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【京都産業21】令和5年度_中小企業等海外出願・侵害対策支援事業費補助金(中小企業等外国出願支援事業)

基本情報

補助金額
300万円
補助率: 1/2
0円300万円
募集期間
2023-05-08 〜 2023-05-26
対象地域京都府
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 公務(他に分類されるものを除く) / 分類不能の産業 / 農業、林業 / 鉱業、採石業、砂利採取業 / 運輸業、郵便業 / 卸売業、小売業 / 金融業、保険業 / 不動産業、物品賃貸業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 宿泊業、飲食サービス業 / 生活関連サービス業、娯楽業 / 教育、学習支援業 / 医療、福祉
使途新たな事業を行いたい / 販路拡大・海外展開をしたい / イベント・事業運営支援がほしい / 事業を引き継ぎたい / 研究開発・実証事業を行いたい / 人材育成を行いたい / 資金繰りを改善したい / 雇用・職場環境を改善したい / 災害(自然災害、感染症等)支援がほしい / 安全・防災対策支援がほしい / まちづくり・地域振興支援がほしい / 設備整備・IT導入をしたい / エコ・SDGs活動支援がほしい / 教育・子育て・少子化支援がほしい / スポーツ・文化支援がほしい

この補助金のまとめ

本補助金は、京都府内の中小企業が海外市場への事業展開を見据え、外国での特許・実用新案・意匠・商標の出願費用を最大半額(上限300万円)まで助成する制度です。公益財団法人京都産業21が窓口となり、特許庁の「中小企業等海外出願・侵害対策支援事業」の一環として実施されています。京都は西陣織・京友禅・清水焼などの伝統工芸品をはじめ、精密機器やゲーム産業など知的財産の価値が極めて高い産業が集積しており、海外での模倣品・冒認出願リスクも高い地域です。案件あたりの上限は特許150万円、実用新案・意匠・商標60万円、冒認対策商標30万円と設定されており、複数案件の同時申請も可能です。対象経費には外国特許庁への出願手数料、国内・現地代理人費用、翻訳費用が含まれ、海外知財戦略の第一歩として活用しやすい設計になっています。

この補助金の特徴

1

補助率1/2・上限300万円で海外出願コストを大幅軽減

外国出願にかかる費用の半額を補助し、企業あたり上限300万円まで支援を受けられます。特許1件あたり最大150万円、実用新案・意匠・商標は各60万円と、案件種別ごとに上限が設定されています。複数の出願を同時に申請できるため、包括的な海外知財ポートフォリオの構築を一度に進められる点が大きな特徴です。

2

冒認対策商標にも対応し京都ブランドを防衛

海外で第三者に先行出願(冒認出願)された商標への対策出願にも最大30万円の補助が適用されます。京都の伝統工芸品ブランドや老舗企業の商号は海外で冒認出願されるリスクが高く、防衛的な商標出願を低コストで実施できる本制度は、京都企業にとって極めて実用的な防衛手段となります。

3

翻訳費用・代理人費用もカバーする幅広い対象経費

出願手数料だけでなく、翻訳費用や国内・現地代理人費用も補助対象に含まれます。特に多言語対応が必要な特許出願では翻訳費用が高額になりがちですが、これらを含めて補助を受けられるため、実質的な負担を大きく抑えることが可能です。

4

京都産業21の伴走支援で海外知財戦略をサポート

窓口となる京都産業21は、京都府の中小企業支援の中核機関として豊富な実績を持ちます。申請手続きの支援だけでなく、海外展開に関する経営相談や専門家派遣など、知財戦略全体をサポートする体制が整っており、初めての海外出願でも安心して取り組めます。

ポイント

本補助金の最大の活用価値は、「攻め」と「守り」の両面で海外知財戦略を構築できる点です。特に京都企業は伝統ブランドの冒認出願リスクが高いため、通常の出願補助に加えて冒認対策商標の補助がある本制度は、他地域の類似制度と比較しても京都企業との親和性が極めて高いといえます。

