中小企業新事業創出促進対策事業費補助金 (副業・兼業支援補助事業) 第3次公募
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
2つの類型で送り出し・受け入れ双方を支援
本補助金は類型A(送り出し型)と類型B(受け入れ型)の2つの枠組みを設けており、副業・兼業を「する側」と「活用する側」の双方を支援する包括的な制度設計となっています。自社従業員の副業・兼業を推進したい企業も、外部から専門人材を受け入れたい企業も、それぞれの目的に合わせて活用できます。
補助率1/2で実質的な費用負担を軽減
補助率は1/2に設定されており、副業・兼業に関する制度整備や人材マッチング、コンサルティング等にかかる費用の半額が補助されます。類型Aは上限100万円、類型Bは人材1人あたり50万円・1事業者250万円までと、中小企業にとって十分な支援額が用意されています。
全国の中小企業が対象で業種制限なし
地域や業種を問わず、全国の中小企業が申請可能です。製造業、IT、サービス業など幅広い業種の企業が活用でき、特に人材不足に悩む地方の中小企業にとっては、副業・兼業人材を活用する絶好の機会となります。
新事業創出と人材育成を同時に実現
副業・兼業を通じて外部の知見やスキルを取り込むことで、既存事業の改善だけでなく、新規事業の立ち上げやイノベーションの促進が期待できます。送り出し側の従業員も他社での経験を通じてスキルアップし、自社に新たな視点を持ち帰ることができます。
ポイント
対象者・申請資格
企業規模要件
- 中小企業基本法に定める中小企業であること・資本金または従業員数が業種ごとの基準以下であること・みなし大企業に該当しないこと
類型A(送り出し型)の要件
- 自社の従業員が副業・兼業で他社の業務に従事する制度を導入または拡充すること・副業・兼業に関する社内規程の整備を行うこと・従業員の副業・兼業を認める方針を明確にしていること
類型B(受け入れ型)の要件
- 副業・兼業人材を外部から受け入れて事業課題の解決に取り組むこと・受け入れる人材との業務委託契約等を締結すること・具体的な事業課題と人材活用計画を策定していること
共通要件
- 日本国内に本社または主たる事業所を有すること・税金の滞納がないこと・反社会的勢力との関係がないこと・過去に同様の補助金で不正受給がないこと
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:類型の選択と事前準備
まず自社の目的に合わせて類型A(送り出し型)または類型B(受け入れ型)を選択します。類型Aの場合は副業・兼業に関する社内規程の整備状況を確認し、類型Bの場合は解決したい事業課題と求める人材像を明確にします。
ステップ2:申請書類の作成
事業計画書、経費明細書、会社概要資料などの必要書類を作成します。事業計画書では、副業・兼業の導入目的、期待する成果、実施スケジュールを具体的に記載します。類型Bでは受け入れ人材の要件や活用計画も詳細に記述します。
ステップ3:電子申請による提出
jGrants(電子申請システム)を通じて申請を行います。GビズIDプライムの取得が必要なため、未取得の場合は2〜3週間前から準備を開始してください。申請期間は2023年9月8日〜9月29日です。
ステップ4:審査・採択・交付決定
書類審査が行われ、採択結果が通知されます。採択後に交付決定を受けてから補助事業を開始します。交付決定前の経費は補助対象外となるため注意が必要です。
ステップ5:事業実施と実績報告
交付決定後に副業・兼業に関する事業を実施し、完了後に実績報告書を提出します。経費の支出を証明する書類(契約書、請求書、振込明細等)を整理・保管しておくことが重要です。
ポイント
審査と成功のコツ
明確な事業課題の設定
定量的な成果目標の提示
実施体制の具体性
副業・兼業の持続可能性
ポイント
対象経費
対象となる経費
人材マッチング費(3件)
- 副業・兼業人材マッチングプラットフォーム利用料
- 人材紹介会社への手数料
- マッチングイベント参加費
コンサルティング費(3件)
- 副業・兼業制度設計に関するコンサルティング費用
- 就業規則改定に関する社労士への相談料
- 人材活用計画策定支援費
人材受入費(3件)
- 副業・兼業人材への業務委託費
- 外部人材への報酬・謝金
- 交通費・通信費
制度整備費(3件)
- 副業・兼業に関する社内規程整備費用
- 労働条件通知書等の書式作成費用
- 情報セキュリティ対策費用
研修・セミナー費(3件)
- 副業・兼業に関する社内研修実施費用
- 管理職向けマネジメント研修費
- 外部セミナー・勉強会参加費
広報・周知費(3件)
- 副業・兼業人材募集に関する広告費
- 社内周知のための資料作成費
- PR動画・Webサイト制作費
対象外の経費
対象外の経費一覧(8件)
- 副業・兼業人材への直接の給与・賞与(業務委託費は対象)
- 補助事業に直接関係のない一般管理費・間接経費
- 交付決定前に発生した経費
- 他の補助金・助成金で補填される経費
- 消費税および地方消費税
- 飲食費・交際費・接待費
- 不動産の取得費・賃借料
- 汎用性の高い備品(PC・スマートフォン等)の購入費
よくある質問
Q類型A(送り出し型)と類型B(受け入れ型)は同時に申請できますか?
