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やや難しい
準備期間の目安: 約30

令和4年度補正現地社会課題対応型インフラ・システム海外展開支援事業費補助金(FS実施事業者の募集)

基本情報

補助金額
金額未定
補助率: 1/2、中小企業のみ2/3
募集期間
2023-05-10 〜 2023-06-02
対象地域日本全国
対象業種建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 卸売業、小売業 / 金融業、保険業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 生活関連サービス業、娯楽業 / 医療、福祉
使途販路拡大・海外展開をしたい

この補助金のまとめ

「現地社会課題対応型インフラ・システム海外展開支援事業費補助金」は、経済産業省が実施する、日本企業によるインフラの海外展開を支援するFS(事業実施可能性調査)補助金です。世界各地で老朽化が進む上下水道・道路・鉄道等のインフラ補修やエネルギー効率の高いシステム導入といった社会課題に対し、日本の優れた技術・デジタルプラットフォームを活用した解決策の海外展開を後押しします。個別FS調査には最大5,000万円、プロモーション・ロビイング事業には最大3,000万円が補助され、補助率は大企業1/2、中小企業2/3と手厚い支援内容です。海外市場でのインフラビジネス参入を検討する企業にとって、リスクを抑えながら事業化の可能性を検証できる貴重な制度といえます。

この補助金の特徴

1

海外インフラFS調査に最大5,000万円を補助

本補助金は、日本企業が海外でのインフラ展開に向けた事業実施可能性調査(FS)を行う際の費用を最大5,000万円まで補助します。プロモーション・ロビイング事業についても最大3,000万円の補助があり、初期段階の市場調査からプロモーション活動まで幅広くカバーされています。

2

中小企業は補助率2/3の優遇措置

大企業の補助率が1/2であるのに対し、中小企業には2/3の優遇された補助率が適用されます。海外展開にはリスクが伴いますが、中小企業の挑戦をより手厚く支援する仕組みとなっており、技術力のある中小企業にとって海外市場参入のハードルを下げる効果があります。

3

現地の社会課題解決を軸としたインフラ展開を支援

単なる製品輸出ではなく、水道・物流・エネルギーなど現地が抱える社会課題に対応したインフラ・システムの展開を重視しています。デジタル技術を活用したO&Mシステムやデジタルプラットフォームの導入など、日本の強みを活かした付加価値の高い提案が求められます。

4

幅広い対象分野と地域をカバー

上下水道、道路、鉄道、エネルギーインフラなど多岐にわたる分野が対象です。展開先も欧米先進国から中東・アジアの都市部まで幅広く、老朽インフラの更新需要が見込まれるあらゆる地域でのFS調査に活用できます。

ポイント

海外インフラ展開のFS調査に最大5,000万円、プロモーション事業に最大3,000万円を補助。中小企業は補助率2/3の優遇あり。現地の社会課題解決型の提案が採択の鍵となります。

対象者・申請資格

企業形態の要件

  • 日本国内に登記された法人であること
  • 募集要領に記載の応募資格の要件をすべて満たす企業・団体等であること
  • コンソーシアム(共同体)での申請も可能(幹事企業を設定)

事業遂行能力の要件

  • 対象となるインフラ分野における技術力・実績を有すること
  • 海外展開に必要な体制(人員・資金)を確保できること
  • FS調査を適切に遂行できる能力を有すること

対象事業の要件

  • 現地の社会課題に対応したインフラ・システムの海外展開に資する事業であること
  • 個別FS調査またはプロモーション・ロビイング事業に該当すること
  • 事業期間内に成果をとりまとめられる計画であること

ポイント

日本国内に登記された法人で、インフラ分野の技術力と海外展開の実行体制を持つ企業が対象です。コンソーシアム申請も可能で、募集要領の全要件を満たす必要があります。

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申請ガイド

1

ステップ1:募集要領・交付規定の確認

経済産業省または事務局のウェブサイトから募集要領と交付規定を入手し、補助対象事業・経費・申請要件を詳細に確認します。不明点は事務局(inquiry@shitsutaka.jp)に問い合わせましょう。

2

ステップ2:事業計画の策定

対象国・地域における社会課題を特定し、自社の技術・製品でどのように解決するかを明確にした事業計画を策定します。FS調査の具体的な調査項目、スケジュール、実施体制、期待される成果を整理します。

3

ステップ3:申請書類の作成・提出

所定の申請様式(ZIPファイルでダウンロード可能)に必要事項を記入し、事業計画書・見積書等の添付書類とともに申請します。申請期間は公募開始から約3週間程度と短いため、早めの準備が重要です。

