募集終了
普通
準備期間の目安: 約30

【奈良県地域産業振興センター】令和5年度_中小企業等海外出願・侵害対策支援事業費補助金(中小企業等外国出願支援事業)

基本情報

補助金額
300万円
補助率: 1/2
0円300万円
募集期間
2023-04-24 〜 2023-05-26
対象地域奈良県
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 公務(他に分類されるものを除く) / 分類不能の産業 / 農業、林業 / 鉱業、採石業、砂利採取業 / 運輸業、郵便業 / 卸売業、小売業 / 金融業、保険業 / 不動産業、物品賃貸業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 宿泊業、飲食サービス業 / 生活関連サービス業、娯楽業 / 教育、学習支援業 / 医療、福祉
使途新たな事業を行いたい / 販路拡大・海外展開をしたい / イベント・事業運営支援がほしい / 事業を引き継ぎたい / 研究開発・実証事業を行いたい / 人材育成を行いたい / 資金繰りを改善したい / 雇用・職場環境を改善したい / 災害(自然災害、感染症等)支援がほしい / 安全・防災対策支援がほしい / まちづくり・地域振興支援がほしい / 設備整備・IT導入をしたい / エコ・SDGs活動支援がほしい / 教育・子育て・少子化支援がほしい / スポーツ・文化支援がほしい

この補助金のまとめ

本補助金は、奈良県の中小企業が海外市場への事業展開を見据えて外国特許庁へ出願する際の費用を半額補助する制度です。特許庁の「中小企業等海外出願・侵害対策支援事業」の地域実施機関として奈良県地域産業振興センターが窓口となっています。補助上限は企業あたり300万円で、特許出願は1案件150万円、実用新案・意匠・商標は60万円、冒認対策商標は30万円が案件単位の上限です。対象経費には外国特許庁への出願手数料だけでなく、国内・現地代理人費用や翻訳費用も含まれるため、外国出願にかかるコストの大部分をカバーできます。海外展開を検討中の中小企業にとって、知財戦略の第一歩を低コストで踏み出せる貴重な支援策です。

この補助金の特徴

1

補助率1/2・企業上限300万円の手厚い支援

外国出願にかかる費用の半額が補助されます。企業あたりの上限は300万円と高額で、複数案件の同時申請も可能です。特許1件で最大150万円、実用新案・意匠・商標は各60万円まで補助されるため、複数の知的財産権を組み合わせた戦略的な出願計画を立てることができます。

2

出願関連費用を幅広くカバー

対象経費は外国特許庁への出願手数料にとどまらず、国内代理人(弁理士)費用、現地代理人費用、翻訳費用まで含まれます。外国出願で最もコストがかかる翻訳費と現地代理人費用が対象となるため、実質的な負担軽減効果が非常に大きい制度設計です。

3

冒認対策商標にも対応

海外での商標冒認出願(第三者による先取り出願)への対策として、冒認対策商標の出願費用も補助対象です。案件あたり30万円を上限に、自社ブランドを海外で守るための防衛的な出願にも活用できます。

4

奈良県地域産業振興センターが窓口

地元の支援機関が窓口となるため、申請手続きの相談や書類作成のサポートを対面で受けられます。初めて外国出願を行う中小企業でも安心して手続きを進められる体制が整っています。

ポイント

本補助金の最大の魅力は、外国出願にかかるコストの大部分(手数料・代理人費用・翻訳費用)を補助対象としている点です。コンサルタントとしては、複数の出願種別を組み合わせて企業上限300万円を最大限活用する出願戦略の立案をお勧めします。

対象者・申請資格

企業規模要件

  • 中小企業基本法上の中小企業であること
  • 中小企業者と見なされる組合・連合会等も対象
  • 個人事業主も申請可能

事業計画要件

  • 外国への事業展開等の計画を有していること
  • 既に日本国特許庁に出願済み、または国際出願(PCT・マドプロ等)済みの案件であること
  • 補助金申請時点で外国特許庁への出願が完了していないこと

地域要件

  • 奈良県内に主たる事業所を有すること
  • 奈良県地域産業振興センターの管轄エリア内の中小企業であること

その他の要件

  • 同一案件について他の補助金等による支援を受けていないこと
  • 税金の滞納がないこと
  • 反社会的勢力に該当しないこと

ポイント

最も注意すべきは「日本国内で既に出願済み」という要件です。国内出願をせずにいきなり外国出願する場合は対象外となります。また奈良県内に主たる事業所があることが地域要件ですので、県外企業は利用できません。早めに要件確認を行いましょう。

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申請ガイド

1

ステップ1:事前相談・出願計画の策定

奈良県地域産業振興センターに連絡し、補助金の詳細や自社の出願計画について相談します。どの国にどの種類の出願を行うか、見積もり費用はいくらかなどを整理します。弁理士への相談も並行して進めましょう。