類型Aと類型Bは別々の申請となりますが、同一企業が両方の類型に申請することは可能です。ただし、それぞれの類型で独立した事業計画と経費計画が必要です。自社従業員の副業・兼業推進と外部人材の受け入れを同時に進める場合は、両方の申請を検討すると効果的です。なお、同一の経費を両方の類型で重複して計上することはできません。
Q副業・兼業人材はどのように探せばよいですか?
副業・兼業人材のマッチング方法としては、専門のマッチングプラットフォーム(ビザスク、サンカク、Skill Shift等)の活用、人材紹介会社への依頼、自治体や商工会議所が主催するマッチングイベントへの参加などがあります。本補助金ではこれらのマッチングにかかる費用も補助対象となるため、複数のチャネルを活用して最適な人材を探すことをお勧めします。また、地方企業の場合は各自治体のプロフェッショナル人材戦略拠点に相談するのも有効です。
Q個人事業主やフリーランスも申請できますか?
本補助金の対象は中小企業基本法に定める中小企業等であり、個人事業主も一定の条件下で申請可能な場合があります。ただし、具体的な要件は公募要領で確認する必要があります。一般的に、従業員を雇用している個人事業主で、副業・兼業の送り出しや受け入れの実態がある場合は対象となり得ます。詳細は事務局に直接お問い合わせいただくことをお勧めします。
Q補助対象となる経費の範囲を教えてください
類型A(送り出し型)では、副業・兼業に関する社内規程の整備費用、労務管理システムの導入費、従業員向け研修費、コンサルティング費などが対象です。類型B(受け入れ型)では、人材マッチングプラットフォーム利用料、人材紹介手数料、副業・兼業人材への業務委託費、受入体制整備に関するコンサルティング費などが対象となります。ただし、副業・兼業人材への直接の給与・賞与、飲食費、汎用備品の購入費などは対象外です。
QGビズIDプライムを持っていないのですが、申請に間に合いますか?
GビズIDプライムの取得には通常2〜3週間程度かかります。第3次公募の申請期間は2023年9月8日〜9月29日のため、公募開始時点で未取得の場合は間に合わない可能性があります。GビズIDプライムは他の補助金申請にも広く利用されるため、今後の申請に備えて早めに取得手続きを進めることをお勧めします。取得はGビズIDの公式サイトからオンラインで申請可能です。
Q補助金の支払いはいつ行われますか?
本補助金は後払い(精算払い)方式です。まず交付決定後に自社で補助対象経費を支出し、事業完了後に実績報告書を提出します。事務局による審査・確定検査を経て、補助金額が確定した後に支払いが行われます。そのため、事業実施中は自社で資金を立て替える必要があります。資金繰りに不安がある場合は、金融機関へのつなぎ融資の相談も併せて検討してください。
Q過去の公募(第1次・第2次)で不採択だった場合、再度申請できますか?
