募集終了全国対象
普通
準備期間の目安: 約30

【JETRO】令和4年度 中小企業等海外出願・侵害対策支援事業費補助金(中小企業等外国出願中間手続支援事業)【審査請求】

基本情報

補助金額
60万円
補助率: 1/2
0円60万円
募集期間
2022-08-29 〜 2022-12-16
対象地域日本全国
対象業種漁業 / 建設業 / 製造業 / 電気・ガス・熱供給・水道業 / 情報通信業 / 複合サービス事業 / サービス業(他に分類されないもの) / 公務(他に分類されるものを除く) / 分類不能の産業 / 農業、林業 / 鉱業、採石業、砂利採取業 / 運輸業、郵便業 / 卸売業、小売業 / 金融業、保険業 / 不動産業、物品賃貸業 / 学術研究、専門・技術サービス業 / 宿泊業、飲食サービス業 / 生活関連サービス業、娯楽業 / 教育、学習支援業 / 医療、福祉
使途新たな事業を行いたい / 販路拡大・海外展開をしたい / イベント・事業運営支援がほしい / 事業を引き継ぎたい / 研究開発・実証事業を行いたい / 人材育成を行いたい / 資金繰りを改善したい / 雇用・職場環境を改善したい / 災害(自然災害、感染症等)支援がほしい / 安全・防災対策支援がほしい / まちづくり・地域振興支援がほしい / 設備整備・IT導入をしたい / エコ・SDGs活動支援がほしい / 教育・子育て・少子化支援がほしい / スポーツ・文化支援がほしい

この補助金のまとめ

本補助金は、独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)が実施する中小企業の海外知的財産保護を支援する制度です。海外で特許権を取得する過程において、出願後に各国特許庁へ「審査請求」を行う必要がある国・地域があります。この審査請求には現地代理人費用や庁費用など相応のコストが発生するため、資金力に限りのある中小企業にとって大きな負担となっています。本事業では、外国特許庁への審査請求に要する費用の1/2を補助し、1企業あたり上限60万円(審査請求書1件あたり上限20万円)を助成します。対象となるのは日本国内の中小企業等で、既に海外へ特許出願済みであり、権利化に向けて審査請求を行う段階にある案件が対象です。海外展開を見据えた知財戦略の実行を資金面から後押しする重要な支援策といえます。

この補助金の特徴

1

海外特許の審査請求費用を1/2補助

外国特許庁への審査請求に必要な費用(庁費用、現地代理人費用、翻訳費用等)の1/2が補助されます。中小企業が海外で特許権を確実に取得するための経済的ハードルを大幅に引き下げる制度です。特に複数国への出願を検討している企業にとって、コスト面での安心感が得られます。

2

1企業60万円・1件20万円の明確な上限設定

補助上限が1企業あたり60万円、審査請求書1件あたり20万円と明確に定められています。複数の審査請求案件をまとめて申請することで、上限内で効率的に活用できます。例えば3件の審査請求を同時に申請し、各20万円ずつ計60万円の補助を受けることが可能です。

3

JETROによる信頼性の高い運営体制

日本貿易振興機構(JETRO)が事務局として運営しており、海外ビジネス支援の豊富なノウハウを持つ機関による安心感があります。申請手続きに関する相談やサポート体制も整っており、初めて海外知財制度を利用する中小企業でも円滑に手続きを進められます。

4

全業種対象で幅広い中小企業が利用可能

業種を問わず、海外で特許権の取得を目指す中小企業であれば利用できます。製造業の技術特許はもちろん、IT・ソフトウェア関連の特許、バイオ・医薬品分野の特許など、あらゆる技術分野の海外特許審査請求に活用可能です。

ポイント

海外特許の審査請求費用を1/2補助(1企業60万円・1件20万円上限)する制度で、JETROが運営。全業種の中小企業が対象で、海外知財戦略のコスト負担を軽減し、権利化を後押しします。

対象者・申請資格

企業規模要件

  • 中小企業基本法に定める中小企業であること
  • 個人事業主も対象となる場合あり
  • 大企業の子会社等は原則対象外

知的財産要件

  • 既に外国特許庁へ特許出願済みであること
  • 審査請求が必要な国・地域への出願であること
  • 日本国特許庁への出願を基礎とした外国出願であること

事業実施要件

  • 補助対象期間内に審査請求手続きを完了できること
  • 同一案件で他の公的補助金と重複受給していないこと
  • JETROが定める申請書類を期限内に提出できること

ポイント

中小企業基本法上の中小企業で、既に外国特許庁へ出願済みかつ審査請求段階にある案件が対象。補助対象期間内に手続き完了が必要で、他の公的補助金との重複受給は不可です。

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申請ガイド

1

ステップ1:対象案件の確認と準備

まず、自社が保有する外国特許出願の中で審査請求が必要な案件を特定します。出願先の国・地域、審査請求期限、必要費用の見積もりを現地代理人や特許事務所に確認し、申請計画を立てます。

2

ステップ2:申請書類の作成

JETROの公募要領に従い、申請書類一式を作成します。事業計画書、費用見積書、特許出願の写し、中小企業であることの証明書類等を準備します。特に費用の内訳と根拠を明確に記載することが重要です。

