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普通
準備期間の目安: 約25

【石川県】令和5年度_中小企業等海外出願・侵害対策支援事業費補助金(中小企業等外国出願支援事業)

基本情報

補助金額
300万円
補助率: 1/2
0円300万円
募集期間
2023-06-01 〜 2023-06-23
対象地域石川県
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 公務(他に分類されるものを除く) / 分類不能の産業 / 農業、林業 / 鉱業、採石業、砂利採取業 / 運輸業、郵便業 / 卸売業、小売業 / 金融業、保険業 / 不動産業、物品賃貸業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 宿泊業、飲食サービス業 / 生活関連サービス業、娯楽業 / 教育、学習支援業 / 医療、福祉
使途新たな事業を行いたい / 販路拡大・海外展開をしたい / イベント・事業運営支援がほしい / 事業を引き継ぎたい / 研究開発・実証事業を行いたい / 人材育成を行いたい / 資金繰りを改善したい / 雇用・職場環境を改善したい / まちづくり・地域振興支援がほしい / エコ・SDGs活動支援がほしい / スポーツ・文化支援がほしい

この補助金のまとめ

本補助金は、石川県内の中小企業が海外での知的財産権確保を目的とした外国出願費用を最大300万円・補助率1/2で支援する制度です。石川県は九谷焼・輪島塗・加賀友禅・山中漆器など日本を代表する伝統的工芸品の産地であり、これらの工芸技術やデザインの海外展開時における知財保護は極めて重要です。また、工作機械・繊維機械などの産業機械分野でも独自技術を持つ中小企業が多く、特許取得ニーズも高い地域です。特許1件150万円、実用新案・意匠・商標各60万円、冒認対策商標30万円が上限で、共有出願の場合は持分比率に応じて減額される点が石川県の特徴です。伝統と先端技術が融合する石川県ならではの知財戦略を支える重要な制度です。

この補助金の特徴

1

最大300万円・補助率1/2で外国出願を支援

外国出願にかかる費用の半額を補助します。石川県の伝統工芸品(九谷焼・輪島塗・加賀友禅等)のデザイン意匠や商標、工作機械メーカーの製造技術特許など、多様な知財ニーズに対応する手厚い支援です。

2

共有出願時の持分比率ルール

石川県の本補助金では、複数企業で知的財産権を共有している場合、補助上限額が持分比率に応じて減額されます。例えば2社で50%ずつ共有する特許の場合、1社あたりの上限は75万円(150万円×50%)となります。共同開発が盛んな地域特性を反映した独自ルールです。

3

冒認対策で伝統工芸ブランドを守る

九谷焼・輪島塗など世界的に知名度の高い石川県の伝統工芸ブランドが海外で無断商標登録されるリスクへの対策費用も補助対象です。中国やアジア各国での冒認出願対策として1件30万円まで支援されます。

4

全出願種別をフルカバー

特許・実用新案・意匠・商標・冒認対策商標のすべてが対象で、伝統工芸の意匠保護から産業機械の特許取得まで、石川県の多様な産業ニーズに包括的に対応しています。

ポイント

石川県の中小企業が海外で知的財産権を取得する費用を最大300万円・1/2補助する制度です。共有出願時の持分比率ルールが特徴で、九谷焼・輪島塗等の伝統工芸から産業機械まで全出願種別に対応しています。

対象者・申請資格

企業規模要件

  • 中小企業基本法に定める中小企業者であること
  • 石川県内に事業所を有すること
  • 中小企業者のグループ(構成員の2/3以上が中小企業者)も申請可能

出願要件

  • 国内出願済みの特許・実用新案・意匠・商標と同一内容を外国に出願すること
  • PCT国際出願、マドリッド・プロトコル出願、ハーグ協定出願も対象
  • 共有出願の場合は持分比率に応じて補助上限が減額される
  • 補助事業期間内に出願が完了する見込みであること

その他要件

  • 海外への事業展開計画を有していること
  • 県税の滞納がないこと
  • 同一案件で国の他の補助金を受けていないこと

ポイント

石川県内に事業所を持つ中小企業者が対象です。全出願種別に対応していますが、共有出願の場合は持分比率で補助上限が減額される独自ルールがあります。県税滞納がなく、他の補助金と重複しないことが条件です。

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申請ガイド

1

ステップ1:知財の棚卸しと戦略策定

自社が保有する国内出願済みの知的財産権を棚卸しし、海外展開計画に基づいてどの権利を優先的に海外出願するか戦略を立てます。共有特許がある場合は持分比率を確認し、補助上限への影響を計算しておきます。