過去の公募で不採択となった場合でも、第3次公募に再度申請することは可能です。再申請にあたっては、前回の申請内容を見直し、事業計画の具体性や実現可能性、期待される成果などを改善・強化することが重要です。特に不採択の理由が通知されている場合は、その指摘事項を踏まえて計画を修正してください。事業計画のブラッシュアップには、商工会議所や中小企業診断士などの専門家の支援を活用することも有効です。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金と併用を検討できる制度として、まず厚生労働省の「副業・兼業に取り組む企業への支援」があります。労働時間管理や健康管理の体制整備に関する助成を受けられる場合があり、本補助金の制度設計費用と棲み分けて活用できます。 また、人材育成の観点では「人材開発支援助成金」との組み合わせが効果的です。副業・兼業で得た知見を社内に展開するための研修プログラム構築に活用できます。 IT人材の受け入れを目的とする場合は、「IT導入補助金」との併用も検討価値があります。副業・兼業人材の知見を活かしてITツールを導入する際の費用に充当できますが、同一経費への二重申請は不可のため、経費の切り分けが必要です。 地方の中小企業であれば、各自治体の副業・兼業推進事業や移住・関係人口創出事業との連携も有効です。都市部の専門人材を地方企業が副業・兼業で受け入れる形は、地方創生の文脈でも注目されており、自治体独自の上乗せ支援が受けられるケースもあります。 なお、同一の補助対象経費について他の国庫補助金との重複受給は認められないため、複数制度を併用する場合は事前に事務局へ確認し、経費の按分を明確にしておくことが重要です。
詳細説明
副業・兼業支援補助事業の概要
中小企業新事業創出促進対策事業費補助金(副業・兼業支援補助事業)は、経済産業省が推進する副業・兼業の促進施策の一環として実施される補助金制度です。近年、働き方改革の進展やコロナ禍を契機としたリモートワークの普及により、副業・兼業に対する関心が急速に高まっています。本補助金は、中小企業が副業・兼業を活用して新たな事業創出や経営課題の解決に取り組むことを支援するものです。
2つの類型と支援内容
本補助金には類型A(送り出し型)と類型B(受け入れ型)の2つの枠組みがあります。
- 類型A(送り出し型):自社の従業員が副業・兼業として他社で活躍するための環境整備を支援します。社内規程の整備、労務管理体制の構築、従業員への研修などが対象となり、上限100万円(補助率1/2)が支給されます。
- 類型B(受け入れ型):外部から副業・兼業人材を受け入れて自社の事業課題を解決する取り組みを支援します。人材マッチング費用、業務委託費、コンサルティング費などが対象となり、人材1人あたり50万円、1事業者あたり最大250万円(補助率1/2)が支給されます。
対象となる中小企業
本補助金は全国の中小企業が対象で、業種による制限はありません。中小企業基本法に定める中小企業の定義(製造業:資本金3億円以下または従業員300人以下、サービス業:資本金5,000万円以下または従業員100人以下等)に該当する企業が申請可能です。ただし、みなし大企業(大企業が実質的に経営を支配している企業)は対象外となります。
副業・兼業活用のメリット
中小企業が副業・兼業を活用するメリットは多岐にわたります。
- 専門人材の確保:正社員として採用が困難な高度専門人材を、副業・兼業の形態で柔軟に活用できます。
- コスト効率の向上:フルタイム雇用と比較して人件費を抑えながら、必要な知見やスキルを獲得できます。
- イノベーションの促進:外部の視点や異業種の経験を持つ人材が参画することで、社内だけでは生まれにくい新たなアイデアや事業機会が創出されます。
- 従業員の成長:送り出し型では、従業員が他社での業務経験を通じてスキルアップし、自社の業務にも新たな視点を持ち帰ることが期待できます。
申請から採択までの流れ
申請はjGrants(電子申請システム)を通じて行います。GビズIDプライムの取得が前提となるため、未取得の場合は早めに準備を進めてください。申請書類には事業計画書、経費明細書、会社概要資料などが必要です。書類審査を経て採択が決定され、交付決定後に補助事業を開始します。
補助事業実施上の注意点
補助事業の実施にあたっては、以下の点に特に注意が必要です。
- 交付決定後の着手:交付決定前に発生した経費は補助対象外となります。事前着手が必要な場合は、事務局に相談してください。
- 経費の適正管理:補助対象経費は、見積書・契約書・請求書・振込明細等の証拠書類を適切に保管する必要があります。
- 実績報告の徹底:事業完了後は期限内に実績報告書を提出し、補助金の精算を受けます。報告内容に不備がある場合、補助金の減額や返還が求められることがあります。
第3次公募のスケジュール
第3次公募の申請期間は2023年9月8日から9月29日までです。約3週間の公募期間となるため、早めの準備をお勧めします。特にGビズIDプライムの取得には2〜3週間程度かかるため、未取得の場合は直ちに申請手続きを開始してください。