募集終了
普通
準備期間の目安: 約30

【岡山県3回目】令和5年度_中小企業等海外出願・侵害対策支援事業費補助金(中小企業等外国出願支援事業)

基本情報

補助金額
300万円
補助率: 1/2
0円300万円
募集期間
2023-09-19 〜 2023-10-06
対象地域岡山県
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 公務(他に分類されるものを除く) / 分類不能の産業 / 農業、林業 / 鉱業、採石業、砂利採取業 / 運輸業、郵便業 / 卸売業、小売業 / 金融業、保険業 / 不動産業、物品賃貸業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 宿泊業、飲食サービス業 / 生活関連サービス業、娯楽業 / 教育、学習支援業 / 医療、福祉
使途新たな事業を行いたい / 販路拡大・海外展開をしたい / イベント・事業運営支援がほしい / 事業を引き継ぎたい / 研究開発・実証事業を行いたい / 人材育成を行いたい / 資金繰りを改善したい / 雇用・職場環境を改善したい / 災害(自然災害、感染症等)支援がほしい / 安全・防災対策支援がほしい / まちづくり・地域振興支援がほしい / 設備整備・IT導入をしたい / エコ・SDGs活動支援がほしい / 教育・子育て・少子化支援がほしい / スポーツ・文化支援がほしい

この補助金のまとめ

本補助金は、岡山県内の中小企業が海外市場への事業展開を見据え、外国での特許・実用新案・意匠・商標の出願費用の半額(1/2)を助成する制度です。独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)の国の支援事業を岡山県産業振興財団が地域事務局として運営しており、1企業あたり最大300万円、案件単位では特許150万円・実用新案等60万円・冒認対策商標30万円が上限となります。海外での知的財産権の取得は、模倣品対策や現地パートナーとの交渉力強化に直結するため、輸出やライセンス供与を計画している企業にとって極めて重要な投資です。しかし外国出願には翻訳費・現地代理人費用など国内出願の数倍のコストがかかるため、本補助金を活用することで資金面のハードルを大幅に下げることができます。特に複数国への同時出願を検討している場合、費用負担の軽減効果は顕著です。申請には日本国内での先行出願と先行技術調査の実施が前提となるため、計画的な知財戦略の立案が成功の鍵となります。

この補助金の特徴

1

補助率1/2・最大300万円の手厚い支援

外国出願にかかる費用の半額を補助し、1企業あたり年間300万円を上限としています。特許出願は1件150万円、実用新案・意匠・商標は1件60万円、冒認対策商標は1件30万円が案件単位の上限です。複数案件の同時申請も可能なため、戦略的に複数国・複数権利をまとめて出願することでコストメリットを最大化できます。

2

対象経費が幅広く実務負担を軽減

外国特許庁への出願手数料だけでなく、国内代理人費用・現地代理人費用・翻訳費用も補助対象に含まれます。外国出願では翻訳と現地代理人の費用が出願手数料を大きく上回ることも多いため、これらが補助対象に入っている点は非常に実用的です。実際のキャッシュアウトを大幅に抑えられます。

3

JETROの国事業と連携した信頼性の高いスキーム

本事業は経済産業省・特許庁の施策をJETROが全国展開し、岡山県産業振興財団が地域事務局を務める枠組みです。国の制度設計に基づいているため審査基準が明確で、採択後のフォローアップ体制も整っています。初めて外国出願に取り組む企業でも安心して利用できます。

4

冒認対策商標にも対応

海外で第三者に自社ブランドを先取り出願される「冒認商標」への対策出願も補助対象です。特に中国・東南アジアでの冒認商標被害は深刻化しており、防衛的な商標出願のコストを補助で賄える点は、海外展開を始めたばかりの企業にとって大きな安心材料です。

ポイント

外国出願は国内出願の3〜10倍のコストがかかるのが一般的です。本補助金は翻訳費や現地代理人費用まで幅広くカバーしており、特に初めて海外出願に挑戦する岡山県の中小企業にとって、知財戦略の第一歩を踏み出す強力な後押しとなります。複数国への出願を一括で計画すると費用対効果が高まります。

対象者・申請資格

企業規模要件

  • 中小企業基本法に定める中小企業者であること
  • 大企業が実質的に経営を支配する「みなし大企業」は対象外
  • 中小企業グループ(構成員全員が中小企業)での申請も可能
  • 地域団体商標の出願に限り、NPO法人等も対象