2

ステップ2:弁理士への相談・見積取得

海外出願の実績がある弁理士に相談し、出願先国の選定、出願方法(直接出願/PCT/マドプロ等)の決定、費用見積もりを取得します。INPIT知財総合支援窓口も活用しましょう。

3

ステップ3:申請書類の作成・提出

交付申請書、事業計画書、国内出願の写し、見積書等を準備し、2023年6月1日~6月23日の公募期間内に石川県の担当窓口へ提出します。

4

ステップ4:審査・交付決定

審査委員会による審査を経て、採択案件に交付決定通知が送付されます。

5

ステップ5:出願実施・実績報告・補助金受領

交付決定後に外国出願を実施し、完了後に実績報告書と経費証拠書類を提出。額の確定後に補助金が支払われます。

ポイント

公募期間が6月1日~23日と約3週間と短いため、事前準備が重要です。共有出願がある場合は持分比率の確認を忘れずに。弁理士との連携を早期に開始し、見積もりと出願計画を事前に固めておくことが採択への近道です。

審査と成功のコツ

石川の伝統工芸×海外市場のストーリー構築
九谷焼・輪島塗・加賀友禅等の伝統工芸品が海外でどのような評価を受けているか、具体的なデータ(海外展示会での受注実績、バイヤーからの引き合い等)を示し、知財保護の必要性を説得力をもって伝えましょう。
共有出願の場合は協力体制を明示
複数企業で知的財産を共有している場合、各社の持分比率と海外展開における役割分担を明確にし、共同での海外事業展開計画を示すことが重要です。
出願先国の市場分析を具体的に
九谷焼なら欧米のアート・インテリア市場、工作機械なら中国・ASEAN・欧州の製造業市場など、石川県の産業特性に応じた出願先国の選定根拠を具体的に示します。
先行調査で権利化の実現可能性を担保
出願先国での先行技術・先行意匠・先行商標調査を事前に実施し、権利化の見込みがあることを客観的に示します。特に伝統工芸系の意匠は新規性の要件確認が重要です。

ポイント

石川県の伝統工芸や産業機械の海外市場での評価を具体的データで示し、知財保護の必要性を説得力をもって訴えることが採択の鍵です。共有出願の場合は協力体制と持分の明確化、先行調査による実現可能性の提示も重要です。

対象経費

対象となる経費

外国特許庁への出願料(3件)
  • 各国特許庁への出願手数料
  • PCT国際出願の国際段階手数料
  • 国際予備審査請求料
国内代理人費用(3件)
  • 弁理士への出願手続代理費用
  • 出願書類の翻訳料
  • 図面・意匠写真作成費用
現地代理人費用(2件)
  • 外国弁理士・弁護士への代理費用
  • 現地手続対応費用
調査費用(2件)
  • 先行技術調査費用
  • 先行意匠・商標調査費用

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 国内出願に係る費用
  • 出願後の審査請求料・中間処理費用・維持年金
  • 渡航費・宿泊費等の旅費
  • 社内人件費・間接経費
  • 出願と直接関係のないコンサルティング費用
  • 補助事業期間外に発生した費用
  • 消費税及び地方消費税

よくある質問

Q共有出願の場合、持分比率はどのように計算されますか?
A

共有出願の場合、補助上限額は出願人の持分比率に応じて減額されます。例えば特許出願(上限150万円)を2社で50%ずつ共有する場合、各社の上限は75万円です。3社で均等に共有する場合は各社50万円となります。持分比率は共有契約書や出願書類に記載された比率に基づきます。共同開発の際は、事前に持分比率を明確に取り決め、各社の補助上限額を把握した上で申請計画を立ててください。

Q九谷焼の新デザインを海外で意匠登録したいのですが?
A

九谷焼の新しいデザインであれば、意匠出願として本補助金を活用できます。1件あたり上限60万円で、ハーグ協定に基づく国際意匠出願も対象です。ただし意匠登録には「新規性」が要件となるため、既に公開された伝統的な定番デザインは登録が困難です。新しい色使い・形状・模様の組み合わせなど、独創的な要素を含むデザインを出願対象としてください。出願前に公開しないよう注意が必要です(展示会出展前に出願することを推奨します)。