対象者・申請資格

企業規模要件

  • 中小企業基本法に定める中小企業者であること・京都府内に主たる事業所を有すること・中小企業組合等の団体も申請可能

事業計画要件

  • 外国への事業展開等の計画を有していること・出願先国での事業化の見込みがあること・既に国内出願済みまたは国内出願と同時に外国出願を行うこと

出願要件

  • 特許、実用新案、意匠、商標のいずれかの外国出願であること・PCT国際出願、マドリッド協定議定書による国際出願も対象・冒認対策商標出願も対象

その他要件

  • 同一内容で他の補助金を受けていないこと・税金の滞納がないこと・反社会的勢力に該当しないこと

ポイント

申請のハードルとして見落としがちなのが「国内出願済み」の要件です。外国出願のみでは対象にならないため、まだ国内出願をしていない場合は先に国内出願を完了させる必要があります。また、PCT出願も対象となるため、複数国への展開を検討している場合はPCTルートの活用も視野に入れましょう。

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申請ガイド

1

ステップ1:事前相談と出願計画の策定

京都産業21の知財相談窓口に連絡し、海外出願の方針を相談します。出願先国・出願種別・スケジュールを明確にし、国内出願が未了の場合は先行して国内出願を完了させます。

2

ステップ2:申請書類の準備

補助金交付申請書、事業計画書、国内出願の写し、見積書(代理人費用・翻訳費用・出願手数料)、企業概要書などを準備します。見積書は複数の弁理士事務所から取得しておくと審査時に有利です。

3

ステップ3:申請書の提出と審査

京都産業21に申請書類一式を提出します。書類審査および必要に応じてヒアリングが行われ、事業計画の妥当性や海外展開の実現可能性が評価されます。

4

ステップ4:交付決定後の出願実施

交付決定通知を受けた後に、外国出願の手続きを開始します。交付決定前に発生した費用は補助対象外となるため、必ず決定通知を待ってから出願手続きを進めてください。

5

ステップ5:実績報告と補助金受領

出願完了後、実績報告書と支出証拠書類(請求書・領収書等)を提出します。確定検査を経て補助金額が確定し、精算払いで補助金が交付されます。

ポイント

最も重要な注意点は「交付決定前の着手は補助対象外」というルールです。弁理士への依頼や翻訳発注は交付決定後に行う必要があるため、出願の優先日管理と補助金スケジュールの両立が求められます。パリ条約の優先権期間(特許12ヶ月、意匠・商標6ヶ月)を意識した逆算スケジュールを立てましょう。

審査と成功のコツ

海外事業計画の具体性を高める
審査では「なぜその国に出願するのか」の事業的根拠が重視されます。出願先国での市場規模、競合状況、販路開拓計画を具体的に記載し、出願が事業戦略と直結していることを明確に示しましょう。単なる権利確保ではなく、事業化への道筋を示すことが採択のポイントです。
知財ポートフォリオ全体の戦略を提示する
単発の出願ではなく、国内外の知財戦略全体の中での位置づけを説明できると評価が高まります。国内特許との関連性、将来的な出願拡大計画、ライセンス戦略なども含めた包括的な知財戦略を提示しましょう。
費用見積もりの妥当性を確保する
補助対象経費の見積もりが適正であることを示すため、複数の弁理士事務所や翻訳会社から見積もりを取得しておくことが望ましいです。特に翻訳費用は言語や技術分野によって大きく変動するため、詳細な内訳を準備しましょう。
模倣品・冒認出願リスクの具体的根拠を示す
特に商標出願や冒認対策出願の場合、海外での模倣品流通や冒認出願の具体的な事例・リスク分析を提示すると説得力が増します。ECサイトでの模倣品販売状況や、商標データベースでの第三者出願の調査結果なども有効な根拠資料となります。

ポイント

採択率を高める最大のポイントは「事業計画と知財戦略の一貫性」です。出願が単なるコスト削減目的ではなく、海外事業展開の中核戦略として位置づけられていることを、市場データや販路計画とともに具体的に示すことが重要です。