出願要件

  • 日本国特許庁に既に出願済みであること(基礎出願が必要)
  • パリ条約等の優先権を主張して外国へ出願する予定であること
  • PCT国際出願の国内移行も対象となる場合あり

事業計画要件

  • 先行技術調査を実施し、外国での権利取得の見込みがあること
  • 取得した権利を活用する具体的な事業展開計画を有すること
  • 海外での製品販売・ライセンス供与・模倣品対策等の計画が明確であること

地域要件

  • 岡山県内に主たる事業所を有する中小企業であること
  • 岡山県産業振興財団を通じて申請すること

ポイント

最も見落としがちなのは「日本での先行出願」と「先行技術調査の実施」が前提条件となっている点です。外国出願を思い立ってからでは間に合わないケースもあるため、国内出願の段階から外国出願を視野に入れた知財戦略を立てておくことが重要です。みなし大企業の判定基準も事前に確認しておきましょう。

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申請ガイド

1

ステップ1:事前準備と知財戦略の策定

まず自社の海外展開計画を整理し、どの国にどの権利(特許・商標等)を出願するか戦略を立てます。日本国内での基礎出願が完了していることが前提です。先行技術調査(特許の場合)を実施し、権利化の見込みを確認します。INPIT(工業所有権情報・研修館)の無料調査支援も活用できます。

2

ステップ2:申請書類の作成

岡山県産業振興財団のウェブサイトから申請様式をダウンロードし、事業計画書・経費明細書・先行技術調査結果等を作成します。外国出願の見積書を国内代理人(弁理士)から取得し、経費の根拠を明確にします。

3

ステップ3:申請書の提出と審査

岡山県産業振興財団ものづくり支援部知的財産支援課に申請書類を提出します。書類審査を経て採択が決定されます。審査では事業展開計画の具体性や権利取得の見込みが重視されます。

4

ステップ4:交付決定後の外国出願実施

採択通知を受けた後、計画に基づいて外国出願を実施します。必ず交付決定後に出願手続きを行うことが重要です。交付決定前の支出は補助対象外となる場合があります。

5

ステップ5:実績報告と補助金受領

出願完了後、実績報告書と支出証拠書類(請求書・領収書等)を提出します。確定検査を経て補助金が交付されます。経費の証拠書類は漏れなく保管しておきましょう。

ポイント

申請のタイミングが極めて重要です。優先権主張の期限(特許・実用新案は12ヶ月、意匠・商標は6ヶ月)から逆算して、余裕を持ったスケジュールを組む必要があります。交付決定前の経費は対象外となるリスクがあるため、弁理士と連携して出願タイミングを調整することをお勧めします。

審査と成功のコツ

知財専門家(弁理士)との早期連携
外国出願は各国の法制度や出願実務が異なるため、海外出願の実績が豊富な弁理士に早い段階から相談することが成功の鍵です。出願国の選定・費用見積もり・スケジュール管理まで一貫してサポートを受けることで、申請書類の精度も格段に上がります。
出願国の優先順位を明確化する
全ての国に出願するのではなく、事業展開計画に基づいて優先順位をつけることが重要です。販売先・製造拠点・競合の多い国を優先し、補助上限額の範囲内で最大の効果を狙います。まずは主要市場2〜3カ国に集中する戦略が現実的です。
先行技術調査を徹底する
特許出願の場合、先行技術調査の質が採択率を左右します。J-PlatPat(特許情報プラットフォーム)や各国特許庁のデータベースを活用し、権利取得の見込みを客観的に示せるよう準備しましょう。INPITの海外知財プロデューサーに相談するのも有効です。
事業展開計画の具体性を高める
単に「海外に売りたい」ではなく、ターゲット市場の規模・参入時期・販売チャネル・現地パートナーの有無など、具体的な計画を示すことが重要です。知的財産権の取得が事業戦略にどう貢献するかを明確にストーリー化しましょう。
経費の適正管理と証拠書類の整備
複数国への出願では経費項目が多岐にわたります。代理人費用・翻訳費用・出願手数料を国別・権利別に整理し、見積書と実績の対応関係を明確にしておくことで、実績報告がスムーズになります。

ポイント

採択のポイントは「なぜその国に出願するのか」を事業計画と紐づけて説明できるかどうかです。知財戦略と事業戦略を一体化させた申請書を作成することが最も重要であり、弁理士だけでなく海外展開の専門家(JETRO等)にも相談して計画の説得力を高めましょう。