4

ステップ4:審査・採択・交付決定

外部有識者等による審査を経て採択が決定されます。採択後に交付申請を行い、交付決定を受けてから事業を開始します。交付決定前に開始した経費は補助対象外となるため注意が必要です。

5

ステップ5:事業実施・実績報告

交付決定後、計画に沿って事業を実施し、完了後に実績報告書を提出します。確定検査を経て補助金額が確定し、精算払いで補助金が交付されます。

ポイント

募集要領を確認後、現地の社会課題と自社技術を結びつけた事業計画を策定し、所定様式で申請します。公募期間が約3週間と短いため、事前準備が成否を分けます。

審査と成功のコツ

現地の社会課題との明確な紐づけ
採択されるためには、対象国・地域が抱える具体的なインフラ課題(老朽化、エネルギー非効率等)を客観的データで示し、自社の技術・システムがその課題をどう解決するかを明確に説明することが重要です。単なる「売り込み」ではなく「課題解決」の視点が求められます。
日本の技術的優位性の訴求
デジタル技術を活用したO&Mシステムや省エネ機器など、日本企業ならではの技術的強みを具体的に示しましょう。海外競合との差別化ポイントや、導入後の定量的な効果見込みを盛り込むことで説得力が増します。
実現可能性の高い実施計画
現地パートナーとの連携体制、調査スケジュール、予算計画の妥当性など、FS調査を確実に遂行できる実行力を示す計画を作成しましょう。過去の海外事業経験や現地とのネットワークがあれば積極的にアピールすべきです。
事業化への道筋の明示
FS調査後の事業展開シナリオ(現地での事業体設立、資金調達計画、想定される収益モデル等)を示すことで、補助金が将来の日本企業の海外展開につながることを審査員に印象づけることができます。

ポイント

現地の社会課題と自社技術の明確な紐づけ、日本の技術的優位性の具体的な訴求、実現可能な実施計画、そしてFS後の事業化シナリオの提示が採択の鍵となります。

対象経費

対象となる経費

人件費(2件)
  • FS調査に従事する社内人員の人件費
  • プロジェクトマネージャーの人件費
旅費・交通費(3件)
  • 現地調査のための渡航費(航空運賃・宿泊費)
  • 国内出張旅費
  • 現地移動に係る交通費
外注費・委託費(4件)
  • 現地コンサルタントへの委託費
  • 市場調査・需要調査の外注費
  • 法規制調査の委託費
  • 翻訳・通訳費
資料・文献購入費(2件)
  • 現地の統計資料・技術文献の購入費
  • 調査に必要なデータベース利用料
会議費・通信費(3件)
  • 現地関係者との会議費
  • 国際通信費
  • オンライン会議システム利用料
プロモーション費(3件)
  • 展示会出展費用
  • プレゼンテーション資料作成費
  • 広報・PR活動費
その他経費(3件)
  • 保険料
  • ビザ取得費用
  • その他事務局が認める経費

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 土地・建物の取得費および賃借料
  • 汎用性のある備品・機器の購入費(パソコン、カメラ等)
  • 交付決定前に発生した経費
  • 補助事業に直接関係のない経費
  • 飲食・接待・贈答に係る費用
  • 本補助金以外の補助金等と重複する経費
  • 消費税及び地方消費税
  • 振込手数料等の金融機関手数料

よくある質問

Qこの補助金はどのような企業が申請できますか?
A

日本国内に登記された法人で、募集要領に記載された応募資格の要件をすべて満たす企業・団体等が申請できます。建設業、製造業、情報通信業、電気・ガス・水道業など幅広い業種が対象です。コンソーシアム(共同体)での申請も可能で、その場合は幹事企業を設定する必要があります。

Q補助率と補助上限額はいくらですか?
A

補助率は大企業が1/2、中小企業が2/3です。補助上限額は個別FS調査が5,000万円、プロモーション・ロビイング事業が3,000万円となっています。

QFS調査とは具体的に何を行うのですか?
A

FS(Feasibility Study:事業実施可能性調査)とは、海外でのインフラ事業の実現可能性を調査するものです。具体的には、対象国の市場調査、需要分析、技術的検証、法規制の確認、現地パートナーの選定、事業採算性の評価などを行い、事業化の判断材料を得るための調査活動です。

Qどのような地域・国が対象ですか?
A

特定の国・地域に限定されていません。欧米等の先進国、中東、アジアの都市部など、老朽化したインフラの補修・更新やエネルギー効率の高いシステム導入が社会課題となっている地域であれば、幅広く対象となります。

Q申請から補助金受領までどのくらいの期間がかかりますか?
A

公募期間は約3週間程度と短く、審査・採択決定までさらに数週間を要します。事業実施期間は交付決定後に定められ、事業完了後の実績報告・確定検査を経て補助金が精算払いされます。全体で半年~1年程度を見込んでおくとよいでしょう。

