も助成対象となります。ヨーロッパのREHACARE(ドイツ)やAATAなど、海外の福祉・リハビリテーション関連展示会への出展を検討している企業には大きなメリットがあります。ただし、渡航費・宿泊費・人件費などは対象外ですので、出展に直接関わる費用のみが助成されます。
QECサイトの月額利用料は助成対象になりますか?
いいえ、ECサイトに関して助成対象となるのは「出店初期登録料」のみで、助成限度額は20万円です。月額利用料、販売手数料、決済手数料などのランニングコストは助成対象外となります。楽天市場やAmazonなどのECモールへの出店時に発生する初期登録費用や、専門的な福祉用具ECプラットフォームへの出店登録料などが該当します。
Q助成金の申請前にエントリーは必ず必要ですか?
はい、必ず必要です。本助成金の申請にあたっては、東京都中小企業振興公社のホームページでの「エントリー」が前提条件となっています。エントリーを完了していないと申請書類の提出ができません。募集期間内にエントリーを忘れないよう、公社のWebサイトを早めに確認し、手続きを進めておくことをお勧めします。
QNPO法人や一般社団法人でも申請できますか?
はい、申請可能です。本助成金の対象者には、中小企業者に加えて「特定非営利活動法人(NPO法人)」「一般財団法人」「一般社団法人」も含まれています。福祉分野ではNPO法人や一般社団法人が障害者向け製品・サービスを開発しているケースも多く、こうした団体も活用できる設計となっています。ただし、いずれの場合も東京都内で1年以上の事業活動実績と、対象4分野に該当する自社製品を持っていることが条件です。
Q交付決定前に展示会に申し込んでも大丈夫ですか?
交付決定前に展示会への申し込み(出展契約)を行うことは原則として避けるべきです。一般的に、助成金は交付決定日以降に発生した経費が助成対象となり、交付決定前に契約・支出した費用は対象外となります。展示会の出展申込時期と助成金の交付決定時期のスケジュールを事前に確認し、タイミングが合わない場合は公社の助成課(TEL:03-3251-7894)に相談することをお勧めします。
Q同じ年度に他の助成金と併用できますか?
同一の経費項目について他の公的助成金と重複して助成を受けることはできません。ただし、異なる経費項目や事業フェーズであれば、他の助成金との併用が可能な場合があります。たとえば、製品開発費用にはものづくり補助金を、販路開拓費用には本助成金をそれぞれ活用するという使い分けは有効です。併用を検討する場合は、各助成金の併用制限条項を確認し、事前に公社に相談することをお勧めします。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本助成金は東京都中小企業振興公社が実施する事業であり、同公社の他の助成金との併用には注意が必要です。同一の経費について他の公的助成金と重複して助成を受けることはできません。ただし、異なる経費項目であれば他の補助金との併用が可能な場合があります。 たとえば、製品開発段階では「ものづくり補助金」や東京都の「製品開発着手支援助成事業」を活用し、開発完了後の販路開拓段階で本助成金を活用するという時系列での使い分けが効果的です。また、展示会出展費用を本助成金で賄い、展示会で獲得した商談を具体化するための費用を「小規模事業者持続化補助金」で対応するなど、事業フェーズごとに異なる助成金を組み合わせる戦略も有効です。 福祉分野に特化した補助金としては、厚生労働省の「障害者自立支援機器等開発促進事業」などもあります。開発と販路開拓で役割を分ければ併用可能な場合がありますので、事前に公社の助成課に確認することをお勧めします。 東京都の「展示会出展助成事業」など類似の販路開拓助成金とは、同一経費での重複申請ができないため、どちらが自社にとって有利かを比較検討した上で申請先を選択してください。
詳細説明
障害者向け製品の販路開拓を総合的に支援する助成金