3

ステップ3:申請書提出と審査

JETROの指定する方法(郵送またはオンライン)で申請書類を提出します。書類審査が行われ、採択・不採択の結果が通知されます。不備がある場合は補正を求められることがあります。

4

ステップ4:事業実施と審査請求手続き

採択後、補助対象期間内に外国特許庁への審査請求手続きを実施します。現地代理人を通じて手続きを進め、費用の支払いを行います。

5

ステップ5:実績報告と補助金受領

審査請求手続き完了後、実績報告書と支払証拠書類をJETROに提出します。確定検査を経て、補助金額が確定し、指定口座に振り込まれます。

ポイント

対象案件の特定と費用見積もりから始め、JETROの公募要領に沿って申請書類を作成・提出。採択後に審査請求を実施し、実績報告を経て補助金を受領する流れです。

審査と成功のコツ

費用見積もりの精度を高める
審査請求に必要な費用を正確に見積もることが採択の鍵です。現地代理人に詳細な見積書を依頼し、庁費用・代理人費用・翻訳費用を項目別に明示しましょう。過大・過少な見積もりは審査でマイナス評価となるため、実勢価格に基づいた根拠ある金額を提示してください。
知財戦略の明確化
単に費用補助を受けたいという動機ではなく、海外市場での事業展開と特許権取得の関連性を明確に示すことが重要です。なぜその国で特許権が必要なのか、取得後のビジネス展開計画はどうなっているのか、具体的なストーリーを描きましょう。
スケジュール管理の徹底
審査請求には各国特許庁の期限があり、補助対象期間との兼ね合いも重要です。申請前に審査請求期限と補助対象期間を照合し、確実に期間内に手続きを完了できるスケジュールを組み立ててください。余裕を持った計画が信頼性向上につながります。
過去の海外出願実績のアピール
既に海外出願の実績がある場合は積極的にアピールしましょう。過去に外国出願支援事業を利用した経験があれば、事業の継続性・発展性を示す材料になります。初めての場合でも、国内特許の取得実績や技術の優位性を具体的に示すことが効果的です。

ポイント

費用見積もりの正確性、知財戦略と事業計画の整合性、スケジュール管理の確実性がポイント。過去の海外出願実績や技術の優位性を具体的にアピールすることで採択率が向上します。

対象経費

対象となる経費

庁費用(2件)
  • 外国特許庁への審査請求料
  • 審査請求に伴う追加庁費用
現地代理人費用(3件)
  • 現地特許代理人の手数料
  • 審査請求書作成費用
  • 現地代理人との通信費
翻訳費用(2件)
  • 審査請求書類の翻訳費
  • 補正書類の翻訳費
国内代理人費用(2件)
  • 国内特許事務所の手数料
  • 審査請求手続き代行費用

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 特許出願そのものに要する費用(出願費用は別事業で支援)
  • 日本国特許庁への審査請求費用
  • 特許権の維持・年金に要する費用
  • 特許調査・先行技術調査の費用
  • 補助対象期間外に発生した費用
  • 他の公的補助金で既に補助を受けている費用
  • 企業の人件費・旅費・通信費等の間接経費

よくある質問

Q審査請求とは何ですか?通常の特許出願とどう違いますか?
A

審査請求とは、特許庁に対して出願した発明の審査を開始するよう正式に求める手続きです。多くの国では特許出願をしただけでは審査が始まらず、別途「審査請求」を行う必要があります。出願は発明を特許庁に届け出る手続きであり、審査請求はその出願内容を審査官に審査してもらうための手続きです。審査請求には所定の期限があり(国によって3年〜7年)、期限内に請求しないと出願が取り下げられたものとみなされます。本補助金はこの審査請求段階の費用を支援する制度です。

Q1件あたり20万円の上限は、どのような単位で計算されますか?
A

「審査請求書1件」が単位となります。つまり、1つの国の特許庁に対する1つの特許出願の審査請求が1件とカウントされます。例えば、同じ発明についてドイツと韓国の両方で審査請求を行う場合は2件となり、それぞれ最大20万円(合計最大40万円)の補助を受けられます。1企業あたりの上限60万円以内であれば、最大3件まで各20万円の補助を受けることが計算上は可能です。

Q米国や中国の特許出願にもこの補助金は使えますか?
A

米国や中国は出願と同時に審査が開始される制度のため、別途「審査請求」の手続きが不要です。したがって、本補助金の対象にはなりません。米国・中国での特許取得費用については、JETROの「中小企業等外国出願支援事業」など、出願段階の費用を補助する別の制度の活用をご検討ください。本補助金は、ドイツ、韓国、カナダ、タイなど、出願後に審査請求が必要な国・地域が対象となります。

Q既に他のJETRO支援事業で外国出願の補助を受けていますが、同じ案件で審査請求の補助も受けられますか?
A

はい、出願費用と審査請求費用は異なる経費であるため、同一案件であっても出願段階で外国出願支援事業の補助を受け、審査請求段階で本事業の補助を受けることは原則可能です。ただし、同一の経費に対して二重に補助金を受けることは認められません。出願費用は出願支援事業、審査請求費用は本事業と、補助対象経費を明確に区分して申請する必要があります。詳細はJETROの公募要領をご確認ください。

