【にいがた産業創造機構】令和2年度イノベーション推進事業(3次募集)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
イノベーション特化型の助成制度
本事業は設備投資・運転資金ではなく、新事業展開や新産業分野への進出という「変革」そのものを助成対象とする点が最大の特徴です。既存事業の延長ではなく、革新的なビジネスモデルの構築や新市場への参入を目指す企業を積極的に支援します。
幅広い業種が対象
製造業・建設業・情報通信業・サービス業・運輸業・卸売小売業・金融業・不動産業・学術研究・宿泊飲食・生活関連サービス・教育と、ほぼすべての業種が対象です。業種の壁を超えて新分野へ挑戦する企業にも門戸が開かれています。
NICOによる専門的サポート体制
にいがた産業創造機構は、単なる助成金交付機関ではなく、経営相談・販路開拓・人材育成・技術支援など多面的なサポートを提供する総合支援機関です。助成金採択後も専門家によるハンズオン支援が期待できます。
1年間の助成対象期間
交付決定日から1年間が助成対象期間として設定されており、計画的に事業を推進できる十分な期間が確保されています。新事業立ち上げの初期フェーズを集中的に支援する構造となっています。
令和2年度3次募集という複数回の機会
同一年度内に複数回の募集が行われており、3次募集が設けられていることは需要の高さを示しています。採択されなかった場合でも次回募集への再挑戦が可能な制度設計です。
ポイント
対象者・申請資格
企業要件
- 新潟県内に事業所または拠点を有する企業であること
- 中小企業・ベンチャー企業が主な対象(大企業は要確認)
- 法人格を有する企業(個人事業主は要確認)
事業要件
- 新事業展開または有望産業分野への進出を目指す事業計画であること
- 設備投資資金・運転資金の確保を目的としないこと
- NICOが定める「大きく成長する可能性のある」事業と認められること
- 交付決定日から1年以内に実施可能な計画であること
業種要件(対象業種)
- 建設業・製造業・電気ガス・情報通信業・サービス業・運輸業
- 卸売・小売業・金融業・不動産業・学術研究・宿泊・飲食
- 生活関連サービス・教育(ほぼ全業種が対象)
申請要件
- 所定の書式による事業計画書の提出
- NICO所定の申請書類一式の準備
- 申請期間内(2020年11月16日〜12月21日)の提出(本募集は終了)
ポイント
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申請ガイド
ステップ1: 事前相談・情報収集
NICOの窓口またはウェブサイトで募集要領・申請書類を入手します。不明点はNICOの担当者に事前相談することを強く推奨します。過去の採択事例があれば参考にしてください。
ステップ2: 事業計画書の策定
新事業展開または新産業分野進出の具体的な計画を策定します。革新性・実現可能性・成長性・新潟県経済への貢献を軸に、数値目標と実施スケジュールを含む事業計画書を作成します。
ステップ3: 申請書類の準備
NICO所定の申請書式に必要事項を記載します。事業計画書・収支計画・会社概要・登記簿謄本等の添付書類を準備します。
ステップ4: 申請書類の提出
申請期間内(2020年11月16日〜12月21日)に所定の方法でNICOに提出します。郵送・持参・電子申請など提出方法を事前に確認してください。
ステップ5: 審査・採択通知
NICOによる書類審査・プレゼンテーション審査(場合によって)を経て採択・不採択が通知されます。
ステップ6: 交付決定・事業実施
採択後、交付決定通知を受けてから事業を開始します。助成対象期間(交付決定日から1年間)内に計画を実施し、完了報告を行います。
ポイント
審査と成功のコツ
革新性の明確化
定量的な成長目標の設定
実現可能性の担保
新潟県経済への波及効果の強調
過去採択事例との整合性
ポイント
対象経費
対象となる経費
新事業開発費(5件)
- 市場調査・分析費用
- 試作品開発費
- プロトタイプ製作費
- 特許出願・知的財産関連費用
- 技術導入・ライセンス費用
専門家活用費(5件)
- 外部コンサルタント費用
- 技術専門家への委託費用
- 弁理士・弁護士等専門家報酬
- マーケティング専門家活用費
- デザイン・UX専門家費用
事業化推進費(5件)
- 事業計画策定支援費用
- 販路開拓・営業活動費
- 展示会・商談会出展費用
- 広告・プロモーション費用(新事業分)
- テストマーケティング費用
人材育成・確保費(4件)
- 新事業に必要な研修・教育費用
- 採用活動費(新事業専任担当者)
- 外部講師招聘費用
- 資格取得支援費用
情報システム・デジタル化費(4件)
- 新事業用ソフトウェア導入費
- クラウドサービス利用料(事業期間分)
- システム開発委託費
- データ分析ツール導入費
対象外の経費
対象外の経費一覧(8件)
- 設備投資・機械装置の購入費用(設備投資目的のため)
- 運転資金・仕入れ費用・在庫購入費
- 既存事業の改善・拡大のための費用
- 土地・建物の取得・賃借費用
- 一般管理費・間接費・光熱費等の固定費
- 役員報酬・株主配当金
- 他の補助金・助成金と重複する経費
- 申請期間外・助成対象期間外に発生した費用
よくある質問
Q設備購入費用は助成対象になりますか?