対象経費

対象となる経費

外国特許庁出願手数料(4件)
  • 各国特許庁への出願料
  • 審査請求料
  • 登録料(初回)
  • 優先権主張に係る手数料
国内代理人費用(3件)
  • 弁理士への出願手続き代行費用
  • 外国出願に係る国内事務手数料
  • 中間処理対応費用
現地代理人費用(3件)
  • 外国の弁理士・弁護士への代理費用
  • 現地での出願手続き代行費用
  • 現地代理人の中間処理対応費用
翻訳費用(3件)
  • 明細書・請求項の翻訳費
  • 図面中テキストの翻訳費
  • 出願関連書類の翻訳費
PCT関連費用(3件)
  • PCT国際出願の国内移行費用
  • 国際調査手数料
  • 国際予備審査手数料

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 日本国内での特許出願にかかる費用
  • 先行技術調査・特許マップ作成にかかる調査費用
  • 出願後の権利維持費用(年金・更新料)
  • 訴訟・異議申立てなどの権利行使にかかる費用
  • 渡航費・宿泊費など出願手続き以外の経費
  • 交付決定日より前に発生した経費
  • 補助事業期間外に支出された経費

よくある質問

Q個人事業主でも申請できますか?
A

はい、中小企業基本法に定める中小企業者に該当すれば、個人事業主でも申請可能です。ただし、「みなし大企業」に該当しないことが条件です。みなし大企業とは、大企業が株式の過半数を保有している、または役員の過半数を大企業の関係者が占めているなど、実質的に大企業の支配下にある企業を指します。個人事業主の場合、これに該当するケースは少ないですが、取引先の資本関係等を念のため確認しておくとよいでしょう。

QPCT国際出願も補助対象になりますか?
A

PCT国際出願を利用して各国に国内移行する場合も、補助対象となる可能性があります。PCT出願のメリットは、1つの出願で複数国への権利化を一括管理できる点にあります。ただし、PCT出願の国際段階の費用と各国移行段階の費用で対象範囲が異なる場合があるため、申請前に事務局に確認することをお勧めします。出願国数が多い場合はPCTルートの方がコスト効率が良いケースもあります。

Q既に外国に出願済みの案件は対象になりますか?
A

原則として、交付決定前に既に出願手続きが完了している案件は補助対象外です。本補助金は交付決定後に発生する経費を対象としているため、出願のタイミングには十分ご注意ください。外国出願を検討し始めた段階で早めに事務局に相談し、申請スケジュールと出願スケジュールを調整することが重要です。優先権の期限との兼ね合いもあるため、計画的な準備をお勧めします。

Q複数の国に同時に出願する場合、それぞれ別の案件として申請できますか?
A

同一の発明・商標等について複数国に出願する場合、それらをまとめて1つの案件として申請するのが一般的です。1企業あたりの年間上限は300万円で、案件あたりの上限(特許150万円、商標等60万円)の範囲内で複数国への出願費用を計上できます。出願国数が多い場合や複数の権利種別を出願する場合は、費用配分の戦略を弁理士と相談して最適化することをお勧めします。

Q補助金の入金はいつ頃になりますか?
A

補助金は後払い(精算払い)方式です。外国出願の完了後に実績報告書を提出し、事務局の確定検査を経て補助金額が確定した後に入金されます。出願から入金まで数ヶ月かかることが一般的ですので、出願費用の一時的な立替資金は自社で確保しておく必要があります。資金繰りに不安がある場合は、事前に金融機関のつなぎ融資等も検討しておくとよいでしょう。

Q商標の冒認対策出願とは具体的にどのような場合ですか?
A

冒認対策出願とは、海外で第三者が自社の商標を無断で先取り出願している、またはその恐れがある場合に、自社の権利を守るために行う防衛的な商標出願のことです。例えば、中国で自社ブランド名が他者に商標登録されていることが判明し、対抗して正当な商標出願を行うケースが典型例です。冒認対策商標は1案件あたり30万円が上限ですが、ブランド保護の観点から非常に重要な支援です。