2

ステップ2:申請書類の作成・提出

所定の申請書に必要事項を記入し、事業計画書、国内出願の証明書類、費用見積書などの添付書類を準備します。外国出願に係る費用の内訳が明確にわかる見積書が重要です。

3

ステップ3:審査・採択通知

書類審査が行われ、事業計画の妥当性や出願の戦略性が評価されます。審査結果は書面にて通知されます。採択後は速やかに外国出願の手続きに着手してください。

4

ステップ4:外国出願の実施

採択後、計画に基づいて外国特許庁への出願手続きを進めます。出願手数料、代理人費用、翻訳費用などの支払いを行い、領収書等の証拠書類を保管しておきます。

5

ステップ5:実績報告・補助金受領

出願完了後、実績報告書を提出します。支払いの証拠書類(請求書・領収書等)を添えて報告し、確定検査を経て補助金が交付されます。

ポイント

申請のポイントは「外国出願前に申請・採択を受けること」です。既に出願済みの案件は対象外となりますので、出願スケジュールと補助金申請のタイミングを慎重に調整してください。弁理士と連携して見積書を早期に取得することが採択への近道です。

審査と成功のコツ

出願国・権利種別の戦略的選定
闇雲に多くの国に出願するのではなく、自社の海外事業展開計画に沿った出願先国を選定しましょう。市場規模、競合状況、模倣品リスクなどを総合的に判断し、優先順位をつけることが重要です。特許・商標・意匠を組み合わせた包括的な知財戦略を立てることで、審査での評価も高まります。
費用見積もりの精緻化
補助金の上限額を最大限活用するには、出願費用の正確な見積もりが不可欠です。国内弁理士と現地代理人の費用、翻訳費用、各国の出願手数料を事前に詳細に算出しましょう。為替変動も考慮に入れた余裕のある予算計画を立てることをお勧めします。
事業計画書の充実
単なる出願計画ではなく、海外事業展開全体の中での知財戦略を明確に記述しましょう。海外売上目標、現地パートナーとの提携計画、競合分析など、出願の必要性を裏付ける事業計画が採択率を大きく左右します。
国内出願の早期完了
本補助金は国内出願済みが前提条件です。外国出願を見据えている技術や商標があれば、早めに国内出願を完了させておきましょう。PCT出願やマドリッド協定議定書(マドプロ)の活用も検討する価値があります。
専門家との連携強化
外国出願に精通した弁理士の選定が成功のカギです。出願先国の法制度に詳しく、現地代理人とのネットワークを持つ弁理士に依頼することで、出願の質とスピードが大幅に向上します。

ポイント

採択のカギは「なぜその国に出願するのか」という戦略的根拠の明確さです。単に費用補助を受けたいという動機ではなく、海外事業展開における知財保護の必然性を事業計画書で説得力をもって示すことが重要です。

対象経費

対象となる経費

外国特許庁への出願手数料(4件)
  • 各国特許庁への出願料
  • 審査請求料
  • 優先権主張に係る手数料
  • 国際出願に係る手数料
国内代理人費用(3件)
  • 弁理士への出願手続き代行費用
  • 明細書・意見書等の作成費用
  • 国内弁理士の相談・打合せ費用
現地代理人費用(3件)
  • 外国の代理人(弁理士・弁護士)への手続き費用
  • 現地代理人の出願手続き代行費用
  • 現地での応答・対応にかかる費用
翻訳費用(3件)
  • 出願書類(明細書・請求項等)の翻訳費用
  • 現地語への翻訳に係る費用
  • 中間処理における翻訳費用

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 日本国特許庁への出願にかかる費用
  • 出願後の審判・訴訟にかかる費用
  • 特許権・商標権等の維持・更新にかかる年金・更新費用
  • 市場調査・先行技術調査にかかる費用
  • 発明の完成・技術開発にかかる研究開発費
  • 海外出張にかかる旅費・交通費・宿泊費
  • 社内人件費・間接経費
  • 補助金申請前に既に支払い済みの費用

よくある質問

Q個人事業主でも申請できますか?
A

はい、個人事業主も申請可能です。中小企業基本法に定める中小企業者に該当すれば、法人・個人を問わず対象となります。ただし、奈良県内に主たる事業所を有していることが要件です。

Q複数の国に同時に出願する場合、それぞれ別案件として申請できますか?
A

出願する国ごとではなく、出願する権利(特許・商標等)ごとに案件としてカウントされます。例えば、1つの特許を米国・中国・欧州の3カ国に出願する場合、3案件ではなく1案件として扱われ、特許の場合は上限150万円となります。複数の権利を出願する場合は、企業あたりの上限300万円の範囲内で複数案件の申請が可能です。

QPCT国際出願の費用も補助対象になりますか?
A

PCT国際出願そのものの費用(国際段階の費用)は補助対象外です。ただし、PCT出願を基にした各国への国内移行手続き(国内段階)にかかる費用は補助対象となります。国内移行時の各国代理人費用や翻訳費用も対象に含まれます。

Q出願後の中間処理(拒絶理由通知への応答等)の費用も対象ですか?
A

原則として、出願手続きに直接かかる費用が対象です。出願後の中間処理(オフィスアクション対応)にかかる費用については、対象外となる場合があります。詳細は奈良県地域産業振興センターに事前にご確認ください。

