募集終了
やや難しい
準備期間の目安: 約30

【奈良県地域産業振興センター】令和5年度(2次募集)_中小企業等海外出願・侵害対策支援事業費補助金(中小企業等外国出願支援事業)

基本情報

補助金額
300万円
補助率: 1/2
0円300万円
募集期間
2023-06-26 〜 2023-06-30
対象地域奈良県
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 公務(他に分類されるものを除く) / 分類不能の産業 / 農業、林業 / 鉱業、採石業、砂利採取業 / 運輸業、郵便業 / 卸売業、小売業 / 金融業、保険業 / 不動産業、物品賃貸業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 宿泊業、飲食サービス業 / 生活関連サービス業、娯楽業 / 教育、学習支援業 / 医療、福祉
使途新たな事業を行いたい / 販路拡大・海外展開をしたい / イベント・事業運営支援がほしい / 事業を引き継ぎたい / 研究開発・実証事業を行いたい / 人材育成を行いたい / 資金繰りを改善したい / 雇用・職場環境を改善したい / 災害(自然災害、感染症等)支援がほしい / 安全・防災対策支援がほしい / まちづくり・地域振興支援がほしい / 設備整備・IT導入をしたい / エコ・SDGs活動支援がほしい / 教育・子育て・少子化支援がほしい / スポーツ・文化支援がほしい

この補助金のまとめ

本補助金は、奈良県内の中小企業が海外市場での知的財産権を確保するための外国出願費用を支援する制度です。特許庁の「中小企業等外国出願支援事業」を奈良県地域産業振興センターが窓口となって運営しており、特許・実用新案・意匠・商標の外国出願にかかる費用の1/2(上限300万円/企業)を補助します。海外展開を見据える中小企業にとって、知的財産の国際的保護は事業リスクの軽減と競争力強化に直結する重要な投資です。しかし、外国出願には翻訳費用や現地代理人費用など多額のコストがかかるため、本補助金の活用は経営判断として非常に合理的です。日本国特許庁への先願が前提条件となるため、国内出願戦略と一体で検討することが成功の鍵となります。

この補助金の特徴

1

補助率1/2・最大300万円の手厚い支援

外国出願にかかる費用の1/2を補助し、1企業あたりの上限は300万円です。特許は1案件150万円、実用新案・意匠・商標は1案件60万円、冒認対策商標は1案件30万円と、出願種別ごとに上限が設定されています。複数案件の同時出願にも対応しており、海外展開の知財戦略を包括的にサポートします。

2

幅広い出願種別に対応

特許だけでなく、実用新案・意匠・商標といった多様な知的財産権の外国出願が対象です。さらに、海外での冒認出願(第三者による不正な商標出願)への対策としての商標出願も支援対象に含まれており、既に海外で模倣被害に遭っている企業にも活用の道が開かれています。

3

出願関連費用を包括的にカバー

外国特許庁への出願手数料だけでなく、国内代理人費用、現地代理人費用、翻訳費用といった出願プロセス全体の費用が補助対象です。外国出願では翻訳費用や現地代理人費用が大きな割合を占めるため、これらが対象となることで実質的な負担軽減効果が高くなっています。

4

先行技術調査による実効性の担保

申請にあたっては先行技術調査の実施が求められ、外国での権利取得の可能性が確認されていることが条件です。これにより、取得見込みの低い出願への無駄な投資を防ぎ、補助金の効果を最大化する仕組みとなっています。事前調査の費用は別途JETROの助成制度等も活用可能です。

ポイント

本補助金の最大の価値は、外国出願の全プロセスにわたる費用をカバーする点にあります。特に翻訳費用と現地代理人費用は出願コストの大部分を占めるため、補助率1/2の恩恵は極めて大きいです。先行技術調査の要件は一見ハードルに見えますが、出願の成功確率を高める意味で企業側にもメリットがあります。

対象者・申請資格

企業規模の要件

  • 中小企業基本法に定める中小企業者であること
  • みなし大企業(大企業が実質的に経営を支配している企業)は対象外
  • 中小企業グループでの申請も可能(構成員の2/3以上が中小企業であること)

知的財産の要件

  • 日本国特許庁に既に出願済みの知的財産権であること
  • 先行技術調査を実施し、外国での権利取得の可能性が確認されていること
  • PCT国際出願、パリルート出願、マドプロ出願等が対象