対象経費

対象となる経費

外国特許庁出願手数料(5件)
  • 出願料
  • 審査請求料
  • 優先権主張料
  • 指定国手数料(PCT)
  • 国際出願手数料
国内代理人費用(4件)
  • 弁理士手数料
  • 出願書類作成費
  • 中間処理費用
  • PCT国際出願代理費用
現地代理人費用(3件)
  • 現地弁理士・弁護士手数料
  • 現地出願手続費用
  • 現地中間処理費用
翻訳費用(4件)
  • 明細書翻訳費
  • 請求項翻訳費
  • 図面翻訳費
  • 意見書・補正書翻訳費

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 交付決定前に発生した出願関連費用
  • 国内特許庁への出願にかかる費用
  • 出願後の権利維持費用(年金・更新料)
  • 訴訟・異議申立てにかかる費用
  • 調査費用(先行技術調査・商標調査等)
  • コンサルティング費用・顧問料
  • 交通費・宿泊費・通信費
  • 他の補助金で既に補助を受けている費用

よくある質問

Q個人事業主でも申請できますか?
A

はい、中小企業基本法に定める中小企業者に該当すれば、個人事業主でも申請可能です。京都府内に主たる事業所を有していることが条件となります。なお、大企業が実質的に経営を支配している「みなし大企業」は対象外となりますのでご注意ください。具体的な該当要件については、京都産業21の窓口で事前に確認されることをお勧めします。

QPCT国際出願も補助対象になりますか?
A

はい、PCT国際出願も補助対象です。PCT国際出願の場合、国際段階の費用(国際出願手数料、調査手数料等)および国内段階移行時の費用(各国移行手数料、翻訳費用等)が対象となります。複数国への出願を検討している場合、パリルートよりもPCT出願の方がコスト効率が良いケースも多いため、弁理士と相談の上、最適なルートを選択してください。

Q交付決定前に弁理士に相談や見積もり依頼をしても大丈夫ですか?
A

弁理士への相談や見積もりの取得は交付決定前でも問題ありません。ただし、出願手続きの正式な依頼(委任契約の締結)や翻訳の発注など、費用が発生する行為は交付決定後に行う必要があります。交付決定前に発生した費用は補助対象外となるため、契約日や発注日の管理には十分ご注意ください。

Q商標の冒認出願対策とは何ですか?
A

冒認出願とは、本来の権利者ではない第三者が、他者のブランド名や商標を先に外国で出願・登録してしまう行為です。特に中国やアジア諸国で日本の有名ブランドが冒認出願されるケースが多発しています。京都の伝統工芸品ブランドも標的になりやすく、本補助金では防衛的な商標出願に対して1案件あたり最大30万円の補助が受けられます。冒認出願が判明した場合は、早急に対策出願を検討してください。

Q同じ年度に複数件の出願を申請できますか?
A

はい、複数の案件を同時に申請することが可能です。ただし、企業あたりの補助上限額は300万円です。例えば、特許1件(上限150万円)と商標2件(上限各60万円)を組み合わせて申請するといった活用が可能です。出願種別や出願先国が異なる複数案件をまとめて申請することで、海外知財ポートフォリオを効率的に構築できます。

Qどの国への出願が対象ですか?
A

原則として、産業財産権制度を有するすべての国・地域への出願が対象です。ただし、出願先国での事業展開計画や事業化の見込みがあることが条件となります。京都企業の場合、アメリカ、EU、中国、台湾、韓国、東南アジア諸国への出願が多い傾向にあります。特に伝統工芸品の海外展開では、模倣品リスクの高い中国での商標出願が重要です。