Q輪島塗のブランド名が中国で無断登録されていますが対策できますか?
A

冒認対策商標出願として本補助金の対象になります。1件あたり上限30万円(補助率1/2)で、中国での対抗出願費用を支援します。ただし、本補助金は出願費用のみが対象で、異議申立てや無効審判の費用は含まれません。深刻な侵害が続く場合は、JETROの「中小企業等海外侵害対策支援事業」(防衛型侵害対策支援)も併せて活用することを検討してください。まずは弁理士に中国での権利状況を調査してもらうことをお勧めします。

Q公募期間が短いですが、準備のスケジュール感は?
A

公募期間は6月1日~23日の約3週間と短いため、事前準備が非常に重要です。理想的には公募開始の1~2カ月前から弁理士への相談を開始し、出願先国の調査、見積もり取得、事業計画書の骨子作成を進めておきましょう。特に共有出願の場合は関係企業間の調整に時間がかかるため、早めの準備が不可欠です。申請書類自体のボリュームはそれほど多くありませんが、海外展開計画の具体性が審査で評価されるため、ビジネスプランの作り込みに時間をかけてください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は特許庁の「中小企業等外国出願支援事業」の石川県実施分です。同一出願案件で国の補助金(JETRO等)との重複受給は不可ですが、異なる案件であれば複数の支援制度を利用可能です。 石川県の中小企業は、伝統的工芸品産業振興協会の海外展開支援事業と本補助金を組み合わせることで、展示会出展費用と知財出願費用を包括的にカバーする戦略が有効です。また、ものづくり補助金(グローバル展開型)で海外向け製品開発費を、本補助金で知財保護費用を賄う組み合わせも効果的です。石川県は「いしかわ伝統工芸フェア」等で海外展示会への出展支援も行っており、これらの事業と連動した知財戦略を構築することで、より体系的な海外展開が可能になります。共有出願の場合は持分比率による上限減額を考慮し、不足分を他の支援制度で補完する計画も検討しましょう。

詳細説明

制度概要

本事業は、経済産業省・特許庁の「中小企業等海外出願・侵害対策支援事業」の石川県実施分です。県内中小企業の外国出願費用を補助率1/2、上限300万円で支援します。

石川県の産業と海外知財戦略

石川県は日本を代表する伝統的工芸品の宝庫です。九谷焼(色絵磁器)、輪島塗(漆器)、加賀友禅(染織)、山中漆器加賀繍(刺繍)、金沢箔(金箔)など、経済産業大臣指定の伝統的工芸品が36品目と全国最多を誇ります。これらの工芸品は欧米のアート・デザイン市場で高い評価を得ており、海外展開時のデザイン保護(意匠)とブランド保護(商標)が不可欠です。

一方、石川県は工作機械・繊維機械の産地としても知られ、コマツの創業地でもあります。精密加工技術や制御技術で独自の強みを持つ中小企業が多く、これらの技術を海外市場で特許保護するニーズも高い地域です。

補助対象となる出願と上限額

  • 特許出願:1件あたり上限150万円
  • 実用新案出願:1件あたり上限60万円
  • 意匠出願:1件あたり上限60万円
  • 商標出願:1件あたり上限60万円
  • 冒認対策商標出願:1件あたり上限30万円

共有出願時の特別ルール

石川県の本補助金には共有出願に関する独自ルールがあります。複数の企業で知的財産権を共有出願する場合、補助上限額は出願人の持分比率に応じて減額されます。例えば、2社で50%ずつ共有する特許出願の場合、各社の上限は150万円×50%=75万円となります。伝統工芸の産地では、窯元や工房が共同で技術開発を行うケースが多いため、このルールを理解した上で申請計画を立てることが重要です。

伝統工芸品の海外知財戦略

九谷焼や輪島塗は海外で「Japanese Art」「Japanese Craft」として高い認知度を持つ一方、中国を中心に模倣品や類似ブランドの問題が深刻化しています。本補助金の商標出願・冒認対策商標出願を活用し、主要市場でブランドを保護することが急務です。また、新しいデザインの工芸品については意匠出願で保護することで、模倣品との差別化を法的に担保できます。

産業機械分野の海外特許戦略

石川県の工作機械・繊維機械メーカーにとって、中国・ASEAN・欧州での特許取得はグローバル競争力の源泉です。特にIoT化やAI活用が進む製造装置分野では、制御ソフトウェアの特許保護も重要になっています。本補助金のPCT出願支援を活用し、複数の主要市場で同時に権利化を進めましょう。

関連書類・リンク