「令和6年度障害者向け製品等の販路開拓支援事業」は、東京都中小企業振興公社が実施する、福祉分野に特化した販路開拓助成金です。パラスポーツ関連、福祉用具、共生社会の実現、障害のある方への合理的配慮の4分野に該当する自社製品を持つ都内中小企業等が対象となります。
助成金の基本情報
- 助成限度額:150万円
- 助成率:2/3以内
- 助成対象期間:令和6年11月1日〜令和7年11月30日(最長1年1か月)
- 実施機関:公益財団法人東京都中小企業振興公社
対象となる事業者
本助成金に申請できるのは、以下の要件をすべて満たす事業者です。
- 東京都内に本店または支店を有し、実質的な事業活動を引き続き1年以上行っている
- 中小企業者(法人・個人事業者)、中小企業団体、NPO法人、一般財団法人、一般社団法人のいずれか
- 自らが企画し、自社製品として単独で販売する権利を有する製品を持っている
対象となる4つの製品分野
助成対象となる製品・技術・サービスは、以下の4分野のいずれかに該当する必要があります。
- パラスポーツ関連:パラリンピック競技や障害者スポーツに関連する用具・機器・サービス
- 福祉用具:障害のある方の日常生活や社会参加を支援する用具・機器
- 共生社会の実現:障害の有無にかかわらず誰もが暮らしやすい社会の実現に寄与する製品
- 障害のある方への合理的配慮:事業者が障害のある方に対して行う合理的配慮を支援する製品・サービス
助成対象経費の詳細
本助成金では、以下の経費区分に基づいて助成が行われます。各区分には個別の助成限度額が設定されているものがあります。
1. 展示会等参加費
- 出展小間料:国内外の展示会・見本市への出展にかかる小間料
- 資材費:展示ブースの装飾・設営に必要な資材費
- 輸送費:展示物の会場への輸送・返送費用
- オンライン出展基本料:オンライン形式の展示会への出展基本料(助成限度額:20万円)
2. ECサイト出店初期登録料
ECモールへの出店にかかる初期登録料が対象です。助成限度額は20万円です。月額利用料や販売手数料は含まれません。
3. 自社Webサイト制作・改修費
自社ホームページの新規制作や既存サイトの改修にかかる費用です。助成限度額は20万円です。製品の魅力を効果的に伝えるWebサイトの構築に活用できます。
4. 販売促進費
- 印刷物制作費:カタログ、パンフレット、チラシ等の制作費(助成限度額:50万円)
- PR動画制作費:製品紹介動画の企画・撮影・編集費(助成限度額:20万円)
- 広告費:Web広告やSNS広告等の出稿費(助成限度額:20万円)
重要:販売促進費のみでの申請はできません。必ず展示会参加費、ECサイト出店初期登録料、自社Webサイト制作費のいずれかと組み合わせて申請してください。
申請の流れ
- エントリー:公社HPで事前エントリーを行う(必須)
- 申請書類の作成:事業計画書、経費明細書等を作成
- 書類提出:所定の方法で申請書類を提出
- 審査・交付決定:審査を経て交付決定通知を受領
- 事業実施:交付決定後に事業を実施(決定前の着手は対象外)
- 実績報告:事業完了後に実績報告書を提出
- 助成金交付:実績報告の確認後に助成金が交付
活用のポイント
本助成金を最大限活用するためには、展示会出展を軸にしながら、ECサイト・Webサイト・販促物を組み合わせた統合的な販路開拓戦略を立てることが重要です。たとえば、国際福祉機器展(H.C.R.)などの主要展示会に出展し、そこで配布するカタログやPR動画も本助成金で制作、さらにECサイトへの出店で展示会後のフォローアップ体制も整えるという計画が理想的です。
また、海外展示会への出展も対象となっているため、福祉先進国であるヨーロッパや北米の展示会への出展も視野に入れることで、国内市場に留まらない成長戦略を描くことができます。
問い合わせ先
公益財団法人東京都中小企業振興公社 企画管理部 助成課
〒101-0022 東京都千代田区神田練塀町3-3 大東ビル4階
TEL:03-3251-7894・5
E-mail:shogaisha_hanro@tokyo-kosha.or.jp