Q他の補助金と併用できますか?
A

同一の経費について他の国庫補助金等と重複して受けることはできません。ただし、補助対象経費が異なれば、JETROやJICAなど他の支援制度と組み合わせて活用することは可能です。段階的に異なる制度を活用する計画を立てることが効果的です。

Q交付決定前に事業を開始してもよいですか?
A

いいえ、交付決定前に開始した事業に係る経費は補助対象外となります。必ず交付決定を受けてから事業を開始してください。事前に準備を進めることは問題ありませんが、経費の発生は交付決定後である必要があります。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金はインフラの海外展開に特化したFS補助金であるため、関連する他の支援制度と組み合わせることで効果的な海外展開が可能です。JETROの「中小企業等海外展開支援事業」では、海外市場の情報収集やビジネスマッチングの支援を受けられます。また、JICA(国際協力機構)の「中小企業・SDGsビジネス支援事業」は、途上国向けのインフラ案件で活用でき、本補助金のFS調査結果を基にした次段階の事業展開に有効です。NEXI(日本貿易保険)の貿易保険も海外事業リスクの軽減に活用できます。ただし、同一経費について複数の補助金を重複して受けることはできないため、各制度の補助対象範囲を確認し、段階的に異なる支援制度を活用する計画を立てることが重要です。経済産業省の「質の高いインフラの海外展開に向けた事業実施可能性調査事業」など、類似の補助金とは併用できない点にも注意が必要です。

詳細説明

現地社会課題対応型インフラ・システム海外展開支援事業費補助金とは

本補助金は、経済産業省が実施する「令和4年度補正予算事業」の一環として、日本企業によるインフラ・システムの海外展開を支援する制度です。世界各地で深刻化するインフラの老朽化やエネルギー効率化といった社会課題の解決に、日本の優れた技術力を活用することを目的としています。

補助金の背景と目的

水道や物流インフラの耐用年数は約50年とされており、欧米の先進国や中東・アジアの都市部では、高度成長期に整備されたインフラの老朽化が深刻な社会課題となっています。上下水道、道路、鉄道などの補修・バージョンアップに加え、エネルギー効率の高いインフラシステムの導入も各国で求められています。

日本企業は、省エネ機器やプラント技術はもちろん、デジタル技術を活用した高度なO&M(運転・保守)システムやデジタルプラットフォームなど、世界に誇る技術力を有しています。本補助金は、こうした日本の強みを活かしたインフラの海外展開を後押しするため、事業実施可能性調査(FS調査)およびプロモーション・ロビイング事業の費用を補助するものです。

補助対象事業と補助金額

事業区分補助上限額補助率(大企業)補助率(中小企業)
個別FS調査5,000万円1/22/3
プロモーション・ロビイング事業3,000万円1/22/3

対象となるインフラ分野

本補助金が対象とするインフラ分野は多岐にわたります。

  • 上下水道:浄水・配水システム、下水処理システムの更新・高度化
  • 交通インフラ:道路・鉄道の補修、スマート交通システムの導入
  • エネルギーインフラ:再生可能エネルギー、省エネシステム、スマートグリッド
  • 物流インフラ:港湾・空港施設の近代化、物流効率化システム
  • デジタルインフラ:IoTを活用したインフラ監視・管理システム

申請から補助金受領までの流れ

  1. 公募期間中の申請:募集要領を確認し、所定の申請様式で応募します。
  2. 審査・採択:外部有識者による審査委員会で評価され、採択事業者が決定されます。
  3. 交付申請・交付決定:採択後に交付申請を行い、正式な交付決定を受けます。
  4. 事業実施:交付決定後に事業を開始し、計画に基づきFS調査等を実施します。
  5. 実績報告・確定検査:事業完了後に実績報告書を提出し、確定検査を受けます。
  6. 補助金交付:確定検査後、補助金額が確定し精算払いで交付されます。

申請時の注意事項

本補助金に申請する際は、以下の点に特に注意が必要です。

  • 交付決定前に開始した事業や発生した経費は補助対象外となります
  • 公募期間が約3週間と短いため、事前の準備が不可欠です
  • 採択後も中間報告や実績報告など、所定の手続きが求められます
  • 経理処理は補助金適正化法に基づき厳格に行う必要があります
  • 他の国庫補助金との重複受給はできません

問い合わせ先

本補助金に関するお問い合わせは、事務局までご連絡ください。

現地社会課題対応型インフラ・システム海外展開支援事業費補助金事務局
E-mail:inquiry@shitsutaka.jp

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