いいえ、本事業は「設備投資資金・運転資金目的ではない」ことが明記されており、機械装置・設備の購入費用は助成対象外です。本制度はイノベーション推進のための活動経費(市場調査・専門家活用・試作開発等)を対象としています。設備投資が必要な場合は、ものづくり補助金や設備投資向けの融資制度と組み合わせた資金計画を検討してください。
Q新潟県外の企業でも申請できますか?
本制度はNICOが新潟県経済の発展を目的として実施しているため、基本的に新潟県内に事業所を有する企業が対象です。新潟県外に本社がある企業でも、新潟県内に拠点(支社・工場等)を有する場合は申請可能な場合があります。詳細はNICOに直接確認することを推奨します。
Q採択率はどのくらいですか?
NICO主催のイノベーション推進事業の具体的な採択率は公開情報では確認が難しいですが、同種の地域イノベーション支援制度では概ね20〜40%程度であることが多いです。事業の革新性・成長可能性・実現可能性・新潟県経済への貢献度が審査の核心であり、これらを明確に示した計画書を作成することで採択可能性が高まります。
Q助成金額の上限はいくらですか?
本募集要領の公開情報からは具体的な助成上限額が確認できません。NICOが実施するイノベーション支援事業では一般的に数百万円〜数千万円の助成が行われるケースが多いですが、正確な上限額・助成率については募集要領またはNICO担当者にご確認ください。また助成率(経費の何%が助成されるか)も重要な確認事項です。
Q個人事業主でも申請できますか?
本制度の対象は主に法人企業とされている可能性が高いですが、募集要領に個人事業主の申請可否が明記されていない場合は、NICO担当者に直接確認することを推奨します。なお、個人事業主の場合でも事業の革新性・成長可能性が認められれば申請を検討する価値があります。
Q既に終了した募集ですが、類似の制度は今後もありますか?
本募集(令和2年度3次募集)は既に終了していますが、NICOでは毎年度継続してイノベーション支援事業を実施しています。NICOの公式ウェブサイト(www.nico.or.jp)で最新の募集情報を定期的に確認することをお勧めします。また、令和2年度に3次募集まで実施されていることから、需要の高い制度であり、今後も継続実施される可能性が高いです。
Q事業計画書の作成にあたって注意すべき点は何ですか?
最重要ポイントは「イノベーション性」と「新潟県経済への貢献」の2点です。既存事業の改善ではなく、新事業・新分野への革新的な挑戦であることを明確に示してください。また、1年間の助成期間内に実現可能なスケジュールと実施体制を具体的に記載すること、売上増加・雇用創出等の定量目標を盛り込むことも重要です。NICO担当者への事前相談を積極的に活用することを強く推奨します。
Q採択後に計画を変更することは可能ですか?