Q申請から補助金受領までどのくらいの期間がかかりますか?
A

一般的な流れとして、申請から交付決定まで約1〜2ヶ月、その後の出願手続きに数ヶ月、実績報告から補助金受領まで約1〜2ヶ月を見込んでください。全体で半年〜1年程度かかるケースが多いです。補助金は精算払い(後払い)のため、出願費用は一旦自社で立て替える必要があります。資金繰りを考慮した上でスケジュールを組むことをお勧めします。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は外国出願費用に特化した制度のため、国内出願や事業展開全体をカバーする他の支援制度との併用が効果的です。まず、国内出願段階では京都府の「知的財産活用支援事業」や中小企業庁の「知財総合支援窓口」を活用し、権利化の基盤を固めましょう。海外展開の準備段階では、JETROの「新輸出大国コンソーシアム」や京都産業21の「海外ビジネス支援事業」を併用することで、出願先国の市場調査や販路開拓を同時に進められます。また、海外展示会への出展を計画している場合は、中小機構の「JAPANブランド育成支援等事業」や京都府の展示会出展補助金を組み合わせることで、知財保護と販路開拓を一体的に推進できます。京都の伝統工芸品メーカーの場合は、経産省の「伝統的工芸品産業支援補助金」との組み合わせも検討に値します。なお、同一経費への二重補助は認められないため、補助対象経費の切り分けを明確にした上で併用計画を立てることが重要です。

詳細説明

制度の背景と目的

グローバル化が進む中、中小企業にとって海外での知的財産権の確保は事業戦略上の重要課題となっています。しかし、外国出願には国内出願の数倍のコストがかかるため、資金力に限りのある中小企業にとって大きな負担です。本補助金は、特許庁が推進する「中小企業等海外出願・侵害対策支援事業」の一環として、京都産業21を窓口に京都府内の中小企業の戦略的な外国出願を支援するものです。

京都企業にとっての重要性

京都府は、西陣織・京友禅・清水焼をはじめとする伝統工芸品から、精密機器・半導体・ゲーム産業まで、知的財産の価値が極めて高い産業が集積する地域です。特に伝統工芸品の技法やブランドは海外で高い評価を受ける一方、模倣品や冒認出願のリスクも高く、外国での知財保護は喫緊の課題です。本補助金は通常の出願支援に加えて冒認対策商標出願にも対応しており、京都ブランドの防衛に直結する制度といえます。

補助金額と補助率の詳細

補助率は対象経費の1/2以内で、企業あたりの上限は300万円です。案件あたりの上限は以下の通りです。

  • 特許出願:1案件あたり上限150万円
  • 実用新案出願:1案件あたり上限60万円
  • 意匠出願:1案件あたり上限60万円
  • 商標出願:1案件あたり上限60万円
  • 冒認対策商標出願:1案件あたり上限30万円

複数の案件を同時に申請することが可能で、例えば特許1件(150万円)と商標2件(120万円)を合わせて270万円の補助を受けるといった活用方法も考えられます。

対象となる出願ルート

本補助金では、以下の出願ルートが対象となります。

  • パリルート:各国の特許庁に直接出願する方法。出願先国が少数の場合に有効
  • PCT国際出願:WIPO経由で複数国に一括出願する方法。多数国への展開に有効
  • マドリッド協定議定書:商標の国際登録制度。複数国での商標保護に効率的
  • ハーグ協定:意匠の国際登録制度

申請から交付までの流れ

申請は京都産業21の窓口で受け付けています。まず事前相談で出願計画の方向性を確認し、申請書類を準備します。書類審査では、海外事業計画の具体性知財戦略の妥当性が評価のポイントとなります。交付決定後に出願手続きを開始し、完了後に実績報告を行って精算払いで補助金を受領します。

活用のポイント

本補助金を最大限活用するためには、以下の点を意識することが重要です。

  • 優先権期間の管理:パリ条約の優先権期間(特許12ヶ月、意匠・商標6ヶ月)内に外国出願を完了する必要があるため、補助金の申請スケジュールと出願期限を逆算して計画を立てましょう
  • 出願先国の選定:事業展開先だけでなく、製造拠点国や模倣品流通国も出願先として検討しましょう
  • 専門家の活用:京都産業21や知財総合支援窓口の専門家に相談し、最適な出願戦略を策定しましょう