事業計画の要件

  • 取得した外国権利を活用した具体的な事業展開計画があること
  • 外国出願に必要な資金能力を有していること
  • 補助事業終了後も継続的に権利を維持・活用する意思があること

地域の要件

  • 奈良県地域産業振興センターの管轄エリアに事業所を有すること
  • 奈良県内で事業活動を行っている中小企業であること

ポイント

最も重要なポイントは「日本国特許庁への先願」と「先行技術調査の実施」です。これらは申請前に完了している必要があるため、本補助金の活用を検討する段階で国内出願が済んでいない場合は、まず国内出願から着手してください。みなし大企業の除外規定にも注意が必要です。

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申請ガイド

1

ステップ1:国内出願の確認と先行技術調査

まず日本国特許庁への出願が完了していることを確認します。未出願の場合は先に国内出願を行ってください。次に、出願予定国での先行技術調査を実施し、権利取得の可能性を確認します。INPITやJETROの無料調査サービスの活用も検討しましょう。

2

ステップ2:事業展開計画の策定

外国で権利を取得した後、どのように事業に活用するかの具体的な計画を策定します。海外での製品販売、ライセンス供与、模倣品対策など、権利活用の方針を明確にしておくことが重要です。

3

ステップ3:見積書の取得と申請書類の準備

国内代理人(弁理士)から外国出願にかかる費用の見積書を取得します。出願手数料、代理人費用、翻訳費用の内訳を明確にした見積書が必要です。申請書類一式を奈良県地域産業振興センターから入手し、記入します。

4

ステップ4:申請書の提出

募集期間内に奈良県地域産業振興センターへ申請書類を提出します。本事業の2次募集期間は2023年6月26日〜6月30日と非常に短期間のため、事前準備を万全にしておく必要があります。

5

ステップ5:採択後の手続きと実績報告

採択決定後、補助事業期間内に外国出願を実施します。出願完了後、実績報告書と証拠書類(領収書等)を提出し、確定検査を経て補助金が交付されます。

ポイント

申請期間がわずか5日間と極めて短いため、公募開始前から国内出願・先行技術調査・見積取得を完了させておくことが必須です。次回公募に備えて、弁理士との連携体制を事前に構築しておくことをお勧めします。

審査と成功のコツ

国内出願戦略との一体的な検討
外国出願支援を最大限活用するには、国内出願の段階から海外展開を視野に入れた知財戦略を立てることが重要です。PCT出願の場合、国内出願から30ヶ月以内に各国への移行手続きが必要となるため、補助金のスケジュールと出願スケジュールを整合させましょう。
出願国の戦略的選定
補助金の上限額を考慮し、事業展開の優先度が高い国から出願することが効果的です。市場規模、模倣品リスク、権利行使の実効性を総合的に判断し、限られた予算で最大の効果を得られる出願先を選定してください。
信頼できる現地代理人の確保
外国出願の成否は現地代理人の質に大きく左右されます。JETROの海外事務所や日本弁理士会のネットワークを活用し、実績のある現地代理人を選定することが権利取得の確率を高めます。費用だけでなく専門性と対応力を重視しましょう。
先行技術調査の徹底活用
申請要件である先行技術調査を形式的に済ませるのではなく、出願内容のブラッシュアップに活用しましょう。調査結果を踏まえてクレーム(特許請求の範囲)を最適化することで、外国での権利取得確率と権利の強さを向上させることができます。
複数年度にわたる計画的な活用
本補助金は毎年度募集があるため、複数の知財を保有する場合は優先順位をつけて計画的に申請することが賢明です。初年度に主力製品の特許、次年度にブランド保護の商標といった段階的なアプローチも有効です。

ポイント

成功の最大のポイントは「事前準備の質」です。先行技術調査の精度、出願国の戦略的選定、現地代理人の選定を入念に行うことで、補助金の投資効果を最大化できます。短い申請期間に対応するため、年間を通じた知財戦略の中で本補助金を位置づけましょう。

対象経費

対象となる経費

外国特許庁費用(3件)
  • 外国特許庁への出願手数料
  • 各国特許庁への審査請求料
  • 優先権主張に係る費用
国内代理人費用(3件)
  • 国内弁理士への出願手続き代理費用
  • 国内弁理士による外国出願書類作成費用
  • 国内弁理士への中間処理対応費用
現地代理人費用(3件)
  • 外国現地代理人への出願手続き費用
  • 現地代理人による現地特許庁対応費用
  • 現地代理人への中間処理対応費用
翻訳費用(3件)
  • 出願書類の外国語翻訳費用
  • 明細書・クレームの翻訳費用
  • 中間処理に係る翻訳費用
冒認対策関連費用(2件)
  • 冒認出願に対する異議申立費用
  • 冒認対策としての商標出願費用