Q補助金の申請から交付までどのくらいの期間がかかりますか?
A

申請から採択通知までは概ね1~2ヶ月程度です。その後、外国出願を実施し、実績報告書を提出してから補助金が交付されるまでさらに1~2ヶ月程度かかります。出願手続き自体の期間も含めると、申請から補助金受領までは半年~1年程度を見込んでおくとよいでしょう。

Q海外での商標の冒認出願(先取り出願)に悩んでいます。この補助金で対策できますか?
A

はい、冒認対策商標の出願費用も本補助金の対象です。案件あたり上限30万円まで補助されます。海外で自社ブランドが第三者に先取り出願されるリスクがある場合、防衛的な商標出願を行うことで権利を確保できます。冒認出願の被害に遭う前に、早期の対策をお勧めします。

Q奈良県外の企業でも申請できますか?
A

本補助金は奈良県地域産業振興センターが実施機関であり、奈良県内に主たる事業所を有する中小企業が対象です。県外企業は申請できませんが、お住まいの都道府県にも同様の支援事業(中小企業等外国出願支援事業)の実施機関がある場合があります。各都道府県の知財総合支援窓口にお問い合わせください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は特許庁の「中小企業等海外出願・侵害対策支援事業」の一環であり、同一案件について他の公的補助金との二重受給は原則として認められません。ただし、異なる案件(別の出願)であれば、他の補助金を併用することは可能です。例えば、A製品の特許を本補助金で外国出願し、B製品の商標については別の支援制度を利用するといった使い分けが考えられます。また、海外展開全体を支援する補助金(例:ものづくり補助金のグローバル展開型や、JETRO等の海外展開支援事業)との組み合わせも有効です。知財出願は本補助金でカバーし、海外市場調査や販路開拓は別の支援事業を活用するという棲み分けが戦略的です。なお、奈良県独自の中小企業支援制度がある場合も、対象経費が重複しない範囲で併用可能なケースがありますので、事前に奈良県地域産業振興センターに確認することをお勧めします。

詳細説明

補助金の概要と背景

本補助金は、中小企業の海外における知的財産権の取得を支援するために設けられた制度です。特許庁が推進する「中小企業等海外出願・侵害対策支援事業」の一環として、奈良県地域産業振興センターが地域の実施機関として運営しています。グローバル化が進む現代において、海外市場での事業展開には知的財産権による保護が不可欠ですが、外国出願には多額の費用がかかるため、中小企業にとって大きな負担となっています。本補助金はこの課題を解決し、中小企業の戦略的な外国出願を促進することを目的としています。

補助内容の詳細

補助率は対象経費の1/2で、企業あたりの上限額は300万円です。案件ごとの上限額は出願の種類によって異なります。

  • 特許出願:1案件あたり上限150万円
  • 実用新案出願:1案件あたり上限60万円
  • 意匠出願:1案件あたり上限60万円
  • 商標出願:1案件あたり上限60万円
  • 冒認対策商標出願:1案件あたり上限30万円

対象となる経費

本補助金では、外国出願に直接関連する以下の費用が対象となります。

  • 外国特許庁への出願手数料:各国の特許庁に支払う出願料、審査請求料等
  • 国内代理人費用:弁理士への出願手続き代行費用、書類作成費用
  • 現地代理人費用:外国の弁理士・弁護士への手続き費用
  • 翻訳費用:出願書類の翻訳にかかる費用

出願先国の選定ポイント

外国出願先の選定は、事業戦略上極めて重要です。以下の観点から総合的に判断しましょう。

  • 市場性:自社製品・サービスの販売先として有望な国・地域
  • 製造拠点:生産委託先や工場設置を予定している国・地域
  • 模倣品リスク:自社技術やブランドの模倣・冒認出願のリスクが高い国・地域
  • 法的整備:知的財産権の保護制度が整備されている国・地域

PCT出願・マドプロ出願の活用

複数の国への出願を検討している場合、PCT(特許協力条約)出願マドリッド協定議定書(マドプロ)出願の活用が効率的です。PCT出願では1つの国際出願で複数国への特許出願の基礎を確保でき、マドプロ出願では1つの出願で複数国への商標登録が可能です。これらの国際出願制度を活用することで、手続きの簡素化とコスト削減を図ることができます。

申請時の留意事項

申請にあたっては、以下の点に特にご注意ください。

  • 日本国特許庁への出願(国内出願またはPCT等の国際出願)が完了していることが前提条件です
  • 外国特許庁への出願が未完了であること(既に出願済みの案件は対象外)
  • 申請書類には事業計画書と費用見積書が必須です
  • 採択後は計画通りに出願を実施し、実績報告書の提出が必要です

問い合わせ先

本補助金に関する詳細やご相談は、公益財団法人 奈良県地域産業振興センターまでお問い合わせください。知財に関する専門相談員が対応し、出願計画の策定から申請書類の作成まで丁寧にサポートいたします。