一般的に、助成金・補助金では交付決定後の計画変更には事前の承認が必要です。軽微な変更は認められる場合がありますが、事業内容の大幅な変更や助成対象経費の区分変更は認められないことが多いです。事前にNICOの変更手続きルールを確認し、申請時点でできる限り実現可能な計画を提出することが重要です。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
【NICOの他支援制度との組み合わせ】 にいがた産業創造機構は、本事業以外にも多数の支援プログラムを提供しています。販路開拓支援・経営相談・専門家派遣制度などと組み合わせることで、資金面だけでなくノウハウ・ネットワーク面でも包括的な支援を受けることができます。本助成金で新事業の立ち上げ費用を確保しつつ、NICOの専門家支援で事業化のハードルを下げる組み合わせが最も効果的です。 【新潟県・国の中小企業支援制度との連携】 新潟県中小企業振興公社の各種支援制度や、経済産業省・中小企業庁の補助金(ものづくり補助金・IT導入補助金等)との組み合わせも検討に値します。ただし、同一経費への二重申請は禁止されているため、費用区分を明確に分けた上で複数制度を活用するスキームを設計してください。 【日本政策金融公庫・銀行融資との併用】 本助成金はあくまで経費の一部を助成するものであり、事業全体の資金計画には融資も必要になります。日本政策金融公庫の新事業活動促進資金や、新潟県内地方銀行・信用金庫の創業・新事業支援融資と組み合わせることで、助成金では賄えない部分の資金を確保できます。 【知的財産戦略との連携】 新事業展開においては特許・商標等の知財戦略が事業の競争優位性を守ります。本助成金での開発成果を適切に知財化するため、日本弁理士会や特許庁の支援制度(中小企業向け特許料軽減措置等)と組み合わせた知財戦略を早期に構築することを推奨します。
詳細説明
補助金概要
【にいがた産業創造機構】令和2年度イノベーション推進事業(3次募集)は、公益財団法人にいがた産業創造機構(NICO)が実施する、新潟県内企業のイノベーション(革新)を支援する助成金制度です。新潟県経済の発展を担う可能性を持つ新事業展開や有望産業分野への進出を目指す企業の事業計画を募集し、優れた案件に対して経費の一部を助成します。
助成対象の考え方
本事業で特に重要なのは、「設備投資資金・運転資金目的ではない」という前提条件です。多くの企業が補助金・助成金を設備や運転資金の確保手段として活用しますが、本制度はあくまでイノベーション推進のための活動経費を対象としています。
- 新事業開発のための市場調査・研究開発費
- 新産業分野進出のための専門家活用費
- 事業化に向けたプロトタイプ開発・テスト費用
- 新事業の販路開拓・プロモーション費用
対象企業の要件
本制度は新潟県内に事業所を有する企業が主な対象です。対象業種は非常に幅広く設定されており、製造業・建設業・情報通信業・サービス業など、ほぼすべての業種が対象となります。
- 建設業: 建設DX・新工法開発など
- 製造業: 新製品開発・製造プロセス革新など
- 情報通信業: 新サービス・プロダクト開発など
- サービス業: 新業態・サービスモデル構築など
- その他: 運輸業・卸売小売業・金融業・不動産業・学術研究・宿泊飲食・生活関連サービス・教育
申請・審査プロセス
申請にあたっては、NICO所定の申請書類に事業計画を詳細に記載する必要があります。審査では以下の観点が重視されます。
- 革新性: 既存事業の延長でなく、真のイノベーションであること
- 成長可能性: 新潟県経済を担う規模に成長できる可能性があること
- 実現可能性: 1年間の助成期間内に計画を実施できること
- 経済波及効果: 新潟県内の雇用・産業・経済への貢献が期待できること
助成対象期間と資金計画
助成対象期間は交付決定日から1年間です。この期間内に計画した事業を実施し、完了報告を行う必要があります。助成金は後払い(実績払い)が基本のため、一時的に自己資金で経費を立て替える必要があります。資金繰りの観点から、融資との組み合わせを事前に検討しておくことが重要です。
にいがた産業創造機構(NICO)について
NICOは新潟県が設立した公益財団法人で、新潟県内企業の経営支援・産業振興を使命としています。単なる助成金の交付機関ではなく、採択後も専門家によるハンズオン支援・販路開拓支援・経営相談など、多面的なサポートを提供する総合支援機関です。本助成金への申請を通じて、NICOとの関係を構築することが長期的な成長支援につながります。
よくある失敗パターンと対策
- 設備投資費用を含めてしまう: 助成対象外の経費が計画に含まれると審査で減点・不採択につながります。経費区分を事前に徹底確認してください。
- 革新性が曖昧: 「既存事業を少し改善する」程度の計画は採択されません。「何が新しいのか」を明確に言語化することが必須です。
- 新潟県経済への貢献が不明確: NICOの使命に沿った計画であることを示すため、地域経済への波及効果を具体的に記述してください。
- 期間内実現可能性が低い: 1年間で実現できる規模と内容に計画を絞り込み、実施体制を明確にすることが重要です。
本制度活用の戦略的意義
本助成金は単なる「資金調達手段」ではなく、事業変革を公的に後押しするエンジンとして活用することが最も価値を高めます。採択されることで、事業計画の妥当性が第三者機関(NICO)によって認定されることになり、銀行融資・パートナー企業との交渉・採用活動において対外的な信頼性向上にもつながります。新潟県内でイノベーションを推進する経営者にとって、NICOとの関係構築は長期的な経営基盤強化につながる重要な機会です。