Q個人事業主やフリーランスの発明家でも申請できますか?
A

中小企業基本法に定める中小企業者の範囲に該当する個人事業主であれば申請可能な場合があります。ただし、具体的な対象者要件は公募年度によって異なる場合がありますので、最新の公募要領で確認することをお勧めします。一般的に、事業として発明を活用し、海外市場での事業展開を計画している個人事業主であれば対象となる可能性が高いです。JETROの問い合わせ窓口に事前に相談されることをお勧めします。

Q申請から補助金受領までどのくらいの期間がかかりますか?
A

一般的な流れとして、公募期間中に申請し、審査期間(約1〜2ヶ月)を経て採択結果が通知されます。採択後は補助対象期間内(通常数ヶ月〜1年程度)に審査請求手続きを完了し、実績報告書を提出します。実績報告の確定検査後に補助金が交付されるため、申請から受領まで全体で6ヶ月〜1年程度を見込んでおくとよいでしょう。なお、審査請求手続き自体は現地代理人の対応速度にも依存するため、余裕を持ったスケジュール設計が重要です。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は海外特許の「審査請求」段階に特化した支援ですが、海外知財戦略の各段階で活用できる他の支援制度と組み合わせることで、トータルコストを大幅に削減できます。まず出願段階では、同じJETROの「中小企業等外国出願支援事業」を利用して外国出願費用の補助を受けることが可能です。出願と審査請求を別々の事業で支援を受ける形になるため、重複受給には該当しません。また、特許庁の「中小企業等海外侵害対策支援事業」では、海外での模倣品対策や権利侵害への対応費用が支援されるため、権利取得後の権利行使段階でも活用できます。さらに、各都道府県の知的財産支援センターや中小企業支援センターでも独自の知財関連補助金を設けている場合があり、地域の制度と国の制度を組み合わせることも検討に値します。ただし、同一経費に対する二重補助は認められないため、各制度の補助対象経費を明確に区分して申請する必要があります。知財専門家(弁理士)に相談し、出願から権利化、権利行使までの一貫した知財戦略と資金計画を策定することをお勧めします。

詳細説明

制度の背景と目的

グローバル化が進む現代のビジネス環境において、海外市場での知的財産権の確保は中小企業の競争力を左右する重要な経営課題です。しかし、海外での特許権取得には出願から権利化まで多額の費用がかかり、特に「審査請求」の段階では各国特許庁への庁費用に加え、現地代理人費用や翻訳費用が必要となります。

本事業は、こうした中小企業の海外知財戦略を資金面から支援するため、JETROが経済産業省の委託を受けて実施するものです。外国特許庁への審査請求に要する費用の一部を補助することで、中小企業の海外における技術的優位性の確保と事業展開を後押しします。

補助内容の詳細

補助率は対象経費の1/2で、以下の上限額が設定されています。

  • 1企業あたりの上限:60万円
  • 審査請求書1件あたりの上限:20万円

例えば、ある審査請求の費用が50万円の場合、補助額は25万円ですが、1件あたりの上限20万円が適用されるため、実際の補助額は20万円となります。複数件を申請する場合は、各件の補助額の合計が60万円以内であれば全て補助対象となります。

審査請求が必要な主な国・地域

すべての国で審査請求が必要なわけではありません。以下は審査請求制度がある主な国・地域の例です。

  • 日本:出願から3年以内に審査請求が必要
  • 韓国:出願から3年以内(2017年3月以降の出願は5年以内に変更)
  • ドイツ:出願から7年以内に審査請求が必要
  • カナダ:出願から5年以内に審査請求が必要
  • タイ:出願から5年以内に審査請求が必要

一方、米国や中国は出願と同時に審査が開始されるため、別途審査請求は不要です。本補助金は審査請求が必要な国・地域への申請が対象となります。

申請から補助金受領までの流れ

申請にあたっては、JETROの公募期間内に所定の書類を提出する必要があります。採択後は補助対象期間内に審査請求手続きを完了し、実績報告を行うことで補助金が交付されます。

  • 公募期間の確認:JETROウェブサイトで最新の公募情報を確認
  • 申請書類の準備:事業計画書、費用見積書、出願書類の写し等
  • 審査・採択:書類審査による選考
  • 事業実施:補助対象期間内に審査請求を完了
  • 実績報告・補助金交付:支出証拠書類の提出と確定検査

活用のポイント

本補助金を最大限活用するためには、海外知財戦略全体を見据えた計画的な申請が重要です。出願段階の費用補助(外国出願支援事業)と本事業を組み合わせることで、海外特許取得のトータルコストを大幅に削減できます。また、複数国への審査請求をまとめて申請することで、1企業60万円の上限枠を効率的に使い切ることが可能です。

知財戦略の立案段階から弁理士や中小企業支援機関に相談し、どの国でいつ審査請求を行うかのロードマップを作成しておくことをお勧めします。

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