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 日本国特許庁への出願に係る費用
  • 先行技術調査・特許マップ作成等の調査費用
  • 国内出願の明細書作成費用
  • 外国出願後の年金・維持費用
  • 権利取得後のライセンス交渉費用
  • 訴訟・係争に係る費用
  • 渡航費・宿泊費等の旅費
  • 補助事業期間外に発生した費用

よくある質問

Q日本国内での特許出願がまだ完了していませんが、申請できますか?
A

いいえ、本補助金は日本国特許庁への出願が完了していることが前提条件です。外国出願は国内出願を基礎として行うものであり、国内出願が未了の段階では申請できません。特許の場合、PCT出願であれば国内出願から30ヶ月以内に各国移行が必要となりますので、まず国内出願を完了させ、その後に本補助金への申請をご検討ください。国内出願にかかる費用については、中小企業向けの審査請求料・特許料の減免制度をご活用いただけます。

Q複数の国に同時に出願する場合、補助金はどのように計算されますか?
A

複数国への出願であっても、1案件として扱われます。例えば、1つの特許をアメリカ・中国・ヨーロッパの3カ国に出願する場合、それら全体の費用の1/2が補助対象となり、特許の場合は案件あたり上限150万円が適用されます。一方、異なる特許を別々の国に出願する場合は、それぞれが独立した案件として扱われ、各案件に上限額が適用されます。いずれの場合も、1企業あたりの総額上限は300万円です。

QJETROの外国出願支援事業との違いは何ですか?
A

支援内容(補助率1/2、対象経費)は基本的に同じですが、申請窓口と審査プロセスが異なります。本補助金は奈良県地域産業振興センターが窓口となるため、地元で相談・申請が可能で、地域の中小企業の実情に即したサポートを受けやすいメリットがあります。JETROルートは全国規模での募集となり、採択件数も多い傾向にあります。同一案件での重複申請はできませんが、異なる案件であれば両方のルートを使い分けることが可能です。

Q商標の冒認出願対策とは何ですか?どのような場合に利用できますか?
A

冒認出願とは、海外で第三者が無断で自社の商標を出願・登録してしまう行為です。特に中国や東南アジアで日本企業の商標が無断で登録されるケースが多発しています。本補助金では、こうした冒認出願に対抗するための商標出願(1案件上限30万円)も支援対象としています。既に海外で自社ブランドが無断使用されている、または将来的なリスクがある場合に活用できます。冒認出願を発見した場合は、早期の対応が重要ですので、専門の弁理士に相談することをお勧めします。

Q先行技術調査はどのように実施すればよいですか?費用はかかりますか?
A

先行技術調査は、出願予定国の特許データベースを検索し、類似の技術や権利が既に存在しないかを確認する作業です。国内弁理士に依頼する方法が一般的で、費用は調査範囲により数万円〜数十万円程度です。なお、INPIT(独立行政法人工業所有権情報・研修館)では中小企業向けの無料相談サービスを提供しており、海外知的財産プロデューサーによるアドバイスも無料で受けられます。また、J-PlatPatやWIPOのデータベースを使った簡易的な自己調査も可能です。調査費用自体は本補助金の対象外ですが、JETROの別事業で支援を受けられる場合があります。

Q申請期間が非常に短いですが、どのように準備すればよいですか?
A

本事業の2次募集期間は2023年6月26日〜30日のわずか5日間です。この短期間に対応するためには、公募開始前からの事前準備が不可欠です。具体的には、(1)国内出願を完了させておく、(2)先行技術調査を実施しておく、(3)弁理士から外国出願の見積書を取得しておく、(4)事業展開計画書を作成しておく、という4つの準備を公募前に済ませておくことをお勧めします。毎年度募集があるため、今年度の申請に間に合わない場合は、次年度の公募に向けて計画的に準備を進めてください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は特許庁の「中小企業等外国出願支援事業」の地域実施機関による補助金であるため、同一の外国出願について国(JETRO)の同事業と重複して申請することはできません。ただし、異なる案件であればJETROルートと地域実施機関ルートを使い分けることは可能です。 関連する支援制度として、JETROの「中小企業等海外侵害対策支援事業」(模倣品対策の調査費用等を支援)や、INPITの「海外知的財産プロデューサー派遣事業」(知財専門家による無料アドバイス)があり、これらは本補助金と併用可能です。また、奈良県の中小企業向け制度融資や、各市町村の産業振興補助金との併用も原則として可能ですが、同一経費への二重補助は認められないため注意が必要です。 知財戦略全体として見ると、国内出願段階では中小企業向けの特許料減免制度(審査請求料・特許料の1/2〜1/3減免)を活用し、外国出願段階で本補助金を活用するという組み合わせが最も効果的です。さらに、ものづくり補助金や事業再構築補助金で製品開発を行い、その成果物の知財保護に本補助金を活用するという流れも戦略的です。