Q申請から採択までどのくらいの期間がかかりますか?
A

申請受付から採択結果の通知まで、通常1〜2ヶ月程度を見込んでおくとよいでしょう。ただし、募集回次や申請件数によって変動する場合があります。本事業は岡山県の第3回募集であることから、予算の残額状況によっては早期に募集が締め切られる可能性もあります。優先権の期限を考慮すると、募集開始後できるだけ早く申請書類を提出することをお勧めします。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金はJETROが全国展開する「中小企業等海外出願・侵害対策支援事業」の一環であり、同一案件について国の同種補助金との二重受給はできません。ただし、異なる出願案件であれば、他の知的財産関連支援との組み合わせは検討可能です。 例えば、国内出願段階では各都道府県の知財総合支援窓口の無料相談や、INPITの海外知財プロデューサーによる戦略立案支援を活用し、外国出願段階で本補助金を利用するという流れが効果的です。 また、海外展開全体を支援する補助金として、中小企業庁の「JAPANブランド育成支援等事業」や岡山県独自の海外販路開拓支援事業との併用も視野に入れるとよいでしょう。知財取得と販路開拓を別々の補助金でカバーすることで、海外進出の総合的なコスト負担を軽減できます。 なお、同一経費について複数の補助金を重複して受けることは原則禁止されています。申請前に各補助金の事務局に併用可否を確認し、経費の切り分けを明確にしておくことが重要です。

詳細説明

中小企業等海外出願支援事業とは

本事業は、経済産業省・特許庁の施策に基づき、独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)が実施する「中小企業等海外出願・侵害対策支援事業」のうち、外国出願費用の補助を行うプログラムです。岡山県では公益財団法人岡山県産業振興財団が地域事務局を務め、県内中小企業の外国出願を支援しています。

支援の背景と目的

グローバル化が進む現在、海外市場での事業展開には知的財産権の確保が不可欠です。しかし、外国出願には国内出願の数倍から十数倍のコストがかかり、中小企業にとって大きな負担となっています。特に、翻訳費用や現地代理人費用は高額になりがちで、資金面の制約から海外での権利取得を断念するケースも少なくありません。

本補助金は、こうした中小企業の外国出願のハードルを下げ、海外での知的財産権取得を通じた競争力強化を支援することを目的としています。

補助の内容と上限額

補助率は対象経費の1/2で、以下の上限額が設定されています。

  • 1企業あたりの年間上限:300万円
  • 特許出願:1案件あたり150万円
  • 実用新案登録出願:1案件あたり60万円
  • 意匠登録出願:1案件あたり60万円
  • 商標登録出願:1案件あたり60万円
  • 冒認対策商標出願:1案件あたり30万円

複数の案件を同時に申請することも可能で、年間上限の300万円の範囲内で戦略的に活用できます。

対象となる経費

本補助金の対象経費は以下の3カテゴリです。

  • 外国特許庁への出願手数料:各国特許庁に支払う出願料・審査請求料等
  • 国内・現地代理人費用:弁理士への出願手続き代行費用(国内および現地)
  • 翻訳費用:出願書類の翻訳にかかる費用

これらは外国出願において最も大きなコスト要因であり、実務上の費用負担を効果的に軽減します。

申請要件の詳細

本補助金を申請するためには、以下の要件を満たす必要があります。

  • 中小企業基本法に定める中小企業者であること(みなし大企業は除く)
  • 日本国特許庁に既に出願済みであること(基礎出願の存在)
  • パリ条約に基づく優先権を主張して外国に出願する予定であること
  • 先行技術調査を実施し、権利取得の可能性があること
  • 取得した権利を活用する事業展開計画を有すること

冒認商標対策への対応

近年、中国や東南アジア諸国において、日本企業のブランド名や商品名を第三者が無断で商標出願する「冒認商標」の被害が深刻化しています。本補助金では、こうした冒認商標への防衛的な対策出願も補助対象としており、1案件あたり30万円を上限に支援を受けることができます。

海外での商標の先取り出願を放置すると、自社ブランドでの販売が困難になるだけでなく、ブランド価値の毀損にもつながるため、早期の対策が重要です。

活用のポイント

本補助金を最大限に活用するためには、以下のポイントを押さえることが重要です。

  • 早期の計画立案:優先権主張の期限(特許12ヶ月、意匠・商標6ヶ月)から逆算したスケジュール管理
  • 出願国の戦略的選定:事業展開計画に基づく優先順位付け
  • 専門家の活用:海外出願に精通した弁理士やJETRO、INPITの支援サービスの積極的な利用
  • 費用の最適化:PCT出願と各国直接出願のコスト比較、複数案件の一括申請の検討

お問い合わせ先

申請に関するご相談は、公益財団法人岡山県産業振興財団 ものづくり支援部 知的財産支援課までお問い合わせください。申請書類の書き方から知財戦略の相談まで、幅広くサポートを受けることができます。