詳細説明

補助金の背景と目的

グローバル化が進む現代のビジネス環境において、中小企業が海外市場で競争力を維持するためには、知的財産権の国際的な保護が不可欠です。しかし、外国出願には多額の費用がかかり、特に中小企業にとっては大きな経営負担となっています。

本補助金は、特許庁の「中小企業等外国出願支援事業」の一環として、奈良県地域産業振興センターが地域の窓口となり、県内中小企業の外国出願費用を支援するものです。海外での知的財産権取得を促進し、中小企業の国際競争力強化を図ることを目的としています。

補助対象となる出願の種類

  • 特許出願:PCT国際出願の国内移行、パリルートによる直接出願(上限150万円/件)
  • 実用新案出願:海外での実用新案登録出願(上限60万円/件)
  • 意匠出願:ハーグ協定に基づく国際出願、各国への直接出願(上限60万円/件)
  • 商標出願:マドリッド協定議定書に基づく国際出願、各国への直接出願(上限60万円/件)
  • 冒認対策商標:第三者による不正な商標出願への対抗措置としての出願(上限30万円/件)

補助率と上限額の詳細

補助率は対象経費の1/2以内で、1企業あたりの上限は300万円です。複数の出願を同時に申請する場合でも、合計が300万円を超えない範囲で支援を受けることができます。

例えば、特許1件(出願費用200万円)と商標2件(各80万円)を同時に出願する場合、特許100万円+商標40万円×2=180万円の補助を受けられる計算になります(各案件の上限額以内の場合)。

申請の前提条件

本補助金を申請するためには、以下の条件を満たしている必要があります:

  • 日本国特許庁への先願:外国出願の基礎となる国内出願が完了していること
  • 先行技術調査の実施:出願予定国での先行技術調査により、権利取得の可能性が確認されていること
  • 事業展開計画:取得した権利を活用した具体的な海外事業展開計画を有していること
  • 資金能力:外国出願に必要な費用を負担できる資金能力があること

出願ルート別の特徴

PCT国際出願ルートは、一つの出願で複数国への権利取得を目指す場合に有効です。国内出願から30ヶ月以内に各国への移行手続きを行う必要があり、本補助金はこの移行段階の費用をカバーします。

パリルート(直接出願)は、特定の国に迅速に出願したい場合に適しています。優先権主張期間(特許12ヶ月、意匠・商標6ヶ月)内に出願する必要があります。

マドリッド協定議定書ルートは、商標の国際出願に特化した制度で、一つの出願で複数国での商標保護を効率的に取得できます。

奈良県の中小企業が活用するメリット

奈良県は伝統産業から先端技術まで幅広い産業を有しており、特に以下の分野で外国出願のニーズが高まっています:

  • 靴下・繊維製品の独自技術に関する特許・実用新案
  • 奈良筆・奈良墨等の伝統工芸品ブランドの商標保護
  • 医療機器・精密機器関連の特許出願
  • 食品加工技術や農業技術に関する知的財産保護

地域の産業振興センターが窓口となるため、地元での相談対応が可能であり、JETROへの直接申請と比較してきめ細かなサポートを受けられる点が大きなメリットです。

注意事項とよくある失敗例

申請にあたって特に注意すべき点として、募集期間の短さがあります。本事業の2次募集は2023年6月26日〜30日のわずか5日間であり、事前準備なしでの対応は困難です。次回以降の公募に備え、年間を通じて出願準備を進めておくことが重要です。

また、補助事業期間内に出願を完了する必要があるため、代理人との連携スケジュールを事前に確認しておくことも重要です。翻訳や現地代理人の手配に想定以上の時間がかかるケースもあるため、余裕を持った計